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連続テレビ小説「ちゅらさん」129話「お母さん(あんまー)は大忙し」ネタバレ

2001年8月29日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】129話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。

129話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」129話「お母さん(あんまー)は大忙し」ネタバレ

一風館
ダイニング

恵里「おはようございます。」

文也「おはようございます。」

柴田「おはようございます。」

容子「おはよう。」

文也「今日は 容子さん?」

容子「うん。」

柴田「と 僕です。」

容子「は~あ 何で 2人かな? 1人で 行きたいんだけどね。」

柴田「そんな事 言わないで下さいよ。」

恵里「ハハハ よろしく お願いします。」

恵達「お迎え 俺だから。 和也 待ってろよぉ。」

恵里「よろしくね。」

文也「じゃ 行こうか。」

恵里「うん じゃ 行ってきます。」

文也「行ってきます。」

みづえ「行ってらっしゃい。」

恵里「じゃあね 和也。」

そんなわけで 恵里は 幸せです。 周りの人に 本当に 恵まれているさぁね 恵里は

みづえ「でも どう思われているのかしら? 和也を連れていく この2人は…。」

容子「え?」

柴田「え?」

容子「ああ 女社長と その秘書って 感じ? それも 余り使えない秘書。」

恵達「でも そんな2人が どうして 赤ん坊 連れてるんですか?」

容子「あ そうか。」

真理亜「夫婦でしょ 誰が見ても。」

容子「え?」

柴田「え?」

容子「え~!」

みづえ「まあ! ハハハ。」

北栄総合病院
ナースステーション

恵里「おはようございます!」

秀美「おはよう。」

恵里「おはようございます。 あれ? 村山さんは?」

りほ「あの…。」

祥子「あ。」

奈々子「上村さん。」

恵里「はい?」

秀美「辞めた あの子。」

恵里「え? …辞めた? え? どうしてですか?」

りほ「あの 上村先輩に『よろしく』って。『謝っといてくれ』って…。」

恵里「え? 何で?」

りほ「『上村先輩みたいに 笑顔は出来ない』って。 私には 無理だ』って。『看護婦に 向いてないんだ』と そう言ってました。 すみません。」

秀美「皆 はい 何やってんの? 仕事 仕事…。」

祥子「はい 倉田さん 行くよ。」

りほ「はい。」

病室

恵里「おはようございま~す!」

患者たち「おはよう。」

恵里「は~い 皆さん 検温ですよ。 はい お願いします。」

山浦「あら 今日は 新人さんは?」

恵里「あ はい チョット…。」

恵里「はい 昨日は チョット つらかった みたいだけど 今日はどうですか?」

ナースステーション

奈々子「婦長!」

秀美「ん?」

奈々子「何で あの子を 上村さんに つけたんですか? 考え おありだったんでしょう?」

秀美「うん。 村山さんはさ 引っ込み思案っていうか そういうところ あるでしょ?」

秀美「でも 看護婦だと それじゃ チョット つらいのよね。 仕事には なんの問題もないのよ。 ただ 患者さんも やっぱり 明るい子に みてもらいたいから つらいのよ 本人も…。 同じように 頑張ってるのにね。」

奈々子「はい そうですね。」

秀美「だからさ ノー天気なのと 組み合わせたら チョット うつるかもと思ったけど やあ 失敗だったなぁ。 まさか こんなに早く辞めるとは。 まだまだだな 私も 婦長として。」

病室

恵里「お変わりありませんね。 じゃ また 夕方 測りに きましょうね はい。」

(ぶつかる音)

恵里「あ すみません。」

一風館
ダイニング

柴田「そんなことが…。」

文也「なんか 見てられないくらい 落ち込んでたんですよ。」

恵達「だろうなぁ。」

柴田「きついなl それは…。」

文也「ええ。 だから 祥子ちゃんに『ゆがふ』に 連れてってもらった。 明日 恵里 休みだし。」

恵達「そうですか…。」

ゆがふ

祥子「でも 恵里のせいじゃないよ。 ちゃんと やってたもん 恵里は。」

容子「私にも あったなぁ 新人教育…。」

祥子「そうなんですか?」

容子「ま 恵里ちゃんたちみたいに そんなに マンツーマンってほどでも ないけど やっぱり 新入社員を 1人つけられてね 女の子でさ。 本当は 私って 自分で マイペースでしゃるのが好きでさ。 苦手なんだけど ま 張り切って やったわけ。」

容子「もう 何から何まで 教えてさ。 会社の中の人間関係から何からさ。 一人前になってほしくてさ。 でもさ ある日『もう いいです』と 言われたの。『そんなことまで 教えなくて いいです』って…。『私は 2年ぐらいで辞めます』そう言われてさ…」

