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連続テレビ小説「ちゅらさん」117話「めんそーれ ベイビー!」ネタバレ

2001年8月15日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】117話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の出産日が近づき、一風館の住人はベビー用品を買い始めたり、古波蔵(こはぐら)家では父・恵文が胎教のために三線(さんしん)の演奏を吹き込んだり、周りの期待も高まっていました。文也の勧めもあり、助産師さんに手伝ってもらい家で産む方法を選びました。そして、陣痛が始まりました。おばぁや勝子の励ましで、恵里は無事、男の子を出産しました。みんなの祝福を受けて、文也と恵里は子どもの成長を心から祈るのでした。

117話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」117話「めんそーれ ベイビー!」ネタバレ

古波蔵家
寝室

恵里は 子供を実家で産むために 沖縄 那覇の古波蔵家へ 帰ってきたのでございます

恵里「あ~ あ~ よく 寝たねぇ。 ん? ああ いいにおい…。」

居間

柴田「本場の沖縄家庭料理か…。 おいしそうですねぇ。 フフフ…。」

ハナ「はい。 これは アーサ汁よ。」

柴田「はい ありがとうございます。」

恵里「おはようございます。」

柴田「おはようございます。」

ハナ「おはよう。」

恵里「おいしそうだねぇ。」

ハナ「とう 食べようね。」

恵里「いただきま~す。」

柴田「いただきます。」

恵里「う~ん 幸せだねぇ。」

柴田「幸せですねぇ。」

ハナ「柴田君 夜の飛行機で変えるでしょ?」

柴田「はい。」

ハナ「さあ 大変 忙しいね。 食べたら すぐ 出かけるからね。」

柴田「あ よろしくおねがいします。」

一風館

真理亜「うわ…。」

容子「あ 真理亜ちゃ~ん 早く 早く!」

真理亜「あ はい。」

恵文「いいですねぇ 洋食の朝ご飯というものは。」

勝子「そうねぇ。」

静子「管理人さんのコーヒー おいしい。」

みづえ「そう うれしいわ。」

恵達「どうしてるかね? 今ごろ 沖縄は。」

勝子「ん?」

古波蔵家

恵里「やっぱり うちは いいねぇ。 そうか…。 そうしよう… うん。」

北栄総合病院

文也「どう? 大丈夫? ノンビリしてる?」

古波蔵家

恵里「うん お陰さまで ゼイタクさせて 頂いてます。」

北栄総合病院

文也「よかった。 おとうさん おかあさん 夕方には そっち着くと思うよ。 あ 昨日さ お父さんと恵達と『ゆがふ』に行ったんだ。 楽しかったよ。」

古波蔵家

恵里「へえ そうなんだ。」

北栄総合病院

文也「おかあさんは うちのお母さんと 容子さんと真理亜ルームで ゆんたく。」

古波蔵家

恵里「え~ 本当に?! ハハハ。 あ そうだ あのさ 文也君。」

北栄総合病院

文也「ん? 何?」

古波蔵家

恵里「相談なんだけど…。」

北栄総合病院

文也「…うん え? 本当に? …う~ん …ああ いや 俺は いいけどさ。」

古波蔵家

恵里「そうしたいんだよね。」

北栄総合病院

文也「でも 大丈夫なのかな?」

古波蔵家

恵里「うん 大丈夫。 いい?」

北栄総合病院

文也「任せるよ 俺は…。 でも いきなりだな。」

古波蔵家

恵里「うん 大丈夫 頑張るから。 …ありがとう。 じゃあ 長くなるから…。 …うん じゃあね。」

おやおや 何を 思いついたのかねぇ 恵里は

勝子「ただいま!」

恵文「ただいま!」

恵里「あ!」

勝子「恵里!」

恵文「恵里!」

恵里「アハハ お帰り。」

勝子「もう どっちが『お帰り』ねぇ。」

恵里「だって…。」

恵文「本当によ。」

勝子「大丈夫なの? ああ 大きくなったねぇ。」

恵里「うん 大丈夫だよ。」

勝子「ありがとうね 恵里。」

恵里「何が?」

勝子「帰ってきてくれて お母さん うれしいさぁ。」

恵里「文也君も おかあさんも『そうすれば』と言ってくれたから。」

恵文「う~ん。」

勝子「そう。 ノンビリしなさい 頑張ってきたんだから 恵里は。」

恵里「ありがとう。」

恵文「そうだよね。 ノンビリすればいいさぁ。 ず~っと居ても いいんだよ 恵里。」

恵里「また…。」

勝子「文ちゃん。」

恵文「分かってます。 でも うれしい。 あ あれだね。 恵里が いる間さ お父さん 仕事休んでさ ここで ず~っと 弾いてて あがようかね。」

恵里「は?」

勝子「ほら 調子に乗ってるさ。」

恵文「冗談さ もう。」

恵里「あ お父さん 仕事は? 行ったら? 仕事。」

恵文「ん?」

勝子「あ そうよ そうしたら? 今日の勤務に 入れてもらおうか。 電話しようねえ。」

