あの恵里が、おばあが、ゴーヤーマンが、お茶の間に戻ってくる!好評を博した連続テレビ小説「ちゅらさん」の続編!
2話ネタバレ
月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」2話ネタバレ
恵理「今日も 頑張るぞ~!」
文也「いったん 東京へ戻って 勉強したいなあって。」
恵文 恵達「はあ?」
祥子「恵達と 東京に 帰りたいんです。」
2人「はあ?」
勝子「よし …決めた!」
2人「はあ?」
恵理「ああ! どうも 皆さん お久しぶりです! ああ~ なつかしいさぁ。」
さてさて『ちゅらさん 2』第2回が始まるよ~。 何か とても 大変な事になりそうだけど おばぁは それどころではないさぁ
一風館
真理亜「何? それで いきなり 東京に来ちゃったわけ?」
勝子「である訳さぁ。」
祥子「すみません。」
真理亜「いや 別に 私に 謝らなくても。」
恵理「一応 言いますが私と文也君には 何も問題なくて…。」
真理亜「え?」
勝子「恵理 裏切るわけ?」
恵理「裏切るとかじゃなくて…。」
祥子「ごめんなさい 私のために。」
恵理「そんな 謝る事ないよ。 久々の東京で うれしかったし。」
祥子「でも 恵理 巻き込んだし お母さんも こんなつもりじゃ…。」
勝子「いいさぁ この際だから 少し 反省してもらわないと。 でも私も 文ちゃんに 文句言ってるうちに だんだん だんだん 本当に腹が立ってしまってね。」
容子「分かる。 あるよね そういうの。 分かる分かる。 何ていうのか 初めは そんなに 怒ってなくて話してるけど そのうち 分かんないけど 腹立ってくるんだよね。 思い出し笑いじゃなくて 思い出し怒りっていうの?」
勝子「だから ねえ。」
容子「何 うなずいてるの? 柴田君。」
柴田「いやいや…。」
容子「だいたい 君はね 前から ずっと思ってたんだけどさ。 この際だから言うけど…。」
恵理「容子さん 容子さん。」
容子「みたいな感じでしょう?」
勝子「そうそう。」
柴田「びっくりした…。」
みづえ「でも あるわよねえ。 確かにそういうのって。」
島田「え?」
みづえ「冗談。 言ってみただけ。」
島田「いやぁ…。」
(笑い声)
古波蔵家
恵文「へえ~ やるなあ。」
ハナ「情けないねえ。 勝子さんの 思うツボだねえ。」
恵文「あ? 何か 言った? おばぁ。」
ハナ「いいえ 別に ハハハ…。」
恵文「おばぁ… そろそろ 飯にしようかねえ。」
ハナ「すればいいさ。」
恵文「え?」
ハナ「おばぁは 食べてきたのに。」
恵文「何で?」
ハナ「おいしかったねえ ステーキ。」
恵文「元気だね 本当に。」
恵達「何してるかね?」
恵文「今ごろ 一風館で楽しくやってるさ。」
ハナ「であるねえ…。」
恵達「そっか…。」
恵文「晩飯は どうするかねえ。」
島袋「こんばんは 島袋です! 晩ご飯 頂きに来ました。 あれ? もう すんでしまったんですか?」
ハナ「魔の悪い男だねえ…。」
島袋「は?」
誠「こんばんは 恵理! あれ 恵理は?」
恵文「東京さ。」
誠「は? 東京! 急にな? 何でよ…。」
恵文「ハハハハ…。」
島袋「あの~ 晩ご飯の方は?」
一風館
サロン
容子「真理亜ちゃん 仕事があるとかって 上へあがったけどさ。」
恵理「はい。」
容子「絶対 待ってるわよ あれは。」
祥子「真理亜ルームで?」
容子「そうそう。」
グアテマラ
真理亜「(くしゃみ)」
サロン
勝子「ゆんたく?」
容子「そうそう。」
グアテマラ
真理亜「(くしゃみ)」
サロン
恵理「なつかしいさぁ!」
容子「柴田君。」
柴田「はい。」
容子「和也 よろしくね。」
柴田「え? はい…。」
グアテマラ
待ちきれずドアを開ける真理亜w
真理亜「うっ…。」
一同「どうも!」
恵理「ああ なつかしいな! この部屋!」
容子「座りなさい。 早く。」
勝子「さ 食べよう 食べよう。」
