ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」92話「えいえんのあい?」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】92話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。

92話ネタバレ

里や

おじぃ 私が24時間コンシェルジュをやってるのを面白がって 里やは 少しずつだけど お客さんが増えています。

「あ そうだ すみません。」

純「はい?」

「あの 記念にビデオで撮ってもいいですか?」

純「いや でも私なんか そうですか? じゃあ 是非。」

「これって ネットに投稿してもいいですか?」

純「ああ もちろんです じゃあ 宣伝しちゃおっかな?」

「じゃあ どうぞ。」

純「大阪の 大正区にある里やです。 あの見た目はちょっと 地味なんですけど 凄く暖かくて いいところなので…」

蘭「何やってるの?」

純「セクシーさん 一緒に宣伝しましょうよ。 里やのセクシーギャルってことで。」

「あ ねえ。」

蘭「やめてよ!」

純「すみません あの 彼女 シャイで。」

「あ ハハ。」

純「もう一回 改めていきますね。」

「はい。」

純「大正区の里やで 24時間コンシェルジュをしています 待田純です。」

突然大雨が襲う

純「えっと… キャッチフレーズは 私の辞書に無理って言葉はない… です。 ぜひ 皆さんいらしてください。」

純宅

愛「ハハ。」

純「また 見てんの? もう。」

愛「何度見ても飽きないんです。 雨の中の純さんが 凄く可愛くて。」

純「いや… これでお客さん来てくれたらいいけどさ…。」

愛「純さん。」

純「うん?」

愛「今日は 早く寝ましょう。 布団敷きますね。」

やだ 今日は積極的なのね 愛君。

純「うん じゃあ 私も手伝う。」

愛「純さん。」

純「ん?」

愛「何か勘違いしてないですか? 純さんが風邪ひいたら イケないから 早く寝ましょうってことですよ。」

純「ああ そうなんだ(くしゃみ)」

寝室

純「さっきから 携帯ばっかり見てるけど? 可愛い女の子から メールですか?」

愛「違いますよ。 父と母にメールを送ったんですけど 帰ってこなくて。」

純「ああ。 お義父さんとお義母さん 今別々に暮らしてるんだもんね。 本当に離婚しちゃうのかな?」

愛「誠に 2人が別れないように説得してくれって お願いしたんですけど。」

回想

愛「お父さんとお母さん別れないように お願いしてもらえないか?」

誠「愛ちゃん 一体どうした?」

愛「何回も俺も電話したんだけど 2人とも出てくれなくてさ。 それに誠もさ 別れてほしくないだろ?」

回想終了

愛「純さんのお義父さんとお義母さんは 大丈夫ですか?」

純「あ うん。 まあ 心配だけど お兄ちゃんたちが一緒に暮らしてることになってるし。 なんかあったら きっと連絡くるから大丈夫。」

愛「お義兄さんとマリヤさん。 また婚姻届け出したそうですね。」

市役所

正 マリヤ「お願いしまーす。」

純宅

純「そうそう 離婚して 2日後に出したから 係の人達 みんなびっくりしてたらしいよ。」

愛「そりゃ びっくりしますよね。」

純「ねえ。」

狩野家

正「勇気は本当に良い子だな。 絶対ママみたいな美人になるぞ。」

マリヤ「これ可愛い。」

晴海「でしょう。 奥から出てきたよ。」

マリヤ「うん ステキ。」

晴海「あらあら 正は すっかり アレになって。」

善行「え? アレってなんや?」

晴海「ほら アレですよ。 子供が好きな親のこと えっと 何だったかね。」

善行「子煩悩言うねん。」

晴海「ああ。 それそれ ど忘れしたさ。」

マリヤ「もう朝から晩まで ずっと 放さないんで 困ってんです。 正。」

正「え?」

マリヤ「仕事探しに行くんでしょ。 早く食べないと。」

正「はいはい。 分かっていますよ。」

晴海「ねえ。 おとうさんの会社で なんとかなりませんかね? 正の就職?」

マリヤ「…。」

回想

回想終了

正「いいんだって お母さん ここにいるおかげで家賃の心配もないのに仕事まで世話になったらバチ当たっちゃうし。」

泣きだす晴海

正「え?」

善行「なんで 泣いてんねん おい。」

正「母さん。」

晴海「あんたも長男らしくなってきたなあ と思ってさ。 そうだ もうすぐ給料日さね。 久しぶりに 美味しいものでも食べに行きませんか おとうさん?」

善行「ああ せやな もう 給料日やな。」

