【 連続テレビ小説「ちむどんどん」】68話のネタバレです。
あらすじ
暢子(黒島結菜)と房子(原田美枝子)は、フォンターナで見た家族の新しい門出の様子を肴に酒を酌み交わした。そこで、暢子は自分の店をやりたい気持ちがあることに気づく。そんな中、沖縄県人会の遠足が行われ、余興で『沖縄角力大会』が行われることに。暢子と和歌子(駒井蓮)は手作り弁当で参加者を応援することに。角力大会になみなみならぬ意欲で参加するのは智(前田公輝)だ。その理由は…。
68話ネタバレ
いよいよ 角力大会の日が やって来ました。
沖縄料理店・あまゆ
大会では 毎年 お弁当が配られます。 今年は 暢子特製 魚とゴーヤーの てんぷら弁当です。
和歌子「おいしそう。 花の銀座で コックさんば やってるんですよね?」
暢子「まだまだ 半人前だけど。 いつかは 自分のお店を 持ちたいなって思ってる。」
和歌子「恰好いい…。」
暢子「和歌子ちゃんの夢は?」
和歌子「めんこいお嫁さん。 夢は 真っ白だ花嫁衣裳ば着るごと。 暮らすのは どごでもいい。 相手は 真面目で 正直で 頼りになる男の人だら。」
暢子「そっか~。」
和歌子「はい。」
暢子「アイ あとは うちがやるから大丈夫。」
和歌子「あっ 本当ですか?」
賢秀「おはよう。」
和歌子「おはようございます。」
暢子「ニーニー…。」
和歌子「へば 先に行ってます。」
暢子「うん。」
賢秀「和歌子ちゃん 何かあったら 俺を 頼りにしていいからね。」
和歌子「ありがとうぼぜいます。 へば。」
賢秀「へば。」
(扉の開閉音)
賢秀「俺は 決めた。」
暢子「ん?」
賢秀「今日の角力大会で優勝して その場で 和歌子ちゃんにプロポーズする。」
暢子「ニーニー。」
賢秀「よ~し! ん~ 宇宙パワー! 優勝は 沖縄の一番星 比嘉賢秀~! 賢秀さ~ん!」
角力大会
「黒糖20kgだってよ。」
和歌子 暢子 多江「こんにちは。」
多江「いしみねさん はい 2個ですね。」
暢子「ありがとうございます。 こはぐらさん。 え~… あった。 はい。 3つですね。 はい どうぞ。 はい お箸もあります。 はい おいしいですよ~ ありがとうございま~す。」
多江「あっ 賢秀君 どうぞ。」
賢秀「あっ いや 俺は こっちのを。」
和歌子「あっ 1つ…。」
賢秀「あっ 2つ。」
和歌子「あっ 2つ。 はい。」
賢秀「和歌子ちゃん あっちに グレイトなシートを キープしておくから 後で 一緒に食べよう。」
和歌子「はい。 あっ ありがとうごぜいます。」
賢秀「じゃっ。」
和歌子「じゃあ。」
賢秀「じゃっ。」
「おいしいね~。」
「おいしいねえ。」
「もっと食べたいヤッサー。」
「おいしいねえ。」
和歌子「みんな 喜んでる。 さすが 暢子さん。」
暢子「みんなの笑顔に うちも ちむどんどんしてきた。 あっ おお 愛さん!」
愛「お相撲 まだ始まってない? 和彦に ちょっと話があって。」
暢子「角力は これから。 あっ そうだ。 愛さん お昼食べた?」
愛「ううん。 あっ 私も そのお弁当もらっていいの?」
暢子「もちろん! 愛さんは 県人会の大事なお客さんだのに。」
愛「うれしい! じゃあ まずは頂きます! 実は おなかペコペコだったの。」
暢子「アイ よかった~。」
智「あ~!」
和彦「あ~! え~! いきなり 2連覇中の 横綱とか…。 お手柔らかに頼むぜ。 僕の目的は あくまで取材。」
智「いくら言い訳並べても 手加減はしないからな。」
和彦「うわ… 参ったなぁ…。」
2人「う~ん!」
愛「魚のてんぷら ほくほくしてる。 沖縄風のてんぷらなの?」
暢子「うん。 うちなんかは てんぷらーって言うけど。 衣を分厚くして 出汁を きかせてるわけ。」
