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連続テレビ小説「純と愛」96話「えいえんのあい?」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】96話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。

96話ネタバレ

里や
食堂

多恵子「わかりました。 離婚届けのサインしときます。」

誠「ちょっと ママ?」

純「お願いします ちゃんと ちゃんと 自分の気持ち伝えて下さい。」

多恵子「2人とも 早く気づいたら? あなた達の愛も永遠には続かない。」

純宅

愛「また ウチの母にメールしてるんですか?」

純「まだ 迷ってるかもしれないでしょ 離婚届出すの?」

愛「ありがとうございます。」

純「ん? 誰かと約束してるの?」

愛「あ いや 違うんです。 これ 高校に入った時に ウチの母がプレゼントって言って くれたんです。 なんか家を出る時に無意識に持ってきちゃったんですけど その時から 全然動かないんです この時計。 でもなんか 捨てらんなくて この時計が動いていた時までは ウチの家族は幸せだったんだだなーって思って。」

純「ねえ 私達の愛もさ 永遠には続かないのかな?」

愛「はい。」

純「なんで?」

愛「いや 普通に考えたら どちらか先に亡くなっちゃ…。」

純「そういうこと言わないでよ! そういうこと聞いてんじゃないの バカ!」

愛「すみません。」

公園

「すみません ありがとうございます。」

勇気を忘れて行ってしまう晴海

純宅

純「もしもし どうしたの お姉ちゃん?」

マリヤ「純ちゃん お義父さんとお義母さんが大変。 お義母さんが『もう二度と勇気に近づかない』って言いだして。」

純「え?」

マリヤ「私 スーパーでパート始めたから その間 お義母さんに勇気を預かってもらうことにしたんだけど。 そしたら お義母さん 子守りしてんの忘れて そのまま 勇気を公園に置いてきちゃって。」

純「ウソ! え それで 勇気は?」

マリヤ「うん 近所の人が 見つけてくれたから 大丈夫だったんだけど お義母さん 『お義父さんと正には言わないで』って 泣きながら頼のむの。 だから もう純ちゃん 頼るしかなくって。」

純「わ わかった。 私から電話しとく お母ちゃんに。」

病院

晴海「あの 初めてなんですけど。」

(電話の着信)

受付「狩野さん。 申し訳ありません こちらの保険証 現在 使用できないんですけど。」

晴海「どういうことですか?」

受付「資格が失効してるみたいで ご主人が会社を辞められたのでは?」

晴海「そんな… あの じゃあ 私はどうすれば?」

受付「診察受けられるなら 実費負担になりますけど。」

晴海「じゃあ 結構です今日は。」

コインランドリー

また 出ないのかな お母ちゃん…

晴海「もしもし 純?」

純「あ もしもし お母ちゃん 今どこ?」

晴海「ちょっと 外なの。」

純「ああ あのさ。 ちょっと大事な話しがあるから 今日会えないかな?」

晴海「じゃあね。」

純「ちょっと 待ってよ お母ちゃん 待ち合わせ…(通話が切れる)」

愛「あ 純さん。」

純「あ。」

愛「お義母さん 道に迷われたみたいです。」

里や

純「女将さん あの ちょっと 母と話しがあって 借りていいですか?」

サト「どうぞ どうぞ ウチは暇ですから。」

純「すみません。」

サト「おかあさん いらっしゃい。」

晴海「どうも すみません。」

純「愛君も座ったら?」

愛「ああ いや あの僕 1本電話をしてもいいですか? すみません。」

晴海「純 大変なのよ。」

純「あのさ そのこと なんだけど お母ちゃん あんまり落ち込まない方がいいからね。」

晴海「え? あんた知ってるの おとうさんのこと?」

純「え? お父ちゃんがどうかしたの?」

晴海「それがさ あの あのさ… あの… なんだったっけ?」

純「え?」

晴海「だから…。」

愛「ああ あの お義母さん 病院に行ったら 保険証が失効してるって言われて それはきっと お義父さんが仕事を辞めたからだと推測されるんですけど 今電話したら お義父さん 結構前に 仕事辞めちゃってるみたいで… すみません すみません。」