晴海「何が いいね? 沖縄料理はおとうさん 嫌いだから。 お寿司? それとも中華にする?」

正「いやいや それは 悪いって ねえ? 俺の仕事が決まってからで 良いんじゃない? ねえ?」

善行「うん うん せやな。」

晴海「そうねえ。 ねえ おとうさんの会社でなんとかなりませんかね 正の就職?」

善行「え?」

晴海「お願いします おとうさん。」

善行「お前。 それさっき言うたやん。」

晴海「え? そうでした?」

善行「お前 同じことばっかり言うてるやん。 なんやねん。 それとも あれか 俺の会社での立場というのを疑ごうてんのんか? お前は?」

晴海「違いますよ 私はただ 正の就職のこと お願いしますって 念をおしただけで…。」

善行「あ はいはい。」

里や
食堂

純「ありがとうございました。」

サト「ありがとうございました。」

純「セニョールさん お願いします。 ファイト!」

サト「しかし よく降るね。」

純「本当ですね。」

サト「こういう時は ドラマだと 起こるんだよね 不吉なことが。」

純「ちょっと やめてくださいよ。」

扉がひらく

純「いらっしゃいませ。」

満田「部屋ありますか?」

純「あ 大丈夫ですよ。」

客室

純「すみません お待たせしました。 じゃ こちらになりますね。 あの 奥がお手洗いになっています。 で こちらになります。 ストーブ中に入れておきますね。」

満田「あなた もしかして 24時間コンシェルジュとかやってる人じゃないですか? ネットで見ましたよ。」

純「あ そうです。 もしかして それ見て来てくれたんですか? ありがとうございます。 24時間コンシェルジュやってます 待田純です。 あの なんか困ったことがあったら この携帯に いつでも電話して下さい。」

満田「あ そうだ。」

純「え?」

満田「あの時 チラっと映ってた もう1人の女の人は?」

純「ああ。 今 ちょうど買い物に出かけています。」

満田「そう。」

純「はい。」

食堂

蘭「おしっこ いっといで。」

純「あ! セクシーさん さっきチェックインした男のお客さんが 会いたがっていましたよ。」

蘭「え?」

純「呼んできましょうか?」

蘭「やめて! どんな男だった そいつ?」

純「背が高くて。」

満田「あゆみ 元気だったか?」

蘭「なんで ここ…。」

満田「亭主に久しぶりにあったのに そんな怖い顔すんなよ。」

蘭「近づかないで! 来ないで!」

満田「一緒に帰ろう! 心入れ替えて もうバカなマネしないからさ 俺。」

蘭「あんたなんかと暮らす気は 金輪際ないから。」

満田「そんなこと言うなよ! 史郎のためにも 親子3人でやり直そう。」

蘭「史郎! こっちおいで! なにするの!? 史郎! 待って! 史郎!」

客室

蘭「待って! 待って 史郎! 史郎を返して!」

満田「俺と一緒に 帰るって約束したらな。」

蘭「警察呼ぶわよ!」

満田「そんなことしたら 史郎と死ぬぞ いいのか?」

蘭「お願い! 史郎を返して!」

食堂

サト「もしかして あの男から逃げるために 天草蘭とか偽名使ってたの?」

蘭「すみません。 史郎が生まれた頃までは 一緒に理髪店やりながら。 優しかったんです。」

蘭「でもそのうち こっちが男のお客さんと話しただけで 色目使ってるって 殴るようになって すぐ反省して 二度としないって 泣いて謝るから そのあともズルズル続けたら 今度は 史郎にまで 暴力を振るうようになって。」

蘭「別れてくれって頼んだんですけど どうしてもダメで 夫の合意なしで離婚するには裁判するしかないって言われて それには時間がかかるし 逃げるしかなかったんです。 こんな傷を士郎につけるわけにはいかないんです。」

純「すみません。 私がビデオなんかに撮られなかったら。」

蘭「謝らないでくれる? 腹が立つから。」

サト「別にあんたが悪いんじゃないのよ それより 早く士郎君を取り戻しに行かなくちゃ。」

純「え? なんかいいアイディアがあるんですか 女将さん?」

サト「もちろん。」

蘭「なんですか それ?」

サト「それは 社長が考えるから。」

純「そうですよ。」

純「え? ちょっと待ってください。 無理です。」

サト「あんたの辞書に無理って言葉無いんだろ? 士郎のためにも諦めちゃダメだよ。 女が諦めたら 世界が終わっちゃうんだろ?」

純「は はい…。」

愛君 SOS すぐ来て!

客室

おじぃ やっぱ 私の辞書に無理って 足しとこうかな…

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