ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」81話「あかずのま」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】81話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第8巻。新しいホテル「里や」で働くことになった純は、希望を胸に抱き、渡船に乗って大正区へと渡るが…。第15週と第16週を収録。

81話ネタバレ

純宅

純「はあ…。」

愛「純さん。 そろそろ行かないと 20分の船に遅れますよ。」

純「痛たたた。 おなかが痛い 仕事休もうかな。」

愛「ただの食べ過ぎです 胃腸薬飲んで下さい。」

純「ああ。 風邪だ 熱だ うわー。」

愛「はい 全然平熱です。」

純「あ! 痛たたた。 腰! あー痛い!」

愛「純さん。 どうしたんですか? 昨日はあんなに張り切ってたのに。」

純「だってさ。 まだ2日しか働いてないのに総スカン食らっちゃったんだよ私。」

回想

純「おじぃの魔法の国…」

蘭「向いてないからさぁ 辞めた方がいいんじゃないの あんた?」

羽純「笑止。」

回想終了

純「私はさ 里やがおじぃの魔法の国みたいになれると信じてるからさ悪いところ直して みんなで頑張りましょうって そういうふうに言っただけなのに それのどこがイケないんだろ。」

愛「それは きっと みんな今までの やり方があるから 戸惑ってるだけですよ。」

純「うーん でも。 なんか みんな 取っつきにくいっていうか。」

愛「純さん。 お弁当です 今日は純さんの好きな物たくさん入れときましたよ はい。」

純「ありがとう。 じゃあ 頑張っていってみようかな。」

愛「はい。 よし。 はい 行ってらっしゃい。」

純「でもさ みんなに どんな顔して会えばいいのかな?」

愛「それは… いつも通り笑顔でいいんです 純さん 笑顔。 はい 行ってらっしゃい。」

純「でもさ みんながそういう…」

愛「はい 行ってらっしゃい。」

純「行ってきます。」

里や
食堂

おじぃ 愛君の言う通り 自分を信じなきゃね。

純「おはようございます!」

サト「なんだよー また 現れたの あんた。」

純「え? 私クビですか?」

サト「あ! 社長じゃないの。 テレビ テレビ。 主人公のライバルの女がさ いいところで必ず現れて邪魔するからさ。」

純「あー! やだ そうなんですか あ! このドラマ 面白そうですね 私も今度見てみようかな?」

っていうか 私のことも ちょっと構ってくれないかな?

純「セクシーさん おはようございます。」

蘭「昨日言ったこと訂正する気ないから。」

いきなり そんなこと言わなくても…

純「チュルチュルちゃん グッドモーニング! あ! チュルチュルちゃんは 彼氏とかいるのかな?」

羽純「邪魔!」

邪魔ですか… あんたは2文字の言葉しかしゃべらないのか?

純「おはようございます。 セニョールさん。」

忍「…」

おじぃ 私がこうみえても 傷付きやすいの全然わかってもらえないんだけど

里やの前

純「はあ…。」

志道「あら あんた ここで働きだしたの?」

純「あ! このあいだの? そうなんです あのよろしくお願いします。」

志道「ああ そう あ これ私 どう? いい女でしょ?」

純「わ!」

志道「私ね この近所で琉球舞踊を教えてるのよ いつでも習いにくれば?」

純「あ そうんですか 私も 実は宮古の人間なんですよ。」

志道「え? あらそうなの?」

純「そうなんですよ。」

志道「あら そう! あそこは美人が多いので有名なのに かわいそうね あんた? あーっ寒い 寒い。」

悪かったな

「もう 一個持っていきーや!」

剛「え? やったー!」

「はい はい。 行きー もう!」

剛「ありがとう。 いつか 返しに来まーす。」

純「あの もし ホテル探してたら ウチなん…」

剛「おお! お姉! あれ? ここで働いてんの?」

純「何やってんの 剛?」

食堂

純「どうぞ。 あ 女将さん あの すみません 私の弟 なんです お金 ちゃんと取りますから。」

サト「いいの いいの 気にしなくて。」

純「すみません。」

剛「ねえ お姉さー。」

純「ん?」

剛「また しばらく 家に泊めてくんないかな?」

純「何言ってんの 無理に決まってんでしょ。 ウチ狭いんだから。 てか お母ちゃんところ泊まればいいじゃん。」

剛「やだよ お父ちゃんの顔なんか 見たくないし。」

純「ちょっと お母ちゃんのこと気になるんだよね。」

剛「なんだよ それ?」

純「なんかね お兄ちゃんから聞いたんだけど お母ちゃん最近元気ないんだって。」

剛「俺だって 忙しいの。 やっと生き甲斐見つけたんだから。」

純「あんたね 書道なんかで 本当に食べていけると思ってんの?」

剛「あー あれは もう辞めた 辞めた。」

純「また 辞めたの?」

剛「うん。 なんか 俺が本当にやりたいことに 近づいた気はするんだけど なんか まだ微妙に違う気がするんだよね 書道は。」

純「はあ…。」

剛「やっぱ 男は スポーツだよ スポーツ。」

純「あんた 昔から 運動全然ダメだったじゃん? スポーツって 何やってるわけ?」

剛「カバディ。」

純「かば?」

剛「え? 知らないのカバディ? 一時期 すごい有名だったじゃん ほら? こうやって カバディ カバディ カバディ カバディって ねえ カバディって知ってます? カバディ。」