恵文「アゲゲ… ね チョット 何ね 本当に。」

勝子「冗談さぁ。」

恵里「ウフフフ。」

恵文「な 恵里 チョット 久しぶりに 踊ってみるかね? ねぇ。」

恵里「ダメ! おなか 大きんだのに。」

恵文「あ そうか。」

勝子「あ おばぁは?」

恵里「あ 柴田さんと 那覇観光。」

勝子「あ そうか。」

恵文「う~ん そうか そうか。」

恵里「お母さん… お父さん。」

恵文「はいよ。」

恵里「あ いい。 おばぁが 帰ってきてからで。」

恵文「ん? 何?」

恵里「うん 後で。」

勝子「うん…。」

ハナ「今 帰ったよ~。」

柴田「ただいま 帰りました。」

恵里「うわ!」

勝子「あら!」

恵文「あきさみよ」

ハナ「柴田君に買ってもらったさ。 ゴーヤーのペアルックよ! どうね?」

恵文「『どうね』って おばぁ。」

恵里「よく似合ってるよ おばぁ。」

ハナ「やっぱり…。 柴田君。」

柴田「はい。」

ハナ「楽しかったねぇ。」

ハナ「はい 楽しかったです。 ありがとうございます。」

勝子「柴田さん。」

柴田「はい。」

勝子「本当に ありがとうございました。」

柴田「あ いや そんな とんでもない。 やめて下さい。 楽しかったから。 本当に…。」

勝子「あ すみません そんな所に… どうぞ あがって下さい。」

柴田「あ はい。」

ハナ「じゃあ ご飯の支度するよ。 恵里も 手伝って。」

恵文「どうぞ どうぞ。」

柴田「じゃ 失礼します。」

一風館
入口

祥子「こんにちは。」

♪~(ギター)

祥子「あ!」

ダイニング

恵達「あ!」

祥子「ごめんなさい。」

恵達「いえ。 あ ひょっとして 姉え姉えですか?」

祥子「はい 差し入れ 持って。」

恵達「あらら。」

祥子「え?」

恵達「姉え姉え 今ね 沖縄に帰ってます。 実家のほうで 出産するって。」

祥子「え? そうなんですか。 なんだ。」

恵達「すみませんねぇ いきなりなんで。」

祥子「ああ 分かるような気がします。」

恵達「そうですよね。」

祥子「あの…。」

恵達「はい?」

祥子「あの… 大好きです。」

恵達「え?」

祥子「いえ。 あ 曲 大好きです。」

恵達「あ ああ ありがとう。」

祥子「いえ。」

恵達「でも 最近 うまく作れなくて 参ってるんですよ。」

祥子「そうなの?」

恵達「うん。」

祥子「でも 私は 好きです。」

恵達「ありがとう。」

祥子「聴いてみたい曲が あるんですけど。」

恵達「え?」

祥子「なんか お姉さんが 一番好きな曲は恵達さんが最初に作った曲だって。『東京に出てきて スゴイ寂しくて どうしよもない時に 電話で聴かせてくれた曲が 一番好きだ』そう言ってたから なんか どんな曲なんだろうと思ってた。」

恵達「ああ あれか…。 忘れてたなぁ。」

祥子「そうなの?」

恵達「うん。 詞も つけないで そのまま。」

祥子「へえ。」

演奏する恵達

おやおや 恵達に 新しい展開かねぇ

古波蔵家

さてさて 惜しまれつつも おばぁのいい人・柴田君は 東京へ 戻っていきました

勝子「ああ。」

恵里「ん?」

恵文「どうした?」

勝子「恵里 なんか さっき『話がある』って 言ってたけど あれ 何?」

恵文「あ そうだね 何?」

恵里「うん。 あのさ 私… ここで産みたいなあと思ってさ。」

恵文「え?」

勝子「ここって この家?」

恵里「うん。 この家で 自宅で 産みたいなあと思ってさ。」

勝子「はあ…。」

恵里「なんか この家に 1人でいたらさ そうしたくなってしまったわけ。 大好きなこの家で産みたいなあと お母さんも おばぁもいて 文也君のお母さんも 来てくれるかもしれないし ここで産みたいなあって 思ってしまったわけ。」

恵文「はあ…。」

恵里「ダメ?」

勝子「ダメじゃないけど いきなりだね 恵里は。」

恵里「ごめんなさい。 …おばぁ?」

ハナ「ん?」

恵里「知ってる人 いる? 助産婦さんとか。」

ハナ「産婆さん? いるさぁ。 おばぁに 知らん人はいないよ。」

恵里「そっか。」

勝子「大変だね これは。」

恵文「ああ…。」

恵里「ごめんなさい。」

勝子「ううん。」

恵文「お父さんも いるからよ。 いや 何も出来ないのは 分かってるさ もう。」

(一同の笑い声)

一風館
ダイニング

容子「は? 自宅出産?!」

恵達「あの家でですか?」

みづえ「まあ!」

文也「なんか 家にいたら 思いついてしまったみたいで。」

真理亜「思いついてしまったんだ。」

文也「そうみたいです。」

恵達「もう それは 止められないさ。」

容子「はあ 恵里ちゃんらしいというか 何というか だねぇ。」

古波蔵家

(島唄)

ハナ「イヤサ ハイハイハイ!」

さあ 明日は いよいよだねぇ! 感動さぁ!

118話

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