2001年4月16日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】13話のネタバレです。
現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
「ゴーヤーマン」の大借金でせっぱ詰まった古波蔵(こはぐら)家は、家族総出の「ゴーヤーマン」販売作戦を始めますが、結局失敗に終わり、長男・恵尚は売上金とともに姿を消してしまいました。そのため、理恵は、家族のある秘密を知ることになります。秋になり、恵里は東京の大学を受験するため、家族に内緒でアルバイトをし、猛勉強に明け暮れていました。7年前に小浜(こはま)島で別れた文也に会えることを願っての事でした。
13話ネタバレ
連続テレビ小説 ちゅらさん 第13回 やまとの誘惑
男(恵達)「ねえちゃん チョット つきあえよ。 なあ」
恵里「何するんですか?! やめて下さ~い!」
男「うるせえ!」
恵里「困ります 誰か 誰か 助けて!」
恵尚「誰だ?! 弱い者いじめしてるのは! 弱い者いじめは このゴーヤーマンが 許さないぞ! シャキ~ン!」
恵里「キャ~! ゴーヤーマン 助けてぇ!」
恵尚「まかせておきなさい ハハハハ。」
恵達「誰だ? お前は。」
恵里「知らないの? 沖縄が生んだ ニューヒーロー・ゴーヤーマンよ!」
古波蔵家の子供たちは それぞれの理由で ゴーヤーマンを何とか 売ろうとしていました。
恵里と恵尚は 夢の実現のため 恵達はつきあいというか 成り行きで…
恵里「ありがとう ゴーヤーマン!」
恵尚「なんの なんの ハハハハハ。」
恵里「というわけで 沖縄が生んだ ニューヒーロー・ゴーヤーマンの人形を ただ今から 特別に販売します! ゴーヤーマンです よろしくお願いします。 どうぞ! よろしくお願いします。」
恵尚「よろしく!」
恵里「あれ? …もしもし?」
恵達「だからさぁ…。」
恵里「あ ボク? ゴーヤーマン 1つ買わない?」
恵尚「どうした? ボク。」
泣き出して逃げる子供w
恵達「だから こんなんで 売れる訳ないって…。」
一方 古波蔵家の大人たちは 必死で 何とか 在庫分だけでも売ろうと頑張っておりました
土産物屋
ハナ「おにいさん おにいさん。」
客「何ですか?」
ハナ「あんた 女にモテんでしょ。 モテんね その顔は 分かるさぁ…。 モテん…。」
客「悪かったね。」
ハナ「彼女 いるね? いないね? でも 好きな女ぐらい いるでしょ? いるね? その顔…。 おばぁがね 彼女と うまくいく方法を 教えてあげようか?」
客「え? うまくいく方法って?」
ハナ「ほら。 これをね 好きな彼女にね 土産に買っていきなさい。 絶対よ。」
客「これが?」
ハナ「知らんね おにいさん 恋愛がうまくいく おまじないと有名だよ おばぁが言うから間違いないさ。 おばぁはね 80年も 女を やってきた ベテランだからねえ。」
恵文のタクシー
恵文「よろしかったら 買って下さいね。 いい沖縄土産になりますから…。 あ そうそう 私の歌も おまけに つけちゃおうかね?」
客「あの… 青ですけど。」
恵文「ハハハハハ そうだね。」
農連市場
勝子「はい ありがとうね。ついでに これも持っていくね? なに 遠慮はいらないさぁ。 安いよ 3個で1200円 持っていきなさい。」
大人たちは 必死です。
それに比べて 子供たちは…
恵尚「行くぞ。」
恵達「うん。」
恵尚「あ! あれは 何だ?! はよ…。」
恵達「鳥だ!」
