ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」133話「近くにあるカフー(幸せ)」ネタバレ

2001年9月3日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】133話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

4年の月日が流れて…。ある日、恵里は健康診断で呼び出されますが、軽い貧血でした。看護師長の秀美は「仕事と子育てで大変なんだから、体に気をつけて」と忠告します。一方、一風館では、4年前に出て行った島田が戻ってきて、管理人・みづえにプロポーズしました。弟・恵達は独立を決意し、祥子との仲も進展します。容子は、よく当たると評判の占い師に「今日3回会う人が、あなたの運命の人です」と予言されますが…。

133話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」133話「近くにあるカフー(幸せ)」ネタバレ

北栄総合病院
ナースステーション

奈々子「は~い 健康診断の書類を お返しします。 はい 中町さん。」

祥子「どうも…。」

奈々子「はい 婦長。」

秀美「ありがとう。」

奈々子「あ 上村さん。」

恵理「はい。」

奈々子「また あんただけ ないのよ。 的山先生の所に来てくれって。」

秀美「え? どういうこと? どっか悪いの?」

恵理「いえ。」

祥子「あ 何? 2人目?」

恵理「え?」

祥子「だって そうでしょ。 前も 健康診断で 妊娠が分かったわけだしさ。」

恵理「まあね。」

奈々子「そうか そうだったよねぇ。」

秀美「へえ 珍しい人ねぇ。」

恵理「はあ すみません。」

祥子「おめでとう。」

奈々子「おめでとう。」

恵理「あ そうも…。 でも まだ 決まったわけでは ないので。」

秀美「そうか 2人目か…。」

恵理「いや 婦長 まだ そうとは…。」

秀美「あのね 子供は 多い方がいいわよ。 そりゃ 家の中は狭くなるしさ 大変なことも多いけど やっぱり 楽しいしさぁ。」

恵理「そうですよね。 でも まだ 決まった訳ではない…。」

秀美「私はさ こんなふうに思ってるわけ うちの場合 3人いるでしょ?」

恵理「はい。」

秀美「その中の1人くらいは 偉くなり 私を 将来 楽させてくれるかなと。 3人いるんだから1人くらいはね。」

奈々子「なるほど…・」

祥子「いいなあ 私 一人っ子だから そういうの 憧れるんです。」

恵理「沖縄は 3人とかは普通ですよ。」

秀美「え? そうなの? じゃ 何? うちは 東京じゃ 珍しがられてるけど 沖縄じゃ 普通?」

恵理「はい そうですね。」

祥子「そうなんだ… あ 古波蔵家も そうだもんね。」

恵理「うん。」

奈々子「へえ じゃ 何? 2人目として もう1人つくる?」

恵理「そんなことでは ないんですけど …っていうか まだ決まってない。」

奈々子「そうか 3人も つくるのか。」

祥子「そうか あ お祝いしなくちゃ。」

秀美「そっか 普通だったか うちは。」

恵理「いや だから…。」

おや 恵理は 2人目が できたのかねぇ おかしいねぇ

恵理「病室に 行ってきます。」

会議中の文也

祥子「上村先生!」

文也「はい。 どうしたの?」

祥子「実は…。」

文也「え? ウソ…。」

祥子「おめでとうございます。 では ほかにも 知らせる所が あるので 失礼します。」

文也「あ チョット…。 え? 本当に?」

廊下

一風館
サロン

恵達「(あくび)」

真理亜「(あくび)」

容子「(あくび)」

柴田「(あくび)」

容子「は! 日曜日だって いうのに…。」

柴田「まったりしてますねぇ。」

容子「そうだねぇ ねえ。」

真理亜「私は 曜日 関係ないから。」

容子「ああ そうか…。」

真理亜「ねえ?」

恵達「はい そうですね。」

容子「病院組は 大変なんだろうなぁ。」

柴田「そうですよねぇ。」

容子「何か みづえさん 変だよね。」

真理亜「うん 何か あるね。」

柴田「…と言いますと?」

容子「分かんないけど ソワソワしてる。」

真理亜「うん なんか オシャレだしね。」

恵達「あ そういえば 僕が さっき 外から帰ってきた時なんですけど ドアを開けたら 立ち上がって こっちを見てるわけですよ。 その顔が 明らかに ガッカリしてる。」

一同「ほう。」

柴田「何でしょうかねぇ?」

容子「うん 何か あるね。」

玄関前

島田「きみ… ここの子?」

和也「であるよ。」

島田「あの ひょっとして 名前は?」

和也「和也。 上村和也。」

島田「え そうか…。 恵理ちゃんと文也君の子か…。」

和也「うん。」

島田「そうか…。 そうか…。」

なつかしいねぇ… 帰ってきたのかね 一風館に

サロン

柴田「あれ? 和也君は?」

容子「え? さっき ここにいたのに。」

(ドアの開閉音)

