2020年5月18日放送の【行列の女神~らーめん才遊記~】5話のネタバレです。
らーめん才遊記はテレビ東京で放送しているドラマです。
現在は(2020年5月現在)Paraviでも視聴可能です。
テレビまたはParaviが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
ラーメン評論家の有栖(石塚英彦)お気に入りの中華食堂が店を畳もうとしていた。
高齢となった店主・大平夫妻(螢雪次朗、茅島成美)に後継者がいないのが理由だ。
店を失いたくない有栖は夫妻を説得し、「清流企画」に後継者探しを依頼。
芹沢(鈴木京香)は社員全員が己の人脈で候補者を探し出し、能力を見て1人を選ぶコンペを提案する。新人のゆとり(黒島結菜)も参加を命じられるが、何の人脈もなく苦戦を強いられることに…
5話ネタバレ
橋爪ようこ「脂っこくて塩分過多の癖して今や国民食などともてはやされいる悪魔の食べ物ラーメン、そんなラーメンと戦う料理研究家それが私、橋爪ようこ」
橋爪ようこ「そして、そんなラーメンの毒に身も心も侵されてしまった哀れな私の娘ゆとり」
汐見ゆとり「お母さん一体これはなんなの?」
橋爪ようこ「お母さん今とっても嬉しいのよー、ゆとりが自分からここに戻って来てくれて」
汐見ゆとり「別に戻ったわけじゃないって」
橋爪ようこ「いいのよ、もう何も言わなくて。ゆとりがお母さんの跡継いでくれるって決めてくれただけでも十分なんだから」
汐見ゆとり「いや話し聞いて!」
橋爪ようこ「大丈夫お母さんに全てを任せなさい。今からあなたの体に残ったラーメンの毒を洗い流してあげるわ。まずは健康薬膳料理のフルコースよ!」
汐見ゆとり「いやーーーー!」
3週間前
芹沢達美「新しい依頼が入りました。今回皆さんには人材発掘をしてもらいます」
河上堅吾「依頼人は大平茂幸・芳江夫妻、府中市でおおひら食堂という中華食堂を営んでいます」
回想・おおひら食堂
有栖涼「平内太麺のプリプリもちもちした食感に炒めた野菜のしゃっきりはごたえ、とんこつ鶏ガラのうま味がじんわり染み入るスープやっぱりタンメンはここが最高ー!」
大平芳江「うれしいねー、有栖さんはいつも食べっぷりがよくて」
有栖涼「そりゃあもう、20年間月一で通ってますから」
大平茂幸「有難いことだけどね、それも今年いっぱいだよ」
有栖涼「どういうことですか?」
大平芳江「内の人と相談したんだけどね、そろそろ店を閉めようかなって」
有栖涼「なんでー?こんなに繁盛してんのに?」
大平芳江「内もね色々あってさ」
大平茂幸「俺達も年だからね、もうすぐこいつも俺も70だろ、体のあちこちガタがきてるんだよ」
大平芳江「ついでくれる子供も居ないしね」
有栖涼「そんなダメだよ、ここのタンメンがなかったら僕は生きていけないんだよ」
回想終了
芹沢達美「で、有栖さんの説得で内に後継者探しを依頼してきたってわけ」
河上堅吾「地域密着型の繁盛店で相場よりずっと安く店を譲っていただけるという好条件です」
夏川彩「つまり、私達の人脈の中から後継者に相応しいと思う人をそれぞれ連れてくるコンペってことですか?」
芹沢達美「そう、因みにコンペの結果はボーナス査定の参考にさせていただきますのでそのつもりで!」
汐見ゆとり「私そんな人脈もってませんよ」
芹沢達美「分かってます、あなたにはちゃんと救済措置を用意してあるから」
汐見ゆとり「アルバイト面接スケジュール」
河上堅吾「らあめん清流房の池袋店で人手が不足していて募集をかけましてね」
汐見ゆとり「この中に良さそうな人が居たらおおひら食堂の後継者候補も見つけていいってことですよね」