恵尚「飛行機だ!」
恵達「いや 違う!」
恵尚「『あれは』」
恵達「あれは!」
恵尚「あれは!」
2人「ゴーヤーマンだ!」
恵里「ゴーヤーマン参上! さあさあ ゴーヤーマンの人形で~す! いかがですか?! ゴーヤーマン ゴーヤーマンで~す! どうぞ! 沖縄のお土産に どうですか?」
休憩中
恵尚「ん。」
恵里「サンキュー。」
恵達「悪いけど…。 俺 お先に失礼します。」
恵尚「お疲れね。」
恵里「じゃあねぇ。」
恵尚「やっぱり 失敗だったのかねぇ? ゴーヤーマンは…。」
恵里「そんなことないさぁ 1度はあんなに 売れたさぁ。」
恵尚「まあなぁ。」
恵里「まだまだ 売れるって。 頑張ろう 兄い兄い。」
恵尚「そうよね いけてるよなぁ ゴーヤーマン。」
恵里「いけてる いけてる 大丈夫さぁ。」
恵尚「恵里は 不思議なヤツだなぁ。」
恵里「何が?」
恵尚「なんか 本当に大丈夫な気がしてくるさぁ 恵里と話してると。」
恵里「本当に 大丈夫さぁ。」
恵尚「うん。」
恵里「とにかくさ 頑張って売ろうね。」
恵尚「はい。」
古波蔵家
恵里「ただいま!」
恵尚「ただいま! ただいま。」
勝子「お帰り。」
ゴーヤマンの売り上げを見て溜息を吐く勝子
恵尚「何で 売れないのかねぇ? おかしいねぇ。」
恵里「そうだよねぇ いきなり200も売れたかと思うと サッパリだねぇ。」
恵尚「難しいねぇ 商売っていうのは…。」
忘れていらっしゃる方も いるかと思いますが 売れた200個というのは 勝子さんが 親せきに頼んで 買ってもらったものでございました。 はい…
勝子「あの… その 200個なんだけど…。 (恵文を見ながら口パク)あんた。」
恵文「(口パク)俺? 嫌だ。」
ハナ「恵文 話って何ねえ? 早く言いなさい。」
恵文「え? あ いや 俺は何も。 え~とねぇ う~ん。」
恵尚「分かった!」
恵文「え?」
恵里「何?」
恵尚「広告だね 広告。 宣伝が大事さ やっぱり。」
恵里「あ そうか そうだねぇ。」
恵尚「テレビで コマーシャルでも流すか?」
恵里「そうだね それ いいかも。 誰が やるの?」
恵尚「そりゃ やっぱり プロデューサーの おやじさんさぁ。」
恵文「え? 俺が テレビに出るの?参ったな こりゃ。」
恵達「いくらかかると思ってんだよ。」
勝子「ダメ! お金なら ありません。」
恵尚「そうかぁ コマーシャルが ダメなら 新聞は?」
恵達「それだって 結構するんだよ。」
勝子「ダメ! お金は ありません!」
恵尚「え~ おばぁ~?!」
ハナ「おばぁも スッカラカンさぁ。」
恵尚「広告も ダメかぁ。」
電話が鳴る
恵尚「チョット… 俺が出る。 土産物屋から 追加の注文かもしれんよ。」
恵尚「もしもし? 古波蔵です。 はい ゴーヤーマンを 100個。 は… 100個まるまる 返品したい? 邪魔って いや チョット待って。 もしもし? もしもし?」
恵里「返品なの?」
恵尚「バカだね 久茂地の土産物屋 後悔しても 知らんからよ。 人気が出ても 置いてやらんさ。」
再び電話が鳴る
恵尚「もしもし? は… 返品? いや チョット もしもし…。」
恵里「また 返品?」
恵尚「うん。」
恵達「もう入らんよ この家には ゴーヤーマン…。」
恵里「兄い兄い…。」
恵尚「ハハハハハハ 大丈夫 大丈夫。 全然 心配ないからよ ハハハハハハ。」
島袋「こんばんは! 島袋です~! どうも! 残りの3000個 運んできました! あれ?」
ハナ「間の悪い男だねぇ あんたも。」
島袋「は?」