ついていけん こいつには。

純「はあ…」

剛「お姉! あちらのキレイなお方は?」

純「あ? やめときな。 あんたなんか 絶対相手にされないから。」

剛「あ ちょっと ちょっと。 そんなこと言わないで 紹介してよ。」

純「あんた 誠ちゃんのこと まだ好きなんじゃないの?」

剛「いいよ いいよ あんな女。 俺のことフッてバカなミュージシャンと付き合ってんだからさ。」

扉が開く

純「うそ! 誠ちゃん?」

誠「純ちゃん ちょっと いい?」

純「あー んー あ! 女将さん あのすみません ウチの旦那の 妹なんです あのちょっと いいですか?」

サト「そうなんだ どうぞ どうぞ。」

純「すみません。 誠ちゃん どうぞ。」

誠「あの 悪いんやけどさ。」

純「うん。」

誠「お金貸してくれへん?」

純「え?」

誠「おねがい。 愛ちゃんにも断られて もう他に頼める人おらへんの。」

純「あー 分かった。」

誠「うん。」

純「いや うん いいけど いや 待って あの 何に使うの?」

誠「はあ…。」

純「もしかして 彼氏と… 彼氏となんかあった?」

誠「…」

純「ねえ 誠ちゃん。 一度家に帰ったら? お義父さん心配してるよ。 多分… お義母さんも。 ね?」

誠「もういい 親みたいに説教するんやったら。」

純「あ!」

剛「誠ちゃん!」

サト「あら? ごめん。 私 じゃま?」

剛「あのさ 誠ちゃん。 本当に幸せなの 彼氏と?」

誠「もちろん。 じゃあ。」

剛「誠ちゃん。 誠ちゃん…。」

サト「いいね あんたの家族 ドラマチックだねえ。」

羽純「失恋。」

純「し!」

剛「ううっ…」

純「もう1個肉食べる?」

剛「ううっ うん…。」

純「食べる? ちょっと待ってろ。」

善行の職場

上司「ええ加減にしてくださいよ 客に説教してどうするんですか?」

善行「いや 相手の若者がね あまりにも慇懃無礼な態度をとったんですよ。」

上司「いや だからそうやって 四字熟語を使って 偉そうなこと言うのも やめてもらえません?」

善行「傍若無人…」

上司「あなたは ただの警備室の受付ですよね 自分の立場わかってます?」

善行「…」

上司「なんすか その顔? イヤやったら 辞めたらよろしい。」

善行「いや そんな。」

上司「どうせ そんな勇気もないんやし 大人しく 言われたことだけ やっててくださいよ。 こんなご時世やしね あんたみたいな人 雇ってくれる会社 どこにも ないねんからね? 使えん。」

善行「なんや… こんな お前 犬の観察みたいなもん 首から ぶら下げさせやがって ドアホ!」

買い物中の晴海

晴海「あれ? お家 どっちだっけ?」

善行「おい! どうしたんや お前 こんなところで?」

晴海「おとうさん。」

善行「迷子にでもなったんか?」

晴海「違いますよ。 この辺どんなもんがあるかなって。 おとうさんこそ 今日は早いんですね?」

善行「え? あー。」

晴海「もしかして 会社で何かあったんですか?」

善行「なにを言うてんねん そうやない そうやない。 いつもな よう俺が働いているからな 若いヤツが もう今日ぐらい はよ帰って下さい 言うてな。」

晴海「そうですか。」

善行「帰ろう。」

里や
客室

剛「こんばんは。」

純「剛?」

剛「おお。」

純「何やってんの?」

剛「ああ いや 女将さんが行くとこないなら 泊まっていけって言うからさ。 ってか この部屋なんとかしてよ 変な声するし 臭くてたまらないんだけど。」

天野「ああ! ああ!」

剛「ちょっと…。」

純「マジ?(ノック)お客さん! あの すみません お願いですから ここ開けてくれませんか? あの 開けてくれたら なんでもしますから。」

天野「ほなら 包丁持ってきてんか?」

純「え?」

天野「そしたら 言うこと聞いたるわ!」

純「お料理でもなさるんですか?」

天野「そんなわけないやろ?」

純「じゃあ ダメです。」

天野「ほんなら 俺も出ていかん。」

純「ちょっと! お客さん! お客さん!」

天野「やかましい! 向こう行け!」

おじぃ 一体どうしたらいいの この人?

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