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連続テレビ小説「ちゅらさん」140話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

2001年9月11日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】140話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里たちの住む一風館に祥子も越してきて、さらににぎやかになりました。ある日、拾った財布を交番に届けようとした和也は、財布の持ち主に呼び止められ、叱責されてしまいます。それ以来、他人を怖がるようになった和也。心に傷を負い、治すには時間がかかると心療内科で言われました。恵里も原因不明の腹部の痛みを覚え、かつての恋敵・遥に診てもらいます。自分も病に冒されていることを知り、恵里はある決意を固めます。

140話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」140話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

交番へ向かう道中

男1「おい チョット 待て! 坊や それ どうするつもりだ?」

男2「これ お前のなの?」

男1「ああ そうだよ。」

男3「坊や どうするつもりだったの?」

男1「そのまま 自分の物にする つもりだったのか? ん? お金を拾ったら 届けなきゃ いけないんだぞ。」

男2「お母さんにね 心配かけちゃいけないよ。」

男3「そうだよ 分かった?」

男1「じゃないと 泥棒さんに なっちゃうんだ。」

一風館
サロン

恵理「あとは はい お肉ですね。」

みづえ「ありがとう。 これでOKよ。」

恵理「はい。 なんか楽しいですね。 買い物も 大勢の分の方が。」

みづえ「そうよ。 1人分なんか買っても 寂しくなっちゃうもんねえ。」

恵理「あぁ それは あるかもしれませんね。」

みづえ「食事も 大勢の方が 楽しいわ やっぱり。」

恵理「そうですよねぇ。」

真理亜「何が楽しいって? …ああ 買い物?」

恵理「はい。 いえ 食事は 大勢の方が 楽しいねっていう話ですけどね。」

真理亜「まぁね。 でも なんか 食べすぎになるよね。 最近 少し 太ったもんな 私。」

みづえ「それは 言えるわよな。」

恵理「そうですよね。 つい たくさん食べてしまうんですよね。」

真理亜「そうよ。 目の前にあると つい食べちゃうのよ。 …あれ? 和也は?」

恵理「え? あ 前のベンチで。」

真理亜「ああ。」

和也「ただいま!」

恵理「お帰り。」

真理亜「おう 和也。」

みづえ「どうだった? 猫ちゃん。」

真理亜「ああ あの猫か。」

みづえ「うん。」

和也「どっか行っちゃったさ。」

恵理「そっかぁ。 あ さっき買った オヤツ 食べようか。」

和也「うん。 真理亜さんと 管理人さんにも あげる。」

真理亜「悪いね。」

管理人「ありがとう。」

恵理「ご飯前だから 少しに しなさいよ。」

真理亜「は~い。」

恵理「え?」

真理亜「私じゃないか…。」

(笑い声)

恵理「はい。」

真理亜「いいなあ。 おいしそうだね それ。」

和也「ご飯前だから 少しにしなさいよ。」

真理亜「はい。」

柴田「ただいま~!」

和也「あ 柴田だ。」

恵理「だから『柴田さん』だってば。」

和也「お帰り 柴田!」

柴田「ただいま。 よいしょっ。」

恵理「もう いくら言っても 聞かないんですよ。」

柴田「ただいま~!」

恵理「お帰りなさい。 すみませんね。 いつも いつも。」

柴田「いや いいんですよ。」

真理亜「そうよ。 いいのよ 柴田で。」

柴田「いやいや 自分で『いい』って 言うのは いいですけど 人に『いい』って 言われるのは…。」

恵理「いや ダメですよ。 和也 柴田さんだよ。」

和也「柴田さん。」

恵理「そう。」

和也「柴田も食べる?」

柴田「はい 頂きます。」

恵理「もう…。」

マンデリン

恵理「まただ…。 また 沖縄で なんか あったのかねえ…。」

沖縄の古波蔵家では 何も ありませんでした。 それどころか…

古波蔵家

勝子「おかあさん。」

ハナ「はい。 何ね?」

勝子「なんか ここのところ 時々 胸が ワサワサ~しませんか?」

ハナ「勝子さんもね。 おばぁも ワサワサ~するさ。」

勝子「そうですよね。 恵理や恵達は 大丈夫ですかねえ。」

ハナ「そうね… でも そんなに 強くする訳じゃないから。」

勝子「ええ そうですよね。 東京で 何か あったのかなあ…。」

一風館
サロン

容子「文也君 ここんとこ 忙しそうだねえ。」

恵理「はい。 何か 大変みたいですねえ。『今 頑張らないと』って そういう時みたいです。」

容子「へえ。」

柴田「ありますよね そういう時って。」

恵理「はい。」

北栄総合病院
会議室

医師「この患者さん 傷の つきが よくないので 抜糸糸にして 様子を見ようと思います。」

医師「いいでしょう。」

遥「こちらの方は まだ 排膿してるので ドレン もう少し 置いておきたいんですが。」

医師「そうした方が いいね。」

遥「はい。」

文也「あと 心不全と肺炎をおこしてる 沢田さんですが 抗生物質を使っても いまいちなんです…。」

一風館
サロン

恵理「外科の先生で けっこう その世界では 有名な先生が なんか 文也君の事 可愛がってくれてるらしくて 近くにいるだけで 勉強に なるらしいんですよ。 ですから 大きな手術の 勤務じゃなくても 出かけたりするんですよね。」

