ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」16話「やまとの誘惑」ネタバレ

2001年4月19日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】16話のネタバレです。

現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

「ゴーヤーマン」の大借金でせっぱ詰まった古波蔵(こはぐら)家は、家族総出の「ゴーヤーマン」販売作戦を始めますが、結局失敗に終わり、長男・恵尚は売上金とともに姿を消してしまいました。そのため、理恵は、家族のある秘密を知ることになります。秋になり、恵里は東京の大学を受験するため、家族に内緒でアルバイトをし、猛勉強に明け暮れていました。7年前に小浜(こはま)島で別れた文也に会えることを願っての事でした。

16話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第16回 やまとの誘惑

バスの時刻表を見る容子に話しかける恵里

恵里「あ 食べますか これ。 これ おいしいですよ。 はい。」

容子「あ どうもありがとう。」

恵里「いいえ バスですか?」

容子「全然 訳 分からなくて。」

恵里「ああ 分からないですよねぇ 私 見ましょうか。」

容子「どうも。 (バランスを崩す)あ~!」

容子「ごめんなさい どうも。」

落とした書類を拾う恵里

容子「ごめんなさい。」

恵里「あ!」

容子「え?」

恵里「これ…。」

容子「ん? ありがとう。 どうしたの?」

恵里「何で これ持ってるんですか?」

容子「これ?」

容子「電話しても 連絡とれないはずよね。」

恵里「はい 誰も住んでないですか。 でも 驚きました。」

容子「こっちだって。」

恵里「旅行代理店? 容子さん東京から? どんな仕事してるんですか? どこに住んでます? 那覇ですか? 沖縄は どうですか?」

容子「そんなにいっぺんに答えられない。」

恵里「あ すみません。 容子さんみないな きれいな大人の友達 初めてだったから。」

容子「友達? もう? 会ったばかりなのに?」

恵里「はい。」

容子「へえ…。 あなたぐらいの沖縄の女の子 皆 そんな感じ?」

恵里「ええ…。 だと思うけど バス停とか道歩いててとかで 友達になったりよくしますよ。」

容子「へえ…。 あ 池端容子 東京在住…。 今は 久茂地のビジネスホテル住まいなの。 それで 旅行代理店の 商品開発課って所で 仕事してる。」

恵里「商品開発?」

容子「要するに いろんなツアーのコーディネートしたりする仕事。」

恵里「へえ なんか恰好いいさ。」

容子「そう? 最後の『沖縄どうですか?』は…。」

恵里「はい どうですか? 沖縄は?」

容子「私は ダメだな~。 沖縄は 合わないみたにね。」

恵里「え? 何でですか?」

容子「元々 沖縄に住んでる人には いい所なんだろうけど 私みたいな 東京の… しかも 女がビジネスするには きついな。 まずさ メチャメチャ 時間にルーズだし 1時間 遅れてきても 全然気にしないし。」

恵里「なるほど…。」

容子「皆 一見 すごいオープンに見えるけど 結構 身内とか人間関係 こだわるし。 難しいよね。」

恵里「そうか…。」

容子「だからに 私も『東京に帰っちゃおうかな』と思ったの。 でも 結局 何もしないで帰るの くやしいし…。 東京 帰っても 何て言われるか 大体 分かるし。 大見得切って 来ちゃったからね。 くやしくて 涙 出てくるんだ。」

恵里「そうですか すみませんでした。」

容子「え? あなたが 謝る事ないわよ。」

恵里「そうですけど…。」

容子「恵里ちゃんだっけ?」

恵里「はい 古波蔵恵里です。 皆『えりぃ』って呼んでますけど。」

容子「『えりぃ』か 何か不思議な子だね。」

恵里「え?」

容子「うん 何でかな? こんなふうに 自分の事 ベラベラ 私 しゃべったりする人じゃないんだけどね 私は。」

恵里「そうなんですか?」

容子「そうなんですよ。 よく分かんないんだけど そういう 雰囲気あるよね 恵里には。」

恵里「雰囲気?」

容子「ん~ なんか 和むというのかな そんな雰囲気あるよ。」

恵里「はあ それって いい事なんですかね?」

容子「いい事なんじゃない。」

恵里「そうですか? じゃ… よかった。 東京か 私の東京へ行こうと思ってるんですよ。」

容子「大学?」

恵里「はい。 でも 家族には ないしょ。」

容子「何で?」

恵里「いろいろ理由はあるんですけど『多分 反対するんじゃないかな』と思って。 大変な事なんですよね。 東京の大学へ行くって。 沖縄の人からすると やっぱりすごく遠いし なんか怖い所だって イメージもあるしね。」

恵里「ま 私も行った事ないから よく分からないんですけど。 あ それに 最近 ウチ ちょっと貧乏で。 ま 元々 お金持ちだったわけじゃないんですけどね。」

恵里「だからなんか言いだせなくて。お母さんなんかは 『大学行きなさい』と言ってくれるんですけど。でも それは 沖縄にある大学の事だと 思うんですよね。 はい。」

容子「で… どうするの?」

恵里「だから バイト バイト。 自分で お金 貯めてるんです。 でもね 親は 家を助けるために バイトしてると思ってるみたいで もう感謝されてしまって 参るんですよね。 勉強も しないといけないし。」

