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連続テレビ小説「ちゅらさん」35話「哀愁のオキナワンボーイ」ネタバレ

2001年5月11日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】35話のネタバレです。

現在は(2020年11月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里はおばぁの手作り菓子を持って、引っ越しのあいさつにまわりますが、一風館の住人たちは一風変わっていました。真理亜は受け取りを拒否し、柴田は恵里に一目ぼれ、なぞの老人・島田は菓子を受け取るだけで顔も見せません。容子の紹介で、恵里はアパート近くの沖縄料理店「ゆがふ」でアルバイトを始めます。その店へ、肩を壊して社会人野球を断念した高校の同級生・誠が訪れ、一緒に沖縄に帰ろうと恵里を誘いますが…。

35話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第35回 「哀愁のオキナワンボーイ」

フランス料理店

誠「どうぞ。」

恵里「どうも…。」

誠「どういたしまして お嬢様。」

ウエイター「いらっしゃいませ。」

誠「与那原です。」

ウエイター「おまちいたしておりました。 こちらへ どうぞ。」

誠「ありがとう。 どうぞ。」

真理亜「来た来た ネタの宝庫。」

恵里「なんか 緊張するねぇ。」

誠「そうかぁ?」

ウエイター「本日は いかがいたしましょうか?」

誠「恵里。 俺に任せるか?」

恵里「うん 私 分からないから。」

誠「よし 任しとけ。 すみません じゃ まず オードブルは 『新鮮な野菜と サーモンのハーブオイル仕立て』 それから メインディッシュに『平目のポアレプロヴァンス風白ワインソース キャビア添え』をお願いします。」

ウエイター「かしこまりました。」

誠「よろしく。」

恵里「すごいね 誠…。」

誠「おう これぐらい 簡単さ。」

恵里「すてきな お店だねえ。」

誠「ああ。」

恵里「さすが 容子さんだねぇ。」

誠「あれ? 頼んだの 知ってたわけ?」

恵里「うん。」

誠「なんだ 早く言えばいいのに…。 カッコつけて 損したよ。 あっ 恵里。」

恵里「ん?」

誠「今日 きれいだよ。」

恵里「ホント?」

誠「うん なんか 大人っぽくて 一緒にいて ドキドキするさぁ。」

恵里「ホント?」

誠「うん。」

恵里「これ城ノ内さんに借りたんだ。」

誠「え? あの おっかない女?」

恵里「そうそう。 …でも 確かに おっかないけど いい人だよ あの人は。」

誠「そうかぁ?」

恵里「うん 多分。」

誠「『多分』?」

恵里「うん 多分。 まだ よく分からないけど。」

誠「何者だ? あの女は。」

恵里「メルヘン小説ってのを 書いてる…。」

誠「何か? それ。」

恵里「よく分からないけど 絵本みたいなものらしい。」

誠「あの キツイ性格で メルヘンか?」

恵里「うん。」

誠「じゃあ あれだ ペンネームか あの名前。」

恵里「そうかな? であるかね。」

誠「そうさ 城ノ内真理亜なんて 出来すぎた名前 そうそう いるもんじゃないさ。」

恵里「そうかな?」

誠「うん だから ホントは 田中花子とか そういう地味な名前 なんじゃないか…。」

恵里「ハハハ どうかな? そうかもしれないねぇ。」

誠「そうに決まってるさ。」

ウエイター「失礼します。」

恵里「うわっ きれい… おいしそうだね。」

誠「なあ。」

恵里「なんか 食べるの もったいないくらいだね。」

真理亜の下にも食事が運ばれる

ウエイター「お待たせしました。」

恵里「あ そうそう たださ 城ノ内さんなんだけどさぁ。 あれ 何なんだろ? 食べたり飲んだりする前に 必ず においかぐんだよね。 こうやって…。 こういうふうにさ。」

