2001年5月29日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】50話のネタバレです。
現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
恵里はバイト先の「ゆがふ」で、自分が提案したランチ作りに精を出します。雑誌にも掲載されて店は大繁盛しますが、常連客からは心安らぐ場所ではなくなったと反発されます。そのため、店を紹介するテレビの生放送で、恵里はランチを止めると宣言します。落ち込んでいたその日の夜、一風館に大音量が鳴り響きました。肺炎をこじらせた島田がヘッドフォンを耳に当てたまま部屋で倒れていました。恵里は親身になって世話をやきます。
50話ネタバレ
連続テレビ小説 ちゅらさん 第50回 「暁(あかちち)のアリア」
ゆがふ
藤原「よろしく お願いします。」
兼城「どうも。」
恵尚「よろしくね!」
兼城「また大変になるね。 恵里ちゃん」
恵里「え?」
兼城「また忙しくなるさ。 よかったね。」
恵里「店長…。」
恵尚「まずは 順調な滑り出しと 言って いいだろうね。 俺が ちっぽけな沖縄料理店を…。」
恵里「兄い兄い!」
恵尚「とにかく 立派な店に しようじゃないか という事さ。 テレビが 生中継をする。 すると どうなる? 恵里。」
恵里「『どうなる』って?」
兼城「お客が増えるよね。」
恵尚「増えるどころの騒ぎじゃなくなる。」
兼城「どんな騒ぎ?」
恵尚「客がさばき切れんようになるさ 間違いない。 そうすると どうなる? 恵里。」
恵里「『どうなる』って?」
恵尚「1軒では足りなくなる。 分かるか? そうすると どうなる?」
恵里「『どうなる』って?」
恵尚「お前 ちゃんと考えてるのか?」
恵里「考えてるよ。」
兼城「どうする訳?」
恵尚「支店を出すのさ。」
兼城「支店? 『ゆがふ』の?」
恵尚「そうさ。 『ゆがふ』 2号店さ。 そして ゆくゆくは…。」
兼城「ゆくゆくは?」
恵尚「『ゆがふ』チェーンに していくのさ。 そして 目指すは!」
兼城「目指すは?」
恵里「世界さ。」
恵尚「そう! 世界進出さ。 まず ハワイに支店を出すのも いいね。」
兼城「ハワイ!」
恵尚「店長は『ゆがふ』チェーンの社長さ。 もう こんな汚い恰好して 厨房なんか 入らなくて すむんだ。」
恵尚「イタリア物のスーツを バシッと決めて でかい外車を乗り回してさ。 そりゃ 豪華だよ!」
兼城「俺が?」
変な想像をしてしまう恵尚w
恵尚「スーツは やめとこうね。」
恵里「は?」
兼城「どうして とめるの? 今の時間は 何?」
恵尚「気にしない 気にしない。」
恵里「兄い兄い。」
恵尚「店長 私に 任せておきなさい。」
恵里「兄い兄い!」
恵尚「何ね!『兄い兄い』って! 兄い兄いに会えて うれしいか? 恵里は いい子だ。 よしよし…。」
恵里「だから そうじゃなくてさ!」
(戸が開く)
恵里「いらっしゃいませ!」
恵尚「ウェルカム! 『ふがふ』本店へ ようこそ! 恵里さん 案内して!」
恵里「どうぞ こちらへ。」
恵尚「手伝おうね!」
兼城「悪いね。」
恵尚「バイト代は気にしないで 後でいいよ。」
兼城「取る訳?」
一風館
恵尚「何 怒ってる訳? 恵里!」
恵里「いいから ホラ!」
恵尚「こんな所に 住んでるのか?」
恵里「ホラ!」
恵尚「痛い!」
恵里「早く!」
廊下
恵里「早く! 兄い兄い!」
恵尚「怒らないでちょうだい!」
グアテマラ
真理亜「『兄い兄い』?お兄さん? また家族 来た訳? 気にしない…。 集中 集中…。」
マンデリン
恵尚「それは 考えすぎ というものだよ。」
恵里「そうかなぁ?」
恵尚「商売して もうからない方が いい訳ないさ。」
恵里「それは そうか… でも店長は…。」
恵尚「喜んでたさ 店長も。」
恵里「それは 店長は いい人だからだよ。」
恵尚「兄い兄いは疲れた! もう寝るよ。」
恵里「ちょっと待ってよ 兄い兄い! ばればれだってば!」
恵尚「すみません ちょっと早すぎましたね。 テレビの事 沖縄に 電話しておきなさい。」
恵里「うん。」
恵尚「兄い兄いの事は 言わんでいい。」
恵里「なんで?」
恵尚「怒られるから。」
恵里「は?」
恵尚「それに 脅かしてやるさ。 沖縄でテレビ見て 皆びっくりするさ 愉快だねハハハ…。 ああ~っ!」