芹沢達美「・・・良さそうな人が居たらね」
汐見ゆとり「ありがとうございます!」
面接
汐見ゆとり「・・・」
15時過ぎても誰も来ない面接会場
1時間遅刻してようやく来たと思ったらすぐに帰る始末
その後もデコメNGでピエンとか謎ワード残して去る人や
電話しながら面接する人が居たり
親同伴で面接に来たりとカオスな面接に
初日の面接はスッポカシ5人、遅刻が4人、母親同伴が1組という結果に終わる
そして二日目もヤバい人ばかりで憔悴するゆとり
そして最後の一人が5分前に来てやる気もありそうな感じだが・・・
畑中「バイト代はいりません、タダでもいいので私を雇ってください!」
芹沢達美「うん、不採用。この畑中って子は雇わない」
汐見ゆとり「どうしてですか遅刻もしないし礼儀正しいし、タダでもいいからバイトしたいとまで言ってくれてるんですよ」
芹沢達美「仮にタダで雇ったとする、1日目は1時間も経たない内に仕事がキツイと弱音を吐く2日目にはやっぱりバイト代寄越せと不平を言う、そして3日目は・・来なくなるわよ」
河上堅吾「その彼はバイト経験がないんでしょう。経験があれば、時給をもらう大変さを理解してるハズですし、軽々しくタダでもいいなんて言葉は言わないハズですよ」
芹沢達美「お金を払うということは仕事に責任を負わせること、お金をもらうということは、仕事に責任を負うことよ」
芹沢達美「汐見、お金の価値を理解してない人間の仕事は必ず無責任なものになるから、よく覚えておきなさい」
河上堅吾「一時期よく耳にしたでしょう?所謂バイトテロというやつですが」
汐見ゆとり「店内で悪ふざけした動画をSNSに上げて炎上しちゃうって」
河上堅吾「ああいう事態がおきると最悪閉店せざるを得ない状況にもなりかねません」
芹沢達美「人材の確保っていうのはそれほど難しいのよ、いい勉強になったでしょ?」
汐見ゆとり「そんなに難しいなら最初から言ってくださいよ。ただでさえ、おおひら食堂の後継者を見つけなきゃいけないのに、まるっきり時間の無駄じゃないですか」
芹沢達美「言い忘れてたけど、おおひら食堂のコンペ明日からスタートすることになったから」
コンペ開始・おおひら食堂
芹沢達美「おおひら食堂の後継者選びの方法ですが明日から各自、三日間ずつ実際このお店で店主として働いてもらいます。その働きぶりを大平夫妻と私が審査をして誰を後継者にするか決めます」
有栖涼「看板メニューであるタンメンを含めレシピは全て今日今から皆さんにお教えすると大平さんは仰ってます」
汐見ゆとり「模擬営業コンペなんて随分大がかりなことをするんですね」
芹沢達美「店を格安で譲って隠居するってんだから、あの夫婦相当貯め込んでいるわよ。手間暇かけた方がコンサルティング料がっぽり取れるもの」
汐見ゆとり「またそんなゲバゲバなことを」
数日後
白坂のターン
松井は大手ラーメンチェーンで店長を3年経験して今も中華料理チェーンの店長を任されている逸材とのこと
夏川のターン
板垣は中華料理一筋20年の生粋の職人で都内の一流ホテルとか、有名中華料理店で修業してきて腕は一級品とのこと
夏川彩「あの人に対抗できる候補者今から見つけられるの?汐見、てかあんた人脈あるじゃない?あの母親がやっている料理教室の知り合いとか」
汐見ゆとり「いやそこを絡めると話しがややこしくなるんで」
夏川彩「でも背に腹は代えられんじゃないの?このままだと不戦敗だし」
汐見ゆとり「いや、そこには頼りませんよ、絶対に」
といいつつ橋爪クッキングスクールに居るゆとり
料理教室に生徒「なっ、なんですかあなた?」
汐見ゆとり「あなた達、ここの料理教室に通って何年目?」
料理教室に生徒「2年目ですけど・・?」
