ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちむどんどん」20話「青春ナポリタン」

【 連続テレビ小説「ちむどんどん」】20話のネタバレです。

あらすじ

暢子(黒島結菜)は料理部の大会で大きなピンチを迎えるが、沖縄そばをとある料理に変更、形勢逆転を狙う。会場には兄の賢秀(竜星涼)、姉の良子(川口春奈)、妹の歌子(上白石萌歌)に母・優子(仲間由紀恵)も訪れる。良子は思いを寄せる友人の石川(山田裕貴)と、歌子も秘めた片思いの相手・智(前田公輝)と、それぞれに会場で交錯。そして賢秀は自分がのめりこんだ投資話に危うさを感じ始める。

20話ネタバレ

山原高校
北部産業祭り会場

暢子「これ!」

歌子「ナポリタン?」

暢子「ちむどんどんしてきた~!」

早苗「スパゲッティとか 作ったことある?」

暢子「ないけど  チャンプルーを応用する。 炒めるのは 一緒で 違うのは 麺と味付け。」

珠子「フライパン 借りてきました!」

暢子「ありがとう!」

暢子「はい~!」

部員たち「わ~!」

珠子「すごい~! おいしそう!」

部員「おいしそう!」

暢子「試食してみた。」

珠子「はい。」

部員たち「頂きます。」

珠子「マーサン!」

早苗「また 暢子にニーニーに お客さんを…。」

暢子「皆さ~ん! 注目~! 山原高校調理部は 最高においしいものを ご用意しました! 名付けて やんばるナポリタン!」

暢子「やんばるの野菜が た~っぷりの ちょっとおしゃれな スパゲッティ! 今なら 早い者勝ちだよ! 皆さん 食べに来てくださ~い! 今日 ここでしか食べられないよ! デージおいしいですよ! お一つ いかがですか? アイ 早く!」

客「1つ もらおうかね。」

暢子「はい! やんばるナポリタン 1丁!」

部員たち「ありがとうございます!」

客「やんばるナポリタン 頂戴!」

暢子「ありがとうございます。 どうぞ。」

歌子「うちも手伝う。」

暢子「ありがとう!」

歌子「こちらから 並んでください。 こちらです。」

客「やんばるナポリタン ください。」

部員「ありがとうございま~す。」

客「マーサン!」

客「おいしいねえ。」

客「おいしいさ。」

客「だからよ。」

客「新しい味だねえ。」

暢子「よ~し みんな どんどん作るよ!」

部員たち「はい!」

智「店長!」

マスター「おっ 来てたのか。」

智「ちょっと いいですか。 こんな所で あれなんですけど…。」

マスター「何よ。」

智「これ 何かの間違いじゃ…。」

マスター「ん? ん? 間違い?」

智「フライドポテトが成功したら 給料上げてくれるって約束でしたよね?」

マスター「俺は ただ 考えとくと言っただけ。」

智「だけど…。」

マスター「仕入れの金は 誰が出した?」

智「でも…。」

マスター「悔しかったら 自分で店やれ。」

♬~(三線)

(拍手)