容子「ふ~ん。」

恵里「あ! それに 言おうかな? どうしよう。 言いますね。 東京には 結婚の約束をしている人がいるんですよ!」

容子「え?」

恵里「ハハハ… 容子さん 恥ずかしい!」

容子「沖縄の子って 皆 そんなふう?」

恵里「え? あ!」

容子「今度 何?」

恵里「バイト 遅刻だ! 行かないと…。」

容子「ごめんね 忙しいのに。」

恵里「何 言ってるんですか。 友達でしょう! 怒りますよ。 じゃ! あ!」

恵里「そうだ! 私の お父さん 紹介しますよ。」

容子「お父さん? なんで?」

恵里「タクシーの運転手さんしてるんですよ。 結構 顔 広いから。『顔が大きい』という意味じゃないですよ。 ほら タクシーだから 観光関係の人とか お店の人とか 知ってるかもしれないし。」

恵里「だから 紹介します。 明日にでも…。 守礼門の近くの 大きなガジュマルの木の下で 昼間 車 止めて寝てるんで すぐ分かります。 古波蔵恵文といいます。 私 言っときますから…。 あ そうだ そうだ 目印 目印 はい これ。」

恵里「これを見せれば 私の紹介だって分かります。 よろしくおねがいしますね。 楽しかったさ 容子さん。 じゃ!」

容子「あ! ちょっと! 何これ?」

アルバイト

恵里「はい お願いします!」

恵里「ありがとうございました。 どちらからですか?」

客「東京…。」

恵里「東京ですか!」

ライブの妄想しながら歩いていてコケる恵達w

店員「何やってんだよ。」

恵達「すみません。」

恵里「大丈夫? 恵達!」

恵達「いいよ 来るなよ!」

恵里「あ! けがしてるさ。」

恵達「いいって あっち行けって!」

店員「なんだ? 恵里ちゃんと きみは そういう関係だったのか?」

恵里「は?」

恵達「違いますよ! 冗談やめて下さい! こんなの!」

恵里「『こんなの』とは何か。 じっとして。」

恵里「はい!」

恵達「ありがとうございます。」

恵里「よかったね。バイト先に 姉え姉えがいて いいね。」

恵達「よくないよ ちっとも。」

恵里「恵達 あんたさ 何で急に バイト始めたの?」

恵達「別に… 何で?」

恵里「いや 家を助けようと思って?」

恵達「え?」

恵里「ん?」

恵達「まあね。」

恵里「へえ!」

恵達「姉え姉え もう1個バイト増やしたろ?」

恵里「私? うん… まぁね。」

恵達「大学の入学金 かかるもんな。」

恵里「うん そうさ。」

恵達「うん。」

カメラマン「お~い! 琉球美人!」

恵里「は~い!」

恵達「何が『は~い!』だよ。

恵里「うるさいな。」

アルバイト2

恵里「いらっしゃいませ! メンソーレ!」

恵里「はいどうぞ!はい。 (呼ばれる)は~い!」

ライブハウス

ギター演奏を見て覚えようと必死の恵達

古波蔵家

勉強中の恵里

恵里「追いつくの大変だね…。これは。」

ロックを研究中の恵達w

朝食

恵里「おはよう…。」

恵文「おはよう!」

ハナ「寝てないのかな…。 体によくないよ。」

勝子「恵里 余り無理しないでいいのよ。 ありがたいと思うけど。」

恵里「大丈夫さ。」

勝子「恵達もだよ。」

恵達「はい。」

勝子「お母さん 気持ちは とっても うれしいけどね。」

恵里「そうだ お父さん。」

恵文「はいよ?」

恵里「ひょっとして 池端さんという人が お父さん 訪れるかもしれないから。」

ハナ「誰ね それ?」

恵里「私の友達。 旅行代理店で働いてる人だけど 相談に乗ってあげてほしい。」

恵文「はい はい 恵里の友達だったら いつでもOKさ。」

恵里「よろしく頼むね。」

営業中の容子

門前払いをされる容子

何もない所で躓く容子w

容子「もうイヤ! 沖縄…。」

恵里に教えてもらった場所に向かいタクシーの中を見る容子

容子「あれかな? あ! これだ…。」

タクシーをノックする容子

恵文「ああ! こないだの!」

容子「恵里ちゃんに紹介して頂いた…。」

恵文「恵里の紹介の?」

容子「はい。。 池端容子と申します。」

恵文「どうも 容子さんというんですか? どちらから? あ 東京? あ 横浜でしょ? ♪『港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ』なんてね ハハハ…。」

容子「東京です。」

恵文「あ 東京ね。 確か 何かお困りとかでいらっしゃる?」

容子「ええ まあ…。」

恵文「何でも言って下さいね。 遠慮は いらないさ。 この古波蔵恵文が出来る事なら いや出来ない事でも 何でもお役にたちますからね!」

容子「ありがとうございます。」

恵文「ちなみに独身ですか?」

容子「は?」

農連市場

店員1「そりゃ いい息子と 娘さ。 今どき いないよ。」

勝子「はい。」

店員2「勝子さんも 幸せだね。」

勝子「亭主が もうちょっとしっかりしてくれたら いいんですけどね。」

容子さんを恵文に紹介した事など 恵里は すっかり忘れておりました。 まさか 恵文が容子さんに ほれてしまうとは 夢にも 思わなかったのでございます

そして 1人また1人と 古波蔵家の家族は 秘密を持ち始めていました。 さあ どうなるかね。 これは ただじゃすまないさぁ

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