汐見ゆとり「その料理の腕で大きな夢をつかんでみませんか?こんな料理教室に燻ってないで、一国一城の主!中華料理屋の店主になるんです!そうすれば大繁盛間違いなし!億万長者!」
料理教室に生徒「あの私達お菓子教室の生徒なんで・・」
汐見ゆとり「じゃあ用はない、さようなら」
そして橋爪クッキングスクールの組織に捕まってしまうゆとり
組織の幹部「校長がお呼びです」
清流企画の調理室
河上堅吾「社長、例の池袋店のアルバイトですが中野店の店長の紹介で確保できたそうです」
芹沢達美「そう、ご苦労様」
河上堅吾「それにしても慢性的な人手不足ですね」
芹沢達美「後継者問題も内も時期に他人事じゃなくなるわ」
そこで汐見亮二から着信が入る
河上堅吾「汐見さんのお父さんからです」
芹沢達美「また厄介事な予感がする」
橋爪クッキングスクール
橋爪ようこ「はい、あーん」
汐見ゆとり「やだってば!」
汐見亮二「ゆとり!」
芹沢達美「親子喧嘩の度にいちいち人を巻き込むのは止めてください!海原雄山と山岡士郎じゃないんですから」
汐見亮二「そうだよようこさん、芹沢社長だってお忙しいんだから、僕だって君とは離婚してるんだからね」
橋爪ようこ「あなたにはゆとりをラーメンというダークサイドに引きずり込んだ責任があるでしょ?ゆとりがここまでグレちゃったのはあなたのせいなのよ!」
汐見ゆとり「グレてないし、ダークサイドにも落ちてないってば!私はもう帰る」
橋爪ようこ「あら、中華料理屋の後継者探しをお母さん手伝ってあげてもいいのに」
芹沢達美「汐見、あなた守秘義務って言葉知ってる?」
すいません、薬膳料理攻めに遇う前にくすぐり攻めに遇って全部吐かされちゃって・・・
場面変わって須田のターン
須田正史「で、結局候補者はまだ見つかってないわけ?」
汐見ゆとり「はい」
都内でも有数の名店で修業して5年目と言っていたとのことだが
全てがウソのただの詐欺ニート。あげく逃げ帰ってしまう有様w
そしてゆとりのターン
今だに候補者が居ないゆとりだったが話しを聞いていた一人の客が候補者を買って出るのだった・・・
鷹野研次郎「この店の後継者を探しているんでしょ?だったら僕がなってあげるって!」
汐見ゆとり「さっき会った酔っ払いのおじさんに候補になってもらいました。なんて社長に言ったら、もう絶対怒られますよ。下手したら最悪首かも」
大平芳江「でも悪い人でもなさそうよ。内の人もなんだか楽しそうだし」
鷹野研次郎「大平さん、ありがとうございました」
大平茂幸「いや、あんたなかなか飲み込みが早いよー」
鷹野研次郎「光栄です。それで明日からの話しなんですが、コンペは3日間だと聞いてるので明日と明後日の営業はお二人だけでお願いしますね」
汐見ゆとり「お願いしますって、どういう意味ですか?」
鷹野研次郎「私はほかにやることがあるものですから、じゃあそういうことでよろしく」
汐見ゆとり「いやよろしくじゃなくて!」
清流企画
汐見ゆとり「ただいま戻りました」
夏川彩「どうしたの死にそうな顔して?」
汐見ゆとり「おおひら食堂の様子を見に行って来たんですよ」
白坂隼人「例の飛び入りの候補者」
須田正史「どうだった?」
汐見ゆとり「どうもこうもないですよ、あの鷹野っておじさん本当にお店に出てなかったんです。それどころか帰り道に・・・」
汐見ゆとり「近所の居酒屋で真昼間にお酒を飲んでるのを見つけたんですよ」
白坂隼人「凄いのそれ、やる気0じゃん」
汐見ゆとり「後継者とか以前に、もう人としてダメダメですよ。この間のバイト面接に来てた人達以下ですよ、あれじゃ」
そしたコンペ最終日
芹沢達美「いよいよ最終日ね、その鷹野って人、店に出てるんでしょうね?」
