連続テレビ小説「あまちゃん」110回「おらのハート、再点火」

無頼鮨

アキ「帰るべ!」

水口「え?」

アキ「おら まだ会えねえ。 みんなさ合わす顔ねえ。 会って 何 言っていいか分がんねえ。」

水口「そっか。 じゃあ送っていくよ。」

アキ「水口さんは残ってろ。 みんなさ褒めてやってけろ。」

水口「分かった。」

アキ「ごちそうさまでした。」

無頼鮨前

種市「天野…。」

アキ「どうも。」

種市「えっ 帰るの?」

アキ「うん。 おやすみなさい。」

種市「ここが ふんばりどころだぞ 天野。」

アキ「え?」

種市「独りぼっちで つれえのは分がる。 でも 今 逃げちゃ駄目だ。」

アキ「先輩…。」

種市「南部もぐりも んだべ 最後は孤独との闘いだべ。 深い海の底で 一人になってみて やっと 自分と向き合える。」

アキ「なして… なして 今日に限って そんなに優しいんだ。」

回想

磯野「はい テンション高めて! テンション高めて!」

回想終了

種市「分がんねえ。 でも 海の底さいる 天野に 空気送り込むのは 自分しか いねえべ。」

回想

♬『南部のダイバー』

回想終了

アキ「あっ!」

種市「どうした?」

<そうか。 切れたのは 種市先輩がくれたミサンガだったか>

♬(『地元に帰ろう』)

<思いがけず励まされ 一度は すっかり冷めた恋の病が>

東京EDOシアター

荒巻「声出しなさい!」

♬『好きです 先輩』

しおり「笑顔!」

♬『覚えてますか? 朝礼で倒れた 私 都会では 先輩 訛ってますか?』

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