ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」73話「おばぁの秘密」ネタバレ

2001年6月25日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】73話のネタバレです。

現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の恋に一役買おうと、おばぁが一風館にやってきました。恵里の勤める病院を訪れ、文也と恋敵の遥に会ったおばぁは、恵里の恋の厳しさを悟ります。おばぁの上京は恵里のためだけでなく、自分の初恋の人を探すためでした。長男・恵尚の奔走もむなしく、その人はすでに亡くなっていました。「恵里は自分が傷つくのが恐くて逃げてるんじゃないか。自分の思いをぶつけてごらん」とおばぁは言って沖縄に帰りました。

73話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」73話「おばぁの秘密」ネタバレ

看護婦になった恵里は 先輩の奈々子さんに指導され『プリセプターシップ』という研修に励んでおります。

同じ病院には 文也君もいて 恵里の気持は 揺れてしまう…・

でも 文也君には 遥さんという すてきな彼女がいるんだねぇ。

恵達も バンドを見つけたし 今週は いろいろ ありそうだね

ハナ「お待ちどおさまでした。」

一風館
マンデリン

恵里「おばぁ?」

ハナ「何を そんな大声出して。」

恵里「え? だって どうしたの? 1人で来たの? 大丈夫だった?」

ハナ「当り前さぁ。 おばぁが来たから もう大丈夫。」

恵里「え 何が?」

ハナ「今日は仕事 休みね?」

恵里「うん そうだよ。」

ハナ「若い娘が こんな時間まで寝て…。」

恵里「だって久しぶりの休みなんだのに。」

ハナ「仕事 大変ね?」

恵里「うん まあね。 でも それだけ 大変な仕事をしている訳だからね。 大変な仕事だよ 看護婦っていうのは 本当に。」

ハナ「文也君とは どうね?」

恵里「どうって どうもしないよ。」

ハナ「そうね…。」

恵里「うん…。 その話は しないで おばぁ。 あれ?」

ハナ「何?」

恵里「あれ? で おばぁ 荷物は?」

ハナ「ん? あれ? あきさみよ~ 忘れていたさ。」

恵里「何を?!」

玄関

我那覇 猛「ああ おばぁ 頼むよ。」

ハナ「ああ にいさん ごめんねぇ あんたの事 すっかり忘れて…。」

我那覇 猛「おばぁ…。」

ハナ「どうもね。」

恵里「すみません 御親切に。 本当に ありがとうございました。」

ハナ「困った事や 相談したい事があれば いつでも おばぁのとこへ 来て。 しばらく ここにいるからね。 あんたの死んだおばぁに代わり 話 聞いてあげるから。」

我那覇 猛「おばぁ 分かった ありがとう。 じゃ これ…。」

恵里「あ すみません。」

ハナ「うわ!」

我那覇 猛「じゃあね おばぁ。」

ハナ「ありがとうねぇ。」

まさか この おにいさんが 恵達の運命を 大きく変えることになるとはね。

さて 誰だろうねぇ。 まあ そのうち 分かるさぁ

ダイニング

みづえ「遠い所 大変でしたねぇ。」

ハナ「いえいえ 旅行は楽しいですから。 それより 恵里や恵達が お世話になったばかりか 変な者が 入れ代わり立ち代わり お世話になりましてね。」

恵里「そうだねぇ うちだけだよ こんなに 来るの。」

みづえ「あら 楽しみにしてるんですよ。」

恵里「すみません。」

みづえ「どうぞ…。」

ハナ「はい。」

みづえ「あ 大心さん。 こちらねえ 恵里ちゃんと 恵達君の おばあちゃま。」

島田「あ そうですか。 どうも…。」

ハナ「どうも…。」

島田「遠い所をどうも。」

グアテマラ

真理亜「分かってるけどさぁ 思いつかないんだもんさぁ。 さんざん 私で もうけながら 何? それ。 え? …分かったわよ 考えるわよ っていうか 考えてるわよ。」