汐見ゆとり「知りません、とんずらしているかも知れませんし」
芹沢達美「じゃあボーナスはなし」
汐見ゆとり「もう覚悟してますから・・・え?」
鷹野研次郎「お客様どうぞこちらにお並びください」
思いのほか店は大盛況だった。お客さんが持っていたチラシを見せてもらう二人
汐見ゆとり「野菜400gタンメン1日にに必要な野菜が摂れます」
芹沢達美「いいチラシね、アピールポイントも的確で。」
そして結果発表
芹沢達美「さて、これで模擬営業コンペは終了しました。早速大平ご夫妻には後継者を決めていただきたいのですが、そうそうにお引き取り頂いた須田の候補者は論外のとして、こちらの3人の中からです」
大平茂幸「それじゃあ、我々はそちらの鷹野さんにこの店を譲りたいと思います」
鷹野研次郎「ありがとうございます」
芹沢達美「大平さんご夫妻は流石商売を長くされてるだけあって人を見る目がおありになる他の2人の欠点にも気づいておられたようだし」
松井正弘「欠点?どう意味ですか?」
板垣勇次「我々の何がいけなかったというんです?」
芹沢達美「松井さん、あなたは長くチェーン店の店長を務めてただけあって卒なくこなしておりましたが客席への誘導に難がありました」
松井正弘「え?」
芹沢達美「1人が4人掛けに座ってたり」
芹沢達美「数人連れがカウンター席に座っていたりしてました」
松井正弘「それは大平さんからも席は自由でいいって言われt」
大平芳江「そうは言っても混んでる時はそれなりにお客さんを誘導してるんですよ、じゃないと沢山のお客さんに入ってもらえないし」
松井正弘「そんなこと今更言われも」
芹沢達美「言われたことはしっかりこなす。それは優秀な店長であって、店主とは言えません。まだまだ雇われの意識が抜けてないんじゃないですか?」
芹沢達美「そして板垣さん、あなたには松井さんより更に多くの問題が見受けられました」
板垣勇次「問題?私はちゃんとやってましたよ?」
芹沢達美「本当にそうでしょうか?作った料理をカウンターに出しっぱなし、声をかけるでもなく自分が運ぶでもなく、そのまま放置していた」
芹沢達美「それに調理に使っていたお玉に直接口をつけて味見をしたり」
芹沢達美「包丁でビニール袋を切ったり、衛生面でとても許される行為ではありません!」
板垣勇次「それは長年の癖で・・・」
芹沢達美「お客から見えない厨房でこういう習慣になれている料理人は確かにいます。ですが、それは業界に常識であっても世間の非常識ですよ!板垣さん」
芹沢達美「鷹野さんは違った。彼はこのおおひら食堂というお店とこのお店に関わってる人を見ていたのよ」
鷹野研次郎「最初の2日間で私がしたのは、このおおひら食堂を外から観察することでした」
鷹野研次郎「近くに商店街に住む昔からの常連客で店は賑わってるものの高齢化に伴って、いずれはじり貧になる」
鷹野研次郎「でも最寄り駅の周辺は再開発で新築マンションも増えているんです」
鷹野研次郎「ですから初日はそのマンションにチラシをポスティングしていました」
芹沢達美「つまり立地を確認して、新たな宣伝戦略と新規客の獲得の必要性に気づいたわけね。ヘルシーをうたい文句にしたのも効果的です。マンションに住んでる若い世代にもウケるアピールですし」
汐見ゆとり「じゃあこの近所でお酒を飲んでいたのは?」
鷹野研次郎「近くの商店街の店主さん達と仲良くなる為だよ。行列が出来ると揉めることも多いから、そういう根回しは早い内にしておかないと」
須田正史「そこまで考えて」
夏川彩「この人」
白坂隼人「何者なんですか?」
芹沢達美「新人の汐見はともかくあなた達明らかに勉強不足よ!あの鷹野研次郎を知らないなんて」
