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連続テレビ小説「ちゅらさん」105話「家族の風(かじ)」ネタバレ

2001年8月1日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】105話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里も文也も互いに忙しく、すれ違いの多い新婚生活がスタートしましたが、恵里には後輩ができ、仕事には充実感を感じていました。ある日、島田は縁を切ったはずの息子のために一風館を去ることになりました。部屋には、島田が住人一人ひとりにあてたお礼の手紙が残されていました。一方、メルヘン作家の真理亜が腹痛で入院しますが、盲腸の手術を拒否して脱走します。恵里は真理亜をみつけ、手術で死んだ妹の話を聞きます。

105話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」105話「家族の風(かじ)」ネタバレ

北栄総合病院

病室で真理亜が泣いているのを目撃する恵里

恵里は 驚きました。 あの真理亜さんが 泣いている なんて… 初めて見たのですから 恵里は 声をかけませんでした。 声をかけては いけないような 気がしたのです。 チョット 大人になったね 恵里

真理亜さんの入院生活は 何とか無事に 続いております。 もっと わがままかと思ったけどね 意外と素直だね 真理亜さん

真理亜「何か 言った?」

恵里「いいえ 何も言いませんよ。」

真理亜「あ そう。」

恵里「真理亜さん。」

真理亜「ん?」

恵里「何で城ノ内真理亜じゃないと 嫌なんですか? ペンネームっていうのは どうして付けるんですか?」

真理亜「ま そりゃ 人それぞれだけどさ 作品と本名が 合わなかったり いろいろ あるのよ。」

恵里「なるほど。」

真理亜「それが?」

恵里「じゃ 本名が嫌だから 付ける訳じゃないですよね。」

真理亜「そういう場合もあるわよ。 私は そう。」

恵里「何でですか? せっかく 親が付けてくれた名前なのに。」

真理亜「親が付けた名前だから 変えたい。 そういう人も いるの。」

恵里「はあ。」

真理亜「それはそうとさ あんた もう 仕事 終わったんでしょ?」

恵里「はい 終わりました。 今は 看護婦としてじゃなくて 友達として いるんです。」

真理亜「あ そう。」

恵里「はい。」

真理亜「もういいよ。 疲れてんだから 早く帰って 寝な。」

恵里「そうですか? 大丈夫ですか?」

真理亜「大丈夫よ。 いいから 帰りな。」

恵里「はい… じゃ。」

真理亜「あ… あのさ…。」

恵里「はい?」

真理亜「いや 何でもない。 じゃ。」

恵里「はい じゃ。」

恵里が去ったあと

真理亜「あ ありがとう。」

廊下

恵里「お先に 失礼します。」

奈々子「お疲れさま。」

祥子「お疲れさま。」

真理亜の病室

奈々子「失礼します。」

祥子「失礼しま~す。」

真理亜「あ… どうも。」

奈々子「どうですか?」

真理亜「うん。」

祥子「じゃ シーツを 交換させて下さいね 田中さん。」

祥子「あ! ごめんなさい 城ノ内さん。」

真理亜「ふ~ん どうぞ。」

祥子「すみません。」

真理亜「あいつ どうなんですかね? 看護婦として やれてる?」

奈々子「あ 見て どう思います?」

真理亜「いや~ やれてるのかなぁ。」

祥子「やれてますよ。」

奈々子「進歩しましたよ。 大分 バランスが とれるように なってきたっていうのかな 今回だって 城ノ内さんが 入院してるわけだから 前の あの子だったら 倒れるまで くっついたりとか『私が やります』みたいになったり そういう感じだったと思うけど 今は 抑えるとこ 抑えてるし…。」

真理亜「へえ…。」

奈々子「知り合いが 入院すると 難しいんですよねぇ。 やっぱり『よくしてあげたい』という気持もあるし でも ほかの患者さんから 特別扱いしてるって思われたら やっぱり 嫌ですから。 その辺も うまくやってるし。」

