あの恵里が、おばあが、ゴーヤーマンが、お茶の間に戻ってくる!好評を博した連続テレビ小説「ちゅらさん」の続編!
最終話ネタバレ
月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」最終話ネタバレ
『ちゅらさん2』いよいよ 最終回が始まるよ。
初めは 心を開こうとしなかった 紺野真知子さんでした。
ようやく 恵理の気持が 伝わったようだねえ
真知子「私… あなたの事が好きに なりそうだったから…。」
恵理「…え?」
よかったね 恵理!
ところが…
恵理「えっ! すぐ行きます!」
容子「恵理ちゃん?!」
恵理「イヤだよ! そんなの イヤだよ! イヤだよ!」
紺野真知子さんは 亡くなりました。
最後も とても とても 穏やかで 美しい お顔でした
紺野家
渉「ありがとう。」
恵理「あ いえ そんな…。」
恵理「おいしい。」
渉「はぁ…。」
恵理「おいしいです。」
渉「あぁ…。 ありがとう。 最後まで…。」
恵理「え?」
渉「最後まで きちんとした 人だった。 最後まで…。 いつでも 家で きちんとしてないと 気が済まない人でね 朝 私が起きると 必ず もう 身支度というのかな ちゃんとしていて 化粧するところとかも 絶対 見せないし それに 私が 台所に入るのを 嫌がった。『あなたは そんな事 しないで下さい』って…。 そういう人だった。 病気になってからも そうだった。」
恵理「はい…。」
渉「だから『アイスクリームが食べたい』って いきなり 言われた時は 驚いた。 そんな事 初めてだったから…。 でも 私は うれしかった。 うれしかったんだ 私は…。 きれいな人だった。 ず~っときれいな人だった。 私が もし 訪問看護を 受けることになったら 君に お願いしたいなあ。」
恵理「え?」
渉「ダメかな そういうの…。」
恵理「いえ。 喜んで…。」
渉「ハハハ…。 よかった。 楽しみが 一つ出来た。 やっぱり アイスクリームは バニラだ。」
北栄総合病院
訪問看護科
恵理「よし…。」
看護師A「行ってきます!」
一同「行ってらっしゃい!」
恵理「どうかしました?」
奈々子「あ… いえいえ。」
聡子「大丈夫? ん…?」
恵理「私…。 私… 忘れません 紺野真知子さんの事…。 それで いいんですよね。」
聡子「うん。 …うん。」
恵理「ありがとうございます。」
恵理は 大丈夫のようだねえ。 強くなったさぁ。
さて その頃 我らがスター 古波蔵恵達は どんなしていたかというと…
スタジオ
猛「恵達。」
恵達「はい。」
猛「俺と お前の間だから 変に隠さないで 言う。」
恵達「はい。 お願いします。」
猛「ダメだ…。」
一風館
恵理「あ 帰ってきた。 帰ってきた。」
祥子「うん。」
恵達「ただいま。」
祥子「お帰り!」
恵達「ただいま。」
恵理達「お帰り!」
恵理「飲んでる訳?」
恵達「はい。」
祥子「どうしたの?」
恵達「祥子。」
祥子「…ん?」
恵達「俺… もう ダメかもしれん。」
祥子「…え?」
恵達「このまま 音楽 続けてもよ… もう ダメかもしれん。」
恵理「恵達…。 恵達! 何 言ってる訳? 何が ダメな訳?」
恵達「ダメという結論も ある訳さ 姉え姉え。」
恵理「え?」
恵達「ある訳…。 それは 仕方のない事さ。」
恵達「でもさ 祥子。」
祥子「はい。」
恵達「もう少しだけ… もう少しだけ やらせてくれないか。 それで… それでもよ…。 それでも ダメだったら… 一緒に 沖縄に帰ってくれないか? 祥子…。」
祥子「はい。 分かりました。」
恵達「ありがとう。」
祥子「うん…。」
容子「大丈夫だよ。 この人なんて ず~っと ずっと ずっと ダメなんだからね。」
真理亜「おい ちょっと…。 うん そうだよ…。」
恵達「…ですよね。」
真理亜「『ですよね』じゃない。」
恵達「すみません。」
容子「うん。」
