ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」5話「美(ちゅ)ら海の約束」ネタバレ

2001年4月6日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】5話のネタバレです。

現在は(2020年8月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

和也が行きたいと言い出し、恵里たちは無人島に出かけます。その島で、「お前たち、いつか結婚しろよ」と和也に言われた恵里と文也は「OK」と答えます。しかし、幸せな時間は束の間でした。数日後、和也は倒れてしまい、そのまま眠るように息を引き取ります。悲しみに暮れる恵里と文也…。恵里のおばぁハナは、「命は宝(ぬちどぅたから)。命がいちばん大切だということを、和也くんは教えてくれた」とふたりを優しく諭します。

5話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第5回 美(ちゅ)ら海の約束

和也君の たっての希望で 無人へ 遊びに行くことになりました

和也「きれいだね。」

恵里 文也「せ~の!」

和也「これ 何?」

恵文「サンゴのかけらさ。」

和也「なんか 骨みたいだね?」

恵文「そうだね。 でも きれいさぁ。」

和也「うん。」

恵文「その骨が砕けて 白い砂になる…。」

和也「これが?」

恵文「そうさぁ 世の中には 無駄なものなんて ないんだね。」

突然海に向かって歩いて行く和也

和也「や~い! 気持ちいいねぇ! 文也! 恵里!」

ひたすら和也の写真を撮る静子

小浜節

勝子「いい所ですよね 本当に 小浜は。」

ハナ「本当にねぇ でも それだけじゃ ダメであるよ。」

勝子「ええ。」

文也「持ってきたよ はい。」

和也「なあ 文也 恵里…。」

恵里「何?」

和也「お前たちさ いつか 結婚しろよ。」

文也「は? 何 言ってんの? 兄貴。」

和也「そうなれば いいなあ。 うん 絶対 それがいい。 そうしろよ。」

文也「冗談やめろって。」

和也「冗談じゃないよ! 本気だよ。 俺のお願いだ。 なあ 恵里…。」

恵里「私は… OKさぁ。」

和也「文也は どうなんだ?」

文也「『どうなんだよ』って。」

和也「嫌なのか?」

文也「そんな嫌ってことは ないけど…。」

和也「よし! じゃ 決まりだな。 約束だぞ。」

恵里「あい。」

ハナ「おめでとうねぇ。」

恵達「何が? 何が おめでとう?」

恵里「低学年には 分からん。:

恵達「なんでよ。」

和也「よかった。」

ハナ「将来が 決まったから そろそろ帰ろうねぇ。」

和也「楽しかったなあ… 楽しかった。」

恵里「うん また 来ようね。」

和也「そうだな… また 来よう。」

きっと 和也君は お別れが 近いのを感じていたのでしょう。 そして その時は すぐそばまで 来ていたのでした

登校

恵里「おはよう 宮良のおばぁ!」

宮良のおばぁ「おはようねぇ。 2人は いつも 仲がいいねぇ。」

恵里「うん 結婚するさ 私たち。」

文也「よせよ。」

宮良のおばぁ「はい ジョートー おめでとう。」

恵里「はい ありがとう。 じゃ 行ってくるねぇ。」

恵里「何してるの? 文也君 遅れるよ。」

文也「分かってるよ。」

こはぐら壮

恵文「この家は おばぁよりも 年とってますからね。」

勝子「文ちゃん そろそろでしょ?」

恵文「お父さん 迎えに 港へ行こう。」

静子「お願いします。」

和也が倒れる

静子「和也! 和也! しっかりして。 あ すみません お医者さん お願いします!」

和也の看病をする静子

静子「和也?」

和也「お母さん…。 まだかな? お父さん…。」

静子「今 来るよ。 今 迎えにいってくれてるからね。」

和也「うん。」

静子「和也…。 和也 しっかりして。 …ね。」

伸生「和也!」

静子「あなた…。」

伸生「和也!」

和也「お父さん 間に会ったねぇ。」

伸生「うん。」

静子「和也…。」

学校

先生「文也君! 恵里!」

家に向かう道中躓く恵里

恵里「あっ!」

文也「大丈夫?」

恵里「ヤダ… ヤダ…。 ヤダ… ヤダ…。」

和也「お前たちさ いつか 結婚しろよ 約束だぞ」

和也「楽しかったなぁ。 また 来よう」

保護していた鳥が飛んでいく

静子「文也…。」

恵里「和也君…。 和也君…。 何で? ねぇ 何で?」

恵里「ねぇ 何で? おばぁ! 何で?」

恵里「おばぁ?」

ハナ「何?」

恵里「八重山の太陽も インチキだね。 結局 和也君 治せなかったさぁ。 インチキさぁ 嫌いさぁ。」

ハナ「『命(ぬち)どぅ宝』」

恵里「何?」

ハナ「沖縄の言葉さぁ 何よりも 人の命が1番 大切という事さ。」

文也「でも 兄貴は 死んじゃったじゃないか…。」

ハナ「でも おばぁは 思うさぁ。 子供が命を落とす事ほど この世の中で悲しい事はないさ。 でもね 和也君みたいな子は 多分 神様に選ばれたんだねぇ。」

ハナ「この世界で生きている人に 『命どぅ宝』… 命が 1番大切と いう事を 忘れさせないためにさ。 おばぁは… そう思っているさ。」

そして もう1つの別れの時が 迫っていました

6話へ

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