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連続テレビ小説「純と愛」78話「しんねんのちかい」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】78話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第7巻。ホテルサザンアイランドを失い、家族がバラバラになってしまった純は落ち込む日々が続く。愛は元気付けるが、純の心の声が聞こえなくなっていて困惑していた。第13週と第14週を収録。

78話ネタバレ

純宅

愛「おまたせしました。」

純「ああ すごい!」

愛「じゃあ お願いします。」

2人「あけまして おめでとうございます!」

純「今年もよろしくお願いします。」

愛「こちらこそ 本年もよろしくお願いします。」

純「いただきます。」

愛「いただきます。」

おじぃ 愛君と迎える 初めてのお正月です。

愛「お義兄さんたちから 年賀状届いていますよ。」

純「うん あ! かわいい!」

愛「かわいいですよね 勇気ちゃん。」

愛「多分これは 剛君からだと思います。」

純「今年は給婚?」

愛「今年は結婚って 書きたかったんだと思います。 字違いますけど。 あと純さん。」

純「ん?」

愛「お義母さんたちからも 年賀状届いています。」

純「あ… うん。」

晴海(お正月 遊びにおいで。)

愛「会いに行ったら どうでしょうか? 純さんだけでも?」

純「いいの お父ちゃんの顔 見たくないし。」

愛「そんなこと 言わないでください。」

純「そっちこそ 実家帰んないの?」

愛「それは… いいんです。」

純「やっぱり 行こう。 お互いの家に いい年にするためにもね 逃げてちゃいけないって思う… から。 私たちの 家族なんだしさ。」

待田家

謙次「よく来てくれたね 2人とも。 誠も来てるんだよ。」

純「誠ちゃん あけましておめでとう。」

誠「どうも。」

純「ねえ すごいね これ! もしかして お義母さんと誠ちゃんで作ったの?」

誠「まさか ウチは昔から 有名店におせち注文すんの。」

純「そうだよね…。」

愛「座りましょうか。」

純「うん。」

誠「愛ちゃんは仲直りしたんや 純さんと。」

愛「そっちの方こそ うまくいってんのかよ 彼氏と?」

誠「うん もちろん。」

純と愛「へー!」

謙次「ほんまに その男 大丈夫なんか?」

愛「お父さん…。」

謙次「ミュージシャンって 女にだらしないって 言うやろ?」

誠「ウチらは愛し合ってるから パパとママと違って くっつくなや!」

謙次「お年玉 お年玉!」

愛「いやいや。」

純「いやいやいや。 私たち そんなつもりで来たんじゃないから。」

誠「じゃあ どんなつもりで来たわけ?」

純「あ 私たちの信念の豊富を お伝えしたいなと 思って。」

愛「はい。」

謙次「はい! はい。」

純「あの 私 宮古の祖父のホテルが無くなってしまって ちょっと ヤケになって やる気がなくなっちゃってたんですけど 今年からは また新しいホテルを 見つけて そこを魔法の国にしようかなと 思っています。 あの 愛君にも もちろん手伝ってもらって。」

謙次「おお!」

謙次「ああ 多恵子。」

多恵子「そんな くだらないこと言うために わざわざ来たの?」

純「あの。 あけましておめでとうございます。」

謙次「多恵子 また!」

愛「お母さん あけましておめでとうございます。 新しい年になったことだし 今年からは純さんと仲良くしてもらえませんか? その… 僕ら家族なんだし。」

多恵子「忘れたの? 私は この女と別れるためなら なんでもするって 言ったはずよ?」

愛「だから そういう 言い方もやめてください。 純さんの前で お母さんがなんと言おうと 僕は一生 純さんのことを 支えていきますから。」

多恵子「純さん 純さん 純さん 私の前で 二度と その名前を呼ばないで 私にとって 純は あなたの死んだ弟の名前なの!」

多恵子「この人が 待田純って名乗るだけで 私がどんな おぞましい気分になるか あなたは 理解しようとさえしない この人が我が家に侵入するだけで どんなに不愉快で 嫌な思いするか 考えもしない そんな人間のために そんなみすぼらしい恰好でみすぼらし人生送ってても 見なきゃ この母親の身にもなったら どうなのよ!」

謙次「多恵子。」

多恵子「あなたも バカじゃないんだから気がついたら? あなたなんかに ウチの家族の幸せを壊す権利もないし 私の人生を台無しにする権利もないの 私にとって 待田純は もうこの世に存在しない人間なのよ!」