真理亜「へえ~。」

容子「偉いのねえ。」

恵理「はい。 尊敬してしまいますね。 あの熱意というか 何ていうか…。」

柴田「そうですよねえ。」

恵理「でも 少し寂しいらしくて。 和也と遊べないのが…。 でも 柴田さんや恵達が いるんで 助かるって 言ってました。」

柴田「そんなぁ…。」

恵理「でも 少し ちょっぴり 悔しいみたいですよ。」

容子「悔しい?」

恵理「はい。」

回想

文也「寝ちゃったかあ…。」

恵理「うん。」

文也「はぁ~ 和也 俺の事 忘れないかなぁ。」

恵理「何言ってる。 そんな事 ある訳ないさ。」

文也「そうかなぁ… 和也。」

回想終了

恵理「とか 言ってるんですよ。」

容子「フフフ かわいいね 文也君。」

真理亜「なるほどね。」

柴田「でも お父さんは お父さんですよ。 やっぱり。」

恵理「そうですよね。」

柴田「はい。 かわいいでしょう これ。」

和也「うん。」

柴田「そうでしょう。」

和也「柴田は なんで 牛が好きなの?」

恵理「柴田さん。」

柴田「う~ん 何でかねえ。」

(笑い声)

柴田「やっぱり 子供の時から ずっと 一緒に いたからかなぁ…。 でも 牛って 大きいけど とっても優しい顔してんだよ。」

和也「ふ~ん。」

恵理「なんか 柴田さんみたいですね。」

柴田「え?」

容子「アハハハ… そうかもね。」

真理亜「あ~あ 何かに似てると 思ったら… 牛だったか。」

柴田「いや そういう 意味じゃなくて…。 でも 牛だってね 怒ると怖いんだよ。 うわあ~っ!」

和也「怖くないさ 全然。」

恵達「ただいま~。」

祥子「ただいま帰りました。」

恵理「お帰り。 早かったね。 デートじゃなかったの?」

祥子「うん まあね。」

恵達「和也 おみやげだぞ。 ジャ~ン!」

和也「わっ!」

恵理「うわあ すごいね!」

恵達「すごいでしょう。 みてたら買ってしまってさ。」

祥子「子供みたいに ずっとオモチャ屋さんで 見てて 嫌な顔されてんの。」

恵達「いいさ。」

祥子「いいけど。」

恵達「どうだ? 和也。」

和也「うん 恰好いい。」

恵理「恰好いいね。」

柴田「牛の人気は 短かったですねえ…。」

恵達「は?」

恵理「すみませんね。」

柴田「いえいえいえ。」

恵達「よ~し ほら! いけ! 和也!」

和也「イェ~イ!」

一同「よう~っ!」

(笑い声と拍手)

和也は 一風館の人達のような 家族の前では 全然 いつもと変わりませんでした

外出中 大人におびえる和也

恵理「どうしたの? 和也。」

和也「なんでもない。」

恵理「そう?」

和也は きっと 知らない人が 怖くなってしまったんだねえ

北栄総合病院
ナースステーション

奈々子「あ 上村さん。」

恵理「はい。」

奈々子「後で 的山先生のところへ 来てくれって。 追加検査したんでしょ? 健康診断の。」

恵理「あ そっか。 はい 分かりました。」

診察室

(ノック)

的山「どうぞ。 はい 座って下さい。 追加検査の結果だったよね?」

恵理「はい。」

的山「貧血ですね…。 疲れてます?」

恵理「そうですかね。 そんな事ないと思いますが。」

的山「内臓のどこかが 出血してる 可能性も ありますけどね。 どっか 痛いとこ ありますか?」

恵理「痛みですか? いや 最近 このへんが ちょっと 時々。」

的山「その場所で 痛みの自覚症状が あるようでしたら 内視鏡 飲んだ方が いいかも しれないね。」

恵理「はあ… ただ…。」

的山「え?」

恵理「いや 前にもあったんですけど なんか 予感ていうか 感じてしまうんですよ。 その時も 痛いなあと思ったら ちょうど その時 父が交通事故に 遭ってですね。 だから なんか そういうもんだと思うんですよね。 今のところは 特に 何も起きては いないんですけど。 先生 どうかしました?」

的山「上村さん 本当に 看護婦なの?」

恵理「え? あ すみません…。」

廊下

患者「どうも。」

恵理「こんにちは。」

保育園

容子「遅くなって すみません!」

柴田「すみません。」

保母「お疲れさまです。 どうぞ。」

容子「お世話かけます。」

柴田「和也君…。 和也君。」

和也「柴田!」

容子「ごめんね 遅くなって。」

柴田「ごめんね。」

容子「なに? 絵 描いてたの? 和也。」

和也「うん。」

容子「何の?」

和也「内緒さあ。」

容子「そうか。」

一風館
玄関前

恵理「なんだったんだろう…?」

サロン

恵理「ただいま。」

♪~(『ぞうさん』)

3人「ジャジャジャジャ~ン!」

(拍手)

容子「ウワ~! カッコいい!」

恵理「ただいま。」

和也「お母さん お帰りなさい。」

恵理「ただいま。」

恵達「お帰り。」

柴田「お帰りなさい。」

恵理「柴田さん 容子さん すみませんね。」

柴田「何言ってるんですか。 ね。」

容子「うん。 そうだ 恵理ちゃん。」

恵理「はい。」

容子「ちょっと 真理亜ルームへ行こうか?」

恵理「はい。 和也 ごめんね もうちょっと 恵達と遊んでてね。」

柴田「和也 もう一回いこうか?『ぞうさん』。 いくぞ いくぞ。 セ~ノ!『ぞうさん ぞうさん』

グアテマラ

恵理「え? 和也が? 変って どういう事ですか?」

141話

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