ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」65話「運命の交差点(あじまぁ)」ネタバレ

2001年6月15日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】65話のネタバレです。

現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

7年ぶりに文也と再会した恵里。しかし、募る思いを打ち明けることができないまま、一風館に帰ってきます。翌日、文也の気持ちを確かめようと大学病院を訪れた時、文也が美人の同級生・遥に「結婚の約束は子どもの頃の昔話」と話すのを聞いて、ショックのあまり文也からもらったスーパーボールをなくしてしまいます。恵里は失恋の痛手をバネに猛勉強し、看護大学に見事、合格。4年間の寮生活を始めるため、一風館を去るのでした。

65話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第65回 「運命の交差点(あじまぁ)」

バイト 恵里

恵里「260円の お返しですね ありがとうございました。」

OL「あの… おつり 多いけど…。」

恵里「はい どうもすみません。」

恵里「ちょうどですね。 ありがとうございました。」

サラリーマン「あのさ。」

恵里「え? 私ですか?」

サラリーマン「いつもみたいに『頑張って下さい』と 言わないの? 楽しみにしてたんだけどな 毎朝。」

恵里「え?」

サラリーマン「じゃ…。」

恵里「あの! お仕事 頑張って下さいねぇ!」

サラリーマン「ありがと きみもね。」

恵里「ありがとうございます。」

北栄総合病院

文也「あの スーパーボールって 子供の ピョンピョンはねる…。」

柴田「ほかにある?」

文也「いや ないですよね。 何で そんなもの? あ いや すみません 昨日も なんか 捜してたみたいなので。 そんなに 大切な物なんですか?」

柴田「あの 大切な思い出があるの。 いや 僕じゃなくてね 女の子なんだけど 大切な物なの。」

文也「女の子? あ 彼女とか?」

柴田「いや そういうんじゃなくて… ま 片思いかな。」

文也「はあ…。 じゃ 手伝います。」

柴田「え?」

文也「手伝いますよ。 どんなヤツなんですか?」

柴田「どんな? 透明っていうのかな なんか キラキラ光ってて…。」

文也「へえ。」

柴田「ん?」

文也「いや 僕が持ってたのも そういうのだったと思って。」

柴田「へえ そう。」

おやおや いったい どうなっているのかねぇ。 運命の糸は 近づいているやら からまっているやら…

そう そのゴミ箱だよ! まだあるかねぇ

一風館

回想

容子「仕事に プライベートを 持ち込んでしまう人も多い…。 そういう女の人 嫌いなのよ」

真理亜「沖縄へ 帰れば? 傷ついた心を 温かく迎えてくれるでしょ?」

島田「もう 勉強は 終わりにしよう 集中する事も できない子に 病人は 任せられないな」

回想終了

恵里「分かってるけどさ…。」

そう 分かってるよね。 恵里。 でも 人間 頭では分かっていても 体が動かない時は あるもんさ。 おばぁは 分かるよ~

恵里「よし! 行ってみよう!」

北栄総合病院
休憩室

文也「ありませんねぇ。」

柴田「いや ホント どうもありがとう。」

文也「いえ。」

遥「チョット 何やってんの? 上村。」

文也「ああ チョットなあ。」

遥「あれ? レポートの取材で 病院に 行くって 言ってなかったっけ?」

文也「あ ヤバイ! すみません チョット 行かないと。」

柴田「いや ホント どうもありがとう。」

文也「見つかると いいですね。」

柴田「え…? 文也…?」

ナースステーション

聡子「あ 今日は 何?」

恵里「はい 聡子先輩に会いにきました。」

聡子「ああ そう。」

恵里「はい。 あの 何をやってるの…?」

聡子「人工呼吸器。 これから 呼吸不全の人が入るので 準備中。」

恵里「へえ…。」

聡子「どうなの? 勉強の方は。」

恵里「はあ…。」

聡子「う~ん その顔は 余り 芳しくないって感じね…。」

恵里「はい…。」

聡子「結構 試験 難しいわよ。 それに 入ったら入ったらで 遊んでる時間なんかないからね。 看護婦になるための勉強って 大変なのよ 脱落する子 結構 多いんだから。」