容子「なんか ド~ッと 疲れたね あの時。 本当に ちょうど 2年で 結婚して 辞めてった。 ごめん 恵里ちゃんのとは チョット 違うね。」

恵里「あ いえ…。」

容子「あんたは 新人を教育したことは?」

真理亜「私? ないわよ。 つぶしたことなら あるけどさ。」

容子「え?」

真理亜「冗談よ。 ああ でもさ…。 でも その あんたに ついてて 辞めてった子…。」

恵里「はい。」

真理亜「気持 少し 分かるかな。」

恵里「え?」

容子「どういうこと? 今 余り きついこと言うの やめなね。」

真理亜「分かってる… う~ん あのね 言い方 難しいんだけどね あんたみたいなタイプの人ってね 明るいしさ よく笑うしさ うん 楽しいと思うよ。 でもね その反面 人を 落ち込ませることもあるんだよね。」

祥子「『落ち込ませる』? 恵里が?」

真理亜「うん。 あ 悪い意味で いうんじゃない だから そのつもりで 聞いてよ。」

恵里「あ はい 大丈夫でう。 何でも 言って下さい。」

真理亜「私は その子のこと 知らないけど なんか 話を聞いてるとね どっちかっていうと 弱くて 学校でいうと クラスの端の方に いる感じ?」

真理亜「でも まあ 別に 暗いとか 意地が悪いとか 言うんじゃなくて クラスの人気者… あんたみたいな子がさ なんか面白いこととか言って 皆で笑ってるのを 離れて聞いて 少し笑ったりして みたいなね 違うかもしれないけど…。」

祥子「なんとなく合ってる気がします。」

真理亜「そう? 私さ そういう感じ だったんだ 子供のころ。 うん… で まあ やっぱり クラスに あんたみんたいな子がいて もう かわいくて 明るくて 皆の人気者で 憧れてた その子に。 でさ 何だったかなぁ 学校の行事でね 2人で 何かすることになった。 緊張しちゃって 私…。」

真理亜「でさ 何 話したのか 忘れたけど 私としては かなり全力で いろんなことを しゃべったんだ でもさ その子は つまらなそうな顔して聞いて他。 私は 何とか 笑ってほしくて もっと しゃべったんだけど 全然 ダメでさ そこに来た友達のところに 一緒に 行っちゃって…。 その子たちと楽しそうに 話してて ケラケラ 笑ってさ。」

真理亜「ああ ダメだなって… ああ 違うんだなぁって…。 あの子と私は 違うんだなって そう思ったのよね。 そうしたら もっと しゃべれなくなっちゃってさ。 人間にはね いろんなタイプが あっていいと思うわけ どっちが いいとか悪いとか いうんじゃなくてさ で あんたみたいなのもいれば 私みたいのも いる。 あんたみたいにさ 笑えない子もいるんだよ。」

回想

恵里「村山さん自身が 気持ちよく 患者さんと接するように 心がけを…。 食事とかもさ やっぱり 無愛想に『はい』って渡すより 笑顔で 渡してあげた方が 気持ちい」

麻衣子「はい すみません」

りほ「『上村先輩みたいに 笑顔は出来ない』って『私には 無理だ』って」

回想終了

真理亜「でもさ 私はね 自分のタイプで よかったと 思うこともあるわけ。 そういうさ 端にいる人間の気持 分かるから。 で 言い方 悪くなっちゃうけど あんたみたいな子には それが なかなか 分からない。」

真理亜「『何で 皆 自分と同じように しないんだろう? 楽しいのに その方が』って…。 無邪気に 思ってるところがある。 ごめんね。」

恵里「あ いえ… そんな…。」

真理亜「あんたには そういう 端にいる 人間の気持を分かってほしいなぁ。

バー

秀美「(ため息)」

奈々子「家のほうは 大丈夫なんですか?」

秀美「大丈夫 亭主が 帰ってるから。」

奈々子「そうですか。 そんな 落ち込まないで下さいよ 全然 似合わないですよ。」

秀美「悪かったわねぇ でも 私は 失敗だなぁ。 こう見えても 意外とクヨクヨするのよねぇ。」

奈々子「でも 私 何とかする気がするなぁ。」

秀美「何を?」

奈々子「いや 分からないけど 上村恵里は… 何とかする気がするなぁ。」

秀美「ん?」

奈々子「うん。」

一風館
マンデリン

文也「恵里?」

恵里「ん?」

文也「明日 休みなんだろ?」

恵里「うん…。」

文也「俺も 夜からだからさ それまで どっか…。」

恵里「私さ…。」

文也「え?」

麻衣子の住んでいるマンション

(ドアチャイム)

麻衣子「はい。 あ…。」

恵里「『あ 村山さん?」

麻衣子「先輩…。」

130話

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