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連続テレビ小説「ちゅらさん」135話「近くにあるカフー(幸せ)」ネタバレ

2001年9月5日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】135話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

4年の月日が流れて…。ある日、恵里は健康診断で呼び出されますが、軽い貧血でした。看護師長の秀美は「仕事と子育てで大変なんだから、体に気をつけて」と忠告します。一方、一風館では、4年前に出て行った島田が戻ってきて、管理人・みづえにプロポーズしました。弟・恵達は独立を決意し、祥子との仲も進展します。容子は、よく当たると評判の占い師に「今日3回会う人が、あなたの運命の人です」と予言されますが…。

135話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」135話「近くにあるカフー(幸せ)」ネタバレ

一風館
玄関前

恵理「島田さん。」

島田「え? あ!」

恵理「駄目ですね 男っていうのは。」

島田「え?」

恵理「はい! ドン!」

島田「え チョット…。 あ!」

真理亜「あれ まぁ!」

島田「ハハハ。」

島田「いや… 参ったなぁ。」

恵理「ハハハ 島田さん 入ろうかどうか 迷ってたから 背中 ドンと押した。」

真理亜「背中を押すっていうのは そういう意味じゃないだろ…。」

恵理「え?」

みづえ「お帰りなさい。」

島田「あ ただいま。」

みづえ「あの コーヒー いかがですか?」

島田「ああ みづえさんのコーヒーか…。 いやぁ 飲みたかったなぁ。」

みづえ「じゃ どうぞ サロンの方へ。」

島田「はぁ。」

サロン

階段

真理亜「行っちゃダメ こら。」

恵理「だって 気になる…。」

真理亜「しょうがないなぁ 本当に。」

恵理「え?」

和也「今 帰ったよ~。」

みづえ「あら お帰り。」

柴田「ただいま!」

容子「ただいま。 …ああ!」

柴田「島田さん…。」

島田「ハハハ やぁ こんにちは 和也君。」

和也「こんにちは。」

容子「帰ってきたんだ… 島田さん。 あれ…。」

柴田「あ どうも。」

恵理「容子さん 容子さん。 こっち こっち…。」

容子「アハハハ じゃ とりあえず 着替えてきま~す。 柴田君。」

柴田「ん?」

真理亜 恵理「早く 早く 上へ。」

北栄総合病院
外科病棟

祥子「上村先生!」

文也「ああ どうしたの?」

祥子「島田さんが 帰ってきたそうです。」

文也「本当に?」

祥子「はい それで 今日 緊急お食事会に なる可能性があるので 早めに 帰ってくるようにと。」

文也「はい 分かりました。」

祥子「5時まで ですよね? 一緒に帰りましょう ね。」

文也「うん 分かった。」

祥子「連絡は 以上です。 失礼します。」

文也「はい どうも…。」

一風館
階段

恵理「ずっと 黙ったままですね。」

容子「そうだねぇ。 言いだせないのかな 島田さん。」

柴田「何をですか?」

容子「バカだね きみは…。 だって『必ず きみの元に戻る』って 手紙に書いたんだよ。 ていうことは 次は プロポーズでしょ どう考えても…。」

柴田「プロ…?!」

一同「シ~ッ!」

祥子「プロポーズか…。」

和也「プロポーズって 何? 柴田。」

柴田「え? いや 何って言われても…。」

恵理「結婚しようっていうことさ。」

和也「ふ~ん。」

恵理「あんたのお父さんはね 小さいころに 小浜島で ほら お母さんが生まれた場所で ガジュマルの樹が あってね。」

真理亜「(せきばらい)シ~ッ!」

恵理「あ すみません。」

文也「でも こういうのって 勇気いるんだよなぁ。」

恵理「やっぱり そう?」

文也「そうだよ。」

恵理「文也君も そうだったわけ?」

文也「そりゃそうだよ 俺の時なんか。」

真理亜「あのさ あんたたちのは あんまり 参考に ならないからさ。」

文也「すみません。」

恵理「すみません。」

祥子「頑張って 島田さん。」

容子「もう じれったいなぁ もう…。」

恵理「そうですよねぇ もう…。」

お菓子を配る和也

恵理「ありがと。」

文也「おう サンキュー。」

祥子「ありがとう。」

容子「あ 悪いね 和也。 あんたの分 あるの?」

和也「うん。」

真理亜「あ どうも。」

柴田「ありがとう。」

和也「管理人さんたちにも あげてくる。」

恵理「うん そうだね。 え? あ チョット チョット…。」

サロン

島田「みづえさん。」

みづえ「はい。」

島田「お願いがあるんだ。」

みづえ「はい。」

島田「残りの人生を… 私と過ごしてもらえるだろうか。」

みづえ「はい。」

島田「(安堵の息)」

(指をかむ和也)