恵尚「ハハハハハ… はぁ…。」
夜
ハナ「でも 親せきというものは ありがたいもんだねぇ。」
勝子「そうですねえ。 恵尚には やっぱり 黙ってた方がいいですかねぇ」
ハナ「であるねぇ。 きっと 傷つくさぁ。 ゴーヤーマン買ったのが ほとんど親せきだけけと分かったら。」
勝子「そうですねぇ。」
ハナ「黙っていて いいこともあるさぁ。」
勝子「ええ… すみません 本当に…。」
ハナ「何で あんたが 謝るの? 私の孫だよ。」
勝子「はい。」
ハナ「それにしてもねえ 食べ物であったら よかったかねぇ?」
勝子「そうですねぇ。 でも 腐らないだけ ましかもしれない。」
ハナ「であるねぇ。」
話を聞いてしまった恵尚
恵里と恵達の部屋
恵達「どうするわけ? これ…。」
恵里「どうするって 売るしかないさぁ。」
さりげなく箱を押して領土を広げようとする恵里w
恵達「インチキ!」
恵里「バレた?」
恵尚「よ!」
恵里「あ どうしたの? 兄い兄い。」
恵尚「ありゃ ここも 狭いねぇ。」
恵達「そうだよ。 ただでさえ 狭いのに。」
恵尚「いや あっちで寝てるとよ 妙な圧迫感があってよ。 なんか ゴーヤーマンに押しつぶされる夢 見そうでよ。 こっちで 寝ていいか?」
恵里「いいよ。」
恵尚「ありがとう。」
恵里「兄い兄いは 何で 一緒に住まないの? 家に。」
恵尚「ん 何でかねぇ。」
恵達「あっちこっちで フラフラしてるの楽しい?」
恵尚「ああ 楽しいよ。」
恵里「寂しくないの?」
恵尚「まあ 時々はね。」
恵里「いろんなとこ 行った?」
恵尚「行ったさぁ やまとも アメリカもさ。」
恵達「アメリカも 行った?」
恵尚「行ったさ。」
恵里「東京も?」
恵尚「もちろんさぁ」
恵里「でも 沖縄が 1番でしょ?」
恵尚「そりゃ そうさぁ。」
恵里「やっぱりねぇ そうだよねぇ。」
恵達「そうかぁ?」
恵尚「そうさ。 でも それはさ いろんなとこ行って 初めて 分かること。 旅行で行っても ダメだよ。」
恵尚「暮らしてみないと 分からんさ。 違った所で暮らしてみて 初めて 『沖縄が1番』て 思うわけさ。 そうしないと 本当の良さは 分からんよ。」
恵達「なるほど…。」
恵里「同じこと 言う。」
恵尚「ん?」
回想
和也「ほかに行った事のない人には この島の本当の良さは 分かんないんじゃないのかな。 いろんなとこ見て それでも やっぱり 小浜が1番だって思った時 本当の1番になるんじゃないのかな…」
回想終了
恵尚「おい 何 シミジミしてるか? 恵里。」
恵里「え? あ いや そうかぁ。 やっぱり 外で暮らしてみないと 本当の 良さは 分からないのかな。」
恵尚「そういうことだねぇ。」
恵里「ふ~ん。」
恵達「よし 寝よう。 おやすみ。」
恵尚「おやすみねぇ。」
恵里「おやすみ。 明日も 頑張ろうね 兄い兄い。」
恵尚「おう!」
恵里「おやすみ。」
翌朝
恵里「おはよう。」
恵文「おはよう。」
ハナ「おはよう。」
勝子「相変わらず 遅いねぇ。」
恵里「うん…。 あら? 兄い兄いは?」
勝子「そっちで 寝てたんでしょ?」
恵里「え? あ うん。」
恵達「俺が起きたら もう いなかったよ。」
恵文「散歩でも行ったのかねぇ。」
勝子「ああ。」
ハナ「勝子さん。」
勝子「はい?」
ハナ「お金…。」
勝子「え?」
ハナ「消えたさぁ 恵尚は きっと。」
勝子「そんな…。」
恵里「何言ってる? おばぁ。」
ハナ「お金…。」
勝子「あ~ やられたぁ!」
恵里「えっ?!」
やられたので ございました