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連続テレビ小説「ちゅらさん」142話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

2001年9月13日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】142話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里たちの住む一風館に祥子も越してきて、さらににぎやかになりました。ある日、拾った財布を交番に届けようとした和也は、財布の持ち主に呼び止められ、叱責されてしまいます。それ以来、他人を怖がるようになった和也。心に傷を負い、治すには時間がかかると心療内科で言われました。恵里も原因不明の腹部の痛みを覚え、かつての恋敵・遥に診てもらいます。自分も病に冒されていることを知り、恵里はある決意を固めます。

142話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」142話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

一風館
廊下

恵理「和也。 どうしたの? 和也。」

玄関前

恵理「お母さんに言ってごらん。」

文也「和也 どうした?」

和也は 何も 言いませんでした。 きっと 自分でも よく分からないのだろうねぇ。

マンデリン

静子「ねえ 恵理ちゃん。」

恵理「はい。」

静子「心配するなっていうのは 無理なの分かってるけど あまり 思いつめちゃ ダメよ。 子供なんて 意外と明日になったら ケロッと 全部 忘れてる事あるから。 本当 分かんないから 子供って。」

恵理「はい。 ありがとうございます。」

文也「ありがとう 母さん。」

外出中

和也「お母さん 早く 早く。」

恵理「あ~ 和也 早く走れるようになったね。 じゃ 行こうか!」

回想

男1「まさか そのまま自分のものに するつもりだったのか?」

男2「お金を拾ったら 届けなきゃいけないんだぞ。」

男3「お母さんに 心配かけちゃ いけないよ。」

男1「分かった?」

回想終了

恵理「和也…。」

和也の様子は 変わりませんでした

保育園

保母「和也君 どうした? また お絵かきかな?」

恵理「どうも ありがとう ございました。」

保母「お疲れさまです。」

恵理「和也!」

恵理は 心配で心配で たまりませんでした

一風館
サロン

♪「まいごの まいごの こねこちゃん」

でも どうしてやる事も できませんでした。 一応小児科や耳鼻科にも 連れて行きましたが どこも悪いところはないと 言われたのです

♪「ないてばかりいる こねこちゃん」

一同「真理亜 真理亜 真理亜!」

真理亜「うわぁ~っ!」

柴田「さ いきますよ。 セ~ノ!」

♪「犬の おまわりさん 困ってしまって ワンワンワワン」

玄関前

文也「よ~し いくぞ 和也!」

和也「いいさ。」

恵理「捕れるの? 和也。」

和也「大丈夫さ。」

文也「よし さ 構えて。 違うな。 あ~ ちょっとダメだ。 横向いて大きく開いて。 ボールが来たら 下を押さえて。 グローブを バ~ンと押さえるの。 分かったか? よし。」