愛「ふ~ん さすが! うん おいしい! 暢子ちゃんには 本当に感謝してる。」
暢子「ゆうべ 遅くまで仕込みして 朝も 早起きして 頑張ったかいがあったさぁ。」
愛「てんぷらだけじゃなくて。」
暢子「うん?」
愛「暢子ちゃんのおかげで 自分が 本当は何をやりたくて 何に ちむどんどんするか はっきり分かった。 私は きっと あの日 4人で過ごした時間を 一生忘れない。」
暢子「フフフッ…。 楽しかったね。」
愛「うん。」
暢子「フフフッ…。」
三郎「おお 気合入ってるな。」
順次「優勝賞品 黒糖20kgが かかってるからな。」
智「黒糖は どうでもいいです。 今日 優勝したら 暢子に プロポーズします。 ないしょで お願いします。」
三郎「分かった。 誰にも言わねえよ。」
智「プロポーズは サプライズでやりたいから。」
順次「チバリヨー!」
智「フッ。」
(シャッター音)
順次「和彦君!」
和彦「どうも。」
順次「1回戦 気を付けた方がいいよ。」
和彦「まさか いきなり 大会2連覇中の智と当たるなんて。」
順次「その上 智 例年以上に 尋常じゃなく気合いが入っているわけよ。」
和彦「何でですか?」
順次「詳しいことは 言えんけど 智の人生が かかってるわけさ。」
和彦「えっ? 人生が?」
順次「智 優勝したら 暢子ちゃんに 正式プロポーズ!」
三郎「おい 順次。」
順次「絶対 ないしょだよ。 智が 優勝したらの話さ。 あの2人も 長いから やっと結婚だねえ。」
和彦「でも 優勝しなかったら…。」
順次「プロポーズは 中止さぁ。 であるわけですよね?」
三郎「知らねえぞ 俺は。」
順次「えっ 何で? だって… えっ? 和彦君は 口が堅い新聞記者だのに。 大丈夫でしょ?」
愛「三郎さん。 和彦 見ました?」
三郎「うん あっちにいたぞ。」
順次「緊張してたよ 何せ 今日の角力に 智の人生が かかってるって 知ってしまったからね。」
三郎「順次。」
愛「人生が かかってるって… 結婚とか?」
順次「あれ? 知ってるわけ? 智が 優勝したら 暢子ちゃんに 正式プロポーズする話。」
三郎「バカ 順次 お前 全く もう…。」
順次「えっ いやいや 愛ちゃんは 知ってたわけよ。 そうだよね?」
愛「それを 和彦も聞いたんですね。」
順次「そうなわけ。」
暢子「愛さん 和彦君 あっちにいるみたい。」
愛「じゃあ 失礼します。」
三郎「順次 お前は 本当に口の堅い 約束を守れる男だな。」
順次「何で? 愛ちゃんは もとから知ってたわけだから 問題ないさぁ。」
回想
順次「智 優勝したら 暢子ちゃんに 正式プロポーズ!
回想終了
愛「和彦!」
暢子「あっ 食べてる! うちのお弁当。 どう? おいしい?」
和彦「やっぱり うまいよ。 暢子の料理。」
暢子「やった~!」
和彦「今まで食べた てんぷらの中で 一番おいしい。 うん。」
暢子「じゃあ 頑張ってね!」
和彦「うん。」
暢子「諦めたんだから。」
愛「実は 相談があるんだけど…。 昨日 田良島さんに呼ばれて…。」
和彦「やっと分かった。」
愛「えっ?」
和彦「聞いてほしい。 僕たちの結婚のことだけど…。 僕は やっぱり…。」
智「和彦! 次 俺たちだよ! アリ!」
和彦「ごめん… 始まる。」
(拍手と声援)
順次「赤 砂川 智! 白 青柳和彦! 和彦君 確認だけど 先に 背中ついた方が負けだから。」
和彦「はい 分かってます。」
智「どんと来い!」
暢子「チバリヨー!」
順次「一本勝負! うい!」
多江「行け~!」
トミ「負けるな!」
和歌子「行げ~ 負げるな~!」
暢子「智も 和彦君も 負けるな~!」
智「フン! 何で そんな頑張るわけ?」
暢子「チバリヨー!」
和彦「んっ…。」
暢子「和彦君!」
暢子「うおっ!」