ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」46話「東京ゆんたく」ネタバレ

2001年5月24日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】46話のネタバレです。

現在は(2020年11月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

突然、父・恵文が一風館にやってきました。恵里が心配で見に来たというのです。弟・恵達と恵文の歓迎会が開かれようとしていた夜、母・勝子まで現れました。翌日、古波蔵(こはぐら)家の主催で一風館の住人を招待して、恵里の誕生会が開かれました。「子どもたちは古波蔵家の宝物、よろしくお願いいたします」と頭を下げる両親に心を打たれ、恵里は恵文の三線(さんしん)に合わせて、琉球舞踊を披露します。

46話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第46回 「東京ゆんたく」

恵里「あ! お母さんだ!」

恵文「何を言うか恵里! 勝子?!」

勝子「こんばんは!

恵里「どうしたの? お母さん。」

勝子「来ちゃった。」

恵文「どうしたの? 勝子!」

勝子「申し遅れました 古波蔵です。 恵里と恵達が 大変 お世話に…。 おまけに 余計なのまで ごやっかいを 申し訳ありません。」

恵文「恵達。」

恵達「そっちだろ。」

恵里「あの 管理人の桐野さん。」

みづえ「どうぞ よろしく。」

勝子「お世話になっております。」

恵里「それから…。」

容子「池端容子です。 何度か お電話で…。」

勝子「何から何まで 面倒見て頂きまして ありがとうございます。 それから本当に申し訳ありません。 ご迷惑でしょう?」

容子「いいえ そんな。」

恵里「こちらが城ノ内さん。」

勝子「伺っております。 恵里にアドバイスして 頂いて ありがとうございます。」

真理亜「いえ そういうのじゃ…。」

勝子「これ 私と義母が作った 沖縄のお菓子なんです。 どうぞ!」

みづえ「いつも ご丁寧に。」

勝子「どうぞ。」

容子「これ おいしいですよね!」

勝子「どうぞ。」

真理亜「どうも。」

恵里「こちらが 1階の柴田さん。」

勝子「えっと?」

柴田「僕の事はどんなふうに?」

勝子「特には…。」

柴田「え?」

勝子「どうぞ よろしくお願いします。」

柴田「どうも。」

真理亜「甘い物 嫌いでしょ?」

柴田「好きです。」

真理亜「なんだ!」

みづえ「お掛けになって ご一緒にどうぞ。」

勝子「よろしいんですか?何ですか? これ!」

恵文「ギリシャ料理のスキヤキ。」

みづえ「『スブラキ』ですの。」

勝子「そうですか? 恵里 いつも こうやって ご飯 食べてるの?」

恵里「そうじゃないよ。」

勝子「だよね。」

恵文「楽しく食べましょう 皆で楽しく。(膝をつねる勝子)イタタ…。」

恵達「半分が 古波蔵家かよ。」

恵里「何で 1人ずつ どんどん増えるの。 あ おばぁは?」

勝子「おばぁは 全然 心配いらないさ。」

沖縄

古波蔵家

島袋「どうも! 泡盛 買って参りました! お待たせしました! こちらが 領収書です よろしく。」

ハナ「ああ ありがとうねぇ!」

島袋「『ありがとう』じゃなく お金を…。」

「島袋君も飲みなさい。」

「ほら 踊って!」

東京

一風館
マンデリン

恵里「お父さんが悪いんだよ 早く帰らないから。」

恵文「元は 恵里と恵達でしょう。」

恵里「今は そういう話をしてるのでは ないさ。」

恵達「それにしても 長いな。」

恵文「容子さんと何を話してるのかね?」

恵里「さあ?」

恵達「怖いの?」

恵文「お父さんは 別にやましい事 してないさ。」

恵里「どこ行くの?」

恵文「ちょっと様子を見てこようかね?」

恵文「やめれ!」

恵里「お父さん!」

恵文「行くだけだからさ。」

恵里「やめなさいって!」

モカ

恵文「何か聞こえる?」

恵達「いや…。」

恵里「笑ってる。」

恵文「え?!」

勝子「容子さん 明日ね。」

容子「うん 明日ね。」

勝子「何してるの あんた達?」

恵文「『明日ね』って?」

勝子「明日 お母さんは 容子さんと 東京デート。 ね!」

容子「ね!」

恵里「デート?」

勝子「さ 家出人達 まとめて 怒ってあげるから いらっしゃい。」

マンデリン

3人「すみませんでした!」

勝子「お父さんの事は 置いておきます。」

恵文「あ そうね。 置いておこうね。」

恵里「ずるいさ そんなの。」

恵達「そうだよ。」

勝子「お父さんは 沖縄で たっぷり 時間かけて お話させて頂きます。」

恵文「本当に 家出しようかね。」

勝子「恵里。」

恵里「え?」

勝子「恵里は 大丈夫なの?」

恵里「大丈夫だけど…。」

勝子「何?」

恵里「心配してくれるのは うれしいけど お父さんも来て お母さんまで来てしまってさ そんなに私の事 信用ないのかと。 私 ちゃんと自立して やってるよ。 もう 子供じゃない。」