真理亜「『うん』じゃないわよ 人 慰めるのに 私 使わないでよ。」
容子「うん。 …ありがとう。」
真理亜「だからだ!」
容子「ん~。」
真理亜「何よ! 触らないでよ!」
容子「うれしいくせに…。」
真理亜「…ちょっと 恵達 あんたのせいよ! 何とかして!」
容子「本当は 私の事 好きなくせに…。」
真理亜「やめてよ! 柴田!」
後日
柴田「いや~ 参ってしまいました。 実は 私 昇進… 昇進してしまいました!」
柴田「昇進といっても 係長代理ですけど 一応 昇進ということで…。 でも 難しいですねえ 偉くなるということは…。 何が難しいかと いいますとですね 部下の管理とか… そういう事など…。 え… 何…? ん? …あれ?」
北栄総合病院
奈々子「はい。 … あぁ 柴田さん。」
一風館
柴田「はい 柴田です。 実はですね…。 私 昇進をいたしまして フッフフフ。」
北栄総合病院
奈々子「は? ごめん! 今 忙しいんだ。 おめでとう。 あ… 食事会は出席ってことで よろしく。 はい じゃあね。」
一風館
玄関
柴田「あ… あれっ?」
容子「うわ~っ!」
柴田「うわ~。 あ… あの~ ちょっと…。 あ あ あのですね。」
サロン
柴田「いや 実はですね 容子さん あの…。」
容子「ごめん 柴田君。 独りにして 今日は…。」
柴田「え…?」
今度は 容子さんが 何かありそうだね
恵理「どうしたんですか? 柴田さん…。」
柴田「いえ…。」
北栄総合病院
恵理「どうしたんですか? 容子さん。 相談って 何ですか?」
容子「いや あのさ…。 あの… あれだ。 うん…。 え~と あれよ。」
恵理「全然 分からないんですけど…。」
容子「だよね。」
恵理「は? どうしたんですか? 容子さん。」
容子「だって 恥ずかしいんだもん。」
恵理「何がですか?」
容子「いや だから あれかな…。」
恵理「怒りますよ。」
容子「ダメ…。」
恵理「もう…。 何か 体の事で 心配な事とか あるんですか?」
容子「あります…。」
恵理「どんな?」
容子「だから その…。」
恵理「ええ~っ!」
一風館
文也「何? どうしたの?」
恵理「ん? いやいや 別に…。 フッフフフ。」
容子「(せきばらい)」
真理亜「なんだ 気持悪い。」
恵理「ふ~ん…。」
恵達「どうした訳 姉え姉え?」
恵理「いや いや…。『どうした訳』って 私じゃなくて…。」
容子「(せきばらい)」
みづえ「容子さん お風邪?」
容子「いやいや…。」
恵理「風邪じゃないですよ。」
真理亜「は?」
遥「なんで 知ってるの?」
恵理「え? いやいや。 フッフフフ。」
柴田「ただいま 帰りました。」
一同「お帰りなさい!」
柴田「ど… どうかしたんですか?」
容子「…柴田君。」
柴田「はい。 あ… ごめんなさい。」
容子「あ いいわよ。 なんで 謝るの? 何か 悪い事したの?」
柴田「いえ… なんとなく…。」
容子「(せきばらい)…柴田君。」
柴田「はい。」
容子「おえ~っ…。」
柴田「ちょっと…。」
恵理「容子さん!」
柴田「容子さん…。」
そして
容子「失礼しました。」
柴田「大丈夫ですか?」
真理亜「また 飲みすぎ? 気持悪くなるまで 飲むなっていうの。」
恵理「真理亜さん 違うってば…。」
真理亜「何よ…。 もう いい年なんだからさ。」
恵理「だから…。」
柴田「大丈夫ですか?」
容子「飲みすぎじゃないもん。」
真理亜「え? じゃ 何?」
容子「私は…。 もう 私は…。 …似ている。」
柴田「…え?」
容子「似ている! あれは 中学1年の冬だった。 私は 子供の頃から 男みたいな髪型で 性格も 男みたいで 友達も 男のほうが多い。 そんな子だった。 でも そんな子にも 恋は 訪れる。」
容子「そう… 私も恋をした。 いつも 一緒に けんかしたりしていた 遠藤君に… 恋をした。 それまでは プロレスの技をかけても 平気だったのに 急に 恥ずかしくなったもんだった。 そして… バレンタインデーがやってきた。 私は 誰にも見られないように隣の町まで出かけていってチョコレートを買った。」
