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連続テレビ小説「ちゅらさん」18話「やまとの誘惑」ネタバレ

2001年4月21日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】18話のネタバレです。

現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

「ゴーヤーマン」の大借金でせっぱ詰まった古波蔵(こはぐら)家は、家族総出の「ゴーヤーマン」販売作戦を始めますが、結局失敗に終わり、長男・恵尚は売上金とともに姿を消してしまいました。そのため、理恵は、家族のある秘密を知ることになります。秋になり、恵里は東京の大学を受験するため、家族に内緒でアルバイトをし、猛勉強に明け暮れていました。7年前に小浜(こはま)島で別れた文也に会えることを願っての事でした。

18話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第18回 やまとの誘惑

書店から出てくる恵里

恵里「なんか 言いそびれてしまったねぇ。」

恵文と容子が一緒に居るのを目撃する恵里

恵里「ウソ!」

古波蔵家

朝食

恵里「この昆布のイリチー おいしいね。」

ハナ「いつもと同じさ。」

恵里「あ そう?」

勝子「恵文さん。」

恵文「何ですか?」

勝子「私に隠し事とか ある?」

恵文「え? ありませんですけど…。 ありませんよ。」

勝子「そう。 なら いいさ。」

恵文「いやだ ハハハ…。」

アルバイト

恵達「姉え姉え。 おい 姉え姉え。」

恵里「はい! すみません。」

恵達「は?」

恵里「なんだ 恵達か。」

恵達「何 ボ~ッとしてんの? 何? 寝不足か? 今からやっても そんなに勉強できるようになるとは思えないけどなあ。」

恵里「違うさ。」

恵達「じゃ 何さ? 何だよ!」

恵里「やめた。 あんた まだ子供だし。」

恵達「悪いけどね 姉え姉えよりは 精神的には大人だと 思うけどね。 はるかに…。 だから 何だよ?」

恵里「やめた。 あんたも一応 男の仲間。」

恵達「どういう意味さ それは?」

恵里「何でもない。 気にしないで。」

恵達「気になるだろ 言えよ。」

恵里「実はさ…。」

恵達「ぇ~!」

恵里「大きい声 出したらダメ! また怒られるよ。」

恵達「ごめん… でも ウソだろ?」

恵里「だって 私 この目で見たんだ。」

恵達「信じられんな。 その紹介した人ってのは どんな人なの?」

恵里「きれいな人だよ 都会的で…。」

恵達「そんな人が親父と? 信じられんさ。」

恵里「だから 見たんだってば。」

恵達「え~!」

恵里「それに見たでしょ 今朝のお父さん。 ニヤニヤしてから… あれは恋してるさ きっと。」

恵達「そういえば 変だった。」

恵里「どうすればいい? 恵達。」

恵達「どうすればって 分からないよ そんな?」

恵里「私 責任 感じるさ。 紹介したの私だからさ…。」

恵達「そうか…。」

恵里「とりあえず お母さんや おばぁには ないしょだよ。」

恵達「そうだね その方が いいね。」

恵里「なんで 隠し事ばっか増えるのか?」

恵達「そうだよな。」

恵里「ん? 他にも なんか隠し事あるの?」

恵達「いや 別に そっちこそ ほかにもある訳?」

恵里「ないさ 別に…。」

恵達「そう?」

恵里「うん。」

勉強中の恵里と琉美子

琉美子「恵里?」

恵里「え?」

琉美子「どうしたの? ボ~ッとして?」

恵里「あ ごめん。」

琉美子「いいけどさ そんなんじゃ 受からないよ 大学。」

恵里「うん… そうだよね。 こんな気持ちじゃね。」

琉美子「え?」

恵里「ごめん 琉美子!」

琉美子「何? どうしたの?」

恵里「私 確かめてくるさ。」

琉美子「は? 何を?」

恵里「ごめん また 頼むね!」

琉美子「恵里? もうホント 訳 分からんさ あの子は…。」

容子の職場に行く恵里

容子「恵里ちゃん お待たせ。」

恵里「すみません お仕事中に。」

容子「ちょうど 休憩しよと思ってたとこだったんだ。 どうしたの?」

容子「あ そうそう 本当ありがとうね。 恵里ちゃんの お陰。 お父さんに 本当にもう お世話になってる 本当に助かってる。 すごいよ 恵里ちゃんのお父さんって。」