勝子「何を言ってるの? 恵里! 何が自立。 皆 周りの人達の お陰でしょう?」

恵里「それは そうだけど…。」

勝子「運がいいんだよ いい人ばかり 巡り会えて。 それを分かってる?」

恵里「分かってる。」

勝子「お父さんや お母さんは あなた達が どんなに面倒くさいとか うるさいと思っても 心配するのを やめないよ。 あなた達が もっと大人になっても 絶対 やめないよ。」

勝子「よその家は知らないけど 『親は親 子供は子供』なんて 『お互い好きにすればいい』なんて お母さんは 思わない。 それは 子供を信用していないという事ではないよ。 子供の事 考えて 心配するのが 親の仕事だからね。 分かった?」

恵里「はい。」

勝子「恵達。」

恵達「ん?」

勝子「お母さんは 別に恵里の家でを 認めた訳じゃないよ。 怒ってる。 でも 恵里は お父さんや お母さんや おばぁに 一度は 自分が どうしたいのか 思いを ぶつけてくれた。」

勝子「めちゃくちゃだったけど ぶつけてくれた。 恵達 あなたは 何も言ってくれなかった。 正直 それが寂しかった。」

恵里「お母さん。 恵達 いてくれて 私 助かっている。 この子『ひょっとしらら 私の事も 考えて 東京に来てくれたのか』と。」

勝子「お母さんも そう思う。 でも 恵達。」

恵達「はい。」

勝子「あなたは 沖縄に帰りなさい。」

恵達「え?」

勝子「一度 沖縄に帰りなさい。 それから もう一度 出ていきなさい。」

恵里「え?」

勝子「あなたは 友達や先生に 誰にも 別れを言ってないよ。 それは いけないと思う。 今までお世話になった いろいろな 人に ちゃんと お別れを言う事。 いつか 沖縄に戻る事があった時 きっとまた お世話になる人達よ。」

勝子「今までの事を 切って捨てていく生き方 お母さん 嫌いさ。 何を どうしたいのか お父さんや お母さんや おばぁに言いなさい。 それは 沖縄で聞く。 東京では 聞かないよ。」

勝子「お母さんは 反対する。 それでも したかったら 出ていきなさい。 それをしなかったら あなたは 家族ではなくなるよ。 恵達。 あなた アルバイトしてるの?」

恵達「うん。」

勝子「そう。 だったら自分で 飛行機代を貯めて 自分の力で 帰ってらっしゃい。」

頷く恵達

勝子「こうしていると 沖縄にいるのと 変わらないね。」

恵文「うん。」

恵里「そうだね。」

勝子「そろそろ 寝ようか?」

恵里「うん そうだね。 どうしようかな?」

勝子「ん?」

グアテマラ

真理亜「うわ!」

恵里「お邪魔します。」

真理亜「ちょっと!」

勝子「お邪魔します!」

勝子「すてきな部屋ですね? 間取りも かなり違うんだぁ!」

恵里「でしょう? この部屋 大好きさ。」

勝子「これが 例のメルヘンですか?」

真理亜「あ! ちょっと!」

勝子「『…ビードロのよう』」

真理亜「よく似た親子ですね。」

勝子「そうですか? あら! もう こんなに!」

恵里「真理亜さん 好きなの お母さんと おばぁのサーターアンダギー。」

勝子「そうですか? うれしいな 時々 送りましょうね。」

真理亜「え?」

勝子「さて 寝ようか。」

恵里「そうだね。」

真理亜「やっぱり…。」

(ノック)

勝子「は~い!」

容子「やっぱり ここだ!」

勝子「容子さん!」

容子「私も混ぜて。」

勝子「どうぞ!」

1F

柴田「楽しそうだな。」

マンデリン

ギターと三線の演奏w

恵文「♪『私が あなたに ほれたのは ちょうど 19の春でした いまさら離縁と言うならば 元の19に しておくれ」

モカ

真理亜「なんで こうなるんだろうな?」

容子「いいでしょ 飲もうよ先生。」

真理亜「いいけど こんな部屋だったんだ。」

容子「性格出てる?」

真理亜「うん『なんでもアリ』ん性格。」

容子「はい…」

真理亜「ありがとう。 今どき いるんだね あんな家族。」

容子「そうだねえ。」

真理亜「宇宙人にしか思えないわ。 まったく。」

容子「ん。」

真理亜「ん…。」

グアテマラ

恵里「おばぁは 元気?」

勝子「元気だよ。 最近 ジョギングも始めたよ。」

恵里「『ジョギング』?おばぁが?」

勝子「うん。 長寿 世界一を目指すって。」

恵里「へえ。」

勝子「本当に 世界一になりそうさ。」

恵里「うん…。」

勝子「恵里。」

恵里「うん。」

勝子「文也君の事 まだ 捜そうとしてないんだって。」

恵里「うん。」

勝子「『こんな大人になったよ』って 言えるようになったら 捜すんだ? それで 巡り会うんだよね。」

恵里「うん…。」

勝子「好きだな そういうの…。」

恵里「お母さん!」

勝子「頑張れ 恵里。」

恵里「うん…。 ねえ。」

勝子「ん? (ふとんに潜り込む恵里)子供みたいさぁ。」

恵里「いいの。」

47話

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