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連続テレビ小説「ちゅらさん」127話「お母さん(あんまー)は大忙し」ネタバレ

2001年8月27日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】127話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。

127話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」127話「お母さん(あんまー)は大忙し」ネタバレ

一風館
マンデリン

恵里「和也 おはよう。 どうしたの?」

(和也の ぐずる声)

恵里「熱…?」

恵里「和也 きつい? きついね。 あ! あるね 和也。 大丈夫? 大丈夫? 和也。 和也…。」

さぁ 恵里 しっかりしなさいよぉ

1階廊下

みづえ「そろそろ 行く時間では 恵里ちゃん。」

容子「あ おはよう。」

みづえ「おはよう。」

容子「どうしたの? みづえさん。」

みづえ「恵里ちゃん 行く時間 とっくに 過ぎてるのに 下りてこないのよ。」

容子「え? そうなの?」

みづえ「どうしたのかしらね。」

柴田「え? どうしたんですか?」

みづえ 容子「うん。」

恵里「あ…。」

容子「どうしたの? 恵里ちゃん。」

恵里「はい なんか 和也 熱出してしまって…。」

柴田「え?」

容子「大丈夫?」

恵里「はい 大したことはないと 思いますけど 心配なので 病院に行ってみようと 思います。」

容子「恵里ちゃん 仕事は?」

恵里「あ そうだ。 その前に電話を…。 あ すみません。」

真理亜「どうした?」

北栄総合病院
ナースステーション

秀美「つめを 短く清潔にするのは 常識でしょう? あなた 看護婦でしょう? もし 患者さんの肌を これで 傷つけてしまったら どうするつもり? いい加減な気持で 働かれてね 迷惑するのは 患者さんの方なの。 プロとしての意識を もう少し ちゃんと持つように。」

(電話の呼び鈴)

秀美「もしもし? …ああ 上村さん。 ん? 何? どうしたの?」

一風館

恵里「申し訳ありません。 病院に連れていって 様子をみて それから また お電話を…。 え?」

北栄総合病院

秀美「いいわよ 今日は休みで。 はいはい 大丈夫だから。」

一風館

恵里「本当に 本当に 申し訳ありません。」

北栄総合病院

秀美「大丈夫 大丈夫。 そんなに アテにしてないわよ。 お大事に。」

一風館

容子「恵里ちゃん。」

恵里「あ! ああ すみません。 病院 行こうね。」

容子「保険証 持った?」

恵里「はい 持ちました。 じゃ 行ってきます。」

北栄総合病院
ナースステーション

奈々子「婦長 上村さん どうしたんですか?」

秀美「今日ね 彼女 お休み。 子供 熱 出したって。」

祥子「え?!」

奈々子「大丈夫なのかな。」

秀美「何やってんの? 仕事 仕事 1人足りないんだから。」

奈々子「あ はい。」

今度の婦長さんは 不思議な人だね。 優しいのかね 怖いのかね。 おばぁも よく分からないね

祥子「あ!」

外科病棟

文也「遠山さんは 糖尿病も 甲状腺疾患もないから 大丈夫だ。」

看護婦「はい。」

祥子「上村先生!」

文也「どうしたの?」

祥子「あの 和也君が 熱出したそうで。」

文也「え?」

祥子「恵里は 今日 お休みなんです。 取り急ぎ ご報告まで。 では 失礼します。」

文也「ありがとう。 和也…。」

一風館
ダイニング

みづえ「あら こんなもの 売ってるの。 おいしそうね。」

真理亜「エヘヘ いや でも みづえさんの料理に比べたら…。」

みづえ「アハハ あら うれしいわ。」

真理亜「いや でも 大変だね。 母親になるっていうのは。 私には 想像できないなぁ。 自分の事で 精一杯だし。」

みづえ「誰だって そうなのよ。」

真理亜「ん?」

みづえ「母親っていうのはね なろうと 思って なれるもんじゃないの。 自然に そうなってしまうの。」

真理亜「『自然に』?」

みづえ「うん そうよ おなかを痛めた子を 目の前にしたら 誰でもそうなる。」

真理亜「そうかなぁ。」

みづえ「あなただって 子供 産んだら きっと そうなる。」

真理亜「え? 私が?」

みづえ「そうよ だって 人一倍 優しい子だもの あなたは。 アハハ…。」

恵達「おはようございます。」

みづえ「おはよう。」

真理亜「おはよう。 あら 珍しく 参加して ないじゃん。」

恵達「え?」

(電話の呼び鈴)

みづえ「あら? 恵里ちゃんかな?」

恵達「え?」

古波蔵家

勝子「管理人さんですか? 那覇の古波蔵です。 どうも…。 いつも お世話になっております。 恵里は おりますでしょうか? いや たった今 和也のビデオが届きまして まだ いるかなと思いまして。」

勝子「…あ? 病院? ああ もう 仕事 行きましたですか? え? 仕事じゃなくて? …え? 和也が 熱を出したんですか?え? え? それで? …はい はい …はい そうですか。」

