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連続テレビ小説「ちゅらさん」83話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

2001年7月6日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】83話のネタバレです。

現在は(2021年1月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の勤める内科病棟に文也と恋敵の遥が配属され、動揺した恵里はミスばかりしてしまいます。一方、弟・恵達は音楽プロデューサーの申し出を受け、ソロデビューすることを決意します。そんな恵達の姿や周りの励ましに勇気を得て、恵里はついに思いを文也に伝えますが、突然の告白に文也は戸惑うばかり。傷心の恵里を真理亜が小浜島への旅に誘います。その頃、文也の手もとに恵里がなくした思い出のスーパーボールが偶然戻ります。

83話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」83話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

小浜島

あら! いきなり ここは どこかというと 小浜島だねぇ。

何だか よく分からないうちに 恵里は 真理亜さんと ここ 小浜島に 来てしまったのです

恵里「大丈夫ですか?」

真理亜「質問その1 いいですか?」

恵里「はい なんでしょう?」

真理亜「ここは 日本ですか?」

恵里「何言ってんですか 日本ですよ。 沖縄ですから。」

真理亜「そうは思えないけど。」

恵里「は?」

真理亜「質問その2。」

恵里「はい どうぞ。」

真理亜「何で こんなに暑いわけ?」

恵里「だから 沖縄ですから。」

真理亜「ああ… 質問その3。」

恵里「何です?」

真理亜「何で 牛が歩いてんですか?」

恵里「なんでって 沖縄ですから。」

真理亜「う~…。」

恵里「しっかりして下さいよ もう。」

真理亜「う~…。」

恵里「こちらからも質問いいですか?」

真理亜「どうぞ。」

恵里「沖縄に来るのに 何で また そんなに黒い服で しかも 長そで。」

真理亜「うるさいな。 これしかないのよ。」

恵里「そうですか。」

真理亜「それにね 日焼けしたくないの。 似合わないから 小麦色の肌は…。」

恵里「そうですか?」

真理亜「そうよ。」

恵里「そうですかねぇ。」

真理亜「う~… 私 もう ダメ。 ああ…。」

恵里「頑張って下さい。 もう少しですから。」

真理亜「ダメ もう 動けない。」

恵里「あ!」

牛に驚く真理亜w

恵里「動けるじゃないですか…。」

恵里「あ 真理亜さん 私 撮りましょう。」

真理亜「ひ~っ!」

古波蔵壮

恵里「ここです。」

真理亜「ほう…。 ここねぇ…。」

恵里「はい。」

一風館

柴田「え? 小浜島?」

恵達「はい 真理亜さんと2人で。」

容子「突然 言いだすんだもん。 航空券取るの 大変だったわよ。」

柴田「はあ…。」

島田「沖縄か…。」

みづえ「でも よかったわね。」

容子「うん そうだね。 ここんとこ 恵里ちゃん 見てて 痛々しかったもんね。」

島田「でも あれだね。」

みづえ「何?」

島田「彼女… 真理亜ちゃんか いいとこあるねぇ。」

容子「うん まあね。 でも あの子 本 出すらしいわよ。 出版社が動いちゃって もう止められないんですって。」

柴田「じゃ どうするんですか? 結末…。」

容子「ハッピーエンドにするんでしょ? じゃないと 売れないと言ってたし きみが言ってたみたいに せめて 本の中だけでもね。」

柴田「そうですか…。」

こはぐら壮

恵里「あの…。」

真理亜「ん?」

恵里「何でですか? 何で 私を 小浜に 連れてきてくれたんですか?」

真理亜「センチメンタルジャーニーってやつかな。」

恵里「何ですか? それ。」

真理亜「ああ 説明すんの 面倒くさいわね。 あのね あんたみたいにさ 大失恋した時なんかにはさ。」

恵里「はい。」

真理亜「思いっきり 感傷的になるのも いいわけ。 ここに来てさ 思い出に ドップリ ひたってさ 思いっきり ベソベソ 泣いてさ。 それで さっぱりするの。 その方がいいの。」

