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連続テレビ小説「ちゅらさん」145話「美(ちゅ)ら海の願い」ネタバレ

2001年9月17日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】145話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里は、和也の病気を治すため、小浜島に行くことを決めました。小浜島で長男の和也を亡くした静子は反対しますが、文也は恵里を応援します。恵里と和也は小浜島へ向かう途中、那覇の古波蔵(こはぐら)家に寄ります。恵里の様子に異変を感じたおばぁは、自分も小浜島に行くことにします。さらに静子や文也もきて楽しい時を過ごしますが、和也の病気は回復しません。そして、ついに恵里が腹部の痛みで倒れてしまいます。

145話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」145話「美(ちゅ)ら海の願い」ネタバレ

北栄総合病院

恵理「このことは 誰にも 言わないでほしいんです。」

遥「何 言ってるの? あなた それでも 看護婦?」

一風館
玄関前

恵理「あ…。」

サロン

容子「恵理ちゃんと 結婚して よかった?」

文也「はい。」

文也「いつか 僕が 恵理を 何かから 救える そんな気がするんです。」

恵理「ごめんね 文也君。(すすり泣き)私… ウソついてるさ。」

北栄総合病院
廊下

岡山「大人というよりは… 他者かな? 知らない人は 怖いというふうに 思い込むような事があった…。 知らない人は 怖いというふうに 思い込むような事があった…。 時間が必要だということです。 時間がね。」

一風館
サロン

恵理「ただいま~!」

(クラッカーの音)

文也「恵理 誕生日。」

一同「おめでとう!」

和也「お母さん おめでとう。」

文也「おめでとう 恵理。」

静子「おめでとう 恵理ちゃん。」

静子「どうしたの? 恵理ちゃん。」

恵理「あ 大丈夫です。 ビックリしたさ もう…。」

文也「本当?」

恵理「うん ビックリして しまって ごめんなさい。」

みづえ「さ 座って 恵理ちゃん。」

恵理「あ はい。」

文也「じゃ 改めて… 恵理 誕生日。」

一同「おめでとう!」

(拍手)

恵理「ありがとうございます。」

和也「お母さんに プレゼント!」

恵理「あ…。 和也…。」

文也「へえ すごいなぁ。」

静子「見せて。 うわ~ 上手!」

恵理「ありがとう 和也。 ありがとうね。 お母さん うれしい。」

柴田「和也 うまいなぁ。」

真理亜「やるじゃん 和也。」

みづえ「さ じゃ 食べましょうか。 今日はフランス料理よ。」

恵理「へえ すごいですね うれしいな。」

柴田「いやいや その前に ケーキのロウソクを。」

恵理「あ はい。」

恵達 祥子「はい。」

恵達「結構 ロウソク 多いね これね。」

祥子「そんな…。」

恵理「恵達。」

恵達「すみません。」

静子「そうよ 恵達君。」

祥子「そうだよ。」

島田「女性を敵に回さない方が よさそうだな 恵達君。」

みづえ「そうね。」

文也「そうですよね。」

恵達「すみません。」

恵理「ほら 皆に怒られたさ 恵達。」

恵達「うるさいな。」

恵理「ふん! 和也 一緒に やろう。」

和也「うん。」

恵理「じゃ いくよ せ~の!」

『ふ~!』

(笑い声と拍手)

恵理「ありがとうございます。」

柴田「さぁ いただけいましょうか。」

恵理「はい。」

真理亜「いただきま~す。」

(電話の呼び鈴)

