ドラマダイジェスト

夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第25回)

あらすじ

新居を探しながらもふたりで出かけようといちご狩りを提案する春日さん(西野恵未)。食材にもなるからと冬野菜収穫体験にひかれる野本さん(比嘉愛未)に同意してしまう。翌日、南雲さん(藤吉夏鈴)に出会った野本さんはいちご狩りに行ってきたのか聞かれ…。

第25回ネタバレ

スーパー

回想

南雲「あとは お出かけしたり。 春日さんが 一緒にしてみたいことを したらいいんじゃないかな。」

回想終了

@DESIGNPRO

野本「あ… あれ?」

佐山「ん? どうしました?」

野本「あ… 私 お弁当忘れてきた。」

佐山「え~ もったいな~。 ランチにでも出ます?」

野本「たまにはいいですね。」

佐山「はい。」

野本「はい。」

佐山「あ 高さ~ん ランチにでも行こうって 話してたんですけど。 どうですか?」

高「ベトナム料理行こうと思ってました。 どうですか?」

佐山「どうです?」

野本「あ うん。 いいですね! はい。」」

佐山「いいですね!」

ベトナム料理の店

高「マッチングアプリ やってるんですか。」

佐山「そうなんですよ まだ全然なんですけど。 ありがとうございます。」

高「私の友達も 結構っやってますよ。 中国でも。」

佐山「へえ~。」

野本「そうなんですか。」

高「いや 私は興味ないですけどね。」

佐山「う~ん。 あの この間 一回だけデートした人がいて で その人に 家事とか料理とか 得意なんですか~ とか聞かれて。」

高「え~? やらせる気満々なんじゃない? その男。」

佐山「ですよね?」

高「うん。」

佐山「得意料理も聞かれて。 でも ないんですよ 私 得意料理なんて。 肉じゃがとか言えたら いいんでしょうけど。」

高「何で 肉じゃが?」

野本「あ 日本の家庭料理の代表みたいな感じだからですかね。」

佐山「中国のそういう代表的な家庭料理って 何になるんですか?」

高「ん~ 私の出身の四川だと まあ いろいろあるけど 回鍋肉とか?」

野本「回鍋肉! へえ そうなんですね。」

佐山「へ~!」

高「佐山さん プロフィール どんなふうにしてるんですか?」

佐山「え?」

(笑い声)

高「料理しないなら しませんって 書いたほうがいいですよ。 マッチングしたくない人としないように。」

佐山「う~ん でも それじゃ 全然マッチングしなくないですか?」

高「でも めんどくさいでしょ。 お互い。 料理できなくてもいい人とだけ 会えばいいんですよ。」

野本「う~ん なるほど。」

佐山「まあ そうなんですけど でも やっぱり 料理できる人が いいね もらえるみたいな風潮 確実にあるんですよ 嫌ですけど。 これ 私のプロフィールです。 はい。」

野本「見たい。 あっ 佐山さん これ 料理も家事も好きな人みたいに 見えるかもしれないですよ。」

佐山「まあ はい。」

高「『休日はパン焼きます!』って。 (笑い声)」

佐山「これはまあ ほんとに焼いたことあるんで。」

高「焼いたことあるは 『焼いたことある』でしょ。」

佐山「まあ そうですね。」

店員「お待たせしました。」

野本「はい… あ おいしそう! へえ…。 あ よかったら みんなでシェアしません?」

高「え~。」

佐山「いいんですか?」

マンション

野本宅

野本「はい。」

春日「回鍋肉 おいしそうです。」

野本「職場の人と話してたら 回鍋肉の話が出て 作りたくなっちゃって。」

春日「そうですか。」

野本「じゃあ 食べようか。」

春日「はい。」

2人「いただきます。」

野本「どうですか。」

春日「おいしいです。」

野本「よかった。」

野本「春日さん 片づけが終わったら 物件 一緒に探さない?」

春日「はい ぜひ。」

野本「あれから お父さんから連絡とか 大丈夫?」

春日「はい 今のところ。 でも 早めに決めたいと思ってます。」

野本「うん。 そうだよね。 引っ越すとなると いろいろ大変だよね。」

春日「そうですね お金もかかりますし…。 野本さんは 本当に大丈夫ですか? 敷金礼金とか 引っ越し資金。 私の都合で このタイミングで引っ越すことになって。」

野本「うん 大丈夫。 少ないけど 一応 貯金もしてたから。」

春日「ありがとうございます。」

野本「ううん。 一緒に住むって よく考えたら すごいことだよね。」

春日「そうですね。」

野本「今も かなり近くに住んでるけど。 やっぱり 一緒に住むのは違うよね。」

春日「はい。 実感はまだ あまりないです。」

野本「私も。 でも楽しみ。 いいおうち見つけようね。」

春日「はい。」

野本「うん。」

春日「あの 野本さん。」

野本「ん?」

春日「こんな時になんですが…。 スーパーで こんなものが置いてあって。 久しぶりに 少し出かけてみるのはどうかなと思って。」

野本「行きたい!」

春日「本当ですか。」

野本「うん!」

春日「お金が必要になる時に 遊びに行くなんて どうかなとも思ったんですけど。」

野本「でも 近場だし こういうのって そんな高いわけじゃないし。」

春日「そうですね。」

野本「うん。」

野本「これから物件探しとかで 忙しくなるから その前に…? ねっ 久しぶりにお出かけしたいな~。」

春日「はい。」

野本「へえ~ たくさんある~。 あっ! えっ ねえ… 春日さん これ。」

春日「冬野菜収穫…。」

野本「こんなのもあるんだ。」

春日「ほんとですね。」

野本「野菜なら おかずにもなるし…。 こういうのも ありなのかな。 あ 春日さんは どれに行きたいとかある?」

春日「私もそれ いいと思います。」

野本「ほんと? え じゃあ 野菜狩りにしよっか。」

春日「はい!」

野本「わ~ やった! 楽しみ! たくさんとれるといいね~。」

春日「はい。」

野本「うん。 へえ~。」

春日宅

(通知音)

