ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」74話「おばぁの秘密」ネタバレ | 

2001年6月26日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】74話のネタバレです。

現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の恋に一役買おうと、おばぁが一風館にやってきました。恵里の勤める病院を訪れ、文也と恋敵の遥に会ったおばぁは、恵里の恋の厳しさを悟ります。おばぁの上京は恵里のためだけでなく、自分の初恋の人を探すためでした。長男・恵尚の奔走もむなしく、その人はすでに亡くなっていました。「恵里は自分が傷つくのが恐くて逃げてるんじゃないか。自分の思いをぶつけてごらん」とおばぁは言って沖縄に帰りました。

74話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」74話「おばぁの秘密」ネタバレ

北栄総合病院
内科病棟

恵里「安藤さん 点滴を 取り替えましょうね。」

安藤「今日は 採血しないの?」

恵里「そんなに してほしいんですか?」

安藤「恵里ちゃんの注射にも慣れたしさ。」

恵里「ホントですか? うれしいなあ。 あとは 手早く採血できるとね。」

奈々子「点滴は 済みましたか?」

恵里「じゃ 検温を お願いしましょう。」

一風館
グアテマラ

真理亜「(ため息)あの…。」

ハナ「さてと ああ…。」

真理亜「え?」

ハナ「恵里の病院に行こうかね。」

真理亜「ああ 行ってらっしゃい。」

ハナ「どこにあるのかねぇ。 迷わなければ いいけどね。 年寄り1人で 大丈夫かねぇ。」

真理亜「あの その遠回しな言い方 やめましょう。」

ハナ「しかたないさ 1人で行こうかねL。 文也君にも 会いたいし。」

真理亜「チョット 待った。」

ハナ「なんね?」

真理亜「おばぁは 今の文也君 知ってるの?」

ハナ「知ってるさ。」

真理亜「病院 案内してあげます。」

ハナ「そうねぇ 悪いねぇ。」

北栄総合病院
休憩室

恵里「(ため息)」

奈々子「ため息でるのは こっち。」

恵里「ずみません。」

聡子 祥子「お疲れさま。」

恵里「あ! サーターアンダギー? どうしたんですか これ? 誰か 沖縄 行かれたんですか? すみません 頂きますね。」

聡子「は?」

祥子「え?」

恵里「おいしい これ!」

奈々子「ん?」

聡子「ねえ。」

祥子「はい。」

恵里「どうしたんですか?」

聡子「だから… ねえ!」

祥子「はい。」

恵里「は?」

祥子「古波蔵さんの おばあちゃんが持って。」

恵里「え? おばぁが? いつ?」

聡子「さっき『孫がお世話に』って わざわざ 来てくださって。」

恵里「何にも言ってなかったけど 恥ずかしいさ すみません。」

聡子「いいわよ 今どき珍しいわよ そんなの。」

恵里「そうですかね。」

奈々子「おいしい。」

内科病棟

藤田「いい おばあちゃんだよ 感謝しないと。」

恵里「そうですよね。」

藤田「そうだよ。」

恵里「はい。 うそ?」

恵里「な! なんで?」

藤田「どうしたの?」

恵里「何でもないんですよ。」

藤田「早く行こう 検査 遅れるよ。」

恵里「はい。 行きましょうね。」

藤田「ねえ 遅いんだよ 押すのが。」

恵里「はい。 集中 集中! 仕事中 仕事中!」

藤田「古波蔵さん 道が違うんだけどな。」

恵里「え? すみません!」

待合所

文也「でも 懐かしいな あと あれ クーブイリチー おいしかったな。 最高でした。」

ハナ「いつでも 食べに おいで。」

文也「あの? この方は?」

ハナ「恵里と同じアパートの 真理亜さん。」

真理亜「どうも よろしく!」

文也「どうも… よろしく。」

ハナ「どうね? 仕事の方は。」

文也「大変ですけど 頑張ってます。」

ハナ「そう。 でも 不思議だね。 文也君がお医者さんになり 恵里が 同じ病院で 看護婦をしてるとは。 何とも不思議な縁だねぇ。」

文也「そうですよね。 一緒に仕事してないので いつも 見てる訳では ないんですけど 恵里も頑張ってますよ。」

ハナ「そう よろしく頼むね。 恵里を。」

文也「はい。」

遥「何やってんの? そろそろ 外来の時間でしょ?」

文也「すぐ行くわ。」

遥「うん。」

ハナ「どうも…。」

真理亜「どうもぉ…。」

遥「どうも。」

真理亜「今のは 彼女?! 彼女? 彼女?」

文也「はい。 まあ。」

真理亜「そうかあ…。」

ハナ「きれいな子だねぇ。」

文也「どうも。」

真理亜「きついね これは?」

ハナ「そう 厳しいねぇ!」

ナースステーション

祥子「どうしたの?」

恵里「いや… 別に。」

恵里「あの… すみません。」

奈々子「何?」

恵里「トイレへ行ってきても いいですか?」

奈々子「どうぞ。」

恵里「すみません。」

