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連続テレビ小説「ちゅらさん」126話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

2001年8月25日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】126話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。

126話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」126話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

一風館
入口

恵里「きれいでしょ? 和也。 これがなければ あなたは 産まれてこなかったんだよ。 大きくなったら お話してあげるからね。 お母さんは 明日から仕事なんだよ 頑張らないとね。 でも 大丈夫なんだけどね 天職だから。 神様にね 呼ばれてるわけ お母さんは。 すごいでしょう。」

恵里「あ 真理亜さん 嫌だな 聞いてたんですか。」

真理亜「聞いてたわよ。」

恵里「何か 恥ずかしいですね。 子供にしゃべってるの 聞かれるのって。」

真理亜「ふふん。」

恵里「ま 私は『でちゅよ』と言ってない。」

真理亜「うるさいな。」

恵里「すみません。」

真理亜「そっか 明日から仕事? 昼間 こいつ いなくなるんだ。 保育園だっけ?」

恵里「はい。」

真理亜「ふ~ん。」

恵里「は~い。」

さぁ 恵里の 久しぶりの出勤だねぇ

マンデリン

恵里「行ってくるね。 なんか ドキドキするさ あ 保育園の方 お願いします。」

文也「うん 任せて お迎えは よろしく。」

恵里「はい。 あぁ この顔見るとくじけてしまう でも 頑張って行ってくるからね。 何て言っても 天職だからね。」

入口

恵里「おはようございます。」

みづえ「おはよう。 今日からね。」

恵里「はい。」

みづえ「頑張ってね。」

恵里「はい。」

みづえ「恵里ちゃんに言ったんではないの。 私は 和也君に言ってるの。」

恵里「え?」

みづえ「だって この子は 今日から 社会で もまれるんだもの。」

文也「そうか そうですよね。」

みづえ「恵里ちゃんも 頑張ってね。」

恵里「はい 頑張ります。」

北栄総合病院
ナースステーション

恵里「おはようございます。」

奈々子「あ 来た来た。」

祥子「おはよう。」

恵里「今日から よろしくお願いします。」

奈々子「婦長!」

秀美「あ あなた カミムラさんだっけ。」

恵里「上村です。 よろしくお願いします。」

秀美「じゃ ま 頑張って! あんまり期待はしてないけれど…。」

恵里「あ…。」

秀美「じゃ 申し送り 始めます。」

奈々子「はい。」

祥子「頑張って。」

恵里「うん。」

秀美「506号室の角田さん不整脈が出て 要注意です。 気をつけて下さい。」

奈々子「はい。」

秀美「それから カミムラさん。」

恵里「あ 上村です。」

秀美「あなたは 502~503号室まで一緒に中村さんと担当してもらうから。」

恵里「え?」

祥子「中町です。」

秀美「中森さん フォロー よろしくね。」

祥子「はい 中町です。」

恵里「よろしくね。」

奈々子「ね『ナカモリ』さん!」

祥子「『ナカマチ』です。」

恵里「祥子ちゃん 祥子ちゃん?」

祥子「どうした。」

恵里「打腱器と舌圧子 ないんですけど。」

祥子「場所 変わったの。 シャーカステンの横。」

恵里「そうなの? あった! えっと?」

奈々子「今度は 何?」

恵里「ペンライトは どこですかね? ああ そうでした。 すみません。」

祥子「そのうち 慣れるよ。 行こう。」

秀美「どうかな。 本当のこ事を 本人に話した方が いいのでは?」

「でもね 婦長。」

秀美「私は 藤井さんは 一般状態がよく 今が その時だと思いますよ はい。」

秀美「まったく もう! 何?」

恵里「いえ すみません。」

病室

恵里「中村さん もうすぐ 終わりますからね。」

祥子「井坂さん ひどく痛みますか? 井坂さん! 出血してるかもしれない。 佐伯先生 呼んできて。 お願い!」

恵里「うん 分かった。(患者に)お疲れさまでした。」

祥子「皆さん 大丈夫ですよ。」

休憩室

奈々子「脚 だるい?」

恵里「はい。 ひさしぶりだと きついですね。」

奈々子「そうだろうね。」