真理亜「え? 今すぐ? 何でもいいって。 え… そんなこと言ったって…。 チョット 待って…。 そうか! 何で 私は忘れてたんだ。 いい? あらすじを言うわよ。」

真理亜「それは ある南の島でのことよ。 その島で民宿を営む 少女の所へ 都会から ある親子がやってくる訳 お母さんと男の子が2人 兄弟ね。」

真理亜「それで いろいろあって やがて 帰っていく訳だけど その弟の方と『将来 必ず 結婚しようね』って 約束するの。 その少女は 大人になっても ず~っと その約束を信じて 都会に出てくる。 そして 運命の再会…。」

真理亜「あ チョット待って。 アイツ 話してると必ず現れるの。 え? アイツって? うん まあね。」

(ノック)

真理亜「あ!」

恵里「真理亜さ~ん!」

ドアを開ける

真理亜「あ!」

恵里「どうも。」

ハナ「こんにちは。」

真理亜「どうも。」

恵里「真理亜さん 私の おばぁです。」

ハナ「あなたが 真理亜さんかね。」

真理亜「どうも。」

ハナ「これ おばぁの手作りです。 食べてね。 はい。」

真理亜「どうもありがとう。」

ハナ「じゃ チョット お邪魔しようかね。」

恵里「そうだね。 お邪魔しま~す。」

真理亜「え?!(時既に遅しw)」

ハナ「すてきな部屋だねぇ。」

恵里「でしょう? 私 この部屋 大好きさ。 お金ためてさ 真理亜さんの 部屋みたいにすのが 私の夢…。」

真理亜「ハハハ。」

ハナ「これが その 何とか小説かね?」

真理亜「あ チョット!」

ハナ「真っ白だね。」

恵里「あら まだ スランプですか? しっかりして下さい。 真理亜さん。」

真理亜「うるさい! …あ です。」

そこへノックすらしないで登場する容子w

容子「ヤダ おばぁ!」

ハナ「あら 容子さん。」

容子「あ久しぶりです~。」

恵里「あ そっか 会った事あるんだ…。」

容子「そうよ。 ヤダ もう どうしたんですか?」

真理亜「あの… うるさい…。」

ハナ「ん?」

恵里「何?」

ハナ「鳴るよ。」

恵里「電話?」

(電話の呼び鈴)

真理亜「え~?」

恵里「出ないんですか?」

容子「そうよ 出ないの?」

真理亜「あ? 出るわよ。 もしもし? …え? 続き? チョット 待って。」

スタジオ

一同「おはようございます。」

我那覇 猛「はい おはよう。 痛っ!」

バンド仲間1「我那覇さん 忙しいところ ホントに ありがとうございます。」

我那覇 猛「俺 結構 新人みるの 好きだからな。 あ そうだ きみ… 沖縄って言ってたよね。」

恵達「はい そうです。」

我那覇 猛「今日さ ひどい目に遭ってさ。 仕事で 那覇から 戻ってきたけど 飛行機の中で隣に座った おばぁ が強力でさ もう すごいんだよ 飛行機 乗ってる間中 説教さらっぱなしさ。」

