【 連続テレビ小説「ちむどんどん」119話のネタバレです。
あらすじ
暢子(黒島結菜)たちが里帰りしている比嘉家で、宴会が開かれた。健彦(三田一颯)のリクエストで歌子(上白石萌歌)が歌おうとすると、そこへ智(前田公輝)が現れる。歌子と智のお互いへの思いがどうなるのか、優子(仲間由紀恵)や暢子たち、みんなが見つめる中、ふたりは…。そして、暢子たちが東京へ戻る前日。暢子がやんばるへの思いを和彦(宮沢氷魚)に伝えると、和彦から思わぬ提案が…。
119話ネタバレ
比嘉家
智「歌子…。 実は あの…。」
裏子♬『南風吹けば 咲く花の美らさよ 島の美童の ジントヨー 想い染めてよ ジントヨー ジントヨー 流す涙なら 潮風で消えるよ つらい思い出は ジントヨー 歌で消えるよ ジントヨー ジントヨー』
智「好きなわけよ。 歌子を思うと ちむどんどんする。 俺は 歌子と結婚したい。 結婚してください。」
歌子「うん…。」
智「幸せになろう!」
歌子「うん…。」
(拍手と歓声)
暢子「歌子! おめでとう!」
良子「幸せになってね。」
石川「お幸せに!」
善一「智~! よくやった!」
♬~(『唐船ドーヰ』)
暢子「智 おめでとう!」
智「ありがとう。 和彦のおかげヤサ。」
暢子「和彦君のおかげなの?」
和彦「ううん。 暢子のおかげ。」
暢子「えっ 何で? 全然 分からん。」
海
暢子「お~ いくよ。」
(笑い声)
暢子「健彦 いくぞ!」
和彦「うわっ ちょっ…。 もう一回!」
暢子「わ~っ わっ! ちょっと…。」
比嘉家
♬~(三線『てぃんさぐぬ花』)
暢子「和彦君。」
和彦「お帰り。」
暢子「ただいま。 お母ちゃんは 棚卸しで遅くなるって。」
和彦「うん。 歌子は?」
和彦「智の家。」
暢子「健彦は?」
和彦「やっと寝てくれたよ。 帰りたくない ずっとやんばるにいるって もう大騒ぎだった。」
暢子「うちも…。」
和彦「ん?」
暢子「やんばるの自然の中で 家族みんなで暮らせたら どんだけ上等か…。」
和彦「提案。 やんばるで暮らしてみない? 3人で。」
暢子「和彦君…。」
和彦「僕の仕事は どうにかなるとしても 暢子は 東京の店を手放すことになる。 長年 暢子が苦労して 花を咲かせた店なのに。 だから 今すぐ決めなくていい。 だけど 東京に戻る前に 暢子が どうしたいのか 自分の気持ちに もう一度 ちゃんと向き合ってみてほしい。」
暢子たちの休日も あと一日。 明日 東京に帰ります。
優子「次に会えるのは お盆かね。」
暢子「結婚したら 歌子は あの家を 出ていくのかね?」
優子「それは あの2人が 話し合って決めること。」
暢子「お母ちゃん ひとりになるよ?」
優子「うちは いつでも お父ちゃんと一緒。」
暢子「さみしくない?」
優子「子供たちが みんな 幸せに巣立ってくれて 本当に うれしい。 うちは 幸せ者。」
暢子「覚えている? うちが 高校生の時 ここで話したこと。」
優子「覚えているよ。」
回想
暢子「本当は 何か 心を燃やせるような 打ち込める 一生懸命になれるものを 見つけたいって ずっと思ってる。」
優子「いつか きっと この村に生まれてよかったって 女に生まれてよかったって 思える日が 來ると思うよ。」
回想終了
暢子「お母ちゃんの 言うとおりだった。 うちは この村で生まれた。 女の子に生まれた。 それは 誰にも変えられない。 それが 今 うちは うれしくて うれしくて たまらないわけ。 ありがとう お母ちゃん。」
畑
回想
健彦「ママは? やんばる大好き?」
史彦「暢子ちゃんにとっては この村がふるさと。」
賢三「正しいと信じて筋を通せば 答えは 必ず見つかるからよ。」
回想終了
暢子「ちむどんどんする…。 お父ちゃん ちむどんどんが 止まらないよ…。」
比嘉家
健彦「行ってきま~す。」
和彦「行ってらっしゃい。」
優子「行ってらっしゃい。」
暢子「あっ 健彦。」
健彦「行ってきます。」
暢子「行ってらっしゃい。」
優子「暢子 お帰り。」
和彦「お帰り。」
暢子「ただいま。 お母ちゃん。 うち 和彦くんと健彦と 3人で やんばるに移住したい。」
優子「えっ?」
和彦「暢子 いいの?」
暢子「もちろん お店のこととか 和彦君の仕事のこと 健彦のこと 考えることは いろいろあるけど いろいろあるけど ちむどんどんするか しないかさぁ! まくとぅそーけー なんくるないさー。 うちは ここで この家で暮らしたい。」
優子「和彦君は それでいいわけ?」
和彦「僕は もともと この島で 長年の夢を かなえたいと思っていたので 暢子さえ よければ。」
暢子「あの畑を やりたい。 やんばるの畑で育てた おいしい野菜で もっと ちむどんどんする 新しい冒険が 始まる気がするわけ。」
優子「一つだけ。 あんたたちが うちのために 帰ってこようと思っているなら うちは 反対する。 だけど 2人が 自分たちのためにと決めたなら うちは とことん応援する。」
暢子「もちろん 自分たちのため。 ねっ。」
和彦「うん。 よろしくお願いします。」
優子「こちらこそ。」
暢子「お母ちゃん ありがとう!」
優子「あれあれ もう…。 フッフッ…。」
暢子「決めてしまった~。 ありがとうね。」
優子「うん。 暢子は…。」
(笑い声)