恵理「あ 私 出ます。」

廊下

恵理「もしもし? あ お母さん?」

古波蔵家

勝子「もしもし? お誕生日 おめでとうね。」

ハナ「おめでとうねぇ 恵理!」

恵尚 恵文「せ~の。 恵理 おめでとうねぇ!」

勝子「聞こえる?」

一風館
廊下

恵理「うん 聞こえるさ。 ありがとう…。 ありがとう お母さん…。」

古波蔵家

勝子「もしもし? もしもし 恵理? ああ もう いいから… 聞こえないでしょう。」

2人「はい すみません。」

勝子「もしもし? 恵理? どう? 和也は。 そう… そうか…。」

一風館

恵理「あ お母さん あのさ…。」

古波蔵家

勝子「何?」

一風館

恵理「あ… ううん 何でもない。 …うん 本当に ありがとう。 …うん 大丈夫。 …うん じゃあね。」

古波蔵家

勝子「(ため息)」

恵文「どうしたの?」

ハナ「恵理は 元気だったね?」

勝子「ええ まあ…。」

恵尚「どうしたの?」

勝子「なんか この変が ワサワサしますね。」

ハナ「そうだねぇ。」

恵文「そうなわけ?」

勝子「ああ でもさ。」

ハナ「何ね?」

勝子「恵理は 大人になったってこと?」

恵尚「ん?」

勝子「ちょっと前までは 何かあれば 電話してきたさ あの子は…。」

恵文「ああ そうだねぇ。」

勝子「最近 大人になってしまった…。 全然 相談してくれないさ。 前は ベソベソ泣いて 電話してきたのに。」

恵文「であるよね。」

ハナ「大人になったという事さ 恵理は。」

勝子「ですかねぇ つまらないですね。」

恵文「そうだねぇ。 でも 泣いて 電話してきた時は『いつまでも 子供で困る』って…。」

勝子「それは そうだけど…。」

恵文「分かってるけどさ。」

恵尚「ま 恵理も 29歳になったわけだし もう 大人にも なるでしょう。」

ハナ「お前は いくつに なったか?」

恵尚「おばぁ それは 言わないで。」

ゆがふ

遥「へえ ここで ランチタイムを?」

兼城「そうよ もう 大変だった。 繁盛して 繁盛してさ もう 前の道ズラ~ッと 並んでた。 もう 常連客 入れないくらいさ。」

奈々子「へえ。」

遥「見る影も ないですねぇ。」

兼城「え… え?」

遥「ごめんなさい。」

兼城「ハハハ まあね。」

遥「ふ~ん ここでねぇ…。」

奈々子「どうしたの?」

遥「ううん 本当 変な子だようねぇ。」

奈々子「うん。」

兼城「沖縄のてぃだ・太陽みたいな子さ 恵理ちゃんは… ハハハ。」

奈々子「太陽ねぇ。」

一風館
マンデリン

静子「こうしてると そんな 心の病気 抱えてる子には 見えないけど。」

文也「うん…。」

サロン

真理亜「どうしたの? 容子さん。」

容子「ん?」

柴田「そう なんか 変だよ 今日…。」

容子「ああ そうかな… うん。」

柴田「何か 気になる事でもある?」

容子「恵理ちゃんさ きれいだった。」

恵達「え? 何がですか?」

容子「いや 私さ 恵達君に比べれば 短いけど 恵理ちゃんに会ったの 彼女が那覇の高校生だった頃…。 それでさ さっき なんか思った。 恵理ちゃんの笑顔 きれいだなと。」

真理亜「へえ…。」

容子「でもね なんかさ… 怖かったんだ。 あのね… 私 高校1年の時に 親友が死んだの。」

柴田「え?」

容子「その子  がね 死ぬ前の夜 私のとこに 遊びにきたの 突然。 あんまり そんなこと するような子じゃなかったけど とりとめないことを しゃべって で よく笑って 帰ってった。」

容子「その時 私 思っただ。 きれいな顔だなぁ。 こんな きれいだったかなぁって 思ったの。 それで… なんかね なんか 怖くなっちゃって。」

真理亜「死ぬってこと?」

容子「そうじゃないよ ごめん ごめん。 そういう意味じゃないわよ。 恵理ちゃんの笑顔がきれいだった。 それだけ。 ごめん ごめん。」

マンデリン

静子「じゃ そろそろ 帰ろうかな。」

恵理「あ…。」

文也「今日は ありがとうね。」

静子「ううん。 恵理ちゃん おめでとうね。」

恵理「はい ありがとうございます。」

サロン

静子「もう いいわよ。」

恵理「はい…。」

静子「どうも お邪魔しました。」

柴田「どうも…。」

静子「じゃあね 恵理ちゃん。 おやすみなさい。」

みづえ「お気をつけて。」

静子「どうも…。」

恵理「あの…。」

静子「何? 恵理ちゃん。」

恵理「あの 私…。」

文也「どうしたの?」

恵理「私… 和也を連れて 和也と 2人で 小浜に行こうと思うんです。」

文也「え?」

静子「え?」

文也「恵理?」

146話

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