恵達「沖縄のおばぁは すごいですから。」

我那覇 猛「だよな。 おまけに 荷物渡され 『おばぁ ここまで送りなさい』と メモも渡されて もう 参ったさぁ。」

恵達「それは 大変でしたねぇ。」

我那覇 猛「あ 悪い悪い。 早速 聴かせてもらおうかな。」

バンド仲間「はい!」

我那覇 猛「OK!」

演奏するバンドメンバー

バンド♬「ロバに乗っていこう どこまでも行こう 野を越え 山越えて ずっと ずっと 行こう』

一風館
ダイニング

ハナ「おいしいねぇ。」

恵里「うん おいしいよねぇ。」

ハナ「何て言ったね? この料理。」

恵里「これ 何でしたっけ?」

みづえ「アイスヴァイン。 ドイツ料理なの。」

恵里「…だって。」

ハナ「すごいねぇ。」

恵里「うん。」

容子「でも ホント みづえさん レパートリー広いよねぇ。」

みづえ「広いのよ。 でもね これは 大心さんに教わったの。」

容子「誰? それ。」

みづえ「フフフフ。」

容子「あら やるわねぇ。 大きなメロディーは 進行中なの。」

みづえ「あら? 今日 真理亜ちゃん どうしたの?」

恵里「なんか 仕事で急に 出版社の方に 行くことになったみたいです。」

みづえ「そう。」

大心「ああ スランプ脱出か。」

容子「さあねえ。」

ハナ「スランプって 何ね?」

恵里「うん まあ 調子が悪いって事かな。」

ハナ「ああ おばぁには そんなのない。」

恵里「うん ないね。 でも 真理亜さん 仕事うまくいくといいですね。 どんな話 書くんだろ。」

容子「ああ そうだ。 おばぁ いつまで いるの?」

ハナ「全然 決めてないさぁ。 おばぁは マイペースだからね。」

恵里「は?」

容子「いろいろ 行きたい所あるでしょ? ああ でも 私 最近 忙しいのね。 柴田君。」

柴田「はい?」

容子「あなた 案内しなさい。 どうせ 休みの日は 暇でしょ。 そうしなさい。」

柴田「え? ああ そうですね。 どこに 行きたいですか?」

ハナ「そうだね まずね 銀座に行きたいさぁ。」

ハナ「そして 歌舞伎も見たいし それから おばぁね 原宿にも行ってみたいさぁ それから 浅草 遊園地 動物園 それから 宝塚だって見たい。」

柴田「大変だ そりゃ…。 一日じゃ 回りきれないです。」

恵里「すみませんね 柴田さん。」

柴田「いえいえ 何 言ってるんですか。 ハハハハ 僕に 任せてください。」

恵達「ただいま。 あ おばぁ!」

恵里「お帰り。」

恵達「あ え? あ?」

ハナ「何 グジュグジュしてるか? ここへ来て 早く座りなさい。」

恵達「はい。」

席につく恵達

恵達「何で おばぁが いるの?」

恵里「え? よく分からない。」

恵達「はぁ…。」

北栄総合病院
ナースステーション

奈々子「点滴は そろった?」

恵里「はい OKです。」

奈々子「513号室のシーツは?」

恵里「用意しました。」

奈々子「あと 山田さんの食前薬も 忘れないでね。」

恵里「はい 任せて下さい。」

奈々子「あら 今日は 随分 元気ね。 何か いいことでもあったの?」

恵里「久々に おばぁに遇えたんです。」

奈々子「おばぁ?」

一風館
グアテマラ

真理亜「(ため息)あの…。」

ハナ「さてと ああ…。」

真理亜「え?」

ハナ「恵里の病院に行こうかね。」

真理亜「ああ 行ってらっしゃい。」

ハナ「どこにあるのかねぇ。 迷わなければ いいけどね。 年寄り1人で 大丈夫かねぇ。」

真理亜「あの その遠回しな言い方 やめましょう。 ね 行ってあげたいけど  私 忙しいので。」

ハナ「しかたないさ 1人で行こうかねL。 文也君にも 会いたいし。」

真理亜「チョット 待った。」

ハナ「なんね?」

真理亜「おばぁは 今の文也君 知ってるの?」

ハナ「知ってるさ。」

真理亜「病院 案内してあげます。」

ハナ「そうねぇ 悪いねぇ。」

真理亜「はい 私も 一応 どんな男か 見ておきたいしね。」

ハナ「ん?」

真理亜「いいえ 何でも… フフフフ。」

北栄総合病院
内科病棟

恵里「安藤さん 点滴取り替えましょうね。」

安藤「ありがとう。 今日は 採血しなくていいの?」

恵里「そんなにしてほしいんですか?」

安藤「恵里ちゃんの注射にも慣れたしさ。」

恵里「ホントですか? うれしいなあ。」

恵里。 待っていなさいよ~。 いよいよ おばぁの 腕の見せどころさぁ

74話

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