恵理「そうだね。」
勝子「あ おいしい!」
恵理「どれどれ?」
祥子「本当だ!」
容子「それね 最近出たんだよね。」
恵理「おいしい!」
勝子「沖縄じゃ売ってないさ。 ね 祥子ちゃん?」
祥子「はい。」
恵理「小浜なんか もっと売ってないよ。」
容子「そうかぁ。 食べなさい。」
恵理「食べないんですか?」
真理亜「食べるわよ。」
サロン
柴田「男は 和也君と 2人だけですねえ フフフ…。」
和也「柴田…」
柴田「はい。」
和也「さん。」
柴田「はい。」
和也「寂しかった?」
柴田「はい。」
和也「僕も。」
柴田「和也君…。」
グアテマラ
容子「そうだ 祥子ちゃん。」
祥子「はい。」
容子「恵達君の事っていうか 今の 彼の気持ちについては 真理亜ちゃんに相談した方が いいと思うよ。」
祥子「え?」
容子「だって この人 スランプの大ベテランよ。」
真理亜「え?」
祥子「そうなんですか?」
容子「そうなの。 もう長いからねえ。」
真理亜「うるさい。」
恵理「ダメですねえ。 困りますよ 真理亜さん。 ひょっとして 私がいないと ダメですか?」
勝子「そうかねえ。」
恵理「うん。」
真理亜「『うん』ってねえ…。 でも… 恵達の気持 分かる気は するけどね…。」
恵理「え? 本当ですか? よかったね 祥子ちゃん。」
祥子「うん。」
真理亜「『よかったね』って… あ~あ。 つまりさ… 何かを作るって… いい時は 自分でも 何で出来るか 分からない気持になってさ…。 自分で自分の事 天才だとか 思ったりするんだけど ダメな時は ねえ…。 何やっても どうしようもないんだよね…。 どうしようもないの…。」
真理亜「私は 必ずしも 一度 決めた夢を ずっと追いかけなきゃいけないと 思わないわ。 周りに期待されるのって 負担だし。 今 恵達がどんな仕事をしてるのか 具体的には 分からないけど そういう時 地味っていうのか… そんな仕事を選ぶと 周りは皆 かわいそうだと思うわよね。」
真理亜「本当は こんな事 したくないはずだって…。 皆 そう思うんだよね。 でも 必ずしも そうとは 限らないと思う。 今 恵達が 100%とは いかなくても 音楽に 踏ん切りをつける 気持があるとしたら 今 あんたに引き戻されると つらいんじゃないかな。 ま 分かんないけどさ。」
容子「あんた すごいねえ。 さすが スランプの ベテランだね。」
真理亜「え? どういう意味?」
恵理「真理亜さんも 辞めて 他の仕事 考えた事 あるんですか?」
真理亜「あるわよ そりゃ。」
恵理「へえ…。」
容子「でも 他に 何も 出来なさそうだものねえ。」
真理亜「え?」
容子「ごめん 明らかに言い過ぎだよね。」
(笑い声)
恵理「何か 容子さん より強力になった感じがするさ。」
容子「そう? 何か 怖いものなし なんでよねえ… ハハハハ…。」
サロン
柴田「何か 寂しいんですけど…。」
であるねえ。 島田さんは ヨーロッパに出かけてしまったしねえ
柴田「似ている。」
柴田「お帰りなさい。 一本どうですか?」
奈々子「あ! 和也…。」
奈々子「あ! どいて!」
柴田「何…。」
グアテマラ
(歓声と拍手)
奈々子「どうして 連絡して くれなかったんですか? もっと 早く帰れたのに。」
恵理「姉え姉え。」
祥子「姉え姉え。」
奈々子「あ お母さん ごぶさたしてます。」
勝子「うん 恵尚は? 相変わらずね?」
奈々子「はい 相変わらずです。 今 旅に。」
勝子「あいえ~。」
恵理「大丈夫ですか? 兄い兄い。」
奈々子「多分 フフ…。」
勝子「そうね。」
容子「何か すごいね。 この4人 家族なんだもんねえ。」
真理亜「すごすぎる。」
(笑い声)
コスタリカ
容子「モゥ~。」
モカ
勝子「何か楽しいねえ。」
恵理「うん。 こんなの初めてね。」
勝子「であるねえ。」
奈々子「本当ですね。」
