ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちむどんどん」69話「渚(なぎさ)の、魚てんぷら」

【 連続テレビ小説「ちむどんどん」】69話のネタバレです。

あらすじ

県人会の遠足の余興で行われる沖縄角力大会。智(前田公輝)は「この大会に優勝して、暢子(黒島結菜)にプロポーズする」と心に決めていた。そんな智の初戦は、なんと和彦(宮沢氷魚)だった。智の楽勝と思われたが、智の思いを知ってしまった和彦は意外な粘りを見せる。無邪気にふたりを応援する暢子の前で、勝負の行方は…。一方で賢秀(竜星涼)は、和歌子(駒井蓮)への想いが募るばかり。だが、そこに意外な人物が現れる。

69話ネタバレ

角力大会 1回戦

暢子「チバリヨー!」

暢子「うおっ!」

順次「赤 砂川!」

「えっ? おかしいだろ。」

「いや 白だろ 白。」

順次「し… 白 あっ… 青柳!」

「いや 赤だろ! 赤 赤!」

多江「どっち?」

トミ「どっちですかね?」

「どっちなんだ?」

「はっきりしろ はっきり!」

三郎「同体! 取り直し!」

(拍手と歓声)

和彦「もう一番。」

智「本気出すからな。」

順次「はい 取り直し。」

暢子「2人とも頑張れ! チバリヨー!」

順次「一本勝負! うい!」

三郎「いけ1」

トミ「頑張れ~!」

暢子「頑張れ~!」

愛「そういうことなんだね…。」

智「うお~! うりゃ~っ!」

(拍手と歓声)

順次「赤! 砂川!」

暢子「智 すごい! 和彦君も!」

(拍手と歓声)

力尽きる和彦

(どよめき)

智「和彦!」

愛「和彦!」

暢子「和彦君!? 大丈夫?」

愛「和彦!」

和彦「うっ!」

愛「和彦!」

暢子「大丈夫?」

智「大丈夫か?」

愛「しっかりして!」

三郎「おい 担架! 病院 連れてってやれ!」

「担架 担架!」

智「大丈夫か?」

愛 智「和彦!」

暢子「和彦君!」

2回戦

和歌子「けっぱれ~!」

賢秀「はい チュラソーダ。」

和歌子「あっ ありがとうごぜいます。」

賢秀「飲んだことある? チュラソーダ。」

暢子「智~! 頑張れ~!」

順次「一本勝負! うい!」

暢子「お~!」

順次「白 砂川!」

順次「白!」

(拍手と歓声)

3回戦

順次「一本勝負! 始め!」

暢子「頑張れ! いけ いけ いけ! お~! すご~い! 智!」

順次「白!」

(歓声)

準決勝

暢子「智!」

智「うあ~!」

(拍手と歓声)

暢子「すご~い!」

暢子「いよいよ 次は決勝だね。 足 大丈夫?」

智「うん。」

賢秀「おい~! うお~!」

(拍手と歓声)

賢秀「うお~! 俺が 沖縄の一番星ヤサー!」

和歌子「賢秀さ~ん!」

暢子「やっぱり 決勝は ニーニーとか。 足 痛めたんでしょ? 大丈夫?」

智「大したことない。 ちょうどいい ハンデヤサ。」

暢子「相当 痛そうだけど…。 無理して 明日から仕事 困ったら どうするわけ? やめたら?」

智「やめない! 俺は 絶対 優勝するからよ。」

暢子「あっ… そんなにしてまで 黒糖が欲しいわけ?」

智「本当 大したことないから。 次 応援 頼むよ!」

暢子「え~ どんなするかね~。」

智「おい!」

拡声器・三郎「『15分間の休憩のあと 決勝戦を執り行います。 決勝戦の取組みは 比嘉賢秀』。」

(拍手と歓声)

拡声器・三郎「『砂川 智です』。」

(拍手と歓声)