恵理「あ 痛っ!」

島田「あ!」

みづえ「まあ。」

容子「もう! 柴田君。」

真理亜「何やってんのよ 柴田君。」

文也「お願いしますよ 柴田さん。」

祥子「そうですよ 柴田さん。」

柴田「何で 皆で 僕のせいにするの?」

島田「ハハハ…。」

みづえ「ウフフ…。」

恵理「やったさ 島田さん!」

島田「ありがとう いや ありがとう。」

恵理「お食事会ですね みづえさん。 でも 今から 準備するんじゃ…。」

みづえ「準備は してあるの ちゃ~と。」

恵理「え?」

真理亜「うわ スゲエ。」

容子「ああ…。」

文也「女の人は 怖いなあ。」

恵理「ん?」

文也「いや 何でもない。」

ゆがふ

猛「ありがとうございます。 本当 いい店ですね。」

兼城「ありがとうございます。」

猛「突然 悪いなぁ。」

恵達「あ いえ こちらこそ なんか 最初から最後まで わがままばっかりで…。」

猛「いいさぁ そんなことは…。」

恵達「すみません。」

猛「どうだ? 調子は…。」

恵達「はい どんなかな。 でも 楽しいです。 …楽しいです。」

猛「そうか…。 兄貴と 一緒だね 恵達は。」

恵達「え?」

猛「ま 兄貴に比べれば いろんなもの 手にいれたのは 俺の方だな。 でも 結局 …なんか 負けてる気が するわけさ。 なんでかねぇ。」

恵達「あの… デビューしたばっかりのころ クロスロードに行ったんですよ。」

猛「うん。」

恵達「それで その時 言われたんです。」

回想

我那覇「恵達。」

恵達「はい。」

我那覇「楽しいだろ? 今。」

恵達「はい。」

我那覇「すばらしいことさ ロックをやって メシを食っていけるなんて。」

恵達「ええ。」

我那覇「ロックを仕事にするのは すばらしいと思ってる。 最高さ 好きな事やって 生きていけたら。」

恵達「ええ。」

我那覇「でもな 恵達。 ロックを仕事にするのは いい。 でも 職業を ロックにするなよ。」

恵達「え?」

我那覇「やらなきゃならんから やるもんじゃない。 自分のために やるもんさ ロックは。」

恵達「はい。」

回想終了

猛「へえ… 兄貴らしいなぁ。」

恵達「ですよね。」

猛「でもな 恵達。」

恵達「はい。」

猛「俺は 俺のやり方で やる これからも ずっと。」

恵達「はい。」

猛「そのうち ライブ 見にいくよ。 俺と組んでた時より いけてなかったら 俺は お前を ぶっとばす。」

恵達「はい ありがとうございます。」

猛「きびしいぞ これから。」

恵達「はい。」

猛「うん。 あい うまいさぁ これ。 たまらんねぇ これ。」

兼城「そうねぇ うれしいさぁ。」

猛「店長 沖縄 どこなの?」

兼城「俺は コザ。 あんたは?」

猛「俺は 宜野湾さ。」

兼城「近くさ。」

猛「本当?」

兼城「ああ… これも そうだよ。」

猛「本当ね?」

常連客「宜野湾ね?」

一風館
サロン

島田「いや こんなに ドキドキしたのは 一体 いつ以来だろうな。」

容子「女冥利に つきるね みづえさん。」

みづえ「そうね。」

真理亜「いや しかしね 結婚ねぇ。」

(一同の笑い声)

恵理「あ 恵達 お帰り。」

恵達「あ 島田さん。」

島田「ああ しばらく。」

恵達「あの お帰りなさい。 あの ちゃんと レコード 大事に とってありますよ。」

島田「あ そうか ありがとう。」

恵達「いえ…。」

祥子「え? どうしたの?」

恵達「あ… うん。」

恵理「恵達?」

柴田「恵達君?」

恵達「いや あの 今さ なんかいいなぁと 思ったわけ。 歩いて帰ってきて 一風館の前まで来て 皆の にぎやかな声が 聞こえてきて なんか ほっとしたっていうか」

恵達「ほら 姉え姉え 那覇の家に 帰ってくる時さ あの坂の途中で お父さんの三線とか お母さんの笑い声とか 聞こえてきてさ なんかこう ほっとするっていうか つらい事や 嫌な事が あっても なんか ほっとするっていうかさ そういう あったでしょう?」

恵理「うん そうだね。」

恵達「うん。」

恵理「どうしたの? 恵達。」

恵達「なんか 本当の家族みたいだなと そう思ったわけ。」

恵理「うん。」

恵達「あの でも 自分で言ってること よく分かんないんだけどさ その中に いつも いてほしい人が いるわけ。 祥子ちゃん。」

祥子「はい。」

恵達「俺と… 結婚しよう。」

祥子「え?」

136話

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