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連続テレビ小説「ちゅらさん」60話「太陽(てぃだ)、見つけた!」ネタバレ

2001年6月9日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】60話のネタバレです。

現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

連日、病院のナースステーションに出向き、看護師の聡子に教わりながら、島田を看護する恵里。ある日、退院する子どもを笑顔で見送る看護師たちの姿に心を打たれ、看護師になろうと決意します。少女の頃、小浜島で和也の死に接したことや「命は宝(ぬちどぅたから)」というおばぁの言葉を思い出し、天職を得た気持ちでした。看護大学受験という人生の方向が見え始めたとき、恵里は大学病院の廊下で大人になった文也と再会します。

60話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第60回 「太陽(てぃだ)、見つけた!」

ゆがふ

恵里「ふう!」

柴田「恵里さん!」

容子「恵里ちゃん!」

一風館
マンデリン

島田「まぁ 過労だね 要するに。」

容子「やっぱりね。 いくら若いといってもね。」

島田「休むしかないね。」

容子「島田さんがお医者さんだったとは。」

島田「じゃ!」

恵達「すみませんでした。」

島田「あ 恵達君。」

恵達「はい。」

島田「『勉強… 私の所へ来れば 教えてあげる』そう言っといて。」

中庭

恵里が気になり様子を見ようとするが島田と目があい鼻歌でごまかす真理亜w

真理亜「あ!」

マンデリン

恵達「バカ姉え姉え いつもそうさ。」

容子「え?」

恵達「バカなんです 姉え姉えは…。 一から勉強するだけでも 無茶苦茶 大変なのに 学費とか入学金を 自分の力だけで 作ろうとしてるんです。」

容子「家には?」

恵達「言いません この人は 絶対に。 ウチが金ないの知ってるし。 大学受験の時も 自分の力で 東京の大学 受けようとして 受験勉強しながらバイトしてた いつ寝るんだっていうくらいに。」

恵達「子供の頃から そうなんですよ。 お金の事は 絶対に 親に相談しない訳。 自分で バイトして 何とか しようとするんです。 お金の事で負担かけるの 絶対 嫌がるんだから。 そういう人なんですよ この姉え姉えは。」