容子「そして 遠藤君に渡したのだ。 生まれて初めてのチョコ…。 恋の告白…。 だが しかし 遠藤君は 突然 笑いだし『アッハハハ…。 お前が『チョコ』? 冗談やめろよ。 男女のくせに バ~カ! ショックだった! でも 私は『バ~カ! 冗談に 決まってんだろ。 返せよ』と 奪い返し… あとで 自分で食べたのだった。 そんなバレンタインデーの日に 似ている。」
柴田「ええっ…。」
恵理「うん。 確かに似てるかも。」
真理亜「だから 何が?!」
容子「私は 酔っ払って 吐いたんじゃないんです。 ふだんの私のキャラからいって そう思われるのも 無理はないんですけど… 違うんです。」
柴田「じゃ 何なんですか?」
容子「私は… 私は… 妊娠しているんです!」
一同「ええ~っ!」
容子「という訳でした。 うわ~ 死にたいほど 恥ずかしい…。」
柴田「容… 容子さん。」
容子「はい。」
柴田「…本当なんですか? でかしましたね。」
容子「…柴田君。」
柴田「ヒ~… 容子さん。」
容子「柴田君。」
柴田「似ている! あれは 高校3年の冬…。 いや そんな事は どうでもいい! アッハハハ…。 やった~!」
(拍手)
柴田「やった~。 やりました。 どうも ありがとうございます。 昇進したことなんかより 全然 うれしいです!」
容子「え? 柴田君 昇進したの?」
柴田「はい。」
容子「すばらしいじゃない! これから お金かかるからね。」
柴田「でも 昇進したので 残業手当がつかなくて…。」
容子「断りなさい。」
柴田「そんなぁ…。」
みづえ「すばらしいわ。 ねえ 今日は お祝いね。」
真理亜「はあ~ また 1人 増えるのか…。」
遥「あ… でも 部屋割りは 変わらないですよね。 よかった…。」
真理亜「ん? ちょっと そこの2人。 今 目と目で『うちも そろそろ』とか 会話したね。」
祥子「え?」
恵達「してないです。 何 言ってるんですか。」
遥「あ 図星の顔だ。 さすが 真理亜先輩。」
真理亜「あ~ぁ もう… このアパートは どうなっちゃうのよ。」
文也「恵理! どうしたの? …おい!」
容子「恵理ちゃん?」
恵理「あ… ごめんなさい。 なんか うれしくて…。 容子さん。 私 うれしいさぁ…。」
容子「恵理ちゃん。」
恵理「ごめんなさい。 こんな時に 言う事じゃないかも しれないんですけど…。」
容子「いいよ。」
恵理「はい。 消えていってしまう 命もあるけど また 生まれてくるんだなって…。 それが… はい。」
みづえ「そうねぇ…。 大切にしないとね 容子さん。 柴田君…。」
2人「はい。」
(拍手)
恵理「おめでとう!」
柴田「ありがとうございます。 どうも…。」
北栄総合病院
奈々子「はい。 …また 柴田さんですか あのですね 忙しいんですよ。」
奈々子「私 は? …マジで? えっ? ウソ! おめでとうございます! 似ているから いや 似てなくて いいから…。 うん 容子さんが いいから 絶対。 女の子が いいよね…。」
古波蔵家
勝子「え? 赤ちゃんが出来た 容子さんと柴田君に…?!」
恵文「アキサミヨ!」
恵尚「それは めでたいねえ。」
勝子「おめでとうございます!」
ハナ「カリユシだ!」
恵尚 恵文「めでたいねえ!」
恵文「そりゃ!」
恵尚「ほいね!」
ハナ「おばぁも 負けては おれないねえ。」
勝子「えっ?」
ハナ「え…。 アッハハハ…。」
一風館
柴田「ちょ… ちょっと…。」
容子「あ もしもし。 勝子さん? …そう。 ありがとう。 驚いちゃったねえ…。 はい。 あ… 三線 弾いてるね…。 あら… ウグイス 鳴きだしちゃった。」
さてさて『一風館』は お祭り騒ぎだねえ。 でも 本当の ハッピーエンドは これからさ。 いよいよ 真打ちの登場だよ!
