ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」86話「あいがつたわる」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】86話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第8巻。新しいホテル「里や」で働くことになった純は、希望を胸に抱き、渡船に乗って大正区へと渡るが…。第15週と第16週を収録。

86話ネタバレ

里や
食堂

純「えー 皆さん 私 今日から 24時間 コンシェルジュを始めたいと思いますので よろしくおねがいします。」

一同「…」

おじぃ 里やで働きだしてから 1週間 ここには 制服もルールも ないけど 私は 24時間コンシェルジュとして頑張ることに 決めました。

純宅

(携帯の着信)

純「もしもし はい あ はい。 ちょっと 待ってください えっと。」

愛「純さん。 はい。」

純「はい。 よし!」

愛「はい。」

純「サンキュー 行ってまいる! 行ってきます!」

愛「行ってらっしゃい!」

ちなみにキャッチフレーズは 待田純の辞書に無理という言葉はない。

里や

純「行きますよ。 よっ!」

純宅

おかげで 毎日クタクタだけど 愛君のマッサージがあれば 疲れなんか 吹っ飛びます。

純「気持ちー。 ねねね。」

愛「はい。」

純「私達さ 全日本 ラブラブ夫婦選手権があったらさ 絶対 優勝するよね!」

愛「ぶっちぎりですよ」

2人「ねー!」

純「夫婦喧嘩とかする人達の気が知れないよね。」

愛「うん。」

(チャイム)

愛「どちらさまですか?」

山田「いきなり すみません。 あの となりに引っ越してきた 山田と申します。」

純「どうもー。」

愛「あっ! 待田です。」

山田「あの つまらない物ですけど。」

愛「そんな ご丁寧にありがとうございます。」

純「顔ジロジロ見てたけど 本性とか見えなかったの?」

愛「あ あの人 なんかこう 見たまんま さわやかな 素晴らしい女性でした。

(チャイム)

愛「僕出ます 僕出ます。」

純「ちょちょちょっ! 私が出る。 はーい! マリヤさん!」

マリヤ「純ちゃん。」

純「なに?」

マリヤ「私 正と離婚します。」

純「え?」

里や
食堂

純「マリヤさん。 これ飲んでね。」

純「すみません 女将さん 私の兄嫁なんですけども しばらくここに おいて頂けませんか? ウチ狭くて。」

サト「構わないけどさ。」

純「はい。」

サト「どうしたの 一体?」

純「実は… ウチの兄が 浮気してるみたいで その証拠見つけて問い詰めたら」

純「逆切れされて 文句あるなら 出てけって言われたみたいで。 しかも その浮気相手っていうのが 元々 兄が お見合いで結婚しようとしてた人なんです。」

サト「え? どういうこと?」

回想

マリヤ「意義ありー!」

純「まさに結婚しようという式を挙げてた最中に 奪って逃げちゃったんです 兄嫁が。」

回想終了

サト「相変わらず ドラマチックだね あんたの家族。」

純「いやいやいや。」

マリヤ「私のバカ 男見る目ないね。」

サト「あー いい。 そんなことしなくていいから。」

マリヤ「散らかってるのも 汚いのも我慢できないんで。」

純「すみません…。」

正宅

(携帯の着信)

正「もしもし なんだよ?」

純「なんだよじゃないわよ! マリヤさん 大阪に来てるんだけど?」

正「え?」

純「ウチのホテルに居るから 早く連れ戻しに来てよ お兄ちゃん。」

正「いやいや なんで俺が わざわざ迎えに 行かなきゃいけないんだよ? 出てったのは あっちサイドなんだし。」

純「は? 原因を作ったのは そっちでしょ?」

正「俺が働いているホテルで 偶然再会して 久しぶりにディナーでもって誘われたら それはお前 ノーとは言えないだろ? 散々迷惑かけたんだから。 そしたら ワインとか ガンガン飲まされて 帰りたくないとか 一度でいいからとか言われたら 拒否できねえし。」

正「そしたら ワインとか ガンガン飲まされて 帰りたくないとか 一度でいいからとか言われたら 拒否できねえし そしたら 1度が2度になり2度が3度になって 仕舞いには やっぱり一緒に人生エンジョイしたかったとか 言われちゃってさ。」