廊下

みづえ「和也 どこ行ってたの?」

和也「そこ。」

柴田「和也君 もう ビックリした。 駄目だよ 1人で 外へ行っちゃ…。」

和也「大丈夫さ 柴田。」

柴田「はい ヨイショと。」

恵達「どうしたの? 祥子ちゃん。」

祥子「大変!」

容子「どうしたの?」

祥子「恵理がですね。」

真理亜「また何か しでかしたの? あいつ。」

祥子「いや そうじゃなくて。」

一同「え~っ!」

北栄総合病院
診察室室

恵理「え?」

的山「貧血なのでは? ヘモグロビンが 低いし。」

恵理「はぁ。」

的山「疲れ気味でしょう? 最近。」

恵理「そうですかねぇ。」

的山「ま 一応 心配ないとは 思うけど Feと TIBCを調べた方がいい。」

恵理「はい 分かりました。 ありがとうございました。」

一風館
ダイニング

文也「ただいま!」

和也「あ お父さんだ!」

文也「和也 ただいま。」

容子「お帰り おめでとう 文也君。」

柴田「おめでとうございます。」

文也「あ どうも。」

みづえ「よかったわ。」

文也「はい ありがとうございます。」

真理亜「また 1人 増えるのか…。」

文也「すみません。」

恵達「あ でもさ 本当? それ。 本当?」

祥子「あ 私を 信じないんだ。」

恵達「いや そうじゃないけどさ。」

文也「でも 恵理 こうやってた…。」

恵達「じゃ 本当だね。」

祥子「ほら。」

恵達「はい。」

祥子「そう 言ったでしょ。」

容子「そうか…。」

みづえ「そうねえ。 ねえ お祝いをしましょ。」

(一同の笑い声)

恵理「ただいま!」

柴田「おめでとう!」

(クラッカーの音)

恵理「何 おめでとうって。 何か あったの?」

文也「え?」

恵理「え?」

恵達「いや 何って え?」

容子「2人目なんでしょう?」

恵理「何が?」

真理亜「は?」

柴田「和也君の弟か妹ができたんじゃ…。」

恵理「え?!」

回想

回想終了

文也「恵理?」

恵理「ああ。 祥子ちゃん…・」

祥子「え? ひょっとして 違ったとか?」

恵理「ひょっとしてじゃないさ。 違うよ。」

一同「え~っ!」

恵理「もう…。」

真理亜「疲れた…。」

柴田「そうですねぇ。」

祥子「すみません。」

恵達「すみません 本当に なんか もう オッチョコチョイって いうか 早とちりっていうか…。」

祥子「そんなふうに 言わなくても…。」

恵達「いや 別に 俺は 怒ってないよ。」

祥子「本当に?」

恵達「本当さ。」

祥子「うん でも さっき チョット 怒ってたでしょ?」

恵理「(せきばらい)そこ… 謝りながら イチャイチャしない。」

祥子「はい すみません。」

恵達「すみません あ でも…。」

容子「どうしたの?」

恵達「那覇に 電話しなくて よかったなぁ。」

文也「オフクロに電話しなくてよかった。」

恵理「もう… 頼むよ もう。」

(一同の笑い声)

和也「おなか すいた!」

恵理「そうだね ごめんね 和也。」

みづえ「さあ 頂きましょう こうして作ったんだから。」

柴田「そうですね。」

祥子「そうですよねぇ。」

真理亜「反省が 足りない。」

祥子「すみません。」

恵理「ハハハハ。」

恵理「おいしいねぇ ねえ 祥子ちゃん。」

祥子「おいしい あ ごめんなさい。」

恵理「もういいさぁ。」

容子「でも 恵理ちゃん 大丈夫なの?」

恵理「大丈夫ですよ。」

容子「そう?」

みづえ「(ため息)」

容子「あら ヤダ みづえさん ため息なんか ついちゃって。」

みづえ「あ いえ。」

容子「どうしたの? 最近 おかしいよ。」

みづえ「何でもないわよ…。」

恵理「あ 私も そう思ってましたよ。 なんか おかしいさ みづえさん。 何か あったんですか?」

みづえ「いいえ 何も…。」

真理亜「島田さん?」

みづえ「え? 何の事?」

恵達「分かりやすいですねぇ。」

柴田「ん? いや 島田さんが どうかしたんですか?」

真理亜「分かった。 島田さんが出ていった時の手紙。 あの手紙には 5年後の今日 必ず 迎えにくる」と書いてあった。 そうでしょう?」

みづえ「ウフ…。」

恵理「え? そうなんですか?」

容子「そうなの? みづえさん。」

みづえ「今日って訳じゃないんだけど 亡くなられた奥様の13回忌が 終わったら『必ず きみのもとへ 戻ってくるから それまで 待っててくれ』って 書いてあった。」

恵理「え~!」

祥子「なんか ステキ!」

容子「そうだよねぇ。」

柴田「で あの いつなんですか?」

みづえ「おとといだったの。」

容子「あ そうなんだ。 それで あんなにオシャレして 待ってたんだ。」

恵達「だから ドアが開くたびに ドキドキしてたんですね。」

みづえ「いや そんな…。」

和也「誰が 来るの?」

恵理「うん? あ そうか 和也は 知らないんだよね。 あのね 島田さんっていって 昔 住んでた人なわけ。」

文也「そっか 和也が生まれる前に 出てったんだね。」

恵理「うん。」

みづえ「はい このおじさんなのよ。」

容子「写真なんか 持ってるわけ?」

和也「この人 知ってる。」

恵理「え? 和也 知らないでしょ?」

和也「さっき アパートの前に いたよ。」

恵理「え?」

文也「本当か? 和也。」

和也「うん。」

容子「来てたんだ…。」

(ドアの開く音)

134話

モバイルバージョンを終了