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連続テレビ小説「ちゅらさん」86話「古酒(くーす)で乾杯!」ネタバレ

2001年7月10日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】86話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

小浜島で結婚の約束をした恵里と文也は、真理亜を伴って古波蔵(こはぐら)家に報告に行きました。父・恵文だけが反対し、文也に泡盛の飲み比べを挑みます。そして、先に恵文が酔いつぶれます。「お父さんはわざと負けたんだと思う」と母・勝子とおばぁが言いました。東京に戻って文也の母・静子にも報告に行くと「仕事で一人前になってから結婚した方がいい」と言われます。恵里もその通りだと思い、決意を新たにします。

86話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」86話「古酒(くーす)で乾杯!」ネタバレ

古波蔵家

文也「恵里さんと 結婚させて下さい。」

ハナ「やっと言えたね 文也君。」

文也「はい。」

(拍手)

勝子「恵里は 1人の人を思い続け それが 実ったんだもん。 それは うれしいさ。」

恵里「うん。」

勝子「でも 結婚ていうのは どうかな?いきなりすぎる。 まだ 早いのでは?」

恵里「え?」

ハナ「そうかね? おばぁ 全然 上等と思うけどね。」

島袋を払いのけるハナw

島袋「痛っ!」

ハナ「上等と思うけどね。」

勝子「何でですか? おかあさん。 だって 恵里と文也君は ちゃんと おつきあいしてないんですよ。 いきなり 結婚というのは どうかな?」

ハナ「おばぁは 今日 知り合って 今日 結婚しても 全然 大丈夫さ。」

島袋「おばぁのは 冗談に思えないさ。」

ハナ「冗談では ないさ!」

勝子「私みたいに言うと 現実的で 面白くないかもしれませんけど 大人になってからの お互いの事を まだ よく知らない訳だし。」

恵里「でもね…。」

恵文「お父さんも そう思うさ。 結婚を決めるには 早すぎるさ。」

恵里「だからさ お父さん。」

恵文「長く 長く ゆっくり 時間かけて つきあってさ。 お互いの事 分かって それでも したかったらという事にしたら?」

恵里「だからさ。」

文也「あの。」

恵文「それに つきあってるうちに お互いの嫌なところが 見えてさ。 やめようと思うかもしれないし…。」

恵里「思わないよね 文也君。」

文也「うん… あの。」

恵文「そんな事 分からんさ!」

真理亜「ここでは ガッと出るの! 東京と違うんだから。」

文也「そうですよね。 あの!」

誠「そうですよね! つきあってみないと分からないよ。」

恵文「であるよ なあ 誠!」

誠「つきあっていくうちに 恵里の考えられないような 嫌なところが見えてくるかも…。 彼氏!」

恵里「何それ 誠…。 どこがよ?」

誠「いや 実際は そんなところはない。」

ドツク琉美子w

誠「はい 忘れてください。」

恵文「何か それは? 誠 裏切り者!」

誠「そう言われると つらいんですが。」

勝子「私が言いたいのは やめる方向では なく よりよい結婚のために。」

ハナ「勝子さんが 恵文と 長くつきあっていたら 結婚する前に愛想尽かしたかもね。」

勝子「え?」

恵文「おばぁ!」

勝子「そうか! そうかもね!」

恵文「『そうかも』って 勝子!」

誠「やっぱり 勢いで 結婚は しない方が いいさ。」

琉美子「何それ あんた! 勢いで つきあったの? 私と。」

誠「そんな事 言ってない。」

琉美子「じゃ 何よ。」

誠「俺は 2人の事を思って。」

恵尚「すみません!」

恵文「何か? 恵尚。」

恵尚「参加したいが特に意見は…。」

勝子「だったら 黙ってなさい!」

恵尚「だって 皆が白熱してるのに 黙ってるのは面白くない な 正一。」

島袋「そうさ。」

真理亜「ハハハハ。」

恵尚「よかった。 とりあえず うけた。」

恵里「ごめんね こんなで。」

島袋「ここで バツイチの私から 言わせて頂きます。」

恵尚「言ってやれ!」

島袋「え~… すみません。 特に 参考になるような事は…。」

恵尚「お前はホントにダメな男だね!」

島袋「何ね 社長に向かって!」

勝子「何の話してる訳! 恵里と文也君の話でしょう!」

恵文「そうだよ恵尚! もう少しで恵里も あきらめるところ なんだからさ。」

恵里「あきらめないよ 何 言ってるの?」

恵文「だからさ!」

勝子「もう! いいかげんにして! 2人の話を 聞きましょう!」

文也「あのですね 小浜から ここに来る 間に 2人で話したんですけど。」

文也「順番は 普通の人と違うようですが 僕たちは 結婚を決めて そして『今日から恋愛を始めよう』そう話し合って 決めたんです。 ね?」

恵里「はい そうなんです。」

勝子「何? 結婚を前提に おつきあいを するっていうのと違うの?」

文也「ちょっと違います。『結婚を前提に』というのは さっき言われたように 結婚を前提に つきあってみて それで 決めるという事ですよね。 でも 僕たちは 結婚をするんです。」