須田正史「そうだ、たった8坪から始めた居酒屋「タカケン」を僅か数年で日本の、日本屈指のチェーン店にした外食業界のカリスマが」
外食業界のカリスマ・鷹野研次郎
白坂隼人「でも何年か前に居酒屋経営から引退したと聞いたんですけど」
大平茂幸「そんな凄い人が、なんで内みたいな店に?」
鷹野研次郎「恥ずかしながら私ここ数年は飲食業界自体と離れて暮らしていたんですよ」
芹沢達美「3年前ですね経営していた居酒屋とは別の洋食チェーンでバイトテロが起きたのは」
鷹野研次郎「ええ、対応の不味さで店は閉店しましたし、損害賠償した学生バイトが自殺未遂をした挙句一家離散してしまいましてね。それがどうにもやりきれなくて」
夏川彩「でもそれって自業自得なんじゃ?」
白坂隼人「そうですよお店のほうがむしろ被害者なんですから」
鷹野研次郎「もちろん私は当時はそう思っていました。でも、後になってから考えたんですよ。若いアルバイトの悪ふざけを止めるような指導を自分はしていたか?」
芹沢達美「アルバイトが勝手にやったことでも雇用責任、監督責任がありますものね」
鷹野研次郎「仰る通りです。先ほどの芹沢社長の言葉を借りるなら、私はあの時店や人ではなく経営しか見ていなかった。だからこそ今度はしっかりと店と人と向き合う商売をしてみては?言われてコンペに参加することを決めたのです。橋爪ようこ先生のお誘いでね」
汐見ゆとり「お母さんが?!」
芹沢達美「汐見あなたまだ気づいてなかったの?じゃなきゃこんな偶然あるわけないでしょう」
鷹野研次郎「申し訳ない橋爪先生の名前を最初に出すと絶対に拒否されるからって言われていたものだから」
汐見ゆとり「当たり前ですよ!」
鷹野研次郎「まあとにかく大平さん、奥さん、このおおひら食堂、私が責任をもってお引き受けいたします」
大平茂幸「どうぞよろしくお願いいたします。鷹野さんみたいな人に継いでもらいると安心ですよ」
鷹野研次郎「松井君と板垣君だったよね。君たちもし良かったら、この店で一緒に働かないか?」
松井正弘「いいんですか?」
鷹野研次郎「この店はこれからもっと繁盛するし、規模も拡大していく、私なら君達に独立のノウハウを教えてあげられるからね」
板垣勇次「それば願ってもない話しです」
鷹野研次郎「これで腕利きの料理人とマルチプレイヤーを2人ゲットだ!我々の商売にとって人脈は宝だからね」
汐見ゆとり「凄い」
芹沢達美「全く腹立たしいほどね」
汐見ゆとり「え?」
後日
汐見ゆとり「おおひら食堂連日の大繁盛みたいですよ」
芹沢達美「そう」
汐見ゆとり「私バイトの面接の件も含めて凄くいい勉強になりました」
芹沢達美「分かったからもう仕事に戻んなさい」
汐見ゆとり「あの社長なんだか怒ってません?この間も腹立たしいとか言ってましたし」
芹沢達美「腹立たしいわよ。だから、ボーナス査定は夏川と白坂が普通、須田がマイナス、で汐見、あなたはなし!」
汐見ゆとり「どうしてですか?鷹野さんは私の候補者ですよ?」
芹沢達美「橋爪ようこの紹介でしょ!ノーカウント!」
汐見ゆとり「なんなんですか、それ?個人的な感情で!」
芹沢達美「ねえ汐見、前に言ったハズよ?あの大平夫妻からはガッポリコンサル料を頂けそうだって?」
汐見ゆとり「それは聞きましたけど?」
芹沢達美「他の2人の候補者だったら、それぞれ問題があったからこれからも指導にあたれたし細く長くコンサルを続けていられた。でも、あの鷹野が相手だったら、そういうわけにはいかないでしょう?」
芹沢達美「内は大損よ!つまりこれは橋爪ようこが仕掛けた私への嫌がらせだったってわけ、だからあなたはボーナスなし、むしろ首一歩手前。反論は?」
汐見ゆとり「ありません・・・」