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連続テレビ小説「ちゅらさん」92話「ちばりよー!一人前」ネタバレ

2001年7月17日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】92話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里が一人前の看護師になれたら結婚する、といううわさが広まり、恵里は患者達から励まされます。しかし、新しい担当患者の幸子は、恵里につらく当たります。そんな時、父・恵文と母・勝子が文也の母・静子にあいさつするために上京し、恵文から「看護師は病人にとって太陽のような存在。太陽になりなさい」と励まされます。恵里は無事に退院した幸子に感謝され、看護師長の聡子から「一人前」といわれ、結婚を決意します。

92話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」92話「ちばりよー!一人前」ネタバレ

北栄総合病院
内科病棟

恵里も 初めて患者さんを まかされる事になりました

恵里「田所さんは どちらの方?」

田所「うるさいわね! やることやって さっさと出ていきなさい!」

奈々子「どうしたの?」

恵里「すみません 私 落としてしまって。」

奈々子「そう 大丈夫なの?」

恵里「はい 大丈夫です。 私 また やってしまいました。 すみません。」

奈々子「気をつけて!」

恵里「はい! 田所さん 気をつけて下さいね。 看護婦は 靴を履いてますけど 患者さんは はだしで スリッパです。 危ないですから。」

田所「うるさい! さっさと用事 済ませなさいよ。」

恵里「はい。 すみません。」

ナースステーション

聡子「どうした?」

恵里「いえ。」

奈々子「510号室の田所さんでしょう?」

恵里「いえ 大丈夫です。」

奈々子「『大丈夫です』じゃないわ。 何があったのか 報告しなさいよ。」

恵里「あ はい でも 大丈夫ですよ。」

奈々子「何 言ってんの? 別に あなたの事 心配してる訳じゃないわよ。 24時間 あの患者さんを 看護する訳じゃないでしょう? あなたは 報告する義務があるの。」

恵里「はい。」

奈々子「1人で抱え込む事は出来ないし しては いけないの! ちっとも 正しい事では ないの。 それは間違ってるの 分かる?」

恵里「はい すみません。」

奈々子「まったく もう! いつになっても 一人前には なれないでしょ!」

恵里「すみません。」

奈々子「しっかりしてよ ホントに!」

恵里「はい すみません。」

聡子「どうしたの? 今日は。」

奈々子「何がですか?」

聡子「今のは『私のセリフかな』なんて 思って。 いいけど 別に。」

奈々子「だって。」

聡子「だって 何?」

奈々子「だってね! 婦長! 今 私や婦長の立場が どうなってるか知ってます?」

聡子「『立場』って?」

奈々子「あのですね。 私と婦長が『この人が一人前になったと認めないから 結婚 出来ないんだ』という事に なってる訳ですよ。」

聡子「え?」

恵里「え?」

奈々子「もう! 何なのよ 一体 さっきも。」

回想

藤田「頼むよ 先輩。 結婚させて 恵里ちゃんを」

三輪「優しくしてやってよね」

回想終了

奈々子「て訳ですよ どうなってるの一体!」

恵里「はあ。」

聡子「そうか! そういう事だったのか?」

奈々子「婦長も あったんですか?」

聡子「うん。」

回想

患者「婦長さん!」

聡子「どうしました?」

患者「いい子でしょ! 頑張ってるでしょう!」

聡子「は? 誰がです?」

患者「古波蔵恵里ちゃん」

聡子「そうですね 頑張ってますね」

患者「そうでしょ?」

聡子「ええ それが何か?」

患者「ううん いいの よろしくね!」

回想終了

聡子「あれは そういう意味だったのか。」

奈々子「そうですよ。 どっかの病室では 私と婦長が 自分が 結婚出来ない腹いせに 一人前だって言わないのでは? と そんな うわさになってるらしい。」

聡子「何よ それ?」

奈々子「『君にも いい人 紹介するからね』とか言われた。」

恵里「はあ。」

聡子「私 それ 言われてない!」

奈々子「え?」

聡子「言われてないわよ! 私 それ!」

奈々子「あ! そうなんですか?」

聡子「何で うれしそうな顔してるわけ?」

奈々子「別に… 一応 差別化というか『一緒では ないんだな』と思って。」

聡子「ん? どういう意味?」

奈々子「ま いいでしょう! そんな。」

聡子「もう 紹介されたの?」

奈々子「全然!」

祥子「あの!」

奈々子「何?」

祥子「今 そんな話では なかったと思う。」

奈々子「何 言ってんの? 元はと言えば あんたがいけない!」

祥子「え?」

奈々子「あんたが患者さんに しゃべるから こういう事に…。 分かってるの!」

聡子「そうよね。」

奈々子「そうですよ。」

祥子「でも それは 済んだ事だし。」

奈々子「済んでないわよ。 現に 被害を受けてる訳だから 私達は。」

聡子「どうした?」

奈々子「だから 何があったか 言いなさい。」

恵里「はい。」

(ナースコール)