勝子「ごめん よく分からないさ。」

真理亜「私が ご説明しましょう。」

恵里「真理亜さん?」

真理亜「いいですか? そもそも この2人は 普通と違うんです。 だいたい 子供の頃にした約束を 本気で信じてる バカとですよ。」

恵里「ん?」

真理亜「その約束を 本当に守ろうとして 小浜島まで飛んでくる バカの2人なんですから。」

文也「ん?」

ハナ「なるほど。」

恵里「あの 真理亜さん。 愛のある説明は 出来ませんかね?」

真理亜「出来ません。」

恵里「は?」

勝子「話 続けて!」

真理亜「この2人は 普通と違うという事を 頭に入れといて下さい。 でないと 考える方が 頭が痛くなりますからね。 いいですか! そもそも この2人は 結婚をする というところから 始まってます。」

真理亜「それは 運命だからです。『これほどまでに 強く 運命で 結びついているんだから 約束を果たすべきだ 結婚すべき』と この2人は考えたんです。」

真理亜「『そうすれば 絶対に 不幸になんか なるはずながない。 でも 確かに 今のお互いの事は よく知らない。 だから 恋愛をしよう。 いいだろう 普通と逆になったって。 皆に 変だと思われても 結婚してから恋愛したって いいじゃないか』そう決めた訳です。」

勝子「はあ?」

文也「そういう事です。」

恵文「お父さんには 全然…。」

勝子「なるほどねぇ。 運命かぁ…。」

恵里「うん。 あ! だって お母さん。」

勝子「何年も前に なくなったのでは?」

恵里「そうだよ。 でもさ 文也君に たどりついたの この スーパーボール。」

勝子「え?」

文也「そうなんです。」

勝子「へえ… 運命か? 神様には 逆らえないのかな? そういのも いいかもね。」

恵里「お母さん。」

勝子「分かった。 お母さんは 賛成。」

恵里「ありがとう。」

文也「ありがとうございます。」

恵文「ちょっと 待ってよ。 何で 賛成してしまうわけ?」

勝子「だって 何か いいでしょ!」

恵文「よくない。 お父さんは反対だよ!」

恵里「何で?」

ハナ「神様に逆らうと バチが当たるよ。」

恵文「メチャクチャさ。 そんなの 反対 反対!」

恵里「何で?」

恵文「さっきから 言ってるでしょう。 そんなに 急いで決めなくても…。」

ハナ「反対は 恵文だけだね。」

恵文「何でよ。 あ! もう1人 いたさ!」

勝子「誰?」

一風館

恵達「もしもし お父さん?」

古波蔵家

恵文「お父さんね 恵達に聞きたい事は あるさ。」

恵里「大丈夫 恵達は 私たちの味方だ。」

文也「うん。」

恵文「落ち着いて 冷静に よく考えてから 答えなさいね。」

一風館

恵達「冷静にってね お父さんにだけは 言われたくない。 は? 何て?」

古波蔵家

恵文「もし 恵里と文也君が結婚すると 言ったら お前は 賛成か 反対か どっち?」

一風館

恵達「何 言ってる? ありえないよ そんなの。 賛成とか 反対とか以前の問題さ。 考えられないよ。」

古波蔵家

恵文「そうかね?『結婚なんて ありえない』と言ってるさ。」

恵里「え? どういう意味?」

恵文「『賛成とか 反対とか以前の問題』『うまくいくなんて 全く 考えられない』と言っているさ。」

恵里「うそ?」

恵文「もしもし 恵達…。 うまくいく可能性は どうかね? どれくらいあると思う?」

一風館

恵達「うまくいくとかじゃなく 結婚する 可能性がゼロだと言ってるの 俺。」

古波蔵家

恵文「ゼロ? 可能性ゼロ? 冷静な 恵達が そう言うんだったらねぇ。」

一風館

恵達「何の話を してる訳? どうなってる訳? いったい?」

古波蔵家

恵文「いやいや 悪かったね。 じゃ…。」

恵里「ちょっと待って! もしもし 恵達!」

一風館

恵達「姉え姉え? 那覇にいるの? 何? 今の。 え?! え~っ!」

当然 恵達は 賛成でした。 反対は やっぱり 恵文だけなので ございます

古波蔵家

恵里「お父さん?」

勝子「文ちゃん 何で 反対なの?」

恵文「『何で』って 何ででも。」

勝子「文也君じゃ 気にいらない訳?」

恵文「いや 文也君は いいやつさ。 そんな事は 分かっているよ。」

勝子「じゃ 何?」

恵文「いや… だからさ!」

恵里「お父さん お願い。」

勝子「文ちゃん?」

恵文「勝子。」

勝子「何?」

恵文「泡盛の準備を しなさい。」

勝子「は?!」

ハナ「お祝いかね?」

恵里「え?」

恵文「そうじゃないさ 勝負をする訳さ。」

恵里「勝負?」

恵文「そうさ 勝負さ どうしてもって 言うんなら 文也君!」

文也「はい。」

恵文「泡盛の飲み勝負で 文也君が 私に勝ったら 賛成するさ。 そのかわり きみが先につぶれたら 白紙に戻すという事さ。」

文也「え?」

恵里「何それ? 何 言ってるの?」

恵文「『何 言ってる』じゃないさ。 やるの? やらんの?」

恵里「お父さん メチャクチャだよ!」

恵文「恵里は黙って。 文也君に聞いてる。」

勝子「でもね 文ちゃん。」

恵文「文也君!」

文也「分かりました やらせて頂きます。」

恵里「え? ちょっと 文也君?」

恵文「分かった。 それじゃ 勝子 準備をしなさい。」

勝子「はい。」

いや 何だか 妙な事に なってしまったねぇ。 いつもの事だけどさ それにしても 一体 どうなるんだろうねぇ?

87話

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