暢子「んっ 和彦君 大丈夫?」

愛「まだ 病院で横になってるけど。 先生も 軽い日射病だと思うから 心配ないって。」

暢子「よかった~。 和彦君 智相手に よく頑張ったね。 びっくりした。」

愛「これから決勝戦?」

暢子「ニーニーと智 どっちを応援したらいいか 分からなくて。」

愛「知ってる?」

暢子「ん?」

愛「智君 優勝したら 暢子ちゃんに プロポーズするんだって。」

暢子「アイヤー…。」

愛「困っちゃうようね。 勝手に そんなこと言われても。」

和歌子「おら 賢秀さんと出会えで よがった。」

賢秀「だからよ。 いや 俺の方こそ。 ヘヘッ…。」

和歌子「明日 青森さ帰ります。」

賢秀「えっ? 何で?」

和歌子「言われだんです。 お前みたいな弱虫は 都会暮らしに向いでねえって。」

賢秀「誰が そんな…。 なあ 和歌子ちゃん 仕事は いくらでも俺が世話するから 決勝戦で 俺が勝ったら…。」

和歌子「勝ったら?」

賢秀「けっ…。 け… けっ…。」

タケシ「和歌子~! 和歌子!」

和歌子「タケシ!」

賢秀「タケシ?」

タケシ「心配したど。 突然 飛び出してまるがら。」

和歌子「迎えに来てくれだの?」

タケシ「青森のうぢさ電話したら 鶴見の沖縄県人会さ 世話になってるって聞いで。 おらが悪がった。 やっぱり おら 和歌子がいねえど駄目だ。」

和歌子「タケシ…。」

賢秀「タ… タケシ…。」

和歌子「タケシ… この人 賢秀さん。 賢秀さんが 仕事ば世話してくれるって。 タケシのごとも 頼んでみよう! 賢秀さん お願いでぎますか?」

賢秀「おお… もちろん。 確認だけど 2人は…。」

タケシ「結婚の約束ば してます!」

和歌子「はい…。」

賢秀「けっ…。 ふぅ…。 けっ 結婚か。 よかった。 本当に よかった! アハハハ…。」

三郎「おい 賢秀! 何やってんだ お前。」

賢秀「えっ?」

三郎「えっ じゃねえよ お前。 決勝戦だ 決勝戦。」

賢秀「あっ…。」

三郎「あっ じゃねえ 行くよ。 何やってるんだ ほら。 ほら 行くよ。 ほら! ほら ほら。 早く…。」

タケシ「いい人みえだな。」

和歌子「うん。」

決勝戦

(拍手と声援)

暢子「ニーニー チバリヨー!」

順次「決勝戦!」

暢子「ニーニー!」

順次「一本勝負! うい!」

(どよめき)

順次「白 砂川!」

(拍手と歓声)

智「うお~!」

暢子「片づけ 手伝わないと。 もう 行こう。」

暢子「何? あっ 言い忘れてたけど 3連覇 おめでとう! 今日は とことん飲めるね! あっ 黒糖 20kgだった? すごいねえ! あっ… そういえば うち 将来 お弁当屋さんやるのも いいかなって 思いついたんだけど どう思う?」

智「結婚しよう。 必ず 幸せにする。」

暢子「友情だと思う。 智が うちに感じているのは 愛情じゃなくて 友情。」

智「違う! 俺は ずっと やんばるにいた頃から 暢子が 好きだった。 暢子のために こっちに出てきて 暢子のために…。」

暢子「うちらが結婚しても うまくいくわけないさ。」

智「だったら 俺が我慢する。 いつも 何でも 暢子に合わせる。」

暢子「…」

智「和彦のことが 好きなのか?」

暢子「うちは 料理に集中したい。 自分のお店を持つという夢もある。 智のことは 大好きさ。 でも…。」

智「俺がかなえてやる! 暢子の夢を。 ガンガン働いて ばっちり稼いで 暢子に 店を持たせてやる!」

暢子「そういうことじゃないさぁ! うちの夢は うちが自分の力でかなえんと!」

智「俺が 暢子を 幸せにしてみせる!」

暢子「うちは 嫌…。 ごめん…。 智 ごめん…。」

智「駄目なわけよ。 暢子じゃないと 駄目。 暢子じゃないと!」

暢子「智 分かって! 智!」

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