恵里「はあ… そういうこと…。」

真理亜「らしいわよ。」

恵里「ありがとうございます。」

真理亜「え? あ いいのいいの。 ついでもあったし。」

恵里「『ついで』? 小浜に ついでがあるんですか?」

真理亜「え? あ いや あれよ あんたみたいのが 生まれ育った場所を チョット 見たくなっただけ。」

恵里「はあ そうですか。」

真理亜「ここにねぇ… 住んでたんだ あんたや恵達が。」

恵里「はい 中学校までですけど。」

真理亜「へえ… 文也君たちも ここのお客さんだったんでしょ?」

恵里「はい… 最後のお客さんでした。 私にとっては 最初で最後の。」

真理亜「へえ…。」

近くの森

恵里「ここです。」

真理亜「ほう…。」

真理亜「これが ひょっとして あんたが言ってた 和也君の木?」

恵里「は? 何言ってるんですか。 こんなに大きい訳 ないでしょ。」

真理亜「そんな… 本気で怒らないでよ。」

恵里「え?」

真理亜「冗談よ 今のは。 分かるわよ 私にだって それぐらい。」

恵里「え? 冗談?」

真理亜「そうよ。」

恵里「珍しいですね。」

真理亜「そうかもね。 ああ 何だか ここにいると 頭が スカスカになっていく気がする。」

恵里「ん? 何ですか? それ。」

真理亜「何でもない。 で ここでは 何があったの?」

恵里「はい…。」

回想

和也「キジムナー?」

恵里「キジムナーは お化けじゃないよ こんな大きな ガジュマルの木の穴の中に住んでる子供さぁ」

和也「キジムナーね?」

文也「信じるの?」

和也「信じるよ」

回想終了

真理亜「ふ~ん。 キジムナーね…。」

恵里「はい 信じます?」

真理亜「そんな訳ないでしょう?」

恵里「そうですか? メルヘンなのに。」

真理亜「ふん。 でも あれだね。」

恵里「え?」

真理亜「泣かないね あんた もっと ベソベソするかと思ったけど。 ま いいけど… さ 次 行こうか。」

恵里「はい。」

真理亜の後ろを通り過ぎていくキジムナー(?)

真理亜「は?!」

恵里「どうかしました?」

真理亜「うわ! 何でもないわよ。」

和也の木

恵里「ああ 大きくなってる。」

真理亜「うわ~… すごいとこだね。」

恵里「島で 一番いい場所なんですよ そこに 植えたんです。」

真理亜「そうなんだ…。」

恵里「和也君…。 約束… 守れなかったさぁ。」

真理亜「泣かないわけないか…。」

恵里は 和也君に 報告しました。

東京にへ行ってからのこと 看護婦さんに なったこと それは 和也君の お陰だということ 文也君も 医者として 頑張っていること

そして 和也君との約束は 果たせなかったこと でも それは 誰のせいでもない 文也君が悪い訳でも ないのだということ 自分の心に中の気持を 全部 報告しました

こはぐら壮

恵里「真理亜さん よく似合いますね。」

真理亜「え? あ そう?」

恵里「はい…。」

真理亜「あんたも 似合うわよ。」

恵里「そうですか。」

真理亜「なんかさ 夏祭りに来た 子供みたいで。」

恵里「何ですか? それ。」

真理亜「フフン。」

恵里「フフフフ。」

真理亜「でも あれだね 少し 分かった気がする。」

恵里「え? 何がです?」

真理亜「こういうとこで育つと あんたみたいのが 出来上がるんだろうね。」

恵里「どういう意味ですか? それ。」

真理亜「どういうって 言葉どおりだけど。」

恵里「ありがとうございます。」

真理亜「褒めてないわよ 別に。」

恵里「そっか…。」

真理亜「けなしてもいないけどさ。」

恵里「ん?」

真理亜「どうなの? 少しは 楽になった?」

恵里「はい…。 もう 全然 大丈夫です。」

真理亜「うそつけ。」

恵里「はい すみません。 あ そうだ! さっき これ もらってきたんですけど やりましょう。」

真理亜「は? そんな花火なんて…。 ガキじゃないんだからさ。」

恵里「え? やらないですか? そうですか…。」

真理亜「やらないなんて 言ってないわよ。 私 これ。」

恵里「あ ズル~!」

真理亜「これは 1個しかないの。 もう ないわよ。」

花火を楽しむ2人

恵里「うわぁ~ きれい! 真理亜さん…。」

さあ 明日は ここ小浜島で 大変なことが起きるよ~。 おばぁも びっくりさぁ。 見逃したら 大変だからねぇ。 皆 見ようねぇ

84話

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