ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」98話「えがおのゆくえ」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】98話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。

98話ネタバレ

病院

受付「こちらが冊子になります。」

純「はい。」

おじぃ お母ちゃんが 若年性のアルツハイマー型認知症と診断されてしまいました。

純「行こっか お母ちゃん?」

晴海「ごめんね 純。」ら 色々迷惑かけると思うからさ。」

純「何言ってるの。 ほら これからはさ 何でも私にドーンと任せてよ。」

晴海「頼りにしてるよ。」

晴海「何?」

純「私は やっぱり お母ちゃんの笑顔が好きだなって。」

晴海「何言ってる? それより どうしたの それ?」

純「え? 覚えてないの?」

晴海「え?」

純「あ ごめん。」

回想

純「お母ちゃんを愛してないのは 本当は お父ちゃんなんじゃないの?」

善行「何を言うてんねん!」

回想終了

狩野家

晴海「ただいま。」

剛「あ! お母ちゃん お母ちゃん 大丈夫?」

晴海「まあ 剛 帰ってきたの?」

剛「当たり前だろ。 お母ちゃんが大変なんだからさ。 あ でも もう心配しないでね。 俺がずっと そばにいるからさ。」

晴海「ありがとうね。 そうだ おこづかい あげようね。 バレエやってるから お金いるでしょ 色々?」

剛「あ そう?」

純「剛。 あんた本当にバレエなんかでやっていけるの?」

剛「ああ あんなん やめたやめた。」

純「はあ? じゃあ お金返しなさいよ。 大体ね あんたね いつまでも フラフラして お母ちゃんに心配かけんのやめなさい。」

晴海「純 私はいいよ。」

純「お母ちゃんが そうやって 甘やかすから こいついけなくなんのよ。」

晴海「いい加減にして もう。 あんただって なんで昔から 余計なことばかり言うの? 私のことは 構わないでちょうだい。」

純「え?」

ええ? さっきは頼りにしてるって 言ったじゃん。

剛「ねえねえねえ こんなとこで寝てていいのかよ? 入院してさ 手術とかした方がいいんじゃないの?」

純「認知症には まだ完全な治療法がなくて 進行を遅らせるしかないの ストレス溜めないように薬飲んだりとかして。」

剛「じゃあ どうすんだよ お母ちゃんさ?」

純「いいから 1回落ち着いて 剛 ね?」

純「お兄ちゃん とりあえず これからのこと相談しない? 1番問題なのは これから お母ちゃんの面倒をどうやってみるかってことなんだけど。」

剛「だから 俺がお母ちゃんのそばにいるって。」

純「いや あんたには無理よ。」

剛「そんなことないよ。 俺がお母ちゃんに1番好かれてるし。」

なんなんだ その自信は?

純「私がね 娘だから いつもそばにいられたら いいんだけど 仕事あるからさ。」

マリヤ「純ちゃん 私やるよ。 お義母さんのお世話。」

純「ありがとう でも ほら お姉ちゃんは勇気の世話で大変だし ほら パートも始めたでしょ。」

愛「あの 僕見ますよ 基本的には暇なんで。」

純「でも まだ完全に人の顔見られるようになったわけじゃないでしょ? お母ちゃん 嫌がるかもしれないしさ。」

愛「うん そうですね。」

純「ごめんね。」

純「お兄ちゃん 黙ってないで なんか言ってよ。」

正「ああ ごめん なんか まさか 自分の親がアルツハイマーになるなんて思ってなかったから なんかショックでよ。」

純「そんなこと言わないでよ 長男でしょ?」

正「だから 俺は長男なんかに生まれたくなかったって…」

剛「だから 俺が面倒みるって。」

純「だから そんな簡単に言わないでよ。 これからね もしかしたら 下の世話だってしなきゃいけないかもしれないんだよ?」

剛「え? し 下…?」

留守電

純「もしもし お父ちゃん? こんな 大変な時に どこ行ってんのよ? 私のケガのことなら 気にしなくていいから 早く戻ってきて(電話を切る)」

(電話の着信)

愛「お義父さんですか?」

純「違う 里やから。 もしもし。」

サト「ああ 社長 24時間コンシェルジュに頼みたいことがあるってお客さんがいるんだけど どうする?」

純「あ いや ちょっと 今あの… 話し合い中っていうか…。」

サト「適当に断っておこうか? 今大変なんだから。」

純「いや あの 今行きます。 すみません。 はい はい 失礼します。」

純「ごめん。 私 仕事行ってくる。」

剛「お母ちゃん 放っておいて 行っちゃうの?」

純「しょうがないでしょう。 これから 治療費とか色々大変だし 遊んでるわけにはいかないからさ。」

里や

純「ありがとうございました。」

サト「社長。」

純「誰ですか 私に用があるお客さんは?」

サト「ほら。」

純「ああ。」

サト「今日なんか 酔っ払って あんた呼べって うるさいのよ。」

純「え?」

純「あの 私に何か用があると うかがったんですけども。」

久世「笑わせて 私を。」

純「はい?」

久世「ここに来て いつもあなたが楽しげに仕事してるのみてたら 自分がもう何年も 笑ってないことに気が付いたの というか どうやったら笑えるのか思い出せなくて。」

純「はあ?」

久世「あなたの辞書に無理って言葉はないんでしょ?」

純「分かりました。 じゃあ。」

サト「もう 始まってんの あれ?」

蘭「多分 変顔じゃあ?」

純「ふぉー!」

サト「こんどは 何あれ?」

蘭「多分 マイケルのつもりじゃあ?」

純「ふぉー!」

久世「お酒ちょうだい。」

純「お粗末様でした…。」

羽純「撃沈。」

サト「社長。」

純「はい。」

サト「適当にあしらっておけば? あの人 色々あって 人を信じられなくなってるみたいだからさ。」

(電話の着信)