純「あのさ バカじゃないの お兄ちゃん? 私の高校の同級生に手出した頃と全く変わってないじゃん。」

正「あのな 自分を好きになってくれた相手には 精一杯のラブで応えるのが俺のポリシーなんだよ。」

純「何わけわからないこと言ってんの? ねえ マリヤさんは離婚するって言ってんだよ?」

正「お前に関係ないだろ! マリヤに言っておけ! そっちサイドがどうしても 別れたいんなら 好きにしろって!」

里や
客室

マリヤ「何だって 正?」

純「うん! あのね 明日にはこっちに来るから ゆっくり話そうって。」

マリヤ「本当?」

純「うん うん うん。」

純宅

純「お母ちゃんからきつく言ってよ お兄ちゃんにさ マリヤさん連れ戻しに来るようにって お母ちゃんの言うことならね お兄ちゃんも素直に 言うこと聞くと思うからさ。」

狩野家

晴海「分かった すぐ電話するから マリヤさんに早まったことしないでって 言ってね。 もう 情けないさね 勇気が生まれたばっかりだのに。」

善行「あ! 焦げてる! 焦げてるやないか お前!」

晴海「あー!」

純「もしもし? 大丈夫? 聞こえてますか お母ちゃん?」

晴海「大丈夫 あとで電話するさ 純。」

里や
食堂

お兄ちゃん 来ないなー お母ちゃん ちゃんと電話してくれたかな?

マリヤ「本当に来るの 正?」

純「うん! もちろん来る。 でも ちょっと もうちょっと 待ってね。 あ! あそこ お箸 乱れてる。」

晴海「もしもし どうしたの 純?」

純「もしもし お母ちゃん ねえ お兄ちゃんに連絡してくれた?」

晴海「え? なんね?」

純「ほら 言ったじゃん お兄ちゃんに マリヤさん連れ戻しに来てくれるように 頼んでって。」

晴海「あ…。」

純「もしかして 忘れたの?」

晴海「ち 違うさ 何回電話しても繋がらないから… ちょっと 待って 今電話するさね。」

純「ちょっと 何やってんのよ お母ちゃん もう ねえ てか 大丈夫 最近おかしいんじゃないの ちょっと?」

晴海「なんて 親に向かって その言い方は?」

純「怒んなくていいじゃん てか怒たいのは こっちだかんね? もう なんで忘れんの? もういいや 私がどうにかするから じゃあね。」

マリヤ「純ちゃん。 ウソついたね! 正 来るって。」

純「あ… ごめん…。」

マリヤ「昨日電話で 本当はなんて言ったの 正?」

純「どうしても 別れたいなら そっちの好きにしろって…。」

マリヤ「分かりました。 好きにします。」

純「ちょっと 待って マリヤさん ねえ お願いだから  もうちょっと待って。」

マリヤ「正に言っておいて もう2度と会わない。」

純「そんなこと言わないで 落ち着いて ね? ねえ お願い。 ちょっと待って。」

愛「遅くなりました。 お義兄さん 那覇から 到着しました。」

純「お兄ちゃん! なんで?」

正「あ いや 愛君に怒られちゃったから… ちゃんとコミュニケーション取らなきゃダメだって…。 ねえ マリヤ。」

純「そうだよ。 ほら 勇気のためにもさ 2人でちゃんと 話し合って。」

純「女将さん!」

サト「あ?」

純「邪魔です。」

サト「あ ごめん。 おにいさん結構タイプだったもんで つい 見とれちゃって。」

純「どうやって 連れてきたの お兄ちゃん?」

愛「本当は このまま別れたら 養育費とか 慰謝料とか請求されて 大変だぞって 脅しただけで…。」

そこかよ! たく… 男ってやつは…

マリヤ「なんで浮気するの正? 私のこと もう 愛してないの?」

正「いや そうじゃなくて。」

マリヤ「じゃあ 向こうの 女の方が好きなの?」

正「いや だから そういうことでもなくてさ。」

マリヤ「じゃあ なんなのよ 一体! 正 何考えてるのか さっぱり分からないよ。 勇気が可哀そうって 思わないの? こんな 最低な父親持って。」

正「俺はまだ父親なんかになりたくなかったんだよ。 でも マリヤがどうしても産むって 聞かないから…。」

マリヤ「何それ 全部私が悪いわけ?」

正「頼むから 殴らないでくれって 頼むよ!」

(勇気の泣き声)

マリヤ「もう知らない あんたが育てれば?」

正「あ ちょっと! ちょっと 待ってよ マリヤ!」

純「マリヤさん!」

正「なあ どうしよう 純?」

純「自分でなんとかしなよ マリヤさん ほら 行っちゃったじゃない。」

正「分かった じゃあ この子預かってくれ!」

純「は?」

正「シーユー 頼んだぞ!」

純「ちょっと 待ってよ お兄ちゃん!」

正「マリヤ!」

純「お兄ちゃん! どうすりゃいいの?」

羽純「逃亡。」

おじぃ 泣きたいのは私だよ

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