恵里「もう! ばればれだってば! テレビの事だけど… 私さ…。」
恵尚「(いびき)」
恵里「本当に寝てる。」
恵尚が一風館に来て まあ ドタバタあったには あったのですが 早送りしておきましょう
沖縄
古波蔵家
恵文「乾杯しようね!」
島袋「乾杯!」
そして テレビの生放送の日が やってきたのでした
恵文「勝子 お酒 持ってきて。」
勝子「はい!」
恵達「なんなんだよ! これは!」
恵文「あ 来たな。」
東京
ゆがふ
ディレクター「ありがとうございます。」
容子「なんか どきどきするよね。」
柴田「そうですよね。」
容子「大丈夫? きみ?」
柴田「たぶん 大丈夫。」
恵尚「もうちょっと奥へ…。 皆さんも テレビだといっても自然に。 目立とうとせずに よろしくね。 そこ! 危ないよ! 気をつけて! よし!」
北野「おはようございます! 私 今回 リポートさせて頂きます 北野と申します。 新人で 初めての 生のリポートなので 頑張ります。 よろしくお願いします。」
恵尚「OK 俺に任せておけば大丈夫さ。 かわいいね。」
北野「いや! そんな!」
恵尚「ちょっと待って。 集まって! 紹介しようね。 店長の兼城さん。 将来の『ゆがふ』チェーンの社長さん。」
北野「よろしくお願いします!」
兼城「どうも よろしくお願いいたします。」
恵尚「こちら 常連さん代表の2人で 話をして頂く 池端容子さんと…。 え~ 名前 何だけっけ。」
柴田「柴田です。 頑張ります。」
北野「どうも。」
恵尚「えっと それと あれ? 恵里は どこ行ったの? どこ行ったの 恵里は? ウチの看板娘は?」
容子「恵里ちゃん?」
ディレクター「そろそろです。」
恵尚「何やってるかね? 恵里は。 時間だよ! 何やってるの?」
(戸が開く)
恵尚「どこ行ってた?」
恵里「ごめんなさい。」
兼城「大丈夫ね? 恵里ちゃん。」
恵里「はい。」
ディレクター「本番です。よろしくお願いします。」
北野「よろしくお願いします。」
恵尚「はい 皆さん よろしく 頑張ろう!」
沖縄
古波蔵家
(拍手)
テレビ「アナウンサー『日本全国ごちそうさま』」
恵文「待ってました!」
テレビ「アナウンサー『今日は 生中継です。 早速 呼んでみます。 北野さん』」
テレビ「北野『は~い! 本日は 沖縄料理店 『ゆがふ』さんに お邪魔してます おいしい沖縄料理が 安く食べられる この お店では ランチタイムに 大勢のお客さんで…』」
島袋「あ!」
勝子「恵尚?」
恵文「あれ?」
ハナ「バカタレ 何してる!」
恵文「ずるいさ 恵尚!」
東京
ゆがふ
北野「こちらが 店長の兼城さん」
兼城「ど どうも」
北野「そしてお昼の営業を担当している 古波蔵恵里さんです」
恵尚「ハイサイ! 経営コンサルタントをしています 古波蔵恵尚と申します ハイサイ!」
北野「いつも お店をご利用なさてる 方々です」
容子「どうも…」
柴田「し… 柴田です とてもおいしく 安くて…」
北野「後ほど 伺いますので」
柴田「あ 柴田です」
一風館
管理人室
みづえ「私も行きたかったなぁ…。」
沖縄
古波蔵家
テレビ「北野『評判のランチタイムで沖縄料理を安く 出されている古波蔵恵里さんに インタビューします。よろしくお願いします』」
テレビ「恵里『あ… はい』」
勝子「恵里は 何か変ですよね。 緊張してるんですかね?」
ハナ「嫌な予感がするさぁ。」
テレビ「恵里『あの…』」
テレビ「北野『何でしょう?』」
テレビ「恵里『あの…』」
テレビ「北野『どうかされましたか?』」
テレビ「恵尚『どうした? 恵里!』」
東京
ゆがふ
容子『恵里ちゃん』」
北野「どうかされました?」
一風館
グアテマラ
真理亜「まさか? あのバカ!」
テレビ「恵尚『緊張してるから私が代わりに…。』」
テレビ「恵里『あの…』」
沖縄
古波蔵家
一同「あ~っ?!」
恵文「どうした?! 恵里!」
テレビ「恵里『ごめんなさい!』」
テレビ「北野『あの 何がでしょうか?』」
東京
ゆがふ
恵里「ごめんなさい!お昼の営業は…ランチタイムの営業は もうやめます!」
恵尚『そうそう『ランチタイムの営業は もうやめます!』は?」
一風館
管理人室
みづえ「あら?!」
グアテマラ
真理亜「うわ!」
ゆがふ
恵里『すみませんでした!』」
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