あらすじ
南雲さん(藤吉夏鈴)に尋ねられ、野本さん(比嘉愛未)への思いを口にした春日さん(西野恵未)。野本さんとの関係は特別なものだと自分でも思い至る。明日はバレンタイン。仕事も忙しい中、野本さんはフォンダンショコラ作りに熱中する。そして…。
第20回ネタバレ
マンション
廊下
春日「でも 確かに私は… 野本さんのことが 好きです。」
南雲「好きっていうのは それは つまり…。」
春日「すみません 自分でも まだよく分かってなくて。 今 南雲さんに つきあってるのかと聞かれて そんなふうに そんな可能性があるのかと 少し驚きました。」
南雲「あ… すいません。」
春日「いえ。 分からないんです よく。 でも 私は 野本さんのことを 特別に思っているのは 確かです。」
@DESIGNPRO
佐山「これのやり直しって 結構 量ありますよね。」
高「ありますよ。」
野本「このコードって 商品ページには 大体ありますもんね…。」
高「ありますよ。」
三上「結構 全部ですね。」
高「全部ではないですよ。」
三上「そうですよね。」
佐山「この変更は 結構大きいですね~。 まあ やるしかないですけど。 だんだん 分かってきました このプロジェクトが。」
高「こういうことなんですよ 佐山さん。」
佐山「なるほどです。」
三上「とりあえず このスクリプトは 僕が担当します。 もともと僕が書いていたので。」
野本「そしたら トップページは 佐山さんと私で進めますね。」
佐山「手分けして頑張りましょう。」
三上 野本「はい。」
高「すいませんね ほんとに困っちゃいますよね。 頑張りましょう!」
3人「はい。」
野本「三上さん あの これは この動作で合ってますよね…。」
三上「はい 大丈夫です。」
野本「分かりました。」
佐山「ん~ 今日中に ここまでは終わらせたいな~。」
野本「ですね… なるべく明日に持ち越さないように。」
三上「明日 何かあるんですか?」
野本「あ… いえ 大したことではないんですけど 私たち 明日は なるべく 残業避けられたらと思ってて。」
佐山「野本さん 大したことないんですか?」
野本「佐山さん…!」
佐山「とにかく私たち 今日は頑張ります。」
三上「了解です。」
スーパー
3人「お疲れさまで~す。」
春日「お疲れさまです。」
安藤「じゃあ 私 明日代わりに チョコレートの試食 私 やるよ。」
藤田「いいですか すいません。 1時までは入れるので。」
安藤「いいよいいよ。」
藤田「ありがとうございます。」
酒井「今年も かわいいチョコ たくさんありますよね。 何か 形とか絵柄とか。」
安藤「私は食べれれば 何でもいいけどね。」
酒井「え~ ちょっとよく見てくだ…。」
車内
ラジオ『何と言っても 明日はバレンタインですからね。 大切な方に プレゼントを考えているという方も いらっしゃるかもしれません。 今日は 今年トレンドのチョコレートを ご紹介してきたいと思います』。
petit à petit
店員「プレゼント用ですか?」
春日「はい。」
店員「こちら 今季とても人気の商品なんです。 プレゼントされる方 お酒お好きなんですか?」
春日「そうですね。」
店員「でしたら こちら おすすめです。 日本酒風味のもので こちらが ラム酒に漬け込んだ。 ナッツが入ってるものになります。 男性の方にも人気の商品ですので きっと喜ばれると思いますよ。 いかがですか? ご試食もできますよ。」
春日「いえ 大丈夫です。」
道中
野本「あっ あっ…。 あ~ スーパー閉まっちゃう。」
マンション
野本宅
野本「え~っと 卵とバターはあるでしょ…。 で あとは… チョコ 砂糖に薄力粉 ココアパウダーと 生クリーム。 よし。 やるか。」
野本「よし。」
春日宅
(テレビの音声)
南雲宅
(通知音)
春日『南雲さん、すみません。 少し話を聞いてもらいたいことがあるのですが 今 お時間ありますか?』。
通話
春日『すみません 夜分に』。
南雲『ううん 全然。 暇だったから』。
春日『昨日の夜のこと あれから考えていて』。
南雲『あ うん』。
春日『今日 チョコレート屋さんに 行ったんです。 バレンタインのチョコを買いに』。
南雲『うん』。
春日『それで チョコを選んでいたら 店員の方に これは男性にも 人気のチョコですよと言われて。 私は 野本さんに渡したいものを 選んでいたんです』。
南雲『はい』。
春日『野本さんに ぴったりだと 思っていたのに 勝手に男性に渡すものだと思われて その瞬間 私が野本さんに 渡したいと思っている気持ちが 消されてします気がしました』。
南雲『それはすごく 嫌でしたね』。
春日『そうですね。 嫌 でした』。
野本宅
野本「さっくり混ぜる。」
野本「真ん中に入れて…。」
野本「10分 よし。」
通話
春日『南雲さんに 野本さんと つきあってるのかと聞かれて 驚きました』。
南雲『それは 本当にごめんなさい。 とっさに はっとして 思ったこと聞いちゃって…』。
春日『いえ いいんです それは。 私も 野本さんとの関係は 私にとって特別で でも それを何て言っていいか 分からなかったんです』。
南雲『うん』。
春日『特に説明する必要なんてなかったんです。 2人で過ごすことしかなかったので。」
南雲『うん そうだよね』。
春日『私の人生にとって 野本さんみいたいな人は初めてなんです。 いつも 一緒にいたいなと思う人』。
南雲『うん』。
春日『南雲さん こういう気持ちは 恋っていうことは あると思いますか』?
南雲『え…』。
春日『すみません こんなこと聞いて』。
南雲『いえ… 全然あると思います』。
春日『そうですか』。
南雲『春日さんが 野本さんのことを 特別に思っているということが とても伝わりました。 大切なんだなあって』。
野本宅
野本「いい匂い。」
通話
春日『南雲さん 私は どうすればいいんでしょうか』。
南雲『え… どうすれば…。 う~ん…。 野本さんとは そういう 恋愛の話とか したことあるの?』
春日『そういう話は したことがないですね』。
南雲『そっか…』。
春日『そうですよね。 私が 野本さんのことを好きでも 野本さんが恋愛をしたい方かは 分からないですもんね』。
南雲「うん」。
春日『それに 女性を好きになる方か というのも…』。
南雲『うん そうだね』。
春日『ありがとうございます。 急に相談に乗ってもらって』。
南雲『ううん。 いいアドバイスとか 何もできなくてごめんね。 そんなに恋バナとかしたこないから』。
春日『いえ 話を聞いてもらえるのは とてもここ強いです』。
南雲『そっか ならよかったけど。 でも 応援してるからね!』
春日『ありがとうございます』。
野本宅
野本「うん。」
(シャッター音)
野本「お~! う~ん! うん おいしい。」