純「あ お兄ちゃん お母さんのことかも? すみません。」

純「もしもし お兄ちゃん?」

正「おい 純 大変だ!」

純「お母ちゃんがどうかした?」

正「お母さんじゃなくて お父さんが!」

純「え?」

善行の元職場

純「失礼します。」

警備員「おとうさんですよね?」

純「あ すみません。」

元上司「お連れさん?」

純「はい そうです。」

元上司「びっくりしましたよ。 いきなり乗り込んできて『お前らにクビにされてから 俺の人生 メチャクチャや』言うて 暴れだすから。」

純「本当すみませんでした。」

元上司「警察沙汰にしてもええんですけど なんや 酔っ払ってるみたいやし 一応 元ウチの社員なんで。 早く連れて帰ってください もう。」

純「はい。 あの本当申し訳ありませんでした。 二度とこんなことないようにしますので 申し訳ありませんでした。」

純「お父ちゃん なんでお酒なんか 飲むのよ こんな時に。」

善行「キンキン言うな お前 酔っ払っておって なんやったか よう覚えてへんねん。」

純「何やってんのよ こんな時にさ。」

善行「第一なんで お前が来るねん。 俺はな 正を呼んだんや。」

純「お兄ちゃんはね これから面接なんだって。 お母ちゃんのためにも仕事見つけなきゃならないからって言って。」

狩野家
玄関前

善行「なあ?」

純「うん?」

善行「おかあちゃんの病気 ほんまに治らへんのんかな?」

純「とにかく 家族が協力して進行を遅らせるしかないの。」

リビング

純「ただいま。 お母ちゃん お父ちゃん帰ってきたよ。」

晴海「お帰り あらおとうさん。 お帰りなさい。」

マリヤ「お帰りなさい。」

善行「お前 そんなことやって 大丈夫なんか?」

晴海「正も剛も一生懸命 仕事を探してるから ごちそうでも作らないと罰があたると思いまして おとうさんの好きな だし巻き卵もありますよ。」

善行「ちょっと ちょっと来い。」

純「なに?」

善行「なあ あいつ ほんまに病気なんか? お前ちょっと騒ぎすぎと違うか?」

純「私もそう思いたいよ。」

マリヤ「お母さん さっき お塩いれましたよ。」

晴海「そんなことないよ。」

マリヤ「本当に…。」

晴海「大丈夫よ。」

マリヤ「そんなに入れたらしょっぱくて食べれないよ。」

晴海「どれ?」

純「お母ちゃん。」

晴海「うん?」

純「しょっぱいの?」

晴海「違うよ 今日はちょっと味付け変えようと思っただけよ。 次はどうするんだった? あんたたちが余計なこと言うから もうど忘れしたさ。」

マリヤ「お義母さん私がやります。」

晴海「大丈夫よ! あ! わあー!(フライパンをひっくり返す)」

善行「なにをやってんねん なにをやってんねん。」

純「料理はさ お姉ちゃんに任せて お母ちゃんはね。」

晴海「なんでそんなこと言うの? 私にはもう料理なんか出来ないって言うの? なんで そうやって病気扱いするの?」

純「いや そうじゃなくて お母ちゃんケガでもしたら大変だなと思うから。」

剛「ただいま。 あれ? どうしたの?」

晴海「ああ 剛帰ってきたの?」

剛「ただいま。」

晴海「ああ そうだ おこづかいあげようね。」

純「お母ちゃん?」

剛「いあや だって さっき貰ったしさ。」

晴海「だってバレエやってるから お金要るでしょ?」

剛「いや。」

晴海「ちょっと 純? 私のお財布知らない?」

純「いや 知らないけど。」

晴海「あれ どこかな?」

純「もう いいよ。 剛 さっきお金あげてたでしょ。」

晴海「財布 あんたが盗ったんじゃないの?」

純「なんで私が盗んのよ そんなことしないよ。」

晴海「私 あんたが私の財布から お金盗って コソコソお菓子買ってるのは 知ってるよ。」

純「それは 小っちゃい頃の話しでしょ? それに そんなの私より剛の方が何倍もやってるし。」

剛「ちょっと お姉?」

晴海「純 剛はそんなことしないよ。 なんでそんなこと言うの? 返しなさいお財布 返しなさい!」

純「私持ってないって。」

晴海「いいから 返しなさい!」

剛「お母ちゃん。」

純「落ち着いて 私も一緒に探すから。」

勇気が泣きだす

マリヤ「勇気どうしたの?」

純「探すから。」

晴海「お財布…」

純「お母ちゃんそんなとこしまわないでしょ いつも 落ち着いて お父ちゃん どうにかしてよ。」

善行「とにかく ちょっと 買い物に 買い物行ってくるわ。」

剛「お父ちゃん?」

また逃げるのかよ あんたは

純「お父ちゃん!」

晴海「お金!」

純「あった あった 玄関に落っこちてた ね よかった。」

晴海「剛 純がイジメる 純がイジメる イジメる。」

剛「お母ちゃん…。」

純「お母ちゃん ごめんね お財布見つかってよかったね。」

おじぃ こんなのへっちゃらだよ お母ちゃんの笑顔を取り戻すためなら…

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