恵里「そうですか?」

容子「うん。 で? どうしたの? 急に。」

恵里「あの…。」

容子「ん?」

恵里「私 見てしまったんです。 本屋の前で お父さんと容子さんが…。 お父さんの事 愛してるんですか?」

容子「え? 今 何て言ったの?」

恵里「いや だから お父さんと つきあってるんでしょう?」

容子「は? お父さんと?」

恵里「はい。」

容子「私と? お父さんと つきあってる? て事は 男と女の関係かって事?」

恵里「はい。」

容子「嫌だ! 恵里ちゃん 嫌だ! もう!」

恵里「違うんですか?」

容子「『違うんですか?』って ありえないわよ。 ヤダ もう! ヤダ おかしい!」

爆笑する容子

恵里「あの 笑いすぎなんですけど 容子さん!」

容子「ごめんなさい。」

恵里「お父さんは 容子さんの事 好きなんだと思いますけど…。」

容子「え?」

恵里「片思いか…。 情けない。」

容子「ねえ… こんな事 言うのも なんか うぬぼれてるっていうか そんな感じがするから 自分からは言いにくいんだけど。」

恵里「なんですか? 言って下さい 友達じゃないですか?」

容子「あのね…。 私も ひょっとしたら お父さん なんか そんな風に 勘違いしちゃってるのかなと思わなくもなかった。」

容子「でもね 沖縄の男の人って 親しくなると 皆 そんな感じになるかな…と思って。 でもね だって 娘の恵里ちゃんの 紹介だった訳だし。 ね?」

恵里「そうですよね 普通 ありえないですよね。」

容子「かなと思って…。」

恵里「本当に すみませんでした。」

容子「ああ いえいえ こちらこそ すみません。 じゃあ やっぱり まずいかな? もう お父さんに 頼むの。 少しだけ お願いしたい事があって。」

恵里「あ それは気にしないで いいですよ。 仕事のことですから 勘違いする方が悪いんです。」

恵里「容子さんは 私の友達だし これからも東京のこととか いっぱい教えてほしいし。 あ~… お父さんと友達の間で 悩むなんて 思ってもみなかった。」

容子「はあ…。」

農連市場

勝子「いらっしゃい!」

古波蔵家

勝子の化粧台を物色するハナ

ハナ「勝子さんとは どうも趣味が合わないね…。」

恵里の机を調べるハナ

ハナ「かわいいさ さすが私の孫だね。 センスいいね。」

ハナ「結構 似合ってしまうから 不思議さ。」

ハナ「代わりに掃除でもしてあげようか。 はい。 あれ!」

恵文と営業中の容子

お冷を運んでくる恵文

恵文「はい どうぞ!」

容子「あの… 今まで本当に ありがとうございました。」

恵文「何を 言ってるの 容子ちゃん! (容子の匂いを嗅ぐ)水くさい… なんて…。 ハハハ…。 どこ 行きますかね? 今日は?」

容子「もう1か所 行って いろいろ 紹介してほしい所が あるんです。」

恵文「1か所と言わないで『八十八か所』くらい 言ってよ。 とりあえず どこ?」

容子「農連市場なんですけど…。」

恵文「え?」

容子「お願いします。 ダメですか?」

恵文「いやぁ。 この沖縄で 恵ちゃんに 不可能はないさ。 行きましょうね。」

容子「お願いします。」

恵文「うん 行こうね。」

農連市場

容子「すごいですよね ここは!」

恵文「そうね! もういい? 帰る?」

容子「いえ 面白いです。 ここは! こういう所に 私 東京から お客さん 呼びたいんです。」

恵文「なるほどね! もういい? 帰ろ!」

容子「あ! あっち行ってみましょう!」

恵文「そっちは 余り面白くないよ! 参ったな!」

勝子と目が合う容子

勝子「いらっしゃい!」

恵文「ちょっと 貸してね。」

振り返る容子

容子「ぎゃあ~!」

容子「やだ! もう! 恵ちゃんたら!」

容子「うわ! すごい! こんなのあるんだ 触れない。 うわ!」

容子「あ! 事務所 あっちと 書いてあります。 行きましょう。」

容子「お客様 そうしましょうかね。」

古波蔵家

恵文「ただいま 戻りました。」

勝子「お帰りなさい! 恵ちゃん!」

ハナ「『恵ちゃん』?」

恵文「あれ… あれはね… あの…。」

勝子「今日は ごちそうよ。 どうせ 私は こういうの 平気で触れるし おまけに 平気で!」

恵文「うう!」

勝子「こんな事も出来ちゃうような女ですから。 やっぱり 男の人は こういうの見て『ぎゃあ』とか 言う人が 好きなのかしらね?『ぎゃあ! 触れないわ』」

恵里「お母さん?」

勝子「恵里は黙ってなさい。」

恵文「いや いやいやいや 誤解さ なあ 恵里!」

恵里「え?」

勝子「恵里は 関係ないでしょ。」

恵文「いや 容子さんはね!」

勝子「容子さんていうんだ。 で 恵文さんは『恵ちゃん』て 呼ばれてる訳ね。」

恵文「仕事の手伝いをしてただけさ。 な 恵里!」

恵里「うん。」

勝子「どういう事 恵里?」

恵里「私が お父さんに頼んだの。」

勝子「そう そうなの。 で 私に隠してた訳ね。」

恵里「い いや『隠してた』っていうか…。」

勝子「そんな家なんだ この家は。 隠し事なんて ないと思ってた。 お母さん。」

恵里「お母さん…。」

勝子「いつも そんな隠し事してるんだ。 お母さんに。」

恵里「そんなことないさ 今回はさ たまたま 重なってしまっただけで。」

勝子「ほかにもある訳ね 隠し事…。」

ハナ「恵里…。」

恵里「え?」

ハナ「全部 吐きなさい 楽になるよ。」

恵里「あのさ… 私…。」

勝子「何?」

恵里「私…。 東京の大学に行く。」

一同「え!」

恵文「恵里!」

勝子「何よ それ!」

恵達「俺も あるんだ。 俺 ロック始める。」

恵文「何でよ? 恵里 何で?」

勝子「沖縄の大学 受けるのでは? あ! ひょっとして そのためにバイトしてたの?」

恵里「ごめんなさい。 言いだせなくて 悪いと思ってるさ。 でも… 私は東京の大学に行く。」

起こる時は いろんな事が 同時に起きるものです。 さあ 一体 皆 どうなるかねぇ

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恵達を完全にスルーする古波蔵家w

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