恵里「そうですか…。」

聡子「なに その ふぬけた顔? 大丈夫なの?」

恵里「はあ… ご心配頂いて ありがとうございます。」

聡子「別に 心配してる訳じゃないけどさ。」

恵里「ここに来れば 元気になるかなと 思って。」

聡子「あ そう。」

恵里「はい 聡子先輩が『ぜひ 看護婦に なりなさい』って言った場所だし。」

聡子「え…。」

恵里「それに 私 ここ 好きなんです。」

文也「看護の立場からみて 3つの治療方針…。」

恵里「あ!」

聡子「ん?」

恵里「何をしてるんですか? 彼は…。」

聡子「ああ…。」

聡子「時々 研修に来てる近くの医大の 学生さん。 提出するレポートの事で 婦長に話が聞きたいんだって 今どき いないわよ あんな学生。 わざわざ 看護婦の生の声が 聞きたいなんてさ そんな子いないわよ なかなか。」

聡子「熱意あるのよねぇ。 いい医者に なるんだろうな きっと。 チョット いい男だしね。 後でね 私も 取材 受けるのよ。 フフン どうしよう。 恋が芽生えてしまったりしたら どうする?」

恵里「ありません それは。」

聡子「そうよね。 なんで?」

恵里「すてきな彼女 いるみたいですから。」

聡子「そう…。 ん? 知ってんの?」

恵里「私も やるよ 文也君…。 きっと やるから。」

一風館
ダイニング

真理亜「あれ? 食事会 来週だったでしょ?」

みづえ「早くしたの。」

真理亜「へえ…。 ああ アイツを元気にしようとか 思って? ねえ そうなんでしょ? 甘やかしすぎだよ 管理人さん。 もっと 世の中の厳しさを 教えた方がいいと思うけどな。」

みづえ「それは… 私以外の人が たくさんしてると思って…。」

真理亜「それは そうかもしれないけど。」

みづえ「フフフ… でしょう?」

真理亜「でもさ 普通さ 私が こんな 落ち込んだって 励ます会なんて だ~れも…。」

みづえ「してあげるわよ。」

真理亜「え?」

みづえ「フフフ… してあげるわよ。」

容子「ん? どうしたの? なに 感動した顔してんの? 涙ぐんじゃってる…。 どうしたのよ? え?」

真理亜「してないわよ そんな顔。」

容子「え?」

真理亜「何 言ってんの?」

容子「ん?」

逃走する真理亜w

容子「え~ 今日だっけ?」

みづえ「うん そう。」

容子「ああ よかった 何も食べてこなくて…。 今日は?」

みづえ「ベトナム料理。」

容子「みづえさん レパートリー 広いのね。」

みづえ「そうよ 広いわよ。」

入口

柴田「どうしよう…。」

ダイニング

みづえ「ああ 島田さん これは まだ。」

島田「あ はい。」

容子「チョット… ほほえましいわね そこの2人。」

みづえ「あら そうかしら?」

真理亜「は? マジ? そうなの?」

みづえ「は?」

容子「なんか大きな恋のメロディーって感じ。」

真理亜「は?」

島田「どういうことかな?」

容子「いや よく分かんないけど そんな感じ。 フフフ。」

みづえ「あら お帰りなさい。」

柴田「あ どうも…。 え? あ 今日でしたっけ? ああ そう どうしよう。」

容子「何?」

柴田「あ いえ…。 どうしよう…。」

容子「だから 何?」

真理亜「邪魔。」

柴田「すみません。」

みづえ「恵里ちゃん まだかしら?」

恵達「あ!」

容子「何?」

恵達「ひょっとして 皆さん うちの姉え姉え 励まそうと…。」

容子「うん まあね。」

真理亜「私は してないわよ。」

恵達「はあ 柴田さん?」

柴田「え? あ はい。」

恵達「はあ ホントに すみません。 申し訳ないです。 でも やめた方がいいと思う。 バカバカしくなります 心配した方が。」

島田「分かるような気もするが…。」

恵達「でしょう? 絶対ですよ。 ね? 柴田さん。」

柴田「え?」

容子「何なの? きみは いつも ワンテンポ 遅れてるけど 今日は 周回遅れだ。」

柴田「はい。」

恵達「あの とにかく 余り 心配しなくていいですから。 もう いきなり 復活しますから。 『古波蔵恵里 復活しました~』と そんな感じですから。」

容子「いくらなんでも あんなに 落ち込んでたわけだし。 ね。」

恵里「ただいま! あ~! え? 今日でしたっけ。 おう なんか うれしいさぁ! おししそうですねぇ。」

恵里「あれ? どうしました? 皆さん。 あ そうだそうだ。 皆さん いろいろ ご心配かけて 本当に 申し訳ありませんでした。 古波蔵恵里…。 古波蔵恵里 復活いたしました!」

容子「あらら…。」

恵達「ねぇ‥。」

真理亜「(ため息)」

66話

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