恵里「何か 祥子ちゃん すごいね。」

祥子「私?」

恵里「うん『差つけられてしまったかな』と感じて。」

祥子「そう? ひさしぶりだから そう感じるんだよ。」

恵里「そうかな。 それだけじゃないさ。 やっぱり成長してるよ それだけ。」

祥子「そりゃ まあね。」

奈々子「すごいわよ 最近 この子は。 私に意見するからね。」

祥子「あ すみません。」

恵里「何か あせってしまうさ。」

奈々子「あせらない あせらない。 休んだ分 別のすばらしい体験をしてきて 幸せなんでしょ? どうなの?」

恵里「はい 幸せなんですよね これが。 聞いてくれます?」

奈々子「いい。」

恵里「そうですか。」

秀美「お邪魔しますよ。 あら 皆 かわいいお弁当ね。 そんなんで 力出るの?」

恵里「わ!」

秀美「頂きます!」

廊下

恵里「あ!」

遥「どうしたの? 奥様。」

恵里「いえ どうも!」

遥「職場復帰したんだって。 おめでとう。 何 また 私と 上村先生の様子 見に来たの?」

恵里「『また』って 違いますよ。」

遥「うれしいな。」

恵里「だから 違いますって。」

遥「呼んできてあげるね。」

恵里「あ あの!」

遥「上村先生! 奥様が。」

文也「あ 恵里 どうしたの?」

遥「ごゆっくり。」

文也「どうしたの?」

恵里「和也 どうだった? 泣いた?」

文也「ちょっとね 置いていくの つらくなっちゃってさ。」

恵里「そう。 ごめんね。」

文也「え? 恵里が謝る事ではないよ。 そのうち慣れてくるよ。」

恵里「うん。」

文也「どう? そっちの仕事。」

恵里「うん 全然。 勘は戻らないし いない間に いろんなやり方 変わってるしさ。」

文也「そっか。」

恵里「休み終わりだ。 帰りは私が行く。」

文也「よろしく。」

恵里「うん じゃあね。」

文也「あ!」

遥「大変だね パパは。」

文也「まあね。」

保育園

恵里「すみませ~ん! 遅くなりました。」

保母「お母さんが来たよ! 和也君 待ってましたよ!」

恵里「はい! 和也!」

保母「お疲れさまです。」

恵里「ありがとうございました。 和也 ただいま! いい子にしてた? はい! 和也! はいはいはい。」

一風館
ダイニング

恵里「ただいま!」

容子「お帰り!」

一同「お帰りなさい!」

みづえ「一緒に飲む?」

恵里「あ いいです。」

容子「疲れた顔してるねぇ。」

恵達「大丈夫か? 姉え姉え。」

恵里「大丈夫 子供の顔 見れば 疲れなど ふっとんでしまいますからね。」

容子「そうか おい 和也。」

みづえ「もっと甘えたっていいのよ。 私が ここで 見てあげてもいい。」

柴田「そうですよ 恵里さん。」

柴田「僕達 交代で 見る事も出来るし 保育園の送り迎えも出来ます。」

容子「そうだよ 恵里ちゃん。」

恵里「ありがとうございます。 でも 最初から甘える訳には いきません。 本当に困った時にとっておきます。」

みづえ「そう?」

恵里「はい。」

恵達「仕事の方は どうだったの?」

恵里「え?」

真理亜「どうした? 1日で 追い返された?『使えない』とか言われてさ。」

恵里「ハハハ…。」

一同「ハハハ…。」

恵里「おやすみなさい。」

真理亜「本当に 追い返されたのかな?」

柴田「そんなぁ…。」

容子「看護婦 初日に似てるね?」

恵達「そうですね。」

柴田「でも あの時とは違いますよ 顔が全然。」

恵達「そうですかね?」

柴田「疲れてはいるけど全然違いますよ。」

みづえ「母は強いわ。」

容子「なるほどね。」

真理亜「そうだ。 あんた どうした?」

恵達「僕ですか?」

真理亜「新曲 出来ないの?」

恵達「聞かないで下さい。」

真理亜「あら ダメ?」

恵達「ダメって まだ そんな…。 おやすみなさい。」

真理亜「あらら…。」

柴田「真理亜さんってホントに。」

真理亜「何?」

柴田「人の心を ひと言で凍らせますね。」

容子「ハハハ…。」

みづえ「童話に出てくる魔女みたい。 すてき。」

真理亜「凍らせてやろうか? 柴田君。」

柴田「結構です。 おやすみなさい。」

マンデリン

恵里「ふう! 疲れた。」

夜中

(和也の泣き声)

グアテマラ

真理亜「うわ 大変だ こりゃ。」

マンデリン

恵里「ごめんね 和也も疲れたんだよね。 ごめんね。 よしよしよし…。」

翌朝

恵里「和也 おはよう。 何か元気ないさ 和也? どうしたの? あ! 熱?」

127話

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