ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」98話「花嫁美(ちゅ)らさよー」ネタバレ

2001年7月24日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】98話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

結婚を決めた恵里と文也。東京式か沖縄式かで迷いますが、「ウェディングドレスを着たい」という恵里の一言で東京式の結婚式を挙げました。ところが、長男・恵達から「お母さん、本当は琉装の花嫁姿を見たがっていた」と聞き、恵里と文也、しゅうとめの静子は、古波蔵(こはぐら)家に向かい、沖縄式で式を挙げます。家族のうれしそうな様子を見て、恵里は改めて幸せをかみしめます。帰京した恵里と文也の新居は、一風館でした。

98話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」98話「花嫁美(ちゅ)らさよー」ネタバレ

上村家のお墓

恵里は 和也君の眠る 上村家の お墓に お参りです 恵里は 和也君に 報告しました。

文也君が 小浜に 来てくれてからのことを 何もかも 和也君に報告しました。

あの優しそうだった お父さんへも『よろしく お願いします』と あいさつをしました。 そして 誓ったんです。『絶対に 幸せになります』と…。 そうだねぇ 恵里

北栄総合病院

文也「恵里!」

恵里「あ! 文也君。」

文也「大丈夫だった? 迷わなかった?」

恵里「大丈夫だったさ。」

文也「そう。」

恵里「和也君が教えてくれた。」

文也「え?」

恵里「和也君が教えてくれたさ。 教えてくれた。」

文也「うそだろ?」

恵里「うそじゃないよ。」

文也「え?」

恵里「本当だってば。 見ていてくれるんだよ 和也君や お父さんは 私達の事 ちゃんと。 見ててくれてるんだよ。 どっかで。」

幸せの絶頂にいる恵里には 遥さんの事を 考える余裕は ありませんでした。

それは しかたないと おばぁは 思うけどね。 許してやってね

奈々子「西宮先生お疲れさまです。」

遥「あ お疲れさまです。」

奈々子「飲みに いきましょう?」

遥「え?」

奈々子「ね! 行きましょう。 ね!」

バーテン

奈々子「どうですか? 外科の方は。」

遥「面白いって言ったら 不謹慎かな?」

奈々子「そんな事ないですよ。」

遥「あ… 何で?」

奈々子「ん?」

遥「『何で 私を誘ったのかな?』って。 同情みたいなものだったら 帰るけど。」

奈々子「違いますよ! 私と遥ちゃんは 似てるなぁと思って。」

遥「遥ちゃん…。 え? 似てる?」

奈々子「タイプとしてね。」

遥「はぁ。」

奈々子「私達って ホラ かわいい系よりは きれい系っていうかさ。」

遥「は?」

奈々子「背も高いし スラッとしてるし 何ていうのかな 知性が 顔に出てしまう タイプっていうのかな。 ちょっと出来すぎていて 男が 近寄りにくいところがある。」

遥「はぁ…。」

奈々子「でね 男ってね バカだからさ 古波蔵恵里みたいな タイプってさ。 結構 根強い人気を持ってるのよね 私達と違って 庶民的っていうか。 おまけに どっちかというと 小柄で タヌキ顔? そういうのが 好きなのよ 男は…。」

遥「そうなんだ。」

奈々子「『私 バカだから よく分からない』みたいなのに 男は弱いわけ。」

遥「ふ~ん。」

奈々子「大抵 そういう女はさ 分かってて やる。 だから 余計むかつくわけ。」

遥「うん…。」

奈々子「でも 古波蔵恵里は…。 私も 最初は 計算高い バカぶった 女かと思ったんだけど…。 あれは 本当のバカ。」

遥「え?」

北栄総合病院

恵里「(くしゃみ)」

バーテン

奈々子「本物の天然バカ。 裏も 計算も何もない バカそのもの。 本物のバカは どうしようもないと思うの。 かなわないもん 勝負に ならないし。 遥ちゃん!」

遥「はい。」

奈々子「ガード固いでしょ? 心のガード。 人に弱いとこ見せるのが嫌い。 そういう感じする。 でも 今日はさ 私に向かって 全部 吐き出してさ。 泣きなさい! ね! 大泣きしなさい! ん? いいのよ 泣いて。」