翌日

恵里「あれ? なんで?」

恵達「『あれ』じゃないよ!」

恵里「あ! 行かないと 遅刻さ。」

恵達「朝のバイトなら連絡した。 『休む』と。」

恵里「なんで? ダメだよ!」

恵達「なあ 姉え姉え。」

恵里「何よ。」

恵達「むちゃするなって。」

恵里「だって お金 全然 足りないさ。」

恵達「俺 バイト増やすからさ。」

恵里「なんで? バイトばかりするために 来た訳じゃないでしょう? バンドや曲を 作ったりするためでしょう?」

恵達「そうだけど ここで 姉え姉えに 死なれたら 俺のせいになるしさ。」

恵里「死ぬ訳ないさ。」

恵達「余り 無理するな。 その分 俺が何とかする。 勉強も 相当しないと追いつかないだろう?」

恵里「恵達…。」

恵達「全く 世話のやける姉え姉えさ。 俺が東京に来てなかったら どうなってたか 全然分からんよ。 あ! それから 島田さんがさ。」

恵里「え?」

ブルウマウンテン

島田「全然ダメだな。」

恵里「はあ すみません。」

島田「相当 頑張らないとダメだ。 もう1回 やり直しだ。」

恵里「ここ1番の集中力には 自信が…。 小浜小学校の通信簿にも…。」

島田「口動かさないで 手を動かして…。」

恵里「はい すみません。」

ゆがふ

兼城「はい 恵里ちゃん!」

恵里「はい。」

テーブル

恵里「お待たせしました!」

別のバイト

恵里「ありがとうございました。 お待たせしました!」

恵達 バイト先

作業員「また田舎 帰る金かい?」

恵達「いや 男は つらいっすね!」

作業員「今度は 女か?」

恵達「世話のやけるのが いるんです。」

作業員「ほう!」

恵達「こんなのじゃ全然 足りないな。 どうすんだろ?」

一風館
ダイニング

島田「恵里ちゃん。」

恵里「はい。」

島田「天職って言葉 知ってるかな?」

恵里「はい 知ってます。」

島田「この間 きみは 誰かに 呼ばれてると言ったよね?」

恵里「はい。」

島田「きみが本当に呼ばれてると感じるんなら それは天職かも。 『転職』とは 英語で コーリングという。」

恵里「『コーリング』?」

島田「神に呼ばれている それを『コーリング』 『転職』というんだよ。」

恵里「『コーリング』神に呼ばれている。」

中庭

恵里「呼んでいるよね! 私を。」

沖縄

古波蔵家

島袋「なんか いつも悪いですね。」

勝子「何 言ってるの。 少しずつしか返せなくて ごめん。」

島袋「何 言ってるんですか?」

勝子「市場で働いてるから 野菜は 結構 安く手に入るのよ。 それに ウチの おばぁは天才さ。」

島袋「何の?」

ハナ「節約料理の。」

島袋「はあ?」

恵文「島袋君 飲もうね。」

島袋「ありがとうございます。」

恵文「これからも 長い つきあいさ。」

島袋「『長い』?」

恵文「そんな短くないよ。 長~い!」

島袋「『長~い』!」

容子「(玄関の方から)こんにちは!」

勝子「ん? 誰の声だっけ?」

ハナ「おばぁは 知らないね。」

恵文「なんか聞いた事あるような いい思い出のような…?」

容子「(玄関の方から)こんにちは!」

勝子「ん? あ!」

恵文「あ!」

勝子「は~い!」

玄関

勝子「あ!」

恵文「容子さん!」

容子「こんにちは! すみません突然!」

勝子「どうしたの? 容子さん。」

恵文「俺に会いに?」

容子「違います。 出張のついでに というか 無理やり同僚の出張を奪い取って。」

勝子「え?」

容子「お話ししたい事があって。」

東京

一風館
マンデリン

恵達「全然 足りないさ。」

恵里「そうだね。」

恵達「姉え姉え もう1年 待った方か?」

恵里「え?」

恵達「そうすれば 金も貯められるし 勉強も じっくりできるだろ?」

恵里「うん。」

恵達「その方が いいと思うんだけど その顔は ダメだね。」

恵里「だって 呼んでるんだよ 恵達。」

恵達「はいはい…。」

恵里「何とかなるさ 恵達。」

恵達「うらやましいよ その性格。」

恵里「でしょう? うらやましいでしょ?」

恵達「皮肉で 言ってんだよ。」

沖縄

古波蔵家

ハナ「恵里らしいねえ。」

勝子「すみません ご心配かけて。」

容子「余計な事だったら ごめんなさい。」

勝子「いいえ。 ご覧のとおりお金のある家でない。 でも 恥ずかしいとは思ってない。 子供達も そう思ってないと思う。 そんなふうに育ててないし。」

容子「分かります。 恵達君と恵里ちゃん 見てるから。 私 初めて会いました。『ウチ お金ないんですよ』と明るく言う子を。」

勝子「そうですか。」

島袋「私への返済を 恵里ちゃんに送ってあげて下さい。」

勝子「え?」

島袋「そうして下さい。 私は 何とか大丈夫ですから そうしてあげて下さい。」

恵文「それは出来ないさ 島袋君。」

勝子「うん。」

島袋「でも…。」

勝子「出来ないさ それは。 気持ちは とても うれしいけど しては いけないさ。 親が 頑張ってしてあげるけど どうしようもない場合 我慢するしかないさ。 もう1年延ばせばいい事かもしれないし。 恵里も それは ちゃんと 分かる子だから。」

容子「もう1年…。」

ハナ「ん? 何かが来るよ。」

恵文「電話? 恵里かね?」

容子「は?」

勝子「おばぁ?」

ハナ「電話では ないさ。」

男「すみません 書留です!」

勝子「はい!」

容子「何ですか? 超能力? 誰から 電話かかってくるの 分かるの?」

ハナ「そうさ。」

容子「え?」

恵文「ウチの おばぁは 怖いさ。」

勝子「恵尚。」

島袋「え? 恵尚ですか?」

書留

勝子「『前略 古波蔵家の皆様。 アイドルの 恵尚でございます』」

恵尚「長らく お待たせ いたしましたが 私 ムービースターへの道を ばく進中で あります。 ゴーヤーマンの借金を 全額とは 参りませんが 返済させて頂く事にいたします。 もう間もなく ハリウッドへ進出する 予定で ございます」

撮影場所

監督「カット! OK!」

監督「じゃ もう1回 いってみよう。」

古波蔵家

恵文「おばぁ! ハハハ…。」

勝子「恵尚!」

恵文「うわ!」

島袋「あいつ… おいしすぎる。」

勝子「恵尚!」

恵文「恵尚!」

ハナ「初めて 恵尚が 古波蔵家の役に 立ったね。」

勝子「そうですね。」

恵文「本当さ。」

東京

北栄総合病院

本当に 運命というものは 面白いものですねぇ。 そして 何も知らない恵里にも もっとすごい 運命的な出来事が ついに… ついに…

目の前で座り込む子供が

恵里「あ! 大丈夫?」

子供「うん。」

文也に気付く恵里

恵里「あの!」

文也「僕ですか?」

恵里「文也君でしょう? 絶対そうさ! 恵里だよ!」

文也「恵里?! 古波蔵恵里?!」

恵里「文也君!」

61話

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