【 連続テレビ小説「純と愛」】91話のネタバレです。
あらすじ
宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第8巻。新しいホテル「里や」で働くことになった純は、希望を胸に抱き、渡船に乗って大正区へと渡るが…。第15週と第16週を収録。
91話ネタバレ
マリヤ「ママの国に帰ろう。」
純「ちょっと どういう意味 それ お姉ちゃん。」
マリヤ「純ちゃん 色々ありがとうね。」
純「そんなこと言わないでよ お姉ちゃん。」
マリヤ「さよなら。」
愛「あの… もう一度 チャンスをもらえませんか? 次で勇気ちゃんが笑わなかったら その時は諦めますから。」
純「お姉ちゃん お願いします。」
純「でも どうやって?」
愛「服を脱いでもらえませんか?」
マリヤ「え?」
純「ちょっと!」
愛「痛っ。」
純「なに言ってるの 愛君。」
愛「いやいや 違いますよ。 」
純「なに?」
愛「違います。 お義姉さんが服を脱いで その服をお義兄さんが着て 勇気ちゃんを抱けば 泣かないんじゃないかって思って。」
サト「なるほど。 匂いのしみついてるから ママだと思うかもしれないしね。」
蘭「どうせなら ウイッグもつけてみれば?」
純「あ。 いいですね それ。」
羽純「化粧。」
純「うん。 それもいい。 お姉ちゃん お願い。 最後のチャンスくれないかな? お兄ちゃんに。」
純「お兄ちゃん。 お待たせしました。」
志道「あんた やっぱり結構似合うじゃない。 ねえ やっぱり こっちのケあるんでしょう?」
サト「師匠 邪魔だから。」
志道「はい。 すいやせん。」
愛「大丈夫です。 きっとウマくいきます。」
正「うん。」
サト「リラックスよ リラックス あんた父親なんだから。」
正「はい。」
純「お姉ちゃん。」
正「マリヤ。」
正「勇気 勇気。」
サト「ちょっと 大丈夫じゃないの?」
純「お兄ちゃん やった!」
泣きだす勇気
正「勇気。 なんで泣くんだよ ねえ。 頼むからさ 泣かないでくれよ。 お願いだからさ パパの言うこと聞いてくれるかな。 じゃないとさ このまま ママともお前とも会えなくなっちゃうんだよ。 ね 勇気。 泣かないでくれって。 もしかして どっか痛いのか? おしっこか? ミルクがほしいのか? なんだ? ねえ。」
マリヤ「正 もういい!」
正「よくない! なあ 勇気。 そんなにママの方がいいのか? そんなにパパのことが嫌いか? パパは パパはな。 こんなにもお前のことが好きなのに。 くそ… なに今頃になって気付いてんだよ。 お前をずっとこうしていたい 放したくない ずっとこうして抱いていたい お前をなにがあっても守りたいんだよ 俺は。 なあ 勇気 ごめんな こんなパパで ごめんな。」
撫でているとだんだん泣き止んでくる勇気
純「お兄ちゃん もっと。(撫でて)」
正「勇気。」
マリヤ「勇気。」
おじぃ 私は今 愛が伝わる瞬間を見た。
マリヤ「パパだよ。」
サト「ドラマチックだね。 私も子供欲しくなっちゃったな。」
純「女将さん 子供いらっしゃらいないんですか?」
サト「いるわよ ちょっと 言いたかっただけ。」
純「なんですか それ?」
私達は 気付いていないだけかもしれない。 もっと もっと 愛を伝える方法があることを。
狩野家
(電話のコール)
晴海「もしもし。」
純「あのさ お母ちゃんから見たら 私は頼りない娘かもしれないけど でも なんかあったら いつでも言ってね。 1人で苦しまないで 私に甘えてね。 親子なんだからさ。」
晴海「ありがとう。」
とりあえず今は 自分の出来るやり方で 精一杯 愛を伝えよう。
純宅
愛「彼氏と別れたか?」
誠「どうでもいいやん。 それより なに?」
愛「誠から お父さんとお母さん別れないようお願いしてもらえないかな?」
誠「愛ちゃん 一体どうした?」
愛「今更なんだけどさ やっぱり ウチがおかしくなった原因は俺にあるんだし このまま逃げてちゃダメだなって思って。」
もしかして 私達は 毎日試されているのかもしれない 愛情を伝える 勇気の量を。
愛「純さん。」
純「ん?」
愛「そのままでいいから 聞いてください。」
純「なに?」
愛「実は純さんに言ってなかったことがあるんです。」
純「ちょっと待って! 実は浮気してましたとか やめてよ 相手は隣の山田さんだ?」
愛「なにを言ってるんですか? 違いますよ。」
純「じゃあ なによ?」
愛「実は。」
純「うん。」
愛「最近見えなくなってきてるんです。」
純「え?」
愛「人の本性みたいなもの。」
純「うそ。 え? なんで?」
愛「推測するに それはきっと 今 僕が幸せだからじゃないでしょうか? と思うことに決めました。」
純「赤ちゃん作ろっか? ほら赤ちゃんも出来たらさ 愛君のお母さんも 私と愛君のこと許してくれるかもしれないでしょ?」
愛「すごくうれしいです。 でも もう少し待ちませんか?」
純「うん? 自分が父親になるのが怖いの? あ 私は愛君 良いパパになると思うけどな。」
愛「違うんです。」
純「ん?」
愛「純さんが魔法の国を作るまでは 待ちませんか?」
純「でも… いつになるか わかんないよ?」
愛「待田純の辞書に無理って言葉はないんでしょ? 2人の子供に早く会うために これからも頑張りましょう 2人で。」
純「分かった。」