ドラマダイジェスト

夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第10回)(最終回)

あらすじ

2人で迎えた大晦日。野本さん(比嘉愛未)と春日さん(西野恵未)はドライブをしたり、定食屋さんでお昼ごはんを食べたり、取り寄せた手巻き寿司セットでパーティーをしたり…と楽しい時間を過ごす。春日さんから、このまま朝まで起きていて初日の出を見に行こうと提案され、喜ぶ野本さんは…。

第10回ネタバレ

マンション

野本宅

野本「年末年始に食べるもの 奮発して買いません? お互いへのプレゼントに割り勘して。」

春日「いいですね。」

春日宅

野本「おお~ すごい… うにだ。」

春日「中トロも おいしそうです。」

野本「ね~。 ちょっと贅沢して よかったですね。 やっぱりさ こういう時には 思い切って高い方買うの 大事ですよね。 私 ついつい節約心 働いちゃうから…。」

春日「私も 一人の時は そうですよ。」

野本「せっかく一緒に食べるもんね。 春日さんの思い切りのよさのおかげです。 あ! 春日さん!」

春日「はい?」

野本「のり ないです のり。 忘れてました。 買いに行かないと…。」

春日「じゃあ スーパー行きましょう。 ついでに お昼も食べに行きませんか?」

野本「あ いいですね。 冷蔵庫 何もなかったから。 私 出かける準備してきますね。」

春日「じゃあ 10分後に下で。」

野本「は~い!」

定食屋

明代「はい お待たせしました。 唐揚げ定食で~す。 いらっしゃいませ。」

清「いらっしゃ~い。」

春日「二人です。」

明代「あっ じゃあ こちらのお席どうぞ。」

野本「ここ よく食べに来るんですか?」

春日「前に仕事帰りに寄ったんです。 唐揚げが おいしかったです。 量も多くて。」

野本「そうなんだ~。 え~ どれにしようかなあ~。 メニューも たくさんありますね。」」

春日「私は 今日も唐揚げにします。」

野本「いいね。 私は ハムカツにしようかな~。 あ すみません。」

明代「は~い。 決まりました?」

野本「はい。 ハムカツ定食1つと…。」

明代「カツと…。」

春日「唐揚げ定食1つ。」

明代「は~い。 ごはんの量が 少なめ 普通 大盛りが 選べますけど。」

春日「…え?」

回想

清「はい どうぞ。」

春日「あの…。 このごはん…。」

清「ごはんの量 少なめにしておきましたよ!」

春日「普通についで下さい。」

回想終了

春日「じゃあ 大盛りで。」

明代「大盛り。 はい。」

野本「じゃあ 私は少なめでお願いします。」

明代「はい かしこまりました。」

客「あっ すいません。」

明代「はい。」

春日「お水 持ってきますね」

野本「あ ありがとう。」

明代「は~い。 ごはんの量が 少なめ 普通 大盛りが選べますけど。」

客「じゃあ 今日は少なめで。」

明代「かしこまりました。」

明代「お待たせしました! ハムカツ定食と はい 唐揚げ定食です。」

野本「わ~ おいしそう!」

明代「ごゆっくり どうぞ。」

野本「え~ 唐揚げも おいしどうですね。」

春日「はい。 ハムカツも おいしそうです。」

野本「ね~。 ハムカツって 自分じゃ なかなか作らないから。 こういう分厚いハムって 買わないじゃないですか。 はい。」

春日「確かに。 ありがとうございます。」

野本「お店に来ると お店でしか 食べられないもの食べたいって 思うんですよね。 いただきま~す。」

春日「いただきます。」

野本「あ! 写真撮ろう 写真。 よし。 どうかな~? おいしそう。」

春日<野本さんと私は 違うところが たくさんある>

野本「う~ん… うん このハム おいしいハムですよ 春日さん。 あっ 1個食べてみます? はい。」

春日「じゃあ…。」

野本「ありがとう。 う~ん。」

春日「おいしいですね。」

野本「ね~。」

春日<だからか 野本さんと一緒にいると 今まで見ていた景色も少し違って見える>

ドライブ

野本「あ 春日さん あの… 年越しそばって どうします? いつも食べてます?」

春日「大みそかの夕飯は 大体 おそばを食べてるかもしれないですね。」

野本「う~ん そうなんだ~。 うちの実家は 夕飯は どっかで外食するんだけど 夜中 小腹すいてきた頃に おそば食べるって感じだったかも。」

春日「スーパーで おそばも買いませんか? 夜中に おなかすいたら食べたいです。」

野本「うん いいね。 あ~ この曲好きです。 ちょっと音上げていいですか?」

春日「はい。」

♬~(ラジオ)