聡子「変な子 トイレ 我慢してたのかしら?」

奈々子「さあ? 言っときますが 私が いじめてる訳じゃないですよ。」

聡子「分かってるわよ。」

待合所

文也「そろそろ 僕は失礼します。」

ハナ「そうね。」

真理亜「あ! 写真いいですか? 1枚。」

文也「写真?」

真理亜「イメージづくりのために。」

文也「『イメージ』?」

真理亜「いや… あの おばぁのね 東京記念に 1枚。 ね!」

ハナ「そうね 悪いね 真理亜さん。 じゃ ありがとうね。」

真理亜「はいはい。 いいですか 撮りますよ。 はい! スマイル!」

恵里「あ!」

文也「恵里 おばぁは あそこ。」

恵里「ごめんね 何か失礼な事?」

文也「そんな事ないけど。」

恵里「けど? けど 何?」

文也「何か変わった人だね 真理亜さん。」

恵里「何か変な事 言った?」

文也「別に。」

恵里「そう。」

文也「じゃ!」

恵里「じゃ!」

恵里「おばぁ!」

ハナ「はい 恵里!」

恵里「『はい 恵里!』じゃないよ。 何でね?」

ハナ「何が? あいさつに来ただけだよ。」

恵里「何か変な事 言わなかった?」

ハナ「言わないさ 別に。」

恵里「本当に?」

真理亜「ずっと 笑顔つくってて 何か 顔が疲れたわ。」

恵里「はい? 何で真理亜さん?」

真理亜「え?」

ハナ「おばぁを連れてきてくれたさ。」

恵里「そうか ありがとうございました。」

真理亜「いや いいの。 ついでも あったし。」

恵里「『ついで』?」

真理亜「うん まあね。」

恵里「何で カメラ持ってるんですか?」

真理亜「記念よ 記念…。 そうだ あんたのも 1枚。 はい 撮りますよ。 はい スマイル。」

真理亜「はい お疲れさま。」

恵里「仕事中なんですけど。」

ハナ「邪魔は してないさ ねえ。」

真理亜「ねえ。」

恵里「だって…。」

ハナ「大丈夫さ 文也君に 恵里が ずっと 好きだったなんて 言ってないよ。」

恵里「なら いいけど。 私 仕事 戻るね。 真理亜さん ありがとうございました。 じゃ!」

ハナ「ちばりよ 恵里!」

廊下

遥と衝突する恵里w

恵里「あ! すみません!」

遥「何のよ もう!」

恵里「すみません。」

遥「いいわよ。」

恵里「すみませんでした。」

サロン

我那覇 猛「よう! 悪いな。」

恵達「とんでもないです。」

恵達「何ですか? 僕にだけ話って。」

我那覇 猛「恵達さ!」

恵達「はい。」

我那覇 猛「よかったよ あの曲。」

恵達「ありがとうございます!」

我那覇 猛「CD作ろう!」

恵達「本当ですか?」

我那覇 猛「ああ ただし。 1人だけなんだよ 興味あるのは。」

恵達「え?」

我那覇 猛「俺が 売り出そうとしてるのは 古波蔵恵達 お前だけなんだよ。」

恵達「俺だけって バンドは?」

我那覇 猛「あの曲は お前が作ったんだろ?」

恵達「まあ…。」

我那覇 猛「あの曲で デビューしよう。 バンドは 俺が集めてくる。」

恵達「え?」

我那覇 猛「古波蔵恵達のバンドだ。 それを作って売り出そう。」

恵達「そんな…。」

我那覇 猛「お前 デビューしたくないのか? 大勢の人に 聴いてもらいたいだろ 見てもらいたいだろ?」

恵達「もちろん そうですけど。」

我那覇 猛「恵達1人なら 俺は協力する。 でも あのバンドでは無理だ。 よく考えてみてくれ。 いい返事 待ってるぞ じゃあな!」

おやおや 恵達は 何だか 難しい事に なってしまったね

一風館

回想

遥「あなとと上村 似合わないと思うな あなたに負けるのだけは 納得できないな」

回想終了

恵里「ただいま!」

マンデリン

恵里「ただいま!」

恵達「お帰り。」

恵里「どうかした? 恵達。」

恵達「いや 別に。」

恵里「そう?」

恵達「うん どうもしないさ。」

恵里「ならいいけど。」

恵達「そっちこそ どうかした?」

恵里「なんか疲れたさ 今日は。」

恵達「ん?」

恵里「あ! おばぁは?」

恵達「さあ。」

(ドアが開く)

恵里「あ おばぁ。」

ハナ「お帰り。」

恵里「どこ行ってたの?」

ハナ「真理亜さんの部屋で くつろいでたさ。」

恵里「あ そうなんだ。」

ハナ「恵里!」

恵里「ん?」

ハナ「おばぁ 何か悪い事したかね?」

恵里「おばぁは 悪くないよ 少しも。」

ハナ「そう 困らせてしまったら ごめんね 恵里。」

恵里「ううん ありがとう うれしかった おばぁ。」

ハナ「そう。」

恵里「うん。」

ハナ「恵里!」

恵里「ん?」

ハナ「頑張りなさいよ。」

恵里「おばぁ…。」

ハナ「明日は 柴田君とデートだね。」

恵里「あ そうか。」

恵達「大変だね 柴田さんもね。」

ハナ「なんで?」

恵達「『なんで』って?」

ハナ「それにしても東京は変わったねぇ。」

恵里「え? 変わったって?」

恵達「どういう事? おばぁ 東京に来た事あるの?」

恵里「え?」

ハナ「寝ようね。」

75話

モバイルバージョンを終了