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連続テレビ小説「ちゅらさん」154話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

2001年9月27日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】154話のネタバレです。

現在は(2021年5月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

和也が呼びかけても、倒れた恵里は答えません。あたりは暗くなり始め、和也は意を決して助けを呼びに走り出しました。恵里が目を覚ますと、枕元に文也がいました。和也の勇敢な行動で、恵里は東京の病院に運ばれたのです。病気を黙っていたことを皆にわびる恵里。手術前に一度だけ戻った一風館で、文也と恵里は「地域の診療室」のようなことができないかと将来の夢を語り合います。みんなの見守る中、恵里の手術が始まりました…。

154話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」154話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

一風館
マンデリン

恵理「すぐ 病院から 戻ってくるからね 和也。 お父さんが 治してくれるさ。」

サロン

文也「怖いですね。 想像できない 恵理の手術をするって事が。 その時になって どういう気持になるのかって考えると 怖いです。 逃げ出したいくらい怖いです。」

島田「運命を信じたらどうだろう。 恵理ちゃんは 治る運命にあると。 そのための手続きを 自分は 手伝っているだけなんだと。『治る運命に あるんだと』と そう思ったら どうだろう。」

北栄総合病院
病室

いよいよ 明日は 恵理の手術の日です。 文也君 おばぁは 信じてるからねぇ

会議室

文也「潰瘍部分は 現在は 治療していて レントゲン上も…。 心電図も 問題ありません。 貧血は改善されていて ヘモグロビンも 12に上がっています。 肝 腎機能も正常。 血液型はB型Rh プラスです。」

病室

(ノック)

勝子「はい。」

恵理「婦長。」

聡子「総… 婦長。」

恵理「あ そうか。」

勝子「ありがとうございます。」

恵文「これは これは どうも。」

静子「わざわざ ありがとうございます。」

聡子「そんな お気になさらないで下さい。 明日だね。」

恵理「はい。」

聡子「悪いけど 心配しないよ。 あんたの事は。」

恵理「はい。」

聡子「心配すると 後で必ず後悔する。」

恵理「すみません。」

聡子「また あのバカでかい笑顔で 戻ってこい!」

恵理「はい。 ありがとうございます。」

病室 夜

文也「なぁ 恵理。」

恵理「ん?」

文也「告白というか 聞いてもいいかな?」

恵理「何?」

文也「子供の時 あの小浜に いた時さ。」

恵理「うん。」

文也「何て言ったら いいのかな… 俺さ。」

恵理「何?」

文也「焼きもち やいてたんだ。」

恵理「え?」

文也「恵理は 俺より兄貴の方が 好きなのではと ずっと思ってた。」

恵理「え?」

文也「そう思ってた。」

恵理「バッカだねえ。」

文也「ああ 運命かぁ! 恵理に会えて よかった。」

恵理「文也君…。」

文也「怖い? 手術。」

恵理「全然。」

文也「本当か?」

恵理「うん 全然。」

文也「恵理さ 今 夢とかある?」

恵理「夢?」

文也「すぐじゃなくても『将来 こんなふうに なりたいな』とか。」

恵理「どうかな? ちょっとある。 最近 思ったこと。」

文也「へえ 何?」

恵理「そういうふうに 言うってことは 文也君が あるんでしょ? 先に言って。」

文也「こないださ 小浜で…。」

恵理「うん。」

文也「ほら こはぐら壮でさ。 俺 行ったら 島の おじぃや おばぁが わ~っと来たでしょ。」

恵理「うん。」

文也「あの時『こういうの 何かいいな』と 思っちゃったんだよね。 もちろん 今すぐではなく まだ 勉強しなければ いけない事 いっぱいあるけど」

文也「『いつか いつか あんな事が出来たらなぁ』と 地域医療とか 大げさではなくて ほら 学校に保健室あるでしょ? すごい病気や ケガでなくても 少し弱ってる時 保健室に 行くと ほっとするという おういうの あったでしょ?」

恵理「うん。」

文也「『あんな事が出来たらなぁ』って 思ってしまったんだ。」

恵理「そう。」

文也「うん。 あ 恵理は? ん?」

恵理「同じさ。」

文也「え?」

恵理「同じ事 私も 思ってしまった。」

文也「え? うそ。 思ってしまったんだ!」

恵理「うん。」

そうなるといいね 恵理 文也君

北栄総合病院
手術室

遥「大丈夫だよ。 大丈夫だから。」

文也「恵理。」

恵理「文也君…。」

文也「ん?」

恵理「結婚しようねぇ。 いつか 大人になったら…。 必ず…。」

回想

恵理「結婚しようねぇ! いつか 大人になったら 必ず 結婚しようねぇ! 文也君!」

回想終了

ナースステーション

奈々子「そろそろかな。」

祥子「はい。」

麻衣子「大丈夫でしょうか 先輩。」

りほ「気になって仕事にならない。」

秀美「何やってんの あんた達! 仕事 仕事!」

一同「すみません。」

秀美「外科の山中婦長に 手術終わったら すぐ 連絡くるよう 頼んである。」

奈々子「婦長。」

秀美「だから 仕事しなさい。」

祥子「はい 村山さん 行くよ。」

麻衣子「はい!」

奈々子「倉田さん 行こう。」

りほ「はい!」

一風館
サロン

容子「そろそろかな。」

柴田「そうですよね。」

島田「大丈夫だよ。 文也君に任せておけば。」

真理亜「そうだよね。」

島田「うん。」

容子「あれ? おばぁと和也は?」

柴田「あれ? さあ?」

和也「ただいま!」

一同「ああ!」

ハナ「今 帰ったよぉ!」

兼城「どうも。」

容子「どこ 行ってたの? おばぁ。 え? 何 その買い物。」

ハナ「準備さあね。」

柴田「『準備』?」

ハナ「無事に 手術が済んだ お祝いの準備さ。 ねえ 店長。」

兼城「そうだよ。 今日は 沖縄料理さ。」

容子「そっか。」

柴田「そうですよね。」

みづえ「さすが おばぁね。」

島田「そうだね。」

真理亜「手伝う。」

容子「私も。」

和也「柴田。」

柴田「新製品だね。」

北栄総合病院
手術室

遥「上村先生。」

回想

島田「運命を 信じてみたら…。『恵理ちゃんは 治る運命にある』そう思ったら どうだろう」

恵理「やっぱり 文也君のことが大好きです」

文也「恵理 結婚しよう」

回想終了

遥「上村?」

文也「すみません。」

看護婦「はい。」

文也「ふいてもらえますか。」

看護婦「はい。」

文也「いや 涙を…。」

看護婦「え?」

文也「すみません。」

看護婦「はい。」

ナースステーション

(電話の呼び鈴)

秀美「はい もしもし!」

麻衣子「どうしました? 須藤さん。」

古波蔵家

恵尚「恵理!」

一風館
サロン

和也「わ~い!」

真理亜「気分も変わって いいでしょう。」

容子「なるほどね。」

柴田「和也君 降りましょう。」

和也「ヤダ!」

ハナ「和也!」

和也「はい。」

みづえ「店長 お料理 お願い!」

兼城「はいはい!」

ハナ「いよいよ おばぁの出番だね!」

北栄総合病院
手術室

文也「よろしく お願いします。 メス!」

155話

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