真理亜「へえ 成長してるんだ 高校生レベルぐらいには なったのか。」

祥子「え? 何ですか? それ…。 前は どうだったんですか?」

真理亜「東京へ来たころは 小学生レベルぐらいだったからね。」

奈々子「そのころ会わなくて よかった。」

真理亜「いいほうよ あんたたちは。」

2人「そうなんだ…。」

真理亜「そうよ。」

廊下

恵里「おはようございます。」

一風館
ダイニング

柴田「今日は 何について 話しましょうかね?」

文也「そうですねぇ。」

恵達「あ 真理亜さんは どうなんですか?」

文也「ああ まあ 問題はないでしょう。」

恵達「そうなんだ。」

柴田「よかった…。」

文也「話… 終わっちゃいましたね。」

恵達「うん。」

柴田「そうですね…。」

文也「3人の共通の話題っていうと 何が あるんですかね?」

恵達「共通の話題ね…。」

柴田「職業は バラバラだしね。」

恵達「サラリーマンと医者と ミュージシャン。」

文也「出身地も バラバラですしね。」

柴田「北海道 東京 沖縄 うわ~。」

恵達「思いっきり バラバラ。」

柴田「う~ん。」

何をやってるんだろうね この3人は…

恵達「あ そうだ やっぱり 3人の共通と 言えば 古波蔵恵里ですかね?」

文也「恵里?」

柴田「そうだ…。」

恵達「僕は 弟なわけだし 文也君は ダンナさんだし…。」

文也「ああ。」

恵達「柴田さんは ずっと好きだったし。」

柴田「そうそうそう そうだよねぇ。 え?」

文也「え?」

恵達「ん?」

柴田「ん?」

文也「え?」

柴田「あ いやいや。」

恵達「しまった…。」

文也「そうだったんですか。」

柴田「いや あの あのね。」

文也「あ!」

柴田「え?」

恵達「何?」

回想

文也「何か 捜し物ですか?」

柴田「スーパーボール なんだけどね」

文也「大切な物?」

柴田「いや 僕のじゃくてね」

文也「彼女ですか?」

柴田「いや そういうんじゃなくて ま 片思いかな…」

回想終了

文也「そうですよねぇ。」

柴田「何で 今 こうなっちゃうかなあ…。」

文也「あ すみません。」

恵達「すみません。」

柴田「いや 謝られてもなあ。(ため息)」

(3人の笑い)

容子「ああ 楽しそうだねぇ 男ゆんたく?」

柴田「え? どうも。」

容子「な~んか 2階つまんないのよね 誰も いなくてさぁ。」

柴田「ああ。」

容子「で 何? 何 話してたの? な~んか 盛り上がってたわね。 教えて…。」

恵達「アハハハハハ。」

文也「アハハハハハ。」

柴田「アハハハハハ。」

容子「なあに?!」

入口

大介「あ!」

恵里「どうも…。」

大介「どうも…。」

管理人室

恵里「ただいま~。」

みづえ「お帰りなさい。」

恵里「管理人さん。」

みづえ「はい。」

恵里「島田さんの息子さんだそうです。」

みづえ「は?」

大介「どうも…。」

恵里「あ 島田さんの部屋 こちらです。」

恵里「あ ただいま。」

容子「お帰り。」

文也「お帰り。」

恵達「お帰り。」

恵里「あ 島田さんの息子さん。」

容子「え… あ どうも。」

文也「どうも。」

柴田「どうも。」

恵達「どうも…。」

大介「どうも…。」

恵里「あ こちらですよ。」

ブルウマウンテン

大介「ありがとうございました。」

恵里「あ はい。」

(ノック)

島田「はい。 おう。」

大介「お父さん…。」

ダイニング

容子「島田さんに家族いたんだ。」

恵里「そうですよね。」

みづえ「大丈夫かしら?」

恵里「え? 何がです?」

みづえ「事情は分からないんだけど『家族とは縁を切った』って 島田さん 言ってらしたから。」

恵里「え?」

柴田「そうなんですか?」

恵達「また 余計な事したんじゃ ないだろうね 姉え姉えは。」

恵里「何で? だって 前で 入りにくそうに してたからさ。」

恵達「そう…。」

容子「ま そんな悪い人に 見えなかったけどね。」

恵里「そうですよね。」

島田「あ… ハハハ。 あ いいんだ いいんだ。 座って 座って。」

島田「あ あの… こちらの方が 桐野みづえさん。」

みづえ「桐野で ございます。」

大介「どうも…。」

島田「そして ここにおられる皆さんが 一風館の人たち。 いまや 私の家族のような人たち。 ハハハハ。」

容子「どうも。」

柴田「どうも。」

文也「どうも。」

島田「とういうわけだ ハハハハ。」

大介「何言ってるの? お父さん。 何が 家族だよ。 いい年して 何言ってんの?」

島田「え?」

大介「あなたの本当の家族は ほかに いるでしょう? それに いい年して 好きな女性が いるなんて。 いい加減にしてほしいね。 とにかく いい返事 待ってますから。」

恵里「島田さん?」

島田「いや カッコ悪いとこ 見られたかな。 ハハハハ。」

北栄総合病院
真理亜の病室

一風館
ダイニング

島田「息子の所へ 行こうと思うんだ。」

恵里「え?」

島田「そうしようと思うんだ。」

106話

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