春日「…楽しいですねえ。」

野本「え? …楽しいですね。」

野本<春日さんは 出会った時から比べて 少し雰囲気が変わった気がする>

野本<前よりずっと 自分の気持ちを 口にしてくれるようになった>

♬~(ラジオ)

春日「この曲いいですね。」

野本「うん… いいでしょ?」

春日「はい。」

野本<そんな最近の春日さんが すごくすごく… かわいいんだよなあ>

マンション

春日宅

野本「すごい量。 手巻き寿司パーティーって感じするね。」

春日「代わりましょうか?」

野本「あ~ 大丈夫 大丈夫。 あ じゃあ そのいりごま 入れてもらってもいいですか?」

春日「はい。」

野本「後で 年越しそばもありますからね。」

春日「楽しみです。」

野本「盛りだくさんですね。 よし じゃあ できた! では始めましょうか。」

春日「はい。」

2人「いただきます。」

野本「ん~…。」

春日「まぐろ おいしいですね。」

野本「うんうん…。 うん おいしい。 どうですか?」

春日「合いますね。」

野本「よかった。 このジンも お刺身に合って おいしいな~。」

春日「今日ペース速くないですか?」

野本「うん だって… 楽しいし おいしいし…。 あ このあと『紅白』とか何か見ます? そういえば 私 何年も見てないかも。」

春日「確かに いつもなら 何だかんだ見てますね…。 このまま 朝まで起きてて 初日の出 見に行きませんか?」

野本「え?」

春日「ここからだと 三浦海岸か 湘南のサザンビーチとかが 日の出スポットだと思います。 私 今日 お酒飲んでないですし 車出します。」

野本「最高じゃないですか…。」

野本「えっ じゃあ 映画とか見て 朝まで時間 潰しましょう! おすすめしたいね 料理系ドキュメンタリー映画があって! あ じゃあ あとで着替えてこようかな 楽なのに。 いいですか? あと お菓子とかも持ってきて。」

春日「はい そうしましょう。」

野本「はい。 あ 食べましょう。」

野本「今年も あっという間でしたね~。」

春日「はい。 野本さんと出会ってから 本当に あっという間でした。」

テレビ『結果が出たようですね』。

『さあ いよいよですよ』。

『今年の締めくくり。 勝ったのは 白組か 紅組か。 優勝は』。

『どちらでしょうか』。

(鳥の声)

春日「野本さん 野本さん。」

野本「あ… あ すいません 私 寝ちゃって…。 あ 今 何時ですか?」

春日「6時過ぎです。 すいません。 私も仮眠とって 起こすつもりだったんですけど…。」

野本「あ~ すいません 私が寝落ちしたばっかりに…。」

春日「ちょっと明るくなってますけど まだ 昇りきってないですよ。」

野本「でも どうしよう。 海は もう間に合わないですよね。」

春日「裏の公園 行きますか。 結構高台ですよね。 きれいに見えるかもしれないです。」

野本「あ それだ! 行きましょう!」

公園

野本「寒いね~。」

春日「大丈夫ですか? 寒くないですか?」

野本「大丈夫 大丈夫。 急ごう! ひいい 結構あるね。」

春日「どうしますか? ここからでも多少は見えるかもしれないですけど。」

野本「登ろう! せっかくだから。」

春日「はい。」

野本「うん。」

野本「きついね。」

春日「はい。」

野本「あとちょっと。」

春日「はい。」

野本「着いた~! 間に合った?」

春日「間に合いましたね。」

野本「わ~… きれい。」

野本「見れましたね。」

春日「はい。」

野本「あ 明けましておめでとうございます。」

春日「明けましておめでとうございます。」

2人「今年も…。」

野本「今年も よろしくお願いします。」

春日「よろしくお願いします。」

<2人の時間を これからも>

野本「あっ 年越しそば食べてないですよ。」

春日「そうでした。 朝ごはんで食べましょう。」

野本「そうだね。 じゃあ 朝から えび天ものせちゃいましょう。」

春日「いいですね。」

野本「うん。 おなかすいてきちゃったな。」

春日「おなかすきましたね。」

野本「ね~。」

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