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連続テレビ小説「ちゅらさん」144話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

2001年9月15日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】144話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里たちの住む一風館に祥子も越してきて、さらににぎやかになりました。ある日、拾った財布を交番に届けようとした和也は、財布の持ち主に呼び止められ、叱責されてしまいます。それ以来、他人を怖がるようになった和也。心に傷を負い、治すには時間がかかると心療内科で言われました。恵里も原因不明の腹部の痛みを覚え、かつての恋敵・遥に診てもらいます。自分も病に冒されていることを知り、恵里はある決意を固めます。

144話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」144話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

一風館
玄関前

恵理「あ…。」

廊下

恵理「ただいま!」

みづえ「あ お帰り。」

恵理「ただいま。」

文也「あ 恵理 遅かったね。」

恵理「ごめん 今から?」

文也「うん。 恵理 俺さ。」

恵理「え?」

文也「ハハハ 今日 和也 休ませてしまった。 なんか 一緒に いてやりたくてさ。 休ませちゃった。」

恵理「…そう。」

文也「久しぶりで楽しかったよ。 だから 恵理 帰ってこないから あせっちゃった。」

恵理「ごめんなさい。」

文也「うん。 和也ね 柴田さんの部屋で遊んでるよ。 じゃ 行ってきます。」

恵理「行ってらっしゃい。」

文也「うん。 恵理。」

恵理「うん?」

文也「心配するな。 和也 必ず治ってしまうさ。 元どおりの和也に戻るって。」

恵理「うん。」

文也「じゃ…。 行ってきますね。」

みづえ「行ってらっしゃい。」

文也「じゃあね。」

北栄総合病院

文也「こんにちは。 お疲れ?」

遥「え? ああ…。」

文也「どうしたの?」

遥「あ… ううん。」

文也「あ そう。 じゃ 頑張ってね。」

遥「上村先生。」

文也「うん? 何?」

遥「彼女…。 あ 彼女… 奥様は どう? 元気?」

文也「ああ まあね。 何で?」

遥「ううん 何となく。 じゃ。」

恵理は 何を考えてるのかねぇ。 何だか 心配だねぇ

一風館
マンデリン

文也「ただいま~。 寝ちゃったか…。」

サロン

容子「あっ!」

柴田「フフフ… こっちも… アハハ…。」

容子「うわ~っ!」

文也「あ どうも。」

柴田「どうも。」

容子「恵理ちゃんは?」

文也「一緒に寝てました。」

容子「そう…。」

柴田「どうぞ。」

文也「どうも。」

柴田「でも… あれですね 珍しいメンバーですね この4人は。」

容子「あ~ そう言われてみればね。」

真理亜「そうだね。」

文也「何か 緊張するな。」

真理亜「何で?」

文也「3人は なんと言ったって 一風館の オリジナルメンバーだから。」

容子「は? …ああ ハハハ そうか。」

柴田「そうか… そうだよね。 あと 島田さんと。」

真理亜「あのころは 静かだったぁ。」

柴田「そうですよねえ…。」

文也「すみません。」

真理亜「別に 文也君が 謝る事 ないわよ。 誰も謝る必要 ないんだけどさ。」

容子「何 それ フフ…。 でもさ 考えても みなかったよねえ。 みづえさんと 島田さんが結婚してさ…。 それに 私と…。 うわ~! ありえない~っ!」

柴田「ハハハハ… 本当ですねえ。」

真理亜「いや~ 全くだ!」

容子「運命って 分かんないよねぇ。 そう思うでしょ? 運命の専門家としては。」

文也「いや 専門家って そんな…。」

容子「でもさ 文也君。」

文也「はい。」

容子「改まって聞くのも 何だけどさ。 どう? 恵理ちゃんと結婚して よかった?」

文也「はい。」

容子「そうか。」

真理亜「変わった? あいつと結婚して。」

文也「変わりましたよ 全然 違いますよ。」

容子「へえ どんなふうに?」

文也「うん。 何ていうか 恵理って 天然っていうか いや ボケって意味じゃなくて 自然そのものみたいな子ですよね。 だから 一緒にいると 僕まで 力が抜けるっていうか 楽なんですよねえ。 自然に いられるんですよ 肩の力が抜けて。」

容子「分かる気がするね。」

文也「そうですか。 全然 恰好つけないで いられるんですよねえ。 正直でいられるっていうのかな。 一緒に暮らしてて 全然 嘘がない 感じがするんです。 お互いに。 でも 最近ちょっと あれなんですよね。」

柴田「何?」

文也「時々 僕 力抜きすぎかなと思って。」

真理亜「は?」

文也「男として いいのかなと 思ったりする訳ですよ。 恵理といると ここだけの話 ちょっと マイペースじゃないですか。 だから 僕は 何か こう ひょっとして うまく 扱われてるのかなと 思ったりするんですよねえ。」

容子「なるほどね。 だんだん 古波蔵家 みたいになってるんだね きっと。」

真理亜「ああ お父さんに 似てきてるって事だ。 文ちゃんに。」

柴田「あ そうか そうですね。」

文也「そんな…。」

真理亜「あ~ 嫌なんだ。 言いつけよう。」

文也「いやいや ちょっと待って。 勘弁して下さいよ…。 それでも いいかなぁって 思うんですよね。 ふだん 力抜けてても いざという時に頼りになれれば。」

容子「やっぱり 文ちゃんだ。」

文也「そっか… そうですね。 いいんです。 いつか 僕が 恵理を 何かから救える。 そんな気が するんです。 だから それまで ま いいかなんて そう思うんですよね。」

柴田「なるほどね。」

真理亜「でもさ 本当 最近 文也君はユルユルな感じだようねぇ。」

文也「ハハハ… そうですよね。 ハハハハ。」

(一同の笑い)

恵理「ごめんね… 文也君…。 私 嘘ついてるさ…。」

恵理は 心の中で 決めていた事が あるのですが なかなか 言えずにいたのです

そして 数日が 立ちました。 今日は 5月15日

北栄総合病院
廊下

遥「大丈夫?」

恵理「し~っ。」

一風館
サロン

恵理「ただいま~。」

文也「恵理。 誕生日…。」

一同「おめでとう!!」

和也「お母さん おめでとう!」

文也「おめでとう 恵理。」

静子「おめでとう 恵理ちゃん。」

文也「恵理…。」

145話

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