一風館
ハナ✉『5月5日 那覇 古波蔵家へ いらして下さいね。 待っているからねえ。 交通費は 自分持ちさ。 おばぁ』
静子「恵達君 これ 何なの?」
恵達「さあ おばぁの事は 僕に聞かれても よく分からないですよ。」
静子「あ そうか。 そうだよね…。 でも なんだか 楽しそう。 ね?」
恵達「そうですかねえ。」
容子「沖縄か…。 久しぶりだよね。」
柴田「そうですよねえ。」
みづえ「『5月5日』あらあら… 島田さん 大心さんの帰ってくる日。」
容子「あら どうするの?」
真理亜「ちょ… ちょっと。 もう みんな すっかり 行く気でいるんだから。」
容子「行かないの? 留守番?」
真理亜「…それは ヤだ。 い… いくわよ。」
北栄総合病院
訪問看護科
祥子「全員に届いてるんですよ。」
恵理「何だろうね。」
遥「でも 何か 楽しそう。 私 那覇には行ったことないし。」
奈々子「久しぶりに 旦那の顔 見ておくか…。」
文也「でも 何だろうね。」
聡子「ねえ~ こんなの届いてるんだけど…。」
恵理「あ~っ。」
聡子「私… この日… 会議で ダメなのよね。」
廊下
秀美「何だろう…。 誰かに 忘れられてるような気がする。」
そして ついに その日が やってまいりましたねえ
古波蔵家
恵文「何なのかねえ…。 一体 おばぁは 何を 始めようとしている訳?」
勝子「さあ… 聞いても 私には 教えてくれない訳…。」
恵文「ふ~ん。 全く 年とれば とるほど 強くなるからねえ うちの おばぁは…。」
勝子「であるねぇ。」
恵文「でも まあ みんなが来て 楽しいのは うれしいさ。」
勝子「…うん。」
島袋「ただいま!」
勝子「あぁ お帰り!」
島袋「恵尚! あんた ご機嫌だね。」
恵尚「当たり前だろ! もうすぐ いとしの嫁さんに会えるから…。」
誠「俺も もうすぐ いとしの 恵理に会えるからなぁ。」
流美子「(せきばらい)」
誠「…すみません。」
勝子「バカだねぇ。」
恵文「ハッハハハ。 ほらっ 入んな!」
恵尚「はい…。」
島袋達「お邪魔します!」
島袋「おばぁは どこに 行ったんですか?」
勝子「さあ…。」
恵理「ただいま!」
真理亜「あ~あ!」
ハナ「皆さん お待たせして 悪かったねえ!」
恵尚「おばぁ…。」
勝子「お母さん…。」
ハナ「重大発表だからねえ。 さぁ はよ はよ。」
そして
恵文「あの… ちょっと おばぁ どういう事な訳? 何ね これは?」
ハナ「黙っておきなさいよ。 え~ 本日は 忙しいところ 集まっていただいて ありがとうございます。 これから 私 古波蔵ハナと こちらに居る 大浜 豊さんとの 婚約記者会見を 行いたいと思います。」
恵文「聞いてないよ!」
ハナ「言ってないのに。」
恵文「何か それは?!」
ハナ「質問は 手を挙げて!」
恵理「はい!」
ハナ「はい 恵理。」
恵理「おばぁ 結婚するの?」
ハナ「それはね… 結婚を前提に おつきあいしてからの話だね。」
恵尚「はい!」
ハナ「はい 恵尚。」
恵尚「大浜さんに 聞きたいんですけど 財産は どれぐらいあるんです? イタ…。」
奈々子「すみません 本当に…。」
恵尚「だって 大事なことさ…。」
島袋「はい!」
ハナ「はい 島袋君。」
島袋「えっと… 特にないです。」
恵尚「しゃべるな お前は…。」
島袋「なんか 参加しないと 寂しいさ。」
祥子「あ はい!」
ハナ「はい 祥子ちゃん。」
祥子「どうやって 知り合ったんですか?」
一同「そう そう。」
ハナ「うん。 この人はね 島唄の歌い手さんさ。」
一同「ほお~。」
ハナ「おばぁは ず~っと 追いかけだった訳さ。」
みづえ「すてきだわ おばぁ!」
ハナ「ありがとうね みづえさん。」
恵理「おばぁ!」
ハナ「はい 恵理。」
恵理「おばぁは おじぃからもらった 指輪してるさ。 …なんで?」
ハナ「おじぃとは 嫌いになって 別れた訳じゃないでしょう。 先に 死んでしまったから…。 だから これは ず~っと しておくさ。 当たり前でしょう?」
真理亜「へえ~ やるじゃん おばぁ。」
柴田「あ… あ~。」
容子「はい おばぁ! 幸せ?」
ハナ「はいです。」
一同「うわ~!」
