ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」87話「あいがつたわる」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】87話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第8巻。新しいホテル「里や」で働くことになった純は、希望を胸に抱き、渡船に乗って大正区へと渡るが…。第15週と第16週を収録。

87話ネタバレ

マリヤ「もう知らない あんたが育てれば?」

正「あ ちょっと! ちょっと 待ってよ マリヤ!」

純「自分でなんとかしなよ マリヤさん ほら 行っちゃったじゃない。」

正「分かった じゃあ 預かってくれ!」

純「は?」

正「シーユー 頼んだぞ!」

純「ちょっと 待ってよ お兄ちゃん!」

正「マリヤ!」

純宅

純「ああ もう何で泣くの 勇気? パパとママ もうすぐ帰ってくるからさ。」

愛「純さん。」

純「なに?」

愛「ちょっと 僕に抱かせてもらってもいいですか?」

純「うん。」

愛「勇気。」

泣き止む勇気

純「あれ? なんでよ?」

愛「やっぱり いいですね 赤ちゃんは 裏表ないし 勇気。」

純「私達もさ 生まれてきた時は こんな透き通った目してたのかな?」

愛「そうですね。」

(チャイム)

純「パパとママ帰ってきたかもしれないよ。 はーい!」

山田「ご主人 いらっしゃいます?」

純「あの なにか?」

山田「お醤油 お借りしたもんで。」

純「そうなんですか どうも じゃあ 私もらっとくんで 大丈夫です わざわざ どうも すいません。」

愛「純さん どいてください。」

純「痛っ。」

愛「わざわざ ありがとうございます。」

山田「あー 可愛い。 じゃあ 私はこれで。」

愛「お休みなさい。 キレイなお姉さん 帰っちゃった。」

純「山田さんといると 楽しそうだなーと思って。」

愛「別に鼻の下なんて伸びてないですよ。」

純「目尻が下がってますから。」

愛「それは いつも下がってますから。」

純「いつも以上に下がってるから。」

愛「本来はこういう顔なんだよ 勇気。」

里や

晴海「亡くなった旦那さん 宮古なんですか? じゃあ若い頃会ってたかも私。」

サト「来ましたよ。」

晴海「ああ 純。 遅いよ。」

純「お母ちゃん。 何やってるの? え? てか ここすぐ 分かった?」

晴海「当たり前さ 大正区は有名だからね 沖縄の人間には。」

純「すみません。」

晴海「それより 早く 正とマリヤさんを仲直りさせないと。」

純「どうやってよ?」

晴海「そんなのは正が浮気をやめて マリヤさんに 謝るしかないさ。」

純「だって あれからお兄ちゃん 全然連絡取れないんだよ。」

晴海「電話して もう呼んであるから。」

純「え?」

扉が開く

純「お兄ちゃん。 あんなに連絡取れなかったのに。」

正「なに 母さん?」

晴海「いいから ここ座りなさい。 あんた 一体なに考えてるの? かわいい子供 純に預けたりして?」

純「そうだよ 勇気の夜泣きが酷くて 全然眠れなかったんだからね こっちは。」

晴海「それで マリヤさんには 会えたの?」

正「それが… 探しても 見つからないし 電話しても 全然出てくれなくてさ。」

純「じゃあ なに あれから 全く 連絡とれないってこと?」

正「しょうがないだろ 全く ノーアイディアなんだから。」

晴海「じゃあ マリヤさんは 私が呼んでおくから あんたは今すぐ 浮気相手のところに行って別れてきなさい。」

正「え?」

晴海「それが終わったら マリヤさんに誓いなさいよ。 もう2度と浮気なんかしないって。」

正「いや。」

純「そうだよ お兄ちゃん。 マリヤさんもさ ちゃんと 心から謝れば お兄ちゃんのこと許してくれるよ。」

正「いや ちょっと 待って。 悪いのは全部 こっちサイド? 見てよこの傷。」

晴海「いいから! 早く行きなさい!」

正「はい。」

公園

(マリヤの携帯の着信)