文也「ピッチャー 第1球 投げました! あ~ 惜しいな。 もう1回 いくか?」

和也「うん。」

文也「大きく 大きく 開いて。 よ~し いくぞ。 投げました!」

和也「やった!」

文也「お~っ すごい! やったな。 すごいぞ 和也!」

和也「フフフフ…。」

文也「いくか もう1回!」

恵理「頑張って! 頑張ってよ 和也!」

恵理「あ~っ! もう…。 お父さん ちゃんと投げてよ。」

文也「ごめん ごめん。」

男「はい。」

固まる和也

文也「すみません。 ありがとうございます。」

マンデリン

文也「なあ 恵理。」

恵理「ん?」

文也「心療内科に行ってみないか?」

恵理「心療内科?」

文也「うん。 今日 先生に 相談してみたんだ。 そしたら『いつでも来い』って 言ってくれた。 和也の心をさ 診てもらおうよ。」

北栄総合病院
廊下

祥子「和也君 走っちゃだめよ。 ほら おいで 和也君。 ここへ来て 座って。 ほ~ら つかまえた。」

診察室

恵理「選択的かん黙… ですか?」

岡山「おそらくね。 きっと 大人というより 他者かな。 つまり『知らない人が怖い』と 思い込む事が あったんでしょう。」

恵理「どんな? 何が あったんですか?」

岡山「それは 分かりません。」

文也「本人に聞いても 分からないという事ですか?」

岡山「ええ ちゃんとした 自覚は ないでしょう。 ただ『知らない人は怖い』という 思いだけが あって 体が 反応してしまうんだと思います。」

恵理「知らない人が怖い…。」

回想

男「こんな ちっちゃい子が いるんだね。 一風館さんに。」

柴田「和也君。」

文也「和也!」

回想終了

岡山「あったんでしょう きっと。 そういう事が。」

恵理「どうすれば… どうすれば 治るんですか?」

岡山「それは分かりませんね。」

恵理「え?」

岡山「いつの間にか治ってしまう それが 一番 多いですね。 ある程度の年齢でしたら その原因を つまり トラウマを 本人と一緒に探って 心を開放して あげる事も出来るんですが 4歳ではねえ…。」

文也「何も出来ないという事ですか?」

恵理「先生。」

岡山「いえ そんな訳では ありません。 ただ 心の病気には あなた方が しておられるような 治療とは違う 時間が 必要だという事です。 時間がね…。 ゆっくり 解きほぐして あげるしか ないんですよ。」

恵理「和也…。」

一風館
マンデリン

辛いねえ 恵理。 何も してあげられないのは 親にとっては 一番 辛いさ。 子供のためなら 自分の命だって 投げ出せる それが 親だからねぇ。 でも 恵理の辛さは これだけでは ありませんでした

北栄総合病院
廊下

恵理「何? これ。」

一風館
マンデリン

和也「お父さん もっと遊ぼう。」

文也「あ ごめん ごめん。」

北栄総合病院
ナースステーション

回想

医師「内臓のどこかが 出血の可能性も ありますけどね どっか 痛いとこ ありますか?」

恵理「いや 最近 このへんが。」

医師「その場所で 痛みの自覚症状があるようでしたら 内視鏡 のんだ方が いいかもしれないね

回想終了

奈々子「どうしたの?」

恵理「あ いや どうもしませんよ。」

奈々子「そう。 何か 顔色悪いわよ。」

恵理「え? 私ですか? そんな事ないですよ。」

奈々子「そう? …ならいいけど。」

恵理「はい 元気だけが 取り柄ですからね。」

奈々子「そうね。」

恵理「は?」

奈々子「そうだ。 和也君 元気?」

恵理「あ はい 元気ですよ。」

奈々子「あの子 覚えてるかなあ。『大人になったら 結婚しようね』って 言っといたんだけど。」

恵理「え? いつですか?」

奈々子「赤ん坊の時だけどね。」

恵理「は? 何言ってるんですか。 覚えてる訳ないですよ。」

奈々子「そうか…。 いや あんたの子だから ひょっとしてと 思ってさ。」

恵理「また もう…。 でも あの子 真理亜さんとも 約束したみたいだし 私の友達で 沖縄の子で 流美子って いるんですけど そこの子とも 約束してたし…。」

奈々子「はあ 全く 男ってやつは…。」

恵理「フフフ…。」

奈々子「あ でも… あんたが『お母さん』なんだよね。」

恵理「え? 見えませんか?」

奈々子「う~ん… どうだろうね。 でも 本当に大丈夫? 顔色 よくないわよ。」

恵理「はい 大丈夫です。 ありがとうございます。」

奈々子「うん。」

恵理「ラウンド 行ってきますね。」

奈々子「はい。」

恵理「(恐ろしげな声で)佐々木さ~ん。」

奈々子「うわ~っ! バカ!」

恵理「フフフ… すみません。 行ってきます。」

奈々子「全く もう。 佐々木さ~ん。」

和也の心の病気だけじゃなく 恵理にも 何かあるみたいだねえ

143話

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