野本『野菜狩りの日 天気よかったら サンドウィッチ作っていこうかな? 近くに広い公園もあるみたい!』。

春日『いいですね。 うれしいです』。

野菜狩り

野本「久しぶりのドライブ 楽しかったね~。」

春日「天気もよくて よかったですね。」

野本「ねっ。 何かさ やっぱり こう 空気が澄んでる感じがする。」

春日「そうですね。」

野本「でも 野菜とってたりしたら 日焼けしちゃうよね。 あ ちょっと待って。 春日さん これ。」

春日「ありがとうございます。」

野本「私もね 持ってきたんだ。 あ ちょっと待って。 うん。 ばっちり。」

春日「ありがとうございます。」

野本「行こっか。」

春日「あっちですかね。」

野本「うん そうだね。 早く行こ!」

野本「楽しみだね。」

春日「楽しみですね。」

野本「あ~ 畑だ!」

春日「すごいですね。」

野本「うん。 じゃあ 行こっか。」

春日「はい。」

野本「ブロッコリーって どうやって とったらいいんですか?」

スタッフ「根本から持って グルグル回しながら引っ張ると とれやすいですよ。」

野本「根本から。 分かりました。 あっ。 あ… 結構大変。」

スタッフ「もう少し…。」

野本「あっ! お~ とれた。」

春日「すごいですね。」

野本「あれ 春日さん。」

春日「難しいです。」

スタッフ「もうちょっと回して頂いて…。」

春日「こうですか。」

スタッフ「はい。 グルグルと。」

野本「頑張れ~。」

野本「あっ できた!」

スタッフ「どうぞ。」

野本「すご~い。」

春日「ありがとうございます。」

野本「早業でしたね。」

春日「すごいです。」

スタッフ「はい どうぞ。」

野本「うわ~ おっきい! ありがとうございます。」

スタッフ「はい チーズ!」

(シャッター音)

野本「大根 どっちが早くとれるか勝負ね!」

春日「分かりました。」

野本「この辺にしようかな。」

春日「いいですね。」

野本「ん~ あっ! 結構大変!」

春日「ん~ あっ!」

野本「えっ! あっ… 春日さん 大丈夫?」

春日「すごく引いたら とれました。」

野本「ねえ ちょっと待って。 写真撮っていい?」

春日「はい。」

野本「いや~。 はい。」

(シャッター音)

野本「お~ いいね。 二人でも撮ろ。」

春日「はい。」

野本「いくよ。 はい。」

(シャッター音)

野本「キャベツって 何かかわいいね~。」

春日「あっ。 これ ヨトウムシです。」

野本「ひゃ~! ちょっと 春日さん?」

春日「かわいいですよ。」

野本「駄目よ うん。 いい いい…。」

春日「ほら。」

野本「私は駄目! 無理!」

野本「あ…。」

春日「お…。」

野本「わあ~!」

春日「お~。」

野本「とれた! すごい 見て見て。」

春日「すごいです。」

(シャッター音)

野本「んっ…。」

春日「んっ…。」

野本「抜けない…。」

春日「んあっ!」

野本「すごい 春日さん! アハハハハッ! ねえ 土ついてる。 逆 逆。 こっち…。 (笑い声)」

野本「ああ 結構疲れたね。」

春日「はい。」

野本「ん~ あっ。 よいしょ…。」

野本「たくさんとれたね~。」

春日「はい。 一回 車に置きに行きますか?」

野本「あ そうだね。 あ~ その前に私 ちょっと お手洗いに行ってきてもいいかな?」

春日「はい 待ってます。」

野本「は~い。」

野本「あ お待たせ。」

春日「はい。」

春日「これ 厚焼きたまごですか。」

野本「あ そうそう。 たまごサラダもいいんだけど 厚焼きたまごと からしマヨにしてみた。」

春日「おいしいです。」

野本「よかった。 へえ~ この辺り いろいろお店もあるんだね。」

春日「そうですね。」

野本「うん。 え! レストランもあったんだ。 ねっ 何かここ おしゃれそう。」

春日「ああ。 そこ ガレットで有名なお店みたいですね。」

野本「あ そうなんだ。 調べてくれてたの?」

春日「少しだけ。」

野本「そうだったんだ。 あ… 私がお弁当作ってくるって 言ったから…。」

春日「いえ そのほうがよかったです。」

野本「うん。」

春日「ずっと収穫で しゃがんでいたので ちょっと腰にきましたね。」

野本「ああ 確かに。 私もちょっと筋肉痛だもん。 帰ったら お風呂入んなきゃね。」

春日「はい。」

マンション

廊下

野本「あっ。」

南雲「野本さん こんばんは。」

野本「こんばんは。」

南雲「あの もしかして 今日 いちご狩りに行ってきたんですか?」

野本「え?」

南雲「あれ あ…。 車で二人でお出かけするのを 見かけて… そうかなって。」

野本「あっ いや… あ 野菜狩りのことかな?」

野本「行ってきましたよ。」

南雲「野菜狩り…。 あ 野菜狩りになったんだ。」

野本「ん?」

南雲「あ ううん。 春日さんから 野本さんとのお出かけに いちご狩りに誘ってみるって 聞いてたから それで。」

野本「そうだったんだ。」

南雲「野菜狩りはどうでした?」

野本「あ うん すごく楽しかったよ。 天気もよくてね。」

南雲「そうだったんだ。 よかった~。」

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