誠「はあ 家で飼ってる犬みたいだな。」

恵里「うん あれ 何なんだろうね。」

皿を乱暴に置く真理亜w

誠「おいしいか?」

恵里「うん とっても おいしい。」

誠「よかった~。」

ウエイターにVサインをする誠w

恵里「ん?」

誠「いや 何でもない。なあ 恵里。」

恵里「ん?」

誠「東京にずっといるのか? 東京に人になるわけ?」

恵里「分からない。 まだ 何もしてないからね 私は…。 全然 何も…。」

誠「何をするわけ?」

恵里「それも まだ 分からない。」

誠「ふ~ん。 例の男に 会ったのか?」

恵里「え?」

誠「お前が結婚の約束をしている とかいう男さ。」

恵里「ああ ううん。 まだ。」

誠「何で?」

恵里「何でって… うん。」

誠「ああ その男 ぶん殴りてぇ。 全くよ。」

恵里「誠…。」

真理亜「『結婚の約束』?」

誠「でもよ。 俺は 恵里の事 あきらめたわけじゃないからよ。」

恵里「え?」

誠「恵里の事は 好きさ。 きっと ずっと 好きさぁ。 たとえ 俺が ほかの女と 結婚しても それでも あきらめたわけじゃないよ。」

恵里「何 言ってるの?」

誠「いや 俺が言いたいのは 恵里が 『どうしても』って 言うんだったら 俺は 離婚するぐらいの 気持ちは あるよってことさ。 いや だからね 話が変なふうに なったけどそれぐらい 恵里の事が 好きってことさ。」

誠「いや 俺が言いたいのは 沖縄に ず~っと お前の事を想ってる 男が 一人いるということを 忘れるなってことさ。 いざという時は お前の助けになれる 力強い男が 世の中に 一人いるんだってことを 忘れないで 頭の中に置いといて。 分かった?」

恵里「はい。 ありがとう 誠。」

誠「ああ… チョット オヤジくさかったな。」

恵里「う~ん。」

一風館

誠「ああ 着いたな。」

恵里「うん。」

誠「今日は ありがとな 恵里。 楽しかったさぁ。」

恵里「うん 私も。」

誠「そうか 今日の事だけで 東京に来て よかったと思うよ。 元気でな 頑張れよ 恵里。」

恵里「うん。 誠もね。」

誠「おう。 恵里…。」

おでこにキスする誠

誠「じゃあな。」

恵里「誠!」

投げキッスをする恵里

誠「よし!」

受け取って口に含む仕草をする

それを見ている真理亜w

恵里「沖縄によろしくね! 誠!」

誠「おう!」

真理亜「ほう~…。」

グアテマラ

真理亜「☎『いえ だから そうじゃないわよ。 いい? 今度はね 女の子の方が 男の子に 投げキッスをするわけ…。』」

そうするとね 男の子は それを 手で受けとめるんだけれども 今度は それを パクっと のみ込む しぐさをするわけよ。』ああ なるほどね。 電話『あ いい? 分かった?』。」

廊下

容子「あ 恵里ちゃん。」

恵里「あ お帰りなさい。」

容子「どうだった? 今日は。」

恵里「いろいろありがとうございました。 誠… 帰りました 沖縄に。」

容子「なんか寂しくなっちゃった?」

恵里「ちょっと…。 」

容子「そう。」

恵里「あ これ 返そうと思って…。」

容子「あ 私が…。」

グアテマラ

(ノック)

恵里「古波蔵恵里ですけど。」

真理亜「げっ! ☎『とにかく そういう事でいくから よろしくね。』。」

恵里「あ はい これ ありがとうございました。 あの… 洋服は クリーニングに出させてもらいます。」

真理亜「臭い?」

恵里「は? 臭くなんかないですよ!」

真理亜「うん じゃ そのままでいい。」

恵里「ありがとうございました。」

容子「ま とにかく 立ち話も何だし ちょっと 入ろうか。」

恵里「そうですね。」

真理亜「え? ちょ ちょっと…。」

容子「そうか…。」

恵里「あ お二人とも ありがとうございました。」

容子「いいわよ そんな ねえ?」

真理亜「え? ああ まあ いいけど。」

恵里「はい。」

容子「切ないわよねぇ お別れっていうのはねぇ。 でもさ 何で 恵里ちゃん 誠君じゃ ダメなわけ?」

恵里「え?」

真理亜「結婚の約束してる男がいるのよ?」

恵里「ええ そうなんです。」

容子「沖縄で 会った時も そんなこと言ってた。」

恵里「はい。 …あれ? 何で 知ってるんですか?」

真理亜「え? あ…。」

容子「いいわよ そんな事。 誰なの? その結婚の約束をしてる男って。」

恵里「文也君っていうんですけど…。」

容子「へえ… で 何? いつ したの? 結婚の約束。 それ… 何歳の時って言ったっけ?」

恵里「小学校5年生の時です。」

容子「はあ…。 小学校5年?」

恵里「はい。」

容子「で 何? 結婚の約束したんだ?」

恵里「はい。」

容子「ヒョットして それ以来 会ってないとか?」

恵里「はい そのとおりです。 おかしいですか?」

容子「いや そんなことないけど。 なるほどねぇ なんか 恵里ちゃんらしいよねぇ。」

恵里「そうですかぁ?」

真理亜爆笑w

恵里「何が おかしんですか?」

真理亜「ハハハハ…。」

恵里「何が おかしいんですか?!

36話

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