晴海「今でも 毎日会社行くフリしてるさ おとうさん。」

純「ええ?」

晴海「どうしよう 純?」

純「面倒くさいけど はっきり言うしかないんじゃない? もう ウソつくのやめろって?」

晴海「じゃあ お願いね 純。」

純「え? なんで私が言うのよ?」

晴海「呼んでるから おとうさん。」

純「ん?」

こういうのは フットワーク軽いんだから お母ちゃん。

扉が開く

晴海「ああ おとうさん。 ああ こっちです。」

善行「なんや お前 こんなとこ呼び出して お前?」

サト「あら こちらが噂の おとうさん? 社長そっくり。」

純「ちょっと やめてくださいよ 本当に。 あの 私の女将ね このホテルの。」

善行「あ こういうもんでございます。 もう ウチのアホたれ娘がお世話になりまして ありがとうございます。 あの もし気に入らんことがありましたら 即刻クビにしてください お願いします。」

サト「いえいえ おかげでお客さんが増えて助かってますから。」

善行「ありがとうございます。」

サト「まあま お茶も出しませんですみませんね。」

純「ああ 全然お構いなく 本当すみません。」

善行「チャラチャラした経営者やな。 それに これがホテルか? ただの大衆食堂やないか。」

純「ちょっと お父ちゃん この子も従業員だからね。」

善行「まあ なかなかね 味わいのある建物でございますね。」

羽純「偽善。」

善行「え? なんや ブスっとした けったいな女やな。 ところで用ってなんや? はよ言え。」

志道「あんた やっぱり 晴海よね? 高校が一緒だった 志道さ。 わからないね?」

晴海「あ 金城先輩?」

志道「うん。」

晴海「なんか見違えたっていうか。」

サト「なに 知り合いだったの2人?」

志道「高校の後輩で宮古1の美人って 言われてたのよ この子。 なにを隠そう 私の初恋の人。」

一同「ええ!」

志道「その後すぐ 私さ 男に目覚めちゃったから だから 私にとって この子は たった1人の女なの。」

善行「悪いけど 俺は忙しいから 帰らせてもらうわ。」

純「ちょっと まってよ お父ちゃん。 まだ 話し終わってないから。」

サト「師匠 邪魔だから 一旦外 出てよ。」

志道「なに ちょっと?」

サト「ほらほら。」

志道「じゃあね 今度 ゆっくりね。 なによ もう。」

善行「けったいな人ばっかりやな ここは。 あ それよりも はよ言え なんや?」

純「あのさ お父ちゃん 気にしなくていいからね。」

善行「なんや はよ言え いうてんねん。」

純「だから。」

善行「なんや。」

純「会社辞めたこと気にしなくていいの。」

腰が抜ける善行

純「お母ちゃんも もう知ってんの だから もうさ ウソつくのはやめてくれない?」

晴海「なんで言ってくれなかったんですか?」

善行「俺が悪いんやない 俺が悪いんやない 俺の 俺の能力を こう引き出すことが出来ん会社という組織が悪いんや 俺のことお前 あれか? 頼りにならんヤツやと思うてんのやろ お前ら? コイツが コイツが お前の本性言うとったな ホンマは俺と一緒におるのが うっとしいんやろ? 離婚したって ええで?」

愛「お義父さん。」

純「ちょっと お父ちゃん ね お父ちゃん?」

逃走する善行

純「まさか本当に離婚するとか思ってないよね。」

晴海「まさか。」

愛「すみません。 あの僕が前に余計なこと言っちゃったから…。」

純「私も…。」

晴海「あなたが悪いわけじゃないけど… じゃあ帰るね。 ごめんね 純 仕事中だのに。」

純「ねえ お母ちゃん なんで なんで病院行ったの?」

晴海「え?」

純「保険が効かなかったから お父ちゃんが会社辞めたの分かったんでしょ? お姉ちゃんも心配してたよ。 お母ちゃんが最近物忘れが激しくて落ち込んでるって。」

晴海「マリヤさんも 何か勘違いしてるさ。」

純「正直に言って。」

晴海「純まで 変なこと言うのやめなさい。」

サト「ただいま。 ウチのお客さんなんだけどね。 今日迷子になっちゃって ただいま。」

老人「ただいまー。」

サト「ただいま 帰ったよ。」

愛「あの お義母さん。 ネットにある 簡単な認知症のテストを受けてみてはどうでしょうか。 それで 不安がなくなるんだったら それが1番だし。」

純「そうしよう お母ちゃん。」

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