狩野家

晴海「ああ。 マリヤさん よく来たね。 ね 上がって。」

マリヤ「あ。 正は?」

晴海「もう 来ると思うから 入んなさい。」

純「マリヤさん。 待ってたよ。」

晴海「おとうさんも もう帰ってくるし みんなで おいしい物食べようと思ってさ。」

愛「勇気。 おかあさん帰ってきたよ。」

マリヤ「ごめんね 愛君。 迷惑かけて。」

愛「いや 勇気ちゃん 可愛いんで 全然大丈夫です。 ママに抱っこしてもらおうか ね? はい。」

愛「よかったね。 ママがいいね。」

善行「帰ったで!」

晴海「おとうさん お帰りなさい。」

純「お帰りなさい。」

善行「ああ… えらいお前 今日はどうしたんや? 敵も味方 えらい揃うとるやないか?」

晴海「あら メール見てないんですか? 今日は久しぶりにみんなでご飯食べようって送ったのに。」

善行「何を言うてんねん お前。 年も明けて 今一番忙しい時や お前のメールなんか見てる暇なんてない。 あ! 来とったんか! おお 勇気。」

純「そうだよ 早く抱かせてもらいなよ お父ちゃん。」

マリヤ「どうぞ。」

善行「いや 俺が別にええねん。 今 機嫌良うしてるから これでええねん。 俺はええ 俺はええねん。」

純「素直なったら いいのに 本当は可愛くてしょうがないくせに。」

晴海「もうやめなさい。 顔を会せればケンカするの 2人は?」

純「お母ちゃん 嬉しそうだね なんか?」

晴海「だってさ こんなに賑やかなの 久しぶりだなに これで剛もいれば 家族全員集合なのにね。」

愛「剛君から なんか変なメール届きましたけど。」

善行「え?」

純「この前まで『カバディ カバディ』とか言ってたのに。」

愛「なんか メンバー全然集まんなかったみたいです。」

純「だからって 今度はフラダンスかよ。」

剛「やっぱ 今の時代に必要なのは アロハの精神だ 知ってる? アロハには アイラブユーって意味もあるんだぜ。 わおっ!」

晴海「もう 来るハズなんですけどね 正。」

善行「ったくもう 連絡くらいせえ あいつは。 それとも あれかな? もしかして 相手の女と ウマい事 別れられへんかったんとちゃうんか?」

純「ちょっと お父ちゃん。 なんでマリヤさんの前で そういうこと言うわけ?」

善行「料理がな 冷めてまうから 俺は言うてんねん。」

晴海「そうですよね じゃあ 先食べときましょう。」

善行「おお。 食べよ 食べよ。」

純「ねえ そうしよう。」

一同「いただきます。」

愛「おいしそうですね。」

純「おいしいんだよ お母ちゃんの料理。」

一同「ん?」

晴海「ん? なんですか? なにか変ですか? え?」

(チャイム)

純「あ!」

愛「僕出ます お義兄さんだと思うんで。」

純「うん。 ねえ お母ちゃん 塩 胡椒忘れた?」

晴海「違うさ おとうさんの体のこと考えて ちょっと 味付けを薄くしてるだけさ 足りなかったら かければいいでしょう。」

純「ああ! かけすぎ かけすぎ。」

善行「おいおい。」

純「お母ちゃん そんなにかけたら。」

晴海「おいしくないって言ったのは あんたたちでしょ?」

純「そんな いいから お母ちゃん。」

正「なにやってるのお母さん。」

純「お兄ちゃん。」

晴海「正。 どんなだったの?」

正「別れるなら 死ぬとか言いだして…。」

純「それで どうしたの?」

正「じゃあ 死ねとは言えないし…。」

純「じゃあ なに 別れてないってこと?」

正「しょうがないだろ マリヤに会いに行くって言ったら 一緒に大阪来るとか 言いだして とめるの かなりハードだったんだから。」

マリヤ「もういい わかった。 これにサインして。 私はもう してあるから。 慰謝料も養育費もいらないから。」

純「ちょっと。」

マリヤ「その女と 結婚すればいいじゃない。」

正「いやいや。 俺はもうマインド的には彼女とは別れたっていうかさ。」

純「お兄ちゃん。」

善行「正 ほら 謝れ ほら。 謝れ 正。 謝れ ちゃんと。」

マリヤ「結局あなたは 何にも変わってない。」

正「え?」

マリヤ「父親になったら もうちょっと ちゃんとした男になると思ったけど いつまで経っても なんにも決められないし トラブルからも逃げようとして こういう男 なんて言うんでしたっけ お義父さん?」

善行「え? うん。 あの その 優柔不断…。」

マリヤ「あなたみたいな優柔不断な父親だと 勇気によくないから こっちから お願いします。 別れてください。」

晴海「ちょっと。 落ち着いて。」

マリヤ「お義母さん ごめんなさい。 でも これ 私と正の問題。」

晴海「おとうさん…。」

純「お兄ちゃん。」

善行「こういう場合はな 沈思黙考してな…」

マリヤ「お義父さん 黙ってて!」

善行「はい…。」

マリヤ「早くして 正。」

正「でもさ…」

マリヤ「別にいいじゃない 父親になりたくなかったんでしょ? あなた?」

正「わかったよ。」

善行「早まったら あかん。」

純「お兄ちゃん 本気?」

正「ほっといてくれよ! マリヤの言う通り これは 俺達の問題なんだから。」

晴海「あ ちょっと!」

マリヤ「お義父さん お義母さん 純ちゃん 愛君 短い間だったけど お世話になりました。 さよならです。」

純「ちょっと待って。 本当にこのままでいいの? いつか言ったよね 家族を大切にしない人は 私は信じないって その言葉 私 今でもずっと ここに残ってるんだよ。」

マリヤ「関係ないでしょ? あなたはもう 赤の他人なんだから。」

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