柴田「今 俺が それを 聞こうと思ったのにな…。」
恵文「俺は… 反対だからね!」
恵理「なんで?」
恵文「『なんで』じゃないさ。 何な みんなして…。 絶対 反対だからよ!」
恵理「だから なんで? お父さん…。」
勝子「私… 別に 反対ではないですけど 文ちゃんの気持… 少しわかるなあ。」
恵達「どういう意味ね?」
勝子「恵理や恵達や恵尚は 孫だから おばぁだから そうやって 祝福できるんじゃない。 自分の親だったら また 複雑なんじゃない。」
真理亜「なるほどね。」
恵理「そうかなあ…。 そうか。」
恵達「そう言われれば そうかも…。」
恵尚「であるな…。」
恵理「でも おばぁは幸せそうさ。 おじぃの事 忘れた訳でもないしさ…。」
勝子「それは そうだけど 想像してごらん。 もし 文ちゃんが死んで それで お母さんが 新しい人と 結婚すると言ったら…。」
恵文「ちょ ちょっと 待ってよ。 なんで そこで 俺が死ぬ訳? 俺が 先って決まってるみたいさ。」
勝子「どう考えたって そうでしょ? ねえ? …あ ちょっと 待って。」
恵文「何?」
勝子「おばぁ 私 賛成! 私も その時は すてきな恋がしたいから 賛成!」
ハナ「ありがとう!」
恵文「ちょっ… ちょっと なんで そうなるんですか?」
流美子「なんでよ? あんた 今 私と文也君の顔 見たね?」
誠「え?」
流美子「私と文也君が 死んだら 恵理ととか 想像したんでしょ?」
誠「いやいやいや。」
文也「ちょっと 待ってよ。 なんで うちも 俺が先な訳?」
静子「まぁ そうだろうな。」
文也「え… そうかなぁ。」
恵理「ちょっと 誠! ややこしくしないで!」
誠「俺は… 何も言ってないよ。」
柴田「…何ですか?」
容子「いや 何でもない。」
恵達「…何? 何 見てる訳?」
祥子「え? いや…。」
遥「展開が読めませんね。」
真理亜「そうなのよ。」
勝子「恵文さん。」
恵文「…何ですか?」
勝子「祝福してあげませんか?」
大浜「あの~ 私… 口下手であります。 唄を歌わせて下さい。」
大浜♪『上原の土地には昔から こういういい伝えがあります 私が心をこめて語るので 聞いてください 親子の愛は 子の気づかいから 兄弟の愛は 弟の気づかいから 幸せな家庭は 嫁の気づかいから それがいい伝え 夫は家の大黒柱 妻は家の鏡 立派な柱と澄んだ鏡で家は栄える それが昔からのいい伝え」
恵文「賛成さ 俺も…。」
勝子「文ちゃん…。」
恵文「こんなに いい唄が歌える人に 悪い人が いる訳ないさ。 大浜さん… おばぁを よろしく お願いします。」
恵理「おばぁ おめでとう!」
ハナ「恵理 ありがとうね!」
恵文「さぁ! 今日は 飲むよ! 恵尚!」
恵尚「お~!」
寝ている島袋w
恵尚「参加しれ 正一!」
島袋「え?」
一風館
島田「…ん? 何? え…。『全員で 那覇に来ます。 みづえ』おいおい。 こりゃ 大変だ。 こりゃ 行かなきゃ…。」
みんな ありがとうねえ おばぁは 幸せさ
古波蔵家
文也「すごかったねえ。」
恵理「うん すごかった。」
文也「あ 恵理。 俺さ 小浜の夢 見たんだよね。」
恵理「え…? あ 私も…。」
文也「ウソ? どんな?」
夢
恵理「ただいま! 和也君 帰ってきたよ。」
文也「ただいま 兄貴! でっかくなってんじゃん。」
和也「和也おじさん ただいま 帰ってきたさ。」
恵理「見守ってくれて ありがとう。 これからも よろしくね。」
夢 終わり
文也「へえ~ 同じじゃん。」
恵理「うん すごいねえ。」
文也「うん。」
恵理「でもさ 帰る場所があるって うれしいし 楽しいよね。」
文也「うん。 …なんか 頑張れるって 感じするよね。」
恵理「うん。 …頑張りましょう。」
文也「うん。 頑張りましょう。」
恵理「えも 面白い。 …楽しい。」
文也「え~?」
恵理「いろんな人がいて… みんな 違って 面白い。 私… みんな 大好きさ。 私の近くに居る人…。 これって 幸せだよね 本当に…。 楽しいさ…。 それに 面白い。 やっぱり 生きてるって 楽しいさ。」
文也「ハッハハハ。 言うと思った。」
恵理「う~ん! うわ~っ。 生きてるって やっぱり 楽しいさ!」
一同「楽しいさ!」