謙次「多恵子! 多恵子 待ちなさい! 多恵子!」

道中

純と愛「はあ…」

純「やっぱ お父ちゃんの家行くのやめよっか?」

愛「それは ダメです。」

純「だよね…。」

愛「いきますよ。」

狩野家

晴海「よく来たねー 正も剛も来ないから もう寂しくてさ。」

純「そっか。」

晴海「おとうさん。 純が来てくれましたよ。」

純「あけましておめでとうございます。」

愛「おめでとうございます。」

晴海「座って。」

善行「なんや? 正月早々なんか また文句でも 言いに来たんか? 言うとくがな 仕事がないからというてな 俺のところに就職お願いしますというのは それは筋が違うぞ?」

純「お父ちゃん。」

善行「ん?」

純「色々あったけどさ 年も改まったし 私もう 過去は見ないで 未来を見て生きていくことにしたから 愛君と。」

善行「おい! ビール もう1本。」

晴海「はいはい。」

純「よ! おいしそう!」

晴海「おとうさん 島酒ですよ。」

善行「なんねんな お前! 大阪でお正月やないか お前! なんで 宮古の料理に宮古の酒 持ってくんねん お前! だし巻き卵無いやん! 作れ! 頼んどいたやろ俺? 宮古の料理 イヤやん はよな 宮古のこと忘れてしまえ お前は。」

晴海「今作りますね。」

善行「もう…。」

純「お父ちゃん そんなこと言う権利あるわけ? 宮古はお母ちゃんの育った大切なふるさとなの 忘れられるわけがないでしょう?」

善行「お前こそな 正月早々 いちいちな俺に向かってな 文句 言うな!」

ビールを倒してしまう善行

純「ああ! 何やってるのお父ちゃん!」

善行「台拭きが足りんわ こっち こぼれてる。」

純「分かってる。 びっちゃびちゃ。」

愛「あの お義母さん。」

晴海「ん?」

愛「この間のことなんですけれども お義母さんの言う通りにはできません。」

晴海「私 何か言ったかな?」

愛「あ… 娘のために。」

回想

晴海「別れること考えてくれない 純と?」

晴海「そんなこと 言ったかな?」

愛「いや…。」

純「お母ちゃん。」

晴海「ん?」

純「ごめん ふきん もうちょっと…」

晴海「はいはい。」

純宅

純「大丈夫? ちょっと疲れたでしょ?」

愛「あ いや 疲れというか…。」

純「ん?」

愛「いえ 夕食の支度しますね。」

純「うん。 ねえ 明日さ 気分転換にどっか行こっか?」

愛「どこか行きたいところでも あるんですか?」

純「あのだ この間 私が風邪ひいて寝込んじゃったところあったでしょ。 あそこ食堂なんだけど あそこに まだ ちゃんとお礼言ってないからさ。」

愛「へえ 名前とか 覚えてますか?」

純「大正区にあったのは 覚えてる。」

愛「大正区?」

純「大正区。」

鏡を見ながら

愛「純 純さんとの新しい年が始まったよ。」

フェリー

純「急いで 急いで あ! すみません 乗ります!」

「足元 気つけや!」

愛「凄いですね。」

純「ねー。 楽しい。」

大正区の街

純「ねえ。」

「いらっしゃませ!」

純「こんにちは!」

「耳と豚足とおいしいよ。」

おじぃ ここ沖縄みたい! なつかしい!

純「あ! あった!」

愛「え?」

純「あれ あれ あれ! 愛君 来て!」

里や

純「すみません。 あ!」

サト「あら いらっしゃい!」

純「あけましておめでとうございます。 あの この間はありがとうございました。」

サト「別にいいわよ そんなの え もしかして? これが あんたの『純となんとか』?」

愛「ああ 妻がお世話になりました。 あの 愛と書いて『いとし』と読みます。」

サト「いいね。 ドラマチックだねぇ 名前が。」

純「ああ あの 沖縄そば2つ いただけます?」

サト「ああ もうすぐ このドラマ 終わるから ちょっと待ってて。」

純「わ わかりました…。」

サト「なんだよ もう。」

純「あの人の本性見える?」

愛「なんか 女神様みたいです。」

純「ああ そう?」

サト「はい おまたせ。」

純「いただきます。」

愛「いただきます。」

純「うーん!」

愛「はあ… なんか あったかい物がしみますね。」

純「うん。」

サト「どうしたのよ 2人とも? 元気ないね。」

純「実は… お互いの親とちょっと 色々ありまして…。」

サト「まあ それが人生だからね いい事は いつまでも 続かないように 悪い事だって そんなに続かないから。」

純「そうですよね。 ね! そうだよね。 あ そうだ! あの ここら辺に ホテルありませんか?」

サト「あるわよ。」

純「どこにあります?」

サト「ここだけど?」

愛「ぶっ!」

純「え? ここホテルなんですか?」

サト「大抵のヤツは 食堂だと思ってるけどね 上が部屋んなってるのよ。 ほら!」

純「あの… 私をここで 働かせてください!」

サト「え?」

純「お願いします。」

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