遥「佐々木さんて…。」

奈々子「ん?」

遥「いい看護婦さんですね。」

奈々子「そう?」

遥「佐々木さんも つらい目に 遭ったんでしょうね?」

奈々子「え? (泣き声)」

遥「え?」

奈々子「聞いてくれる?!」

遥「は?」

奈々子「あのね…。 何で笑うの?」

いい先輩だね 奈々子さんも… どんなつらい事が あったのか? 聞きたい気もするけれど 聞くと長くなりそうだね

北栄総合病院

結婚を決めたのは いいけれど 恵里も文也君も 忙しくて 休みの時間も なかなか合わないし 何かを決めたりする暇は 全然 ありませんでした

一風館
マンデリン

恵里「ただいま…。」

恵達「お帰り。」

恵里「疲れた!」

恵達「あのさ 姉え姉え。 俺は どうでも いいんだけどさ 今日も電話あったよ。 那覇から。『結婚式はいつだ どこでやるのか』って 毎日だよ。 どうなってる訳?」

眠りについている恵里w

恵達「おいおい。」

北栄総合病院
休憩室

祥子「それって 自分で作るの?」

恵里「そうだよ。 え? 祥子ちゃんは? お母さんに作ってもらってるの?」

祥子「そうだけど…。」

恵里「子供だねぇ。」

祥子「悪かったわね。 あ そういえば 恵達君 何が好き?」

恵里「恵達? 好き嫌い ないよ。 何でも食べるさ。」

祥子「うん そうなんだ。 結婚したら 上村先生のも作るの?」

恵里「え? やだ そんな 愛妻弁当? まったくもう!」

祥子「聞くんじゃなかった…。」

奈々子「いつにするか決まった? 結婚式。」

恵里「いえ まだ 全然です。 忙しいし2人の時間が合わなくて。」

奈々子「決まったら 早めに知らせてね。 休み調整するの 大変なんだから 看護婦は。 おまけに 医者と看護婦じゃさ。」

恵里「そうか そうですね。」

(ノック)

恵里「はい。」

遥「こんにちは!」

恵里「あ…。 どうも…。」

遥「ちょっと いいかな。」

恵里「はい。」

様子を見に行こうとする祥子

奈々子「やめなさい!」

祥子「え? だって。」

資材置き場

恵里「あの…。」

遥「おめでとう!」

恵里「え?」

遥「おめでとう。 するんでしょ 結婚。」

恵里「はい。」

遥「おめでとう!」

恵里「ありがとうございます。」

遥「うん。 上村の事 余り困らせないでね。」

恵里「え?」

遥「話は それだけ。 じゃ…。」

恵里「あ あの! 私… 私達 絶対に… 絶対に 幸せになります!」

遥「本当のバカかぁ…。」

恵里「え?」

遥「どうぞ ご勝手に。」

恵里「バカ? あ!」

奈々子「感謝しなさいよ。」

恵里「え?」

祥子「何? 何? 何? あの女 何だって。」

恵里「いや 別に。」

祥子「何?」

恵里「『おめでとう!』って。」

祥子「それだけ?」

恵里「うん。」

祥子「なんだぁ!」

カフェ

文也「そっかぁ。」

恵里「なんか うれしかった。」

文也「うん。 あの 結婚式の事だけどさ。」

恵里「うん。」

文也「どうしようか? うるさくてさ。 おふくろが『いつなのか』ってさ。」

恵里「あ ウチも。」

文也「やっぱり?」

恵里「うん。」

古波蔵家

恵文「何を やってるのかね 勝子は?」

勝子「恵里は 一体 何をしてるんですかねぇ? どうするつもりかねぇ。 やっぱり 東京かねぇ 結婚式は。」

ハナ「そうかもしれんねぇ。 東京の家に お嫁にいくんだから。」

勝子「東京と沖縄で 両方ってわけには いかないですよね。」

ハナ「金かかるさ それは。」

勝子「そうですよね。 もし 東京でやるとしたら どんな なるわけ? 親せきとか それに 沖縄風で出来るのかね? 東京で。」

ハナ「どうかねぇ?」

勝子「どう思うわけ 文ちゃん?」

恵文「何でもいいさ。 急ぐ事はないから 全然 急ぐ事は ないさ。」

勝子「何が! 大事なことでしょう!」

恵文「すみません。」

勝子「ううん! あ…。」

恵尚「こんなおふくろさん初めて。」

恵文「であるね。」

勝子「ああ! おかあさん! 電話 鳴りませんか?」

ハナ「鳴らんね。」

勝子「もう!」

カフェ

恵里「え?」

文也「ちょっと待って。 今 300人って言ったよね?」

恵里「うん え? 変? 沖縄の結婚式では 普通だよ。 それぐらい来るのが 当たり前さ。」

文也「え… うそ?」

恵里「え?」

さぁ これからが大変さぁ

99話

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