下地「比嘉歌子? 待て! 何で逃げる? 歌いなさい!」

歌子「ありえん!」

下地「歌いなさい!」

歌子「ありえん!」

石川「良子!」

良子「博夫さん…。」

石川「里美が 昔の学校の話を 聞きたいって言うから 親を紹介するって言っただけで。 うちの親父もおじぃも 教師だったから。」

良子「ただ それだけ?」

石川「その話も なしになった。 あのあと 里美とケンカして。」

良子「どうして?」

石川「里美は 良子に 俺と結婚するつもり みたいなことを言ったんだろ? だから… 俺も 腹が立って…。」

良子「どうして? 何で腹が立ったの?」

石川「何でって…。 だから良子 俺と…。 け…。 勉強会やろう。」

良子「勉強会?」

石川「沖縄の子供たちの未来を 一緒に 真剣に考えよう。」

良子「はい。」

下地「待て! 歌子… 待って。 待て!」

歌子「何で? わっ ごめんなさい!」

智「歌子?」

歌子「助けて!」

下地「比嘉歌子!」

智「何か?」

歌子「ありがとう。 それ どうしたの?」

智「いつか絶対 自分の店を持つ。 豆腐屋じゃない もっと でかい店。 社長になる。」

歌子「頑張って。 応援してる。」

智「おう。」

歌子「うん。」

トイレ

賢秀「♬『翼をひろげ 飛んで行きたいよ 悲しみ』」

金吾「(口笛)」

賢秀「お~! 喜納金吾! いいところで出会ったな!」

金吾「賢秀!」

賢秀「ん?」

金吾「また 俺に たかるつもり?」

賢秀「何のことか。」

金吾「去年 貸したお金 まだ返してもらってないよ。」

賢秀「あれは 借りたんじゃなくて おごってもらった。 でもな お前に おごってもらうのも これで最後ヤッサ。」

金吾「何で?」

賢秀「我らが比嘉家は 大金持ちになる! お前には 分からんさ。 何せ この話 琉球政府の秘密が絡んでるから。 クッ ククク…。」

金吾「それ まさか 1ドルが720円になるって あれか?」

賢秀「だからよ。 あれ 何で知ってるわけ?」

金吾「うちの工場にも ナントカって男が 今なら 特別レートで 円とドルを交換できると 話をもちかけてきて 親父が 知り合いの警察に問い合わせたら 前科者の詐欺師。 気を付けた方がいいよ。」

賢秀「まさかやー。 俺の話は 詐欺じゃない。 ちゃんと 預かり証もある。」

金吾「我那覇! こいつさ! 親父の工場に来た詐欺師。」

賢秀「はあ?」

会場

暢子「ありがとうございます!」

早苗「ありがとうございます。」

部員「いらっしゃいませ。」

部員「いらっしゃいませ。 いらっしゃいませ~。」

優子「フフ…。」

善一「あっ 優子さん! こちら 内間食品の人事課長。 比嘉暢子のお母さんです。」

優子「どうも 初めまして。」

人事課長「いや~ 実に 生き生きと 楽しそうに働いてらっしゃる。 面接の時より 断然 輝いてますね。」

優子「ありがとうございます。」

人事課長「失礼します。」

善一「暢子を是非 採用したいって 言ってたさ。」

優子「本当ですか! ありがとうございます。」

善一「これで 一安心だね。」

結果発表

運営「それでは 結果発表です。 1等賞は…。」

運営「山原高校~!」

(拍手と歓声)

珠子「1等賞~!」

ひとみ「何?」

暢子「お疲れさま。」

ひとみ「やんばるそば おいしかった。」

暢子「ありがとう!」

ひとみ「今度 ナポリタンも食べさせて。」

暢子「うん!」

(拍手と指笛)

優子「おめでとう。」

善一「よくやった!」

良子「暢子~!」

石川「!」

良子「妹です。」

石川「えっ…。」

歌子「暢ネーネー!」

智「暢子!」

運営「では 代表者から ひと言 頂きます。」

早苗「暢子。」

暢子「えっ? 何で? うちは ただの助っ人で…。」

早苗「ここは 料理長の暢子。」

暢子「え~?」

珠子「お願いします。」

部員「暢子先輩。」

早苗「もう…。」

暢子「え~っと…。 皆さん ありがとうございます! おいしいものを食べるのは 最高だけど 食べてもらうのも 最高です! デージちむどんどんしました!」

(拍手)

暢子「うちは 今 就職活動中なんですけど 自分のやりたいきおとが 分からなくて もやもやーして 自分に わじわじーしてからんに…。」

智「暢子 頑張れ!」

良子「暢子!」

ひとみ「頑張れ!」

(拍手)

客「頑張れ!」

客「頑張って!」

客「頑張れ!」

客「頑張って。」

客「頑張って!」

暢子「すいまえん ありがとうございます。」

客「やんばるナポリタン 最高!」

客「また 食べたいよ~!」

客「ありがとう! おいしかったさぁ。」

客「おいしかった!」

客「頑張れ!」

客「ナポリタン おいしかったよ!」

客「来てよかった。 ありがとう。」

(拍手)

暢子「うち… うちは… レストランで働きたい! 東京に行って 料理人になりたい。 コックさんになりたい。 やりたいこと 見つかりました! たった今 見つかりました! ハハハハ…!」

(拍手)

客「頑張れよ!」

暢子「アハハハ…!」

客「チバリヨー!」

(拍手)

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