一風館

みづえ「あら 私… 余計な事 言っちゃったかしらね。」

真理亜「さあ でも 大騒ぎになってることだけは 確かだと思う。」

恵達「そうですね。」

みづえ「あららら…。」

古波蔵家

勝子「和也は 大丈夫かねぇ。」

恵文「そうだねぇ。」

勝子「恵里は 大丈夫ですかね? ちゃんと やってるんですかね?」

ハナ「大丈夫さぁ。」

勝子「そうですかねぇ。」

ハナ「うん ちゃんと やってるはずよ。」

勝子「はい…。 こうやって 自分の力で 母親になっていくんですよね。」

ハナ「そうさぁ。」

(恵文のため息)

恵尚「お!」

(ビデオの声)

恵里『はい 和也 おじぃと おばぁに あいさつしようねえ 行くよ~。 ハイサ~イ! おじぃ おばぁ 元気ですよ~ 和也で~す ハイサ~イ!』

(ぐずる和也)

恵里『ハハハ… ハイサ~イ!』

病院

医師「まあ… 風邪のひきはじめですよ。 大したことないです。 これくらいの子は よく 熱を出しますからね。」

恵里「はい そうですか…。」

医師「お薬 出しときますか 一応 熱が下がるまでは 外出を ひかえて下さい。」

恵里「はい ありがとうございました。」

一風館
マンデリン

文也「大変だったね。」

恵里「うん チョット ビックリしたけど でも 大したことなくて よかったさ。」

文也「うん。 熱は?」

恵里「うん もう 下がったよ。」

文也「そっか…。」

恵里「なんか いざとなってみると 自分が看護婦っていういこと 全然 関係なくなってしまうね。」

文也「そうだろうねぇ。」

恵里「うん それにさ なんか こう 病院の待合室で この子 抱いて 座ってたらさ…。 ああ この子を守ってあげるのは 私だけなんだなぁって…。 ああ 母親なんだなぁって 思ってしまった。」

北栄総合病院
ナースステーション

恵里「おはようございます。」

患者「おはようございます。」

恵里「おはようございます。」

奈々子 祥子「おはよう。」

奈々子「大丈夫なの?」

恵里「あ はい。」

秀美「おはよう。」

恵里「あ 婦長 本当に すみませんでした。」

秀美「何が?」

恵里「いや 何がって 昨日は 休ませて頂いてしまって…。」

秀美「ああ そういうことか…。」

恵里「はい。」

秀美「育児休暇明けは そういうの 多いから 余り 期待してない。 戦力としては 最初から。」

恵里「え?」

秀美「何やってんの? 早く 仕事に入ってね!」

恵里「はい すみません。」

休憩所

奈々子「どうした?」

恵里「あ いえ。」

祥子「婦長のこと?」

恵里「うん 悪いのは 私なんだけどね。」

祥子「う~ん 結構 きついよね。 あれかな? なんか 結婚して 子供のいる 女の人が 嫌いなのかな?」

恵里「そうかなぁ。」

奈々子「違うわよ。 ウフフフ。」

(ドアが開く)

秀美「あ しまった! (弁当)間違えた…。 しまったぁ 怒ってるだろうなぁ あいつ。」

恵里「婦長 お子さん いらっしゃるんですか?」

秀美「私? いるわよ お子さんって ほどのものじゃ ないけどね 中3 小6 小2 全部 男。」

祥子「うわ そうなんですか。」

恵里「すごいですね。 あ じゃあ 子育ての先輩さぁ。」

秀美「そうよ だから 言ってるでしょ? 休暇明けは 余り 役に立たない。 自分で 分かってるんだからね。」

恵里「なんだ 怖くて 意地悪な人かと 思ってしまいましたよ ねえ。」

奈々子「私は そんなこと 言ってないわよ。」

祥子「私も…。」

恵里「え? あ ズル… そんな。」

秀美「(せきばらい)」

恵里「あ でもね 初めて会った時から 怖いというより 絶対 面白い人に違いないと 思ってましたよ。」

秀美「何で?」

恵里「え? あ ごめんなさい。」

秀美「あのねぇ 私は やっと 婦長に なれたのよ。 同期の中では 一番 遅いんだけど で 婦長に なった時 こう決めたわけ。厳しくて クールな 鬼婦長に なるんだって。」

秀美「そりゃ あんたの言うようにさ 今まで 宴会芸では 誰にも負けたことは なかったし 看護婦になる前は お笑い芸人に なりたいって 思ってたのよね。 これ見せたっけ…。 お歯黒で ございます。」

奈々子「婦長…。 せっかく 私 黙ってたのに。」

秀美「あ?」

(3人の笑い声)

秀美「(せきばらい)」

祥子「あ すみません。」

恵里「ごめんなさい。」

秀美「もう いいや。 や~めた! あ そうだ 上村さん 来週から プリセプターね。」

恵里「え? ありがとうございます。」

奈々子「何が ありがとうなの? やりたかったの?」

恵里「最初から やり直しっていうか もう一度 教えて頂けるんですね。 誰が 教えて下さるんですか? 佐々木さんですか?」

奈々子「あ~あ。」

秀美「何なの あんた 本当のバカ?」

恵里「え? 何でですか?」

秀美「あのね あんたが 新人を教えるのよ。」

恵里「え~!」

はあ 恵里 頼むよ~

128話

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