【 連続テレビ小説「純と愛」】97話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。
97話ネタバレ
里や
食堂
愛「お義母さん ネットにある簡単な認知症のテストを受けてみてはどうでしょうか?」
純「そうしよう お母ちゃん。」
愛「これから言う 3つの言葉を覚えておいてください 後で聞きますから。」
頷く晴海
愛「桜 自転車 猿。 これから言う数字を逆に言ってみてください。6 8 2。」
晴海「2 8 6。」
愛「はい。 3 9 7。」
晴海「7 3 9。」
愛「はい。 先ほど 言った3つの 言葉を教えてください。」
晴海「え? え? えと? 桜 さくら さくら… えと なんだったっけな…」
愛「はい あの… この図形を見本に 同じように 書いてみてください。」
晴海「出来ないさ こんなの! なんね 人のことバカにして なんでこんな イジメみたいなことするの?」
純「イジメじゃないから お母ちゃん 愛君 そんなつもりじゃ…」
晴海「あんたも娘なのに なんで母親がこんな目に遭ってるのに黙ってみてるわけ?」
純「お母ちゃん お母ちゃん お願い落ち着いて。」
晴海「どうしよう 純 どうしたらいいの?」
サト「ここに行ってごらん 良い先生だから。」
純「ありがとうございます。」
愛「ありがとうございます。」
病院
道中
晴海「ねえ 純。」
純「うん?」
晴海「私 もう 宮古の海 見られないのかね?」
狩野家
晴海「ただいま。」
純「ただいま。」
正「お帰り。」
晴海「ただいま。」
純「ただいま。」
マリヤ「おかえりなさい。」
愛「お邪魔します。」
晴海「ただいま 帰りました。」
善行「うんうんうん。」
晴海「はあ 疲れた。 お茶入れましょうね。」
マリヤ「お義母さん 私やります。」
正「そうだね。」
愛「僕も手伝います。」
正「あ お母さん どうだった?」
晴海「純 悪いけど あんたから 話してくれる?」
純「わかった…。」
席に着くように促す善行
純「お母ちゃんは 若年性の認知症だって…。」
正「おい それは 治るのか?」
純「病気の進行を遅らせることは出来るんだけど 完全に治るのは無理みたい。」
晴海「そんな深刻な顔しないよ。 病気になったものは仕方ないんだしさ。」
正「ちょっと 母さん。 なんでそんな サバサバしてんの?」
晴海「今まで ずっと不安だったけど 病気ってわかったら クヨクヨしても仕方ないと思ってさ。 あ そうだ剛にも知らせんといけないさね。 何してるかね あの子。」
愛「剛君が出てる動画僕知っています。」
晴海「え?」
剛「やっぱり俺は。 舞台に立ち 鮮やかに舞うのが1番似合ってる男だ!」
「終わったら 片づけておけよ。」
剛「あ はい。 すみません。」
晴海「相変わらずバカだね。」
善行「何をやってんねん こいつは。」
純「お父ちゃん 何か言わないの?」
善行「え? ああ そやな そやからな その まあ こっちとしてはな 泰然自若としてな この難関を乗り…(お茶をふき出す)あちっ!」
純「何やってんのお父ちゃん もう。」
善行「ちょっと 布巾もってきてくれ。 いやー熱い。」
純「もう 何やってんだか。」
晴海「おとうさん お願いがあるんですけど…。」
善行「なんや?」
晴海「宮古に 帰りましょう。 仕事 もう辞めたから もう大阪にいる必要はないし このマンション売って また宮古でみんなで暮らしませんか?」
純「お父ちゃん 病気のこと考えたら 先生も その方いいって言ってたよ。」
正「お父さん そうしよう。」
マリヤ「お義父さん 私からもお願いします。」
善行「俺は 俺はアスファルトが好きなんや。」
純「はい?」
善行「俺はな 俺は 文化のある街がすきなんや。 田舎とは違う 俺が住みたいところは。」
純「いい加減にしてよ。 お母ちゃんが病気になったのは お父ちゃんにも責任があるって思わないの?」
善行「黙れ!」
純「何で こんな状況なのに そんなことが言えるの? お母ちゃんを愛してないのは 本当はお父ちゃんなんじゃないの?」
善行「なにを なにを言うてんねん お前は! 何も知らんくせに 何を言うてんねん!(湯呑を床に叩きつける)」
破片が純に当たる
愛「純さん!」
正「大丈夫?」
愛「純さん! 大丈夫ですか?」
愛「何度も言いましたよね? お義父さん! 純さんを傷つけたら 僕が許さないって。」
善行「なんや その口の聞き方は?」
愛「いい加減にするのは お義父さんの方ですよ。」
純「やめて!」
晴海「うっうっ…」
純「お母ちゃん泣いてるでしょ。」
マリヤ「お義母さん。」
正「お母さん。」
愛「すみませんでした。」
おじぃ 私達はもしかして 言うべきじゃなかったことも 言ってしまった後悔と
待田家
多恵子「これ出しておいて。」
言うべきだった言葉を言えなかった後悔を繰り返しながら
生きているのかもしれない。
純宅
だから いつも 自分の気持ちを隠さず ちゃんと伝えよう
純「愛君は 私のナイチンゲールだね。」
愛「僕は鳥のナイチンゲールも好きです。」
純「うん? なんで?」
愛「ナイチンゲールって 生涯 夫婦で添い遂げる鳥だそうです。」
純「へえ。」
愛「繁殖期が終わって また 別々の遠い国に飛び立っても 次の春が来たら また最初の夫婦の契りを交わした場所で再会するそうです。」
純「じゃあ ナイチンゲールに負けないようにしないとね。」
愛「負ける気がしないです。」
純「愛君 好きだよ。 本当に好き。」
愛「僕も 本当に純さんのことが好きです。」