恵里「田所さんだ。」

恵里「はい どうされました?」

田所「いいから すぐ来て。」

恵里「はい 分かりました。 今 伺いますね。」

恵里「行ってきます。」

内科病棟

恵里「どうされました?」

田所「遅いでしょ! 何かあったら どうすんの?」

恵里「すみません これでも 早く来たんですけどね。 どうされました?」

田所「どうもしない。」

恵里「は?」

田所「これが通じてるのか どれくらいで 飛んでくるのか 試しただけ。」

恵里「え? 分かりました 不安ですもんね。 やっぱりね。 困ってる事とかあったら 何でも 言って下さい。 どうですか?」

田所「あんた 看護婦でしょう? 別にない。 あんたが 治せる訳じゃない。」

恵里「そうですね。」

田所「もう いい。 帰って。」

恵里「はい。 また 何かあったら 呼んで下さい。」

ナースステーション

聡子「よくある事よ。 入院すると 人間 いろんな感情が 出てしまうから。」

恵里「はい 資料見ると腸炎の患者さんで 入院は 初めてだし…。 不安なんですよね きっと。 それに1人暮らしらしいし 商社で 働いてるらしいんですよ。 ストレスですかなえ。」

祥子「だからってさ。」

恵里「しかたないよ。 そんな患者さんの心を 解きほぐす というのも 看護婦の仕事でしょ。」

祥子「でも 人の性格は 変えられないよ。」

恵里「中町さん。」

祥子「だってさ。」

恵里「私にまかせて下さい。 大丈夫です。」

奈々子「患者さんは 1人だけじゃない。 一生懸命は いいけど バランスが…。」

(ナースコール)

恵里「あ! 田所さんだ。」

それからの恵里は 田所幸子さんという患者を 一生懸命 看護したのでございます

恵里「こちらを押して頂くと…。」

田所「分かったわよ!」

恵里は 自信があったのかもしれない。 島田さんを看病したように 心を尽くせば きっと通じると 思っていたのかもしれんね。 でも それは 難しいようでした

恵里「これで 楽になりました?」

田所「もう いい!」

カフェ

文也「大丈夫?」

恵里「やっぱり 難しいね。 全然 心 開いてくれないさ。」

文也「そうか大変だね 看護婦の仕事も。」

恵里「文也君は どう? 担当の患者さん。」

文也「うん 何とか やってるけど。」

恵里「そう すごいね。」

文也「あせるなよ おふくろが変な目標を 仕事に持ち込ませてるみたいで。」

恵里「ううん 結婚の事は別としても 私も早く 一人前になりたいし。」

文也「うん でもさ 恵里。」

恵里「はい。」

文也「忘れないか?」

恵里「忘れるって?」

文也「こうしてる時 仕事のことを忘れよう。」

恵里「うん。」

文也「あ 何 食べようか? と言っても まだ 給料日前だけど。」

恵里「そうだね。」

文也「早く 一人前の給料 欲しいな。」

恵里「もしかして 今は私の方が いっぱい もらってるかも?」

文也「え? そうかも?」

恵里「おごろうか?」

文也「は? 俺達 全然 貯金ないよね。」

恵里「そうだね。 なんくるないさ。」

文也「何とかなるか。」

恵里「うん。」

北栄総合病院

土井「古波蔵さん 何やってるの?」

恵里「どうも! ちょっと忘れ物をしたんですよ。」

恵里「ごめん よく眠れないらしいの。 だから。」

文也「どうぞ のぞいてきて下さい。」

恵里「ごめんね。」

文也「どうだった?」

恵里「寝てた。」

文也「そうか。 あのさ。」

恵里「ん?」

文也「俺も のぞいてこようかな。」

恵里「え?」

文也「ちょっと待ってて。」

翌日 内科病棟

文也「よっ!」

変装した静子と遭遇する2人w

恵里「あ?」

文也「母さん?」

静子「バレちゃったか。」

文也「は? 何やってんの?」

恵里「どうも。」

静子「は どうも。 ちょっと 様子 見にきたの。」

文也「何で?」

静子「『2人が いつ 一人前になって 結婚するのかな』と心配になって。」

文也「何だ それ?」

静子「怒らないでよ。 怒ると思ったから 変装してきたのに。」

文也「何が変装だよ 勘弁してよ もう!」

静子「分かったわよ。 いつになってもいいから 1つだけ 決めてくれないかな」
文也「何を?」

静子「私 留め袖 作ろうと思ってるの。」

文也「は?」

静子「夏物と冬物じゃ 全然 違うのよね どっちかだけ 決めてくれない? 注文したくても 出来ないのよ。」

文也「はい?」

恵里「あ?!」

勝子「沖縄のサーターアンダギーです。 フフフ…。」

恵文「あ! 恵里!」

勝子「恵里!」

恵里「お父さん? お母さん?!」

93話

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