ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」84話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

2001年7月7日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】84話のネタバレです。

現在は(2021年1月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の勤める内科病棟に文也と恋敵の遥が配属され、動揺した恵里はミスばかりしてしまいます。一方、弟・恵達は音楽プロデューサーの申し出を受け、ソロデビューすることを決意します。そんな恵達の姿や周りの励ましに勇気を得て、恵里はついに思いを文也に伝えますが、突然の告白に文也は戸惑うばかり。傷心の恵里を真理亜が小浜島への旅に誘います。その頃、文也の手もとに恵里がなくした思い出のスーパーボールが偶然戻ります。

84話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」84話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

こはぐら壮

真理亜「何で こんなに静かな訳? ん? 波の音?」

恵里「(寝言)和也君 ごめんね。」

真理亜「(ため息)」

ゆがふ

柴田「どうしたの?」

恵達「何か やりきれないんです。」

兼城「ん?」

恵達「何で こんななってしまうんですか 姉え姉えは? 文也君に 会ってもいないし どんな男に なっているんだろう? ちゃんと 姉え姉えの気持 分かったのかな?」

柴田「僕 会った事あるんです。」

恵達「え?」

兼城「そうなの?」

柴田「はい。 いいやつだよ 文也君は。 文也君と恵里さんの事は どっちも 悪くなんか ないよ。 神様が残酷なだけ なんだよ。」

北栄総合病院

柴田「やめた方が いいのでは?」

恵達「大丈夫 顔見るだけです。 お願いしますよ。」

柴田「本当? 余計な事 言わない方が いいよ。」

恵達「分かってますよ。 俺は古波蔵家で一番冷静な男です。 大丈夫です。」

柴田「なら いいんだけどさ。」

恵達「いますか?」

柴田「え? あ…。」

文也「あ!」

柴田「え?」

文也「どうも。」

柴田「どうも ハハハ…。」

文也「お仕事ですか?」

柴田「そんなような。」

文也「あ! どうも…。」

柴田「じゃ 行こうか? ね! 行こう! 行こう!」

恵達「文也君? 恵達さ。 古波蔵恵達だよ。」

文也「恵達? あ! 恵達か! 低学年の?」

恵達「うん 低学年の恵達。」

文也「そうかぁ!」

柴田「恵達君?」

恵達「姉は… 姉え姉えは 今 小浜に行ってます。」

文也「え?」

恵達「傷ついた気持 直すために。 なんで? 約束したんだろ? 約束したんなら 守れよ!」

柴田「行こう!」

恵達「守れないなら 約束なんか するなよ! あんたは忘れてて 冷静に考えたら しかたないのかも しれないけど。」

恵達「あんた 分かるか? 姉え姉えは ずっと俺に あんたが 覚えてる訳ない と言われても ずっと 約束 信じてたんだよ。 バカみたいに信じてたんだよ! 姉え姉えを バカだって分かってる 俺だって。 分かってるけどさ!」

柴田「もういい! 恵達君!」

恵達「分かってるけど バカでも 俺の 姉え姉えは 世界一なんだから! 姉え姉えを傷つけるやつは たとえ あんたでも許せないんだよ!」

小浜島

真理亜「ここで したんだ 結婚の約束…。」

恵里「はい。 やっぱり バカですかね? 私は。」

真理亜「うん バカだね。」

恵里「真理亜さん センチメンタルジャーニー ありがとうございました。」

真理亜「いいえ。」

写真を撮ろうとするがやめる真理亜

恵里「撮らないんですか?」

真理亜「やめた。 頭に焼き付ける事に するわ。 私さ 書いてもいい?」

恵里「え?『書いていい』って? あ…。」

真理亜「そう あんたの話。 いい?」

恵里「はい。 いいですけど… 私は。」

真理亜「本の中だけかもしれないけど ハッピーエンドにしてあげる。 ね。」

恵里「はい お願いします。」

北栄総合病院
内科病棟

回想

恵里「好きです! 文也君が 大好きです!」

回想

ナースステーション

奈々子「あ!」

祥子「え?」

聡子「何よ 大きな声 出して!」

奈々子「思い出した! スーパーボール!」

祥子「え?」

奈々子「あの人が持ってたんだ。」

内科病棟

物を落とす看護婦

看護婦「すみません。」

文也「大丈夫か?」

遥「サンキュー。 最近 多いんだよね。 こういうの。」

文也「あ?」

文也「これ?」

遥「え?」

文也「これ…。」

遥「どうしたの?」

遥「それが あの子の?」

文也「うん。 フフフ…。」

遥「何が おかしいの?」

文也「遥 これ 俺にくれる?」

遥「ああ いいけど。」

文也「ありがとう。 俺 兄貴がいてさ。 ずっと 病気で入院してて 親は 結構 大変で。 だから 子供心に 親に 心配かけないようにと思ってさ。」

遥「へえ…。」

文也「子供の頃から 自分を抑えてた。 それで いつのまにか 本当に そういう人間に なったのかも。」

遥「でも 別に 悪い事じゃないと思う。」

文也「でも 今 ものすごくバカな事をしてみたい。 人に『バカなのでは?』って 言われるような事をしたい。 してみたいなぁ!」

和也の木

恵里「すみません。 最後に もう一度だけ。」

真理亜「どうぞ 一人で行っといで。」

恵里「え?」

真理亜「私 この辺で待ってるから。」

恵里「はい。」

文也「恵里!」

恵里「え?」

恵里「文也君?」

恵里「文也君?!」

文也「兄貴との約束…。 果たしにきた。」

恵里「え?」

文也「恵里。」

恵里「はい。」

文也「結婚しよう!」

恵里「文也君…。」

真理亜「うわ! こんなのあり?」

恵里 よかったねぇ!

85話

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