河島「やめとけよ。」
水口「筋通すなら 早い方がいいから。」
水口「太巻さん あの…。」
荒巻「ありがとうございます! 足元 段差になっております。」
水口「太巻さん。」
荒巻「お気を付けて。 ありがとうございました!」
しおり「ありがとうございました。 はいはい。」
真奈「アキちゃん。」
しおり「来てくれたんだね。」
アキ「ヘヘヘッ。」
しおり「フフフッ。 おすし屋さんで 待ってて。 後で行く。」
アキ「うん。」
無頼鮨
アキ「遅(おせ)えな…。」
梅頭「何か食う?」
水口「いや お気持ちだけで。」
アキ「後悔してねえか? 事務所 辞めた事。」
水口「そっちこそ。」
アキ「うん。 全くしてねえ訳じゃねえ。」
水口「まあ そもそも アキちゃんが 決めた訳じゃないもんね。」
回想
春子「普通にやって 普通に売れるもん 作んなさいよ。」
回想終了
アキ「ママのせいじゃねえ。 けど… かっこよかったな みんな。」
水口「まさか こんな早く 明暗が分かれるとは 思ってなかったよ。『もともと ポテンシャルが高い』って? 俺の目が 節穴みたいに言いやがって。」
梅頭「おい 種!」
種市「はい!」
梅頭「出前 頼むわ。」
種市「ああ 行ってきます。」
東京EDOシアター
荒巻「ダンスの切れが中途半端!」
5人「はい!」
荒巻「歌も MCも なまりも アンコールの出のタイミングも 何もかも中途半端!」
5人「はい!」
真奈「ばってん!」
荒巻「ばってん 何だ?」
真奈「ばってん 笑いは起こっとったですよ。」
荒巻「ああ 笑っとったよ 俺がな!」
種市「無頼鮨です!」
荒巻「笑うしかなかったよ! それに何だ あの 沖縄の え~っと… カチューシャ?」
喜屋武「カチャーシーです。」
荒巻「どっちでもいいんだけど 長い割には山がない!」
喜屋武「えい!」
荒巻「もう一度 奈落から やり直すか? 路上から やるか!?」
喜屋武「えい! えい!」
荒巻「どっちなんだ!?『えい』は! いいのか よくないのか!」
喜屋武「い~や~さ~さ~!」
種市「あの 無頼鮨…。」
荒巻「そこ 置いといてくれ!」