【 連続テレビ小説「純と愛」】88話のネタバレです。
あらすじ
宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第8巻。新しいホテル「里や」で働くことになった純は、希望を胸に抱き、渡船に乗って大正区へと渡るが…。第15週と第16週を収録。
88話ネタバレ
狩野家
マリヤ「お義父さん お義母さん 純ちゃん 愛君 短い間だったけど お世話になりました。 さよならです。」
純「本当にこのままでいいの? いつか言ったよね 家族を大切にしない人は 私は信じないって。」
マリヤ「関係ないでしょ? あなたはもう 赤の他人なんだから。」
晴海「正…。」
純「お兄ちゃん。 本当にこのままでいいの? 取り返しのつかないことになるよ? まだ間に合うから。 マリヤさんのこと 早く連れ戻してよ。 大体 なに考えてるのよ 自分が父親になりたくなかっただなんて 勇気に恥ずかしくないの? こんなこと言って?」
正「うるさいよ お前は! この際だから言っておくけどな 妹だけど 俺はお前のことかわいいと思ったことも 好きだと思ったことも 幸せになってほしいと思ったことも 一度もないから。」
なんじゃそりゃ?
正「これは 俺の人生なんだよ。 お前なんかが二度と口出しすんな。」
善行「正。 正! 落ち着け正。」
純「ねえ ちょっと待って。 お母ちゃん。 お母ちゃん どうにかしてよ。」
晴海「もう ちょっと待ってよ。 考えてるから。」
純「どうすんのよ こんなんなっちゃって。」
晴海「自分が正しいと思って人のこと 責めたり 急かしたりするの悪い癖だよ 純!」
なんで お母ちゃんにまで そんなこと言われなきゃ?
あんたに期待するのもなんだけど
善行「まあ 俺もな 色々な 大変なんや 色々? 色々大変なんや。」
純「どういう意味よ それ?」
善行「俺もな 苦しいの我慢してんねん ちょっと トイレ行ってくる。」
純「なに言ってんの?」
善行「ちょっと トイレ行ってくる。 な?」
純宅
純「マリヤさん 離婚届け持って もう出しちゃったのかな?」
愛「返事帰ってこないんですか?」
純「何回もメールしたけど 全く帰ってこなかった ああ もう知らない あの2人。 お兄ちゃんには あんな酷い事言われるし マリヤさんにも他人とか言われちゃうし。」
愛「そんなこと言わないでください。 純さん。 別れてほしくないんでしょう? 勇気ちゃんのためにも。」
純「いや そうなんだけどさ。」
里や
「ごっそさん。」
サト「はい どうもー。」
純「ありがとうございました。」
純「セニョールさん これ。」
純「ああ…。」
サト「社長。 どうしたの 溜息ばっかりついて。」
純「すみません。 あの 女将さんは 一度離婚しようとした夫婦を仲直りさせる方法なんて 知らないですよね? まさか?」
サト「知ってるわよ。」
純「本当ですか? え 教えてください。」
サト「っていうか。 確かそんなドラマがあった気がするんだけど。 あー ちょっと待ってて 今思い出すから。」
蘭「別にいいんじゃないの 別れたいのなら別れれば?」
純「うーん でも 生まれたばっかりの姪が可哀そうなんですよ もう。」
蘭「父親なんかいなくても 子供は立派に育つと思うけど。」
純「セクシーさんは 別れたんですか? 士郎君のおとうさんと?」
蘭「2度と聞かないで そのこと! 士郎 行くよ。」
純「え? すみません。」
純「あ チュルチュルちゃんはさ おとうさんとおかあさん 仲いい?」
羽純「嫌悪。」
け… 嫌悪?
サト「あの子 沖縄の家族と絶縁状態なのよ 今。」
純「セニョールさん 奥さんいらっしゃらないんですか?」
忍「あ…。」
サト「ずっと 独身なのよ。 浮いた話しもないから いい人いたら紹介してあげてよ。」
忍「あ… いや そんな滅相もない。」
志道「ちょっと 社長。 あんた どうでもいいけどさ。」
純「はい。」
志道「どうして 私には 何にも聞かないの?」
純「だって 師匠は… 師匠に聞いても 参考にならないかなぁ なんて…。」
志道「ちょっと 失礼ね あんた! 私達は便利なんだから 使わなきゃ損よ。」
純「え? じゃあ なんか いいアイディアあるんですか 仲直りさせる?」
志道「そんなもんないわよ。」
純「ないんですか ないなら言わないでください だから。」
志道「っていうかさ そもそも その結婚なんかするのが 間違いなのよ。 あんたさ 沖縄は 離婚率が高いの知ってる? 女が強いからさ1人でもなんとかやっていけるDNAがあんのよ。
志道「あんたの兄嫁さんも ずっと沖縄にいたんなら ね? もうとっくに沖縄の人間になっちゃってるから 大丈夫よ ほっといても ねえ?」
純「そうかもしれないですけど でも やっぱり。」
サト「ああ 思い出した。」
志道「ほう?」j
純「え なにをですか?」
サト「ほら さっき言った 別れた夫婦のドラマ。」
純「あ どうやって仲直りしたんですか その夫婦は?」
サト「結局… 別れた。 っていうか 自殺しちゃうのよ 奥さんが。」
純「なんですか それ? もう そんな はあ…。 やっぱ無理なのかな? 私なんかが 兄とはいえ 他の家の夫婦をどうにか こうにかしようなんて思うのが間違ってんのかな 最初から?」
サト「あら? あんたの辞書に無理って言葉がないんじゃなかったの?」
純「そうですけど でも いいアイディアが全然浮かばないんですもん。」
サト「それでも。 なんとかしようと思い続けることが大切なんじゃないの? たとえ向こうが出なくても 電話し続ければ 気持ちは伝わるし もしかしたら 今まさにバカなことをしようとしていて あんたが電話鳴らしたおかげで 思いとどまるかもしれないじゃない?」
志道「女が諦めちゃったらね 世界は終わっちゃうのよ。」
市役所
マリヤ「あの… 離婚届はここでいいんですか?」
「はい。 お預かりしますよ。」
「確認させていただきますので お座りになって お待ちください。」
(携帯の着信)
マリヤ「あの…。」
「はい 結構です。」
里や
純「出て! もう!」
正宅
愛子「もしかして 奥さん?」
正「じゃあ そろそろ 行こうか?」
愛子「えー。」
正「もう十分見たでしょ?」
愛子「まだ いいじゃん。 こんな家だったんだ。 なんか正のイメージと違うね。」
正「まあ… 結構住みやすかったんだけどね。」
愛子「ふーん。」
正「いつも マリヤがキレイにしてくれてたから。」
愛子「私と結婚してたら もっと素敵な家にして見せたのにな 正のことも もっと幸せにするし。」
正「じゃあ 結婚しよっか?」
愛子「え?」
正「離婚したんだ 俺。」
マリヤサイド
(携帯の着信)
里や
純「出て。」
マリヤサイド
マリヤ「本当に1人ぼっちになっちゃったよ ママ。 ごめんね 勇気。」
(クラクション)
里や
(携帯の着信)
純「あの女将さん ちょっと いいですか?」
サト「どうぞ どうぞ。」
純「もしもし。 お母ちゃん。」
晴海「純 大変よ マリヤさんが!」
純「え?」