勝子「奈々子ちゃん。」
奈々子「はい。」
勝子「ありがとうね。 恵尚の事 よろしくね。」
奈々子「はい。」
勝子「うん。」
奈々子「大丈夫?」
祥子「え? あ~ はい。」
奈々子「あんたは 昔から マジメすぎるとこ あるからねえ。 新人で来た時も そうだった。」
勝子「そう?」
奈々子「そうでしたよ もう ガッチガチ。 そっちの人は ユルユルすぎて 困ったんですけどねえ。」
恵理「あれ?」
奈々子「『あれ』じゃないわよ。」
恵理「すみません。」
(笑い声)
恵理「祥子ちゃん。」
祥子「うん。」
恵理「恵達の事なんだけどさ。 私 ずっと一緒だったから 何となく 分かるんだけど… あの子の顔見れば。 祥子ちゃんが 言ったのは 正しいと思うわけ。 あの子はさ 何でも出来ちゃう子さねえ。 もちろん 努力もする子だったけど…。 きっと 大きな挫折っていうか… そういうの 初めてだと思うんだ。」
恵理「音楽やりたいって言った時も 私 心配はしたけど 恵達は 何とかするだろうと 思ってたし…。 多分 お父さんも お母さんも そうだと思う。 心配かけない子だからさ あの子は。 それどころか 私の事 いつも心配してくれて。 助けてくれて… そんな子なわけ… 恵達は。」
祥子「うん。」
恵理「でも 久しぶりに 恵達の顔見たら 何か 不安そうだった。 悲しそうだった。 すごくよ。 だから 祥子ちゃんに言われて 恵達 ほっとしていると思うよ。」
祥子「恵理…。」
恵理「何で泣いてるの? バッカだねえ。」
祥子「だって…。」
勝子「恵理も 大人になったんだねえ。」
恵理「は? 何 言ってる。 当たり前さ。 え? あれ?」
祥子「奈々子姉え姉え?」
奈々子「結婚してよかった…。 結婚して… 古波蔵家の嫁になって よかった。 …よかったあ。」
勝子「ああ 私は幸せさ。 こんな かわいい娘が3人もいて…。」
古波蔵家
恵達「おばぁ?」
ハナ「なんね?」
恵達「どうしたらいいと思う? 俺は。」
ハナ「恵達が 相談したのは 初めてだねえ。」
恵達「そうね?」
ハナ「恵達がしたいように したらいいさ。 おばぁは それを 応援するよ。 おばぁは いつでも 恵達の味方だからねえ。」
恵達「すごい味方だな。」
ハナ「であるわけさ。」
恵文「そうだ… そう。 いい事を考えたさ 恵達。」
恵達「何?」
ハナ「やめた方がいいね。」
恵文「まだ 何も言っていないさ おばぁ。」
ハナ「何かしらんが お前が思いついて よかったためしが あるか?」
恵文「何を言うか… 恵達。」
恵達「うん?」
恵文「行こう。」
恵達「どこに?」
島袋「ご飯… ご飯ですか?」
恵文「違うさ もう。」
誠「あ? 東京へ行くわけ?」
恵文「それも違うさ。」
恵達「どこに行くわけ?」
恵文「ハハハハ…。 ハハハハハ…!」
上村家
玄関前
静子「うん?」
隣人「あの… 恵理ちゃんの お母さん?」
勝子「はい。 娘が いつも お世話になりまして。」
隣人「若くて きれいな お母さんで お姉さんかと思ったわ。」
勝子「え? あら まあ!」
和也「あ おばあちゃん!」
静子「ああ 和也!」
恵理「あ!」
勝子「静子さん!」
静子「どうして古波蔵家の人達は いつも アポなしで 来るのかしらね。」
恵理「え?」
静子「うん?」
リビング
静子「ふ~ん… 東京で もう一回 勉強するんだ 文也。」
恵理「ええ。 まだ すぐではないんですが そうしたいみたいです。」
勝子「偉いねえ。」
恵理「うん。」
静子「文也らしいなあ。 あの子ね すごく慎重なんだけど いきなり とっぴな行動に 出る事があるのよね。 多分 ふだん慎重な分だけ 爆発するっていうのかな。 恵理ちゃんと結婚したのも そうだろうしね。」
恵理「は?」
勝子「だからよね。」
恵理「え?」
静子「私は そんなとこ好きなのよ。 もっと爆発すればって 思ってたくらいだから。 もっとバカになればいいのにって。 だから 恵理ちゃんと 結婚するって言った時 ホント うれしかったもん。」
和也の木
回想
文也「恵理~! 兄貴との約束 果たしに来た 結婚しよう」
回想終了
(携帯電話の呼び出し音)
文也「もしもし?」
上村家
静子「もしもし 文也?」
和也の木
文也「え? おふくろ?」
上村家
静子「フフフ… 元気なの? うん… うん… 分かった。 なら よろしい。 恵理ちゃんに代わるね はい。」
恵理「もしもし? …うん ごめんね。 こんな事に なってしまったさ。」
和也の木
文也「いや 別にいいけどさ。」
恵文「文也く~ん!」
文也「あ… えっ!」
上村家
恵理「うん? どうかした? 何?」
和也の木
恵文「お~い!」
恵達「文也君!」
文也「お父さんと恵達。」
上村家
恵理「お父さんと恵達が どうかした?」
和也の木
文也「来た。」
恵理📱「来たって?」
上村家
文也📱「小浜に。」
恵理「は?」
勝子「ちょっ… ちょっと…。 もしもし?」
和也の木
恵文「来ちゃったさぁ 文也君!」
上村家
恵文📱「男同士 楽しくやればいいさ。 なあ ハハハハ…。 ハハハハ… 恵達も笑いなさい。」
和也の木
(3人の笑い声)
上村家
勝子「なるほど そうくるわけね。 恵理… これは… 長期戦になるかもよ。」
恵理「もう カンベンしてえ。」
勝子「しません。」
静子「何? 面白そう!」
恵理「ああ…。」
浜辺
恵文「勝子の悔しそうな顔が 目に浮かぶようだね ハハハハ…。」
文也「知りませんよ。 後で 怖いですよ。」
恵文「うん? …何を言うか。 大丈夫さぁ。 向こうから謝って『どうか 戻ってきて下さい』と言うまでは 長期戦さぁ。」
女の子「わあ おいしそう!」
女の子「ほんとだ。」
恵文「お お お どうぞ! もう ウェルカムです。」
女の子「え? いいんですか?」
恵達「あ おいおい!」
恵文「あなた達のために ちょうど おいしく食べられるようにさ 焼いて 待っていたわけさ 私達は。」
(歓声)
恵文「そこ どいて どいて。」
ゆがふ
勝子「う~ん!」
こはぐら壮
恵文「エッヘッヘヘ… 楽しかったねえ。」
文也「はい。」
恵達「お父さん。」
恵文「うん?」
恵達「ありがとう。」
恵文「何が?」
恵達「俺が 煮え切らないから しょぼい顔してたから この島に連れてきてくれたんでしょ? 八重山の海と 太陽(てぃだ)見れば やっぱり元気になるね。 くよくよしてたのが バカみたいさ。」
恵文「島の子だからさぁ 恵達も…。」
恵達「うん。」
恵文「恵達… お前がさ ロックを目指すと言った時 お父さん 言ったはずだよ。 それこそ 星の数ほどの人が 皆 輝く星に なりたくて でも 星くずに なってしまうのさ。 お前は それでもいいと言った。」
恵達「うん。」
恵文「まだ 星くずにも なってないだろう?」
文也「何か いいですね。 いいなあ。」
恵文「でしょう? やっぱり イザという時は お父さんでしょう。 なあ。」
恵達「でもさ…。」
恵文「うん?」
恵達「金 大丈夫だったわけ?」
恵文「ん? うん…。」
文也「え? …お父さん?」
恵文「うん…。」
古波蔵家
ハナ「あっ! やられてるさぁ やっぱり!」
こはぐら壮
恵文「大丈夫さぁ。 男は そんな事 心配しなくていいさ。」
恵達「本当ね?」
文也「知りませんよ。」
恵文「何 言ってる。 共犯さ。」
文也「え? 共犯って 何したんですか?」
ゆがふ
勝子「恵理。」
恵理「はい。」
勝子「電話… 小浜に。」
恵理「はい。」
こはぐら壮
文也「はい 上村です。 あ お母さんん。 はい お待ち下さい。」
文也「ダメですよ。 この島で いないと 言っても ウソになりますから。」
恵達「であるな。」
恵文「しょうがないなあ。 何? 謝りたいわけ? もしもし。」
ゆがふ
勝子「文ちゃん!」
こはぐら壮
恵文「はい… すみません。 ごめんなさい。」
文也「はや…。」
恵達「よわ…。」
恵文「はい… いや 恵達が どうしても 来たいと言うからさぁ。 俺は ダメだと 言ったんだけどね。 …はい ウソです。 すみません… はい… はい。」
ゆがふ
勝子「1ラウンド KOでした。」
恵理「やっぱり…。」
勝子「え? ああ はいはい。」
祥子「え?」
勝子「恵達。」
祥子「もしもし?」
こはぐら壮
恵達「もしもし? 祥子? …ありがとう ありがとう…。」
ゆがふ
祥子「うん…。」
恵達☎「もうちょっとだけ やってみるよ。 何かさ 本当にダメだと 思ってたんじゃないわけ。」
こはぐら壮
恵達「っていうか そう思うのが怖くて 逃げてた…。」
ゆがふ
祥子「うん。」
こはぐら壮
恵達「たださ 祥子… この前 皆の前で話してくれて… 家族だからって 言ってくれたさ。 あれ うれしかった…。」
ゆがふ
恵達☎「でもよ 祥子は 古波蔵家の嫁である前に 俺の嫁さんだからよ…。 それだけは 忘れんで。」
祥子「はい。 ありがとう。 …うん …え? …はい。」
恵理「え? 私? もしもし?」
文也☎「もしもし? 恵理?」
こはぐら壮
文也「まあ そういう事に なりました。」
ゆがふ
恵理「はい。 ご苦労さまでした。 あ 文也君。 …あのさ 私に 何か 言いたい事とかある? 注文とか 文句とか。」
こはぐら壮
文也「いや 別にないけど…。 え? 何かないかって… ないよ。 ないとダメなの?」
ゆがふ
恵理「ううん そんな事ないよ。 いいよね なくったって。 フフフ…。 え? 本当に? うん… うん 分かった。 じゃ 待ってるから… うん。」
恵理「3人で 東京に来るって。 恵達も 音楽の事で 会いたい人が いるからって。」
勝子「そう?」
恵理「うん。」
兼城「また にぎやかに なるねえ。」
恵理「すみませんね。」
多恵子「いらっしゃいませ。」
兼城「いらっしゃい 遥ちゃん。」
恵理「あ?」
遥「あ?」
恵理「あら~!」
勝子「久しぶり!」
遥「どうも… また 何か あったんですか?」
恵理「今 終わったとこ。」
遥「え? ああ…。」
兼城「いらっしゃい。」
遥「どうも…。」
恵理「どうぞ どうぞ。 ここへ どうぞ。」
遥「上村先生は 元気?」
恵理「うん。 もう すっかり 島の人に なってしまってるさ。」
遥「へえ。」
恵理「遥さんは? どう 元気?」
遥「うん 元気。」
祥子「カレシとかは? 好きな人とか。」
遥「あ そんな… 違いますよ。」
恵理「違うって 何が?」
遥「いや そんな だから もう やめて下さいよ。 違うんです…。 あ~!」
恵理「大丈夫?」
兼城「大丈夫ねぇ? 遥ちゃん。」
遥「はい…。」
こはぐら壮
恵文「カンパ~イ」
一同「乾杯」
恵文「しかし 短かったねえ。」
恵達「誰のせいか?」
(電話の呼び鈴)
文也「はい 上村です。 あ おばぁ…。」
動揺する恵文w
恵達「やっぱり こうだけは なりたくないねえ。」
恵文「恵達。」
文也「お父さん おばぁです。」
恵文「いやいや。」
文也「ちょっと 出て下さいって。」
恵文「いやいや 遠慮します。」
ハナ☎「恵文! 恵文!」
恵文「は はい。 すみませ~ん!」
いやいや お騒がせしましたねえ。 大騒ぎしたわりには いつも こんなもんさ。 でも これからが また 面白くなるからねえ
島袋製作所
島袋「ん? 何かね?」
恵尚📠『正一! ビッグ・ビジネスチャンス! 今すぐ これを 1万個 大至急 作りなさい。 金の心配は いらないよ~』
島袋「はあ?」
さて 恵理はというと 昔 働いていた 北栄総合病院を 訪ねていました
北栄総合病院
恵理「なつかしいさぁ。」
恵理「うん?」
秀美「うん?」
恵理「神田さ~ん!」
秀美「あら どうしたの!」
恵理「お元気ですか?」
秀美「元気よ。 見りゃ分かるでしょ。」
恵理「相変わらず お弁当 大きいですか?」
秀美「大きいわよ。」
恵理「そうですか… なつかしいさぁ。」
秀美「あれから… 平和だったわ。」
恵理「そうですか… ん?」
看護部長室
恵理「どうも。」
聡子「うわ~ 出た!」
恵理「何ですか 人を オバケみたいに。」
聡子「ああ…。 本物?」
恵理「え? お久ぶりです 婦長。 じゃなくて 総婦長。」
聡子「残念でした。 今は 看護部長っていうのよ。」
恵理「ああ そうでした。 そうでした。」
小児科病棟
恵理「あ ここだ。」
奈々子「はい どうぞ。」
恵理「どうも。」
奈々子「よう。」
恵理「へえ ここが 訪問看護科かあ。」
奈々子「うん。 あまり病院ぽくないでしょ。 営業所みたいな感じで。」
恵理「そうですね。 言われてみれば。」
奈々子「あ あれとって。」
恵理「はい。 へえ これも持っていくんですね。」
奈々子「うん。」
奈々子「今日は 人口呼吸器をつけてる 患者さんを 訪問するから。」
(電話の呼び鈴)
奈々子「はい 古波蔵です。 ああ 三崎さん… うん… え? しょうがないな だから 気持は分かるけど…。 時間内にやれないと プロとは言えないよ。 待ってる人の身にも なりなさいよ… うん…。」
恵理「何か そんな事 昔 言われたな。」
奈々子「うん… 分かった。 じゃ 藤本さんは 私が行く。 こっちからの方が 近いからね。 はい… はい… じゃね。 ああ…。」
恵理「大変ですねえ。」
奈々子「うん。 何か 同じような事 昔 あんたに言ったねえ。」
恵理「エヘヘヘ…。」
奈々子「でも あんたなんか むいてるかもね。 訪問看護 性格的には ピッタリだね。」
恵理「そうですかね。」
道中
奈々子「ここ。」
恵理「はい。」
奈々子「口うるさくて わがままな おじいちゃんだけど ま 隣で 見てて。」
恵理「はい。」
奈々子「はい 右見て。 左 チェック。」
村田家
奈々子「はい 終わりましたよ。」
患者「ああ。」
奈々子「次は 測りますね。 安定してますよ。」
患者「あ そう。」
奈々子「毎日 お水替えてあげて下さいね。」
主婦「はい。」
奈々子「お薬は ちゃんと のんでますか?」
患者「う~ん。 1日 3回は 大変だよ。」
奈々子「フフフ…。」
主婦「おじいちゃんたら…。」
奈々子「でも お薬は大事だから ちゃんと のんで下さいね。」
患者「はいはい。」
奈々子「はい。」
道中
おや? おやおや 恵理は また何か ひらめいたようだね
コケる恵理w
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
北栄総合病院
訪問看護科
奈々子「何か 私 まずい事 言ったかな。」
一風館
サロン
「ニャンニャン ニャンニャン ニャンニャン ニャンニャン ないてばかり…」
文也「恵理 どうした?」
恵理「あ? …いや …あ 皆 いる。」
文也「は? 大丈夫?」
恵理「うん 大丈夫 うん…。」
恵尚「ハイサ~イ! あれ? 何で皆 ここにいるの? あ 俺が ここに戻るの 知ってわわけ?」
ハナ「そうじゃないさ。」
恵尚「知ってたんだね。 最高だね。 じゃ 最高の舞台が 整ったという事で…。」
勝子「何? 恵尚 あまり聞きたくないな。」
恵尚「そんなに 聞きたいわけ? じゃ 言いましょ。 いくよ。『ゴーヤーマンベビー!』どんなね?」
恵理「まだ やってるの? 兄い兄い。」
恵達「そうだよ。 もう いい加減『ゴーヤマン』から 卒業したら?」
恵尚「何を言ってる。 今回は ダシが違うよ。 俺の ビジネスの才能に ほれ込んでいる スポンサーがいます。」
勝子「スポンサー?」
恵尚「我らが『ゴーヤーエンタープライズ』のスポンサー。 同じ 沖縄出身であられます。 新城たけしさんです! 拍手! 拍手 拍手 拍手 イエ~イ!」
新城「どうも。」
おや? この勝子さんの顔は… 何かあるねえ。 続